梨花 2020-12-03 17:28:10 |
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愛莉「は?誰───(文芽の方を見た瞬間、何かに気づき手を離す)」
太宰「(地面に思いっきり尻をぶつける)いだぁっ!!!」
愛莉「…この匂い…あんた達まさか…」
敦「(赤レンガ倉庫の中に入ってくる)愛莉!太宰さん見つかった!?」
愛莉「!お兄ちゃん…うん、また溺れて死のうとしてた」
敦「そっか…本当に愛梨は鼻がいいね。ん?この人達は?」
史緒「お取り込み中のとこ申し訳ありませんが…貴方達は一体?」
愛梨「人に聞く前に、まず自分達から話すのが礼儀なんじゃ無い?」
敦「愛梨、初対面の人にその態度はダメだって───」
愛梨「だってお兄ちゃん、こいつらから異能力者と同じ匂いがするんだよ」
敦「え…?」
愛莉「もしかすると、奴等かも知れない。今のうちにここで───」
太宰「その心配はないよ。彼等から敵意は一切感じない、それに様子を見るに…横浜に来る事自体初めてのようだからね」
愛莉「初めてじゃない?それならやっぱりここで───(一歩踏み出そうとするが、口元にポッキーを一本突っ込まれる)」
敦「だから、落ち着いて!まずは話し合いから!いいね?」
愛莉「…うん、わかった(モグモグとポッキーを食べる)」
敦「僕の妹がすいません、少し態度が悪いだけで悪い子じゃないんですよ」
あ、大丈夫ですよ。丁度、私の知り合いに似ていて・・・・あ、えっと、なんて言えば・・・・・。
(少し悩む)
・・・・・・・えっとですね。一応前もって言いますと、今から話すこと、信じて貰えますか?
それと。この事はあまり公言しないようにして欲しいです・・・・!by文芽
太宰「それは、話す内容にもよるね。もしポートマフィアや異能力絡みだったら…私達の仲間にそれを伝えなければならない」
愛莉「ずっとポートマフィアだった事秘密にしてた奴が何言ってんだか…」
(ぱあっと顔が明るくなる)それは良かったです・・・!
じゃあ、歩きながら話してもいいですか?ここだと人目に付くので・・・そうね、喫茶店とかあればゆっくりと話せるわ。
あ、私達の名前を言うの遅れたね。
私は九条文芽。こちらの人が佐々木史緒さん、私の・・・付き添い人みたいな人ね。ちょっとこの事に関しては深追いしないでね。
それで、簡単に言うとね・・・・・
“私達、別世界の横浜から来たの”by文芽
愛莉「…お兄ちゃん、こいつらやっぱり…」
敦「はい、これで大人しくしてて!(愛莉にポッキーの箱を渡し、また一本口に突っ込む)」
愛莉「むぐっ」
敦「えっと…別世界の横浜からって、一体どう言う事でしょうか…」
史緒「そのままの意味ですよ、私達は魔術というものが存在する異世界から特異点を解決する為にやってきました」
太宰「特異点…ねぇねぇ敦君、もしかしてあの人頭おかしいんじゃない?どっか頭あっちゃってるよあれ」
敦「それ、太宰さんに一番言われたくないセリフだと思いますよ…」
えっと、なんて証明すれば・・・・あ。
(ふと、地面に置いていたバイオリンケースからガルネリの『プリズン・デルジェス』を取り出す)
本当は、恥ずかしいのですが・・・・。
(バイオリンで「Myosotis」を弾く。弾いていると海の水しぶきがクリスタルの珠になり、光を纏って飛んでいく)by文芽
紫炎「横浜にして我々の知る横浜にあらず…………今回の特異点が発生した世界はそういう場所らしく、どうにも実感が湧きません……土地勘を頼るべきか、はたまた我々の記憶にある横浜を当てにするべきか…………(電話をしている。その傍らではサイファーとルインがあさっての方向を見ている)」
柊夜《それは分かりましたけど…………師匠達、どこにいるんですか》
紫炎「……………転移の座標をミスってどこかの屋根に…(武装探偵社のある建物の屋根に3人とも居る)」
柊夜《何で!?!?》
紫炎「とにかく、先に中華街にしか見えない場所で散策しててください……すぐ行きますから」
《所変わって》
柊夜「だってさ……それにしても…………ロベリア、本当に人混み苦手なのな……」
ロベリア「うるせぇ(ベンチの上で青ざめて震えてる)」
大丈夫ですか?ファイアーウォール、効いてないとかないよねby舞奈香
ンなわけあるか。あの嬢ちゃんの術式は神聖なもんだと聞いたが?by阿伏兎
柊夜「人酔いか……ロベリア、プールとか温泉とか入るのも大変そ……………ど、どうした?さっきよりも震えて」
ロベリア「……………ねーもん」
柊夜「え……」
ロベリア「プールも温泉も私入れねーーーもん!!!!!!クソ親父が脇腹に刺青なんか入れるから入ったことありませんけど!?!?!?!?旅行の風物詩も夏の風物詩の遊戯も楽しんだことないけど!?!?!?!?お前ほんと!!!なんで言うんだよ!!!気にしてたんだぞ結構!!!!!(唐突にぶちギレ)」
柊夜「え、ご、ごめんな!!?」
アスター『…………こやつ、最近情緒不安定すぎん?(阿伏兎の首元にいる)』
敦「す、凄い…!こんな異能力が…!」
史緒「ですから、異能力ではなく魔術です。貴方達の言う異能力と似て非なるもの…と言ったらいいでしょうか」
太宰「ふーん…お嬢さん、少しごめんね。異能力『人間失格』(文芽の肩を触ると、光が眩き、そしてクリスタルの球が消えていく)」
史緒「!これは…!」
太宰「なるほど…魔術でも無効化できるということは、本当に似て非なるものなんだね」
アスター『なるほど……ならば暫しはお主の肩を借りるぞ。ギャーギャーうるさいのは敵わん』
柊夜「シーサーペント!?お前はただ単にロベリアに暴言吐いてるようにしか見えないんだけど!?」
ロベリア「楽しいか、人の心抉って楽しいか!!私だってな、好きで怒ってるわけでも泣きそうになってるわけでもねーんだぞバカ、アホ、オタンコナス、**ナス(涙目)」
アスター『暴言のボキャブラリー少なっ…………あー、愉悦』
(『プリズン・デルジェス』を下ろす)・・・・・これで、信じて貰えたかしら?
でも、私の固有魔法なんて、そう言った戦うのには不向きですから・・・・。
・・・・あ、そうだ。あなた達の名前まだ聞いてなかったわ。by文芽
太宰「あぁ、そうだったね。私は太宰治、武装探偵社の社員だ」
敦「えっと、中島敦です。それで、こっちが妹の」
愛梨「…中島愛梨、よろしく」
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