梨花 2020-12-03 17:28:10 |
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蛇王『あぁ、全く関係はないな。興味すらなかったがな、貴様ら半神半人らのいざこざなどな……だが(キャスパリーグを見て)同胞をこうも無下に扱われては胸糞悪いというものよ。それに俺は王だ、何をしようが貴様らに止める権限は無かろうよ』
朝日?「権利だとか王だとか、悪いけどお前のとこみたいな上下関係ハッキリして通るだけで周りが跪くようなとこでも無いんだよここは。そんなのが僕に通じるはずがないだろ?(蛇王に手を向けると、掌に光球が集まる)そこを退け蛇王、そいつは私利私欲の為だけに人間の僕を苦しめた。ここに存在しちゃいけないんだよ」
朝日「!くっ…!(力を振り絞り、立ち上がろうとする)ダメ…その子を…クロを…私の、唯一の相棒を…(神格の朝日を鋭い目付きで見据え、地面にヒビが入る程足に力を入れる)消さないでっ!!!!!(神格の朝日に向かって駆け出し、神格の朝日に突撃する)」
朝日?「なっ…!(受け身を取れず人間の朝日と共に転がり倒れる)人間の僕…!」
朝日「クロは消させない、希美も殺させない、ここに居る誰一人、死なせたりなんかしないっ!!!」
蛇王『(手を動かそうとするも動きを止める)…………誰一人死なせない、か…………ククク……神格の八嶋朝日よ。貴様、人間の其奴の唯一の理解者だとか、何だとか豪語しておったらしいが______存外、貴様も人間の八嶋朝日のことを分かっておらぬのではないか?』
朝日?「…わかってるのか、人間の僕。君の精神はもう壊滅状態に等しい、これ以上負荷を掛けてしまったら、君自身が死んでしまう…君は僕で、僕は君だ。他のみんなが知らない事を、僕は知っている。君は1度…いや、何度も自 殺を図ったよね。自 殺を何十回もやって…全部、失敗に終わっている」
朝日「!…それ…は…」
朝日?「またあんな苦しい事を繰り返すのか?僕は君を死なせたくないんだよ。今までは僕が自殺が失敗するようになんとか中で促せたけど、もうそんな事は出来ない。もう…我慢して欲しくないんだよ…我慢して、たった1人で嘆いて欲しく無いんだよ。無力なままそれを見続けるのは…もう耐えきれないんだ…(涙が流れる)」
朝日「………」
蛇王『だから貴様は人間の其奴を死なせない為だけに周りの連中や有害因子を殺すと?例えそれが人間の其奴の、友や相棒であったとしても』
蛇王・・・・・・!!!!(ロンギヌスの槍で神性の朝日を貫こうとする。しかし、口から血が流れている)
・・・・・知ってるだろ、俺の神格としての素質は、ゴミクズだと・・・・でも、守らないと。守らないと、いけないんだ・・・・by希美
蛇『よさぬか暴君。状況把握もまともにせぬまま殺そうとするのはただの殺傷と同じだ、守るに値せぬ。その上そこまで身体をボロボロにしよってからに……少しは冷静に物事を受け止めよ。神格としての素質がゴミクズだろうが馬鹿だろうが何だろうが俺には関係ない、神格の血が流れる者は広く視野を持たぬか、この戯けめが……』
朝日?「お願いだから退いてくれ…僕は君を、死なせたくないんだよ…自 殺なんてさせたくないんだよ…!」
朝日「…私…は…(手が震える)」
蛇王『……俺とてこの事象をさっさと殺傷で解決したい気もある。だが、そうせぬのは俺が全ての罪の裁定者であり裁き手であるからだ。大罪を犯した者であれど、平等な裁定者である限り咎人の言い分も聞くのが務め……聞いてはやるが〝情状酌量の余地がないと判断した際〟には、その後の処断から罰則やら諸々のことは〝特別に〟貴様に一切を委ねてやる…………だが、それすらも無視するのであれば貴様も罪に問うことになろう。〝無益な殺傷を起こした罪〟をな?』
(一呼吸置いて)
蛇王『八嶋朝日、愛らしき人の子よ。お前はどうしたい?この世界に貴様を慕うものに永劫の別れを告げて孤独な逃げを選ぶか、苦痛を共にする者を見つけ理不尽や苦痛の本流に抗いながらもお前の道を仲間と共に見つけるか…………全てを選ぶのは、神格のお前ではない、人の子である「お前」が選べ……(やや優しい口調で)』
────────嫌いだ。
俺は、八嶋朝日が嫌いだ。
勝手に着いてきて、勝手に慕ってきて・・・・馬鹿みたいにウザくて・・・・・。でも、そんな朝日の事、俺は知らずのうちに依存してたかもな・・・・
俺はいつだってそうだ、失ってから大切なものに気づく・・・・あの日も、そして、今日も・・・・馬鹿な話だろ?笑っちまうだろ?
だから、俺は八嶋朝日が嫌いだ。今も昔も、嫌いだ。
朝日、お前はどうなんだ。嘘偽るなよ?本音でいえ。by希美
朝日「…死にたいよ…死んで楽になりたいよ…けど、みんなそれを望んでない。みんな、明るくて自殺願望が無くて、正義感の強い八嶋朝日を望んでる。こんな醜くて、ドロドロで、破壊衝動を抱えてるような私は誰も望んでない。でも、死んじゃいけないんだよ。死んだら他の人が不幸になっちゃう。私がずっと…みんなの不幸を背負って生きなきゃ」
・・・・・・・・・よし、それがお前の本音だな。
じゃあ、それを踏まえて言わせてもらう──────
お前、バカじゃねぇの?by希美
何が呪いを請け負うだ、バカバカしい。
・・・・・・お前、自分が**ば万事解決だと思ってんのか
この世から消えれば、万事解決だと思ってるのか。
それでいいなら、とっとと死に晒せ。その覚悟、お前にあるか?by希美
朝日?「っ…!お前…!」
朝日「…死んでもいいの?本当に。私…希美が思っている以上に、本気だよ?」
朝日?「!ダメだ、人間の僕!!!あいつの言葉に乗るな!!!」
朝日「ねぇ、いい加減黙ってよ(神格の朝日の首を絞める)君が**ば、私も死ぬんだよね?君と私は表裏一体、片方**ば自分も死ぬんでしょ。なら…もう、楽に死なせて?(締める手に力を入れる)」
朝日?「あっ…かっ…!や…やめっ…!」
朝日「お願い、もう疲れたの。こんな仮面を被って、みんなに望まれる自分を演じて、みんなの為に頑張った。見返りなんて望まず、ただひたすら笑顔を浮かべていればそれでよかった。だって、そうしたらみんなが喜んでくれるから。けどさ…それがいつしか、重石に感じてくるようになったんだよ。そして、そのストレスを…誰かの笑顔を壊すことで発散させようとした。そんなの間違ってる、私はみんなを守りたくて頑張ってるのに、それを破壊したいだなんて巫山戯てる。だから…私、決めたんだ。希美達の元から去って、一人で死のうって。まさか、自分を殺すことでこんな簡単に**るだなんて思いもしなかったけどね」
朝日?「おね…がい…殺さ…ないで…死にたく…ないっ…」
朝日「ごめんね、貴方の命乞いを聞く暇なんてないの。もう楽にさせて?」
朝日?「だ…め…」
蛇王『うぅむ、まずいな』
紫炎《(蛇王の頭に響く)まずいな、じゃないでしょうが。何のために魂を半分切り離してまで貴方の要望を聞いてやったと思ってるんです……!?何とかなさい!》
蛇王『無理な相談をするものだな罪咎王…………俺とて今回の件は限界がある故、この娘の友ぐらいしか何とか出来まいよ、こうなってしまうとな?』
紫炎「くそ、蛇王あいつめ、覚えておきなさい…………!!!(現実世界の朝日の近くの壁に寄りかかって座っている)」
剱「っ…………『半分死ぬから急いで来い』って言われてきて見りゃ……………なんつーこった………くそっ……!!!どうすりゃいいんだよ……!!!」
御影「あーーん!剱さん何とかしてくださいよぉ!!!剱さんの意気地無しぃー!!!」
剱「っ!!!旦那、俺も行きます…………!!!アイツらだけに重荷は背負わせられない……!!!」
紫炎「貴方が行って何になるんです剱?」
剱「それでも!!!俺はもう!!!あの時のように無力でいる訳には行かないんです!!!!!!もう目の前で失う訳には______!!!」
紫炎「っ…………はぁ…………聞き分けのない人ですね…………(剱の額に触れる)どうなっても、知りませんよ?(剱の意識を朝日の精神世界に飛ばす)」
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