梨花 2020-12-03 17:28:10 |
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剱「っ、自分を責めるな春咲…………ただちっと運が悪かっただけだろ…………だから、そんな思い詰めんな(ローブのフードを被っているので見えにくいが微笑んでいる)」
剱「っ!!!!!!(抉られると同時に左の手を突き出すと黒い刃が無数に放たれる)…………高杉、テメェだけは、絶対に許さねぇからな…………!!!」
─────────(タチの悪いスナッフフィルムの様に、あの日の事が思い出す)や、やめ。やめろ・・・だめ、それ以上・・・それ以上は。だめ・・・・!!!!!!
(ぷつ、と高杉の刀が希美の頬を撫でるように斬る)
い、いや。やめ・・・・!!!!by希美
っ──────!!!!!!(地面に転がる)・・・・剱───だめ、それ以上は・・・・・!!!!お前が、お前が────!!!!by希美
剱「…………心配するな、春咲。大丈夫だから…………あの時に、事件の時にお前と八嶋を…………皆を守れなかった分、今、守らせてくれ(心配させないように微笑んで)」
晋也「ちっ…邪魔すんなよ…八嶋朝日、さっさとこいつを殺せ。大事な奴を殺されたくないんだったらな」
朝日「っ…!(剱に飛びかかり、首元を掴んで地面に押し倒すと、剱の身動きが取れないように体の周りに刃を突き刺す)…剱、お願いがある。私を殺して(剱にしか聞こえない声で言う)」
朝日「わかってる、だからその上で言ってる。多分、私が**ばこの精神世界も崩壊する。あいつも希美を解放するはずがない。私を殺して出来た一瞬の隙に剱は希美と一緒に現実世界に帰って。私はここで、高杉晋也を道連れにして死ぬから」
剱「!………………なら、俺も道連れにしていけ。言っただろ、お前一人に重荷は背負わせないって。春咲のことは心配するな、紫炎の旦那が現実世界に引き戻してくれる。お前を殺して俺も一緒に死ぬ。それが嫌なら俺はお前を殺せない」
剱「無関係?よく言うぜ…………俺は、無関係じゃないんだよ。お前が何と言ったって、俺は関係大アリだ……(ローブの帯で微かに朝日の頬を抓り)…………どう取るかは、お前の自由だが…………〝お前のいない世界を生きるくらいだったら死んだ方がマシだ〟」
剱「はぁぁ…………言わなきゃわからんか?……たしかに酷いことをしたかもしれねぇが、お前も苦しかったんだろ?…………俺はお前を許す、お前の全てを肯定する…………お前が死ぬなら俺も一緒に死んでやる。
…………高校の時から今まで、お前のことが好きだ」
剱「いきなり言われても迷惑なだけだよな……答えは返さないでいい。だが、ひとつ言っておく…………間違っても、もう一人だとか思うなよ?(フードを帯で取って微笑み)」
朝日「…え(纏っていた瘴気が消えていき、元の姿に戻っていくと、ポカンとした表情をしていた)それ…って…」
晋也「!(ロンギヌスの槍をかわす)ちっ…戻ったか…!」
朝日?「良かった…正気に戻ったんだね…」
剱「(ぽかんとしてから視線を逸らし)………………そういう、事だ……返事はしなくていい…………だが、俺は偽りは言ってねぇからな。お前が生きるなら俺も生きる、お前が死ぬなら俺も死ぬ。これだけは覚えとけ……(ローブの帯で撫でてやり)」
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