甘やかして　　【　ＢＭＬ　】　　

お、ただいま。メリークリスマス(ソファの陰で気付かなかったと笑えば、こちらを見上げる仕草が可愛らしく相手の隣へと腰を下ろせばコンビニ袋をテーブルに置いて)買ってきた。温かい紅茶とカフェオレ…どれがいい？

買ってきてくれたんですか？ありがとうございます(隣に座る相手笑顔で迎え。テーブルに置かれたドリンクに視線やり)んー、じゃあ、紅茶いただきます。

コンビニ行ったときに、温かいのが目に入ってなァ。寒いと思って買ってきたんだ。(相手の肩を抱き寄せ、反対の手で紅茶を相手の前へと移動させてからカフェオレの蓋を開けて一口飲んで)

(移動してもらった紅茶手に取り蓋を開け)ほんとに外寒いですよね…メリークリスマス、雪さん(いただきますと告げつつ口元運び)そうそう、ケーキ買ってきたんですけど食べます？

外でも藤くんが恋しい季節だなぁ(のんびりとした口振りで数回頷き、続く言葉に瞳を丸くさせるがすぐに嬉しそうに笑い)まじ？食べる食べる。

ぎゅーっと、小さくなれたらポケットの中にでも入るんですけどね(クスクス笑いなから、相手の言葉にちょっと待っててくださいと立ち上がるとキッチンに向かい、冷蔵庫から箱を取り出すと皿に移した後相手の元へと戻ってきて)悩んだので両方買ってきてしまいました…イチゴのショートケーキとチョコレートケーキ、どっちがいいですか？それとも、半分こします？

ポケットに入ったら可愛すぎて普通に過ごせる自信ねえんだけど…(キッチンに向かった相手を見送ればぽつりと零し。戻ってきた相手の気遣いが好きなのだと実感すれば柔らかく微笑み)じゃあ、半分こしよう。藤くんが食べさせて？

(相手が呟いた言葉は届かないままで、キッチンにてケーキの準備していればクリスマスの夜に会えたことに自然と顔綻び。相手の傍へと戻り食べさせてという願いにいいですよと頷き、ふわふわのクリームとスポンジでできたケーキを一口サイズにフォークで切り分け相手の口元運び)はい、あーん…、

(自分の言葉に照れることなく受け入れてくれる姿に抱き締めたくなるも、なんとか堪えれば口を開き一口サイズのケーキを頬ばれば、味わうように咀嚼し)ん、美味い。藤くんはショートケーキ派？(不思議そうに首を傾げながら此方もフォークで一口サイズにケーキを切れば相手の口元へと持っていき)

…、(食べさせてもらえるとは思っていないところに口元運ばれてくるケーキに驚き相手とケーキに視線走らせるも、いただきますと呟き素直にぱくんと頬張り。咀嚼後飲み込み)なんかいつもより美味しく感じるかも…ショートケーキもホールケーキも好きですよ。雪さんと一緒なら両方味わえるかなってちょっと欲張りました。(小さく舌出し照れ笑いし)あ！そうそう…後ね、これプレゼントです(白と淡い青と紺色のチェック柄のマフラーが包まれたプレゼントの箱差し出し)

…可愛いことばっか言ってると止まんなくなるぞ？(目を細めては緩く頭を抱き寄せ額へと唇を寄せれば静かに囁くも、パッと離れて)俺もケーキが美味いって久々に感じたから藤くん効果かね(楽しげにけらけらと笑えば首を傾げ)プレゼント？まじか、…有難う。あけるな…マフラー！然も、もしかして色味、俺に合わせてくれた？(封を開けて箱の蓋を開けた中にあった物に瞳を丸くさせながらも嬉しそうに笑えば、マフラーを手に取り感触や色をまじまじと見詰め)

雪さんの可愛いの基準がわからない…(なにが止まらなくなるのだろうかと不思議に思うも額に触れる柔らかな口付けに目元細め。プレゼントを嬉しそうに受け取ってくれる相手の姿に胸に募る愛しい気持ちのまま傍ににじりよりマフラー手にとると相手の首に巻き)色々考えたんですけどね…雪さんの髪、綺麗な色だから。実はこっそり俺もいたりするんですよ(細く入る紺色の糸指差し)

ただいま…雪さん、忙しいのかな。

雪さーん…呼んでみた。

久しぶりだな…
雪さん、元気にしてるかな。