異能世界でぼくらは生きるｰmetanoiaｰ（文ストキャラ・いのぼくのキャラのなりきりストーリー）

響『さっきも言った通り、俺達兄弟は希美っち達と同じ半人半神だ。けど…俺達の場合は少し特殊なケースなんだ。俺達の中には、外側で活動する人としての自分と、内側で活動する神格としての自分がいるんだ。外の自分が何不自由の無い様生活をし、内の自分が神格の魔力が暴走しないよう管理をする。つまりは、俺達は1人で2人って事だ。もちろん、本人にもう1人が居るなんてことの自覚はない。俺だけが、母さんに教えてもらった真実だからな』

─────────じゃあ、こいつは・・・・・まさか────セクメトか？
セクメトは、猫の神バステトの悪意でもある・・・・。
バステトを朝日だとすれば・・・辻褄は合う気がするが・・！by希美

響『うーん…希美っち、バステトはバステトでまた別のもんだぜ？まず、俺達はまだ神名を持っちゃいない。ただの神としての人格があるだけだ。それに、今神の人格を悪意と言ったが…そういうことでも無い。寧ろ、表の方を悪意と考えた方がいい。俺達人間は脆い、脆いからこそ、感情的になりやすい。神の人格は、それを抑えるための善意なんだよ。今まで自分の破壊衝動の為と神の朝日は言っていたが…多分本当は、人間の朝日を守ろうとしてるんじゃないのかな？』

人間の朝日・・・・・・っ!!!!
じゃあ、朝日は・・・・・・・。




“誰かを傷つけた事を、責めている・・・・？”by希美

響『…そういう事になるね』

奈緒「…全ての生命よ、全ての世界よ、絶望しろ、畏怖せよ。世界の終焉は、今ここに訪れた。絶望の産声を聴け(エターナルドラグニアスを空に掲げると、天を全て覆うような巨大な魔法陣が現れ、そこから角の生えた禍々しい緑黒い魔神が現れる)滅亡の巨影神ｰハールゲニオンｰ」

ロンゴミニアド『ふ、ふはは、ふははははははは!!!おぞましい、禍々しい、そして実に醜い!!!それに比べ私は十二の神の承認を得て正式に人理を焼却する【大いなる神の象徴】!!!さぁ、偉大なる天空の王が上か、悪しき邪王が上か!!!!はっきりさせてやろう!!!』

ジゼル「……あれは宜しくねぇな」
ロベリア「ん？まぁスケールがヤバいな」
ジゼル「そうじゃねぇ……あれを、あの時計から焼却式を一発でも打ってみろ……例え人理焼却が出来なくても〝時空が歪む〟……十二の権限式を犠牲にした全てを賭ける焼却式だ、たとえ失敗してもその余波が成功を齎すかもな……その余波がエンドワールド到来の鍵にすらなり得る」
ロベリア「じゃあ、どうすんだ？私らじゃ、やれることに限界が……」
ジゼル「っ、時計の歯車が狂ったら、どうなる？正常には動かねぇだろ？…………壊せないにせよ、狂わせることは出来る……だったらやるしかねぇだろ……人魚か九尾狐……肩貸せ……っ(柱から無理やり抜け出す)」

ドラン『人理！？はっ！人理なんてもんはこいつにも滅ぼせんだよ！！！邪王ダルア…かつて天界を支配し、全ての世界を滅ぼそうとした史上最悪の邪神。格が違ぇんだよ、格がよぉ！！！！』
奈緒「ドラン、そろそろ黙って。多分、この世界の人達、突然の事で混乱してると思うなぁ…あんまり、これ使いたくはなかったんだけど、しょうがないよね」

ロンゴミニアド『それがどうした？そんなもの、私の前では無力______(時計に膨大な神性混じりの魔力がぶつけられる)』


ジゼル「っ、ばーか、ロンゴミニアドばーか…………(ランスを持ってる)邪王サマ、時計のことは任せろ、何とかする」
ロンゴミニアド『貴様っ…………!!!余計なことに感づきよって!!!』

奈緒「ありがとうございます、これで遠慮なく潰せますよ。ハールゲニオン、時計塔を潰して。私は…この力で、あいつを倒す」

ロンゴミニアド『させるか……!!!貴様はもはや生かしておく価値すらない!!!死に絶えよ神造兵器!!!!(槍を放つ)』
ジゼル「はっ、上等だっ_____(右手に持っていたランスを振るおうとするが取り落とす)ぐっ……!!!」
バハル「、おい!!!」
ロベリア「(槍を剣で弾く)…………気に入らねぇ、気に入らねぇんだよお前……!!!お前を見てると、あの時のことを思い出す、アイツを思い出すんだよ……!!!!コイツの全部を踏みにじっておいて、死 ねってか!?このクズ、お前は神格にも値しねぇカスだ!!!!テメェが死 ね!!!!」
ジゼル「踏みにじられ…………？」
ロンゴミニアド『く、おのれ、雑種が図に乗るなよ!!!』
ロベリア「雑種だぁ？…………口に気をつけろよロンゴミニアド(睨みつけて殺気混じりに覇気を放つ)お前の計画は、ここで全部ぶち折ってやる…………!!!!ジゼル、さっさと槍を拾え!!あのゴミを一泡吹かせるぞ!!!」
ジゼル「________おうよ……!!!『死よ、我が声に応えよ(ﾃﾞｯﾄﾞ･ｵｱ･ﾃﾞｯﾄﾞ･ｵｱ･ﾃﾞｯﾄﾞ)』!!!(ランスを拾うと渦のような魔力の波動を時計塔に放つ)」
ロベリア「『闇の慟哭(ﾀﾞｰｸｼｮｯｸ)』!!!!(闇の衝撃波を放つ)」

奈緒「(エターナルドラグニアスで衝撃波を掻き消す)私が足止めします！ハールゲニオンが時計塔を潰す前に早く！！！」

ロンゴミニアド『おのれおのれおのれおのれおのれ!!!!!!(時計塔に障壁を張るが直ぐにロベリアに破壊される)』
ロベリア「手ェだすなよロンゴミニアド……そこで黙って見てろ!!!」
ロンゴミニアド『神格でもないただの魔人が、私の障壁を______!!!!!!』
ジゼル「このランスじゃ、力不足か…………


〝闇に囚われ永劫に光は見えず、我が身は焦がれ、焼かれ朽ちて、そして絶えるだろう。ならばこそ、ひと時の力をこの手に捧げたまえ〟


『輝ける主を殺す燦然の王剣(ｸﾗﾚﾝﾄ)』……!!!(銀色の刃に赤い紋様が入った両手剣が現れる)

〝赤雷よ、万物を引き裂く刃となれ。これは邪悪を討つ聖戦である〟______!!!!

『失落の神を滅する神光(ｷﾘﾝｸﾞｲｳﾞｨﾙ)』!!!!!!(赤い雷を纏う光が時計塔に直撃し時計塔の動きを完全に止める)…………はっ、俺にしちゃ、上出来だろ…………これで壊してもなんともねぇはずだ…………(息を切らして剣を地面に刺して体を支える)」
ロンゴミニアド『クソ、クソクソクソクソクソ!!!!!!』

奈緒「(邪王の紋章が描かれた左手でロンゴミニアドの額に触れる)…これで、ゲームセット。神格権限…無情なる暗黒郷ｰアインディストピアｰ(ロンゴミニアドの体にヒビが入っていく)私の神格権限は、無条件破壊。希美さんと似たような物だけど…私の場合、少し違う。私の破壊は魂そのものすら破壊してしまう。つまりは、消滅させてしまうということ。その気になれば、私だってこの世界を滅ぼせる。けど…それをしないのは、お姉ちゃんや大切なみんながいるから。だから、私はその人達を守る為ならどんな手だって使う。お姉ちゃん達には、貴方は降参して1人何処かへと旅に出たとでも言っておくよ。非道？冷酷？なんだって言えばいいよ。私は…仲間を傷つけさせない為なら、どんな犠牲も生み出せる」

ロンゴミニアド『く、この私に、このようなこと、許されるはずが、くそ、くそくそくそくそ、私は、私は私は私はァァァァァ…!!!!!!』
紫炎「おや、もう決着が着いていましたか…………(擬似神格化して現れる)」
ロンゴミニアド『邪龍、この世の悪め…………!!!あぁ、おいたわしや兄上!!!斯様な邪龍に取り込まれるとは、貴様ら、呪って、呪ってや______』
紫炎「無様ですねェ…………貴様の兄『天空神』はお前を見放し死を持ってしてお前の人類焼却を終幕とする、と言ってますよ。


という訳でとっととくたばりなさい？」
ロンゴミニアド『ば、かな____________(身体が崩れ消滅し空間が元に戻る)』
ジゼル「…………おわ、ったか…………(床に崩れ落ちて壁にもたれる)」

奈緒「(消滅すると同時にハールゲニオンが時計塔を破壊する)…これでやっと終わったんだ…(空の魔法陣が消え、ハールゲニオンも消えていく)」
沙月「奈緒！！！(廊下の向こう側から走ってくる)さっきの魔神って…それに、あのロンゴミニアドって人は？」
奈緒「あの人ならもう降参してどっか行っちゃったよ。もう私達の前に現れたりしないし、無差別に人を襲ったりはしないって」
沙月「そうなんだ…良かったぁ…流石奈緒だね、私の自慢の妹なだけあるよ！」
奈緒「そうかなぁ…役に立てたんなら良かったんだけどね」
ドラン『…くくっ、大人しくて内気で、人の良い穏やかな少女ねぇ…あんな瞳をする奴の、何処が穏やかなんだよ。姉とは違って、残酷なまでに頭が回るやつだぜ』

紫炎「(擬似神格化を解く)いやぁ、出遅れましたね…………不甲斐ない」
ロベリア「おせーよお前…………」
火澄「ちかれた、女の子の割合多い、ちかれた、ねるぅ(子狐姿でバハルに抱かれてる)」
バハル「お前ほとんど何もしてねーじゃん？俺もだけど…………にしてもロベリアお前、あの神格に啖呵切るとは、やるなぁ？」
ロベリア「神だろうがロンゴミだろうが私は人を選ばねぇよ？」
バハル「ロンゴミ…………」
ジゼル「お前ら元気な…………(座ったまま)」
バハル「お前は…………そうだな、お前が何気に1番キツかったな。自分で腕刺したりな、3歳児良くやった」
ジゼル「3歳児……………………」

沙月「ちょっ、大丈夫ですかジゼルさん！？今傷を治しますね！！(ジゼルの傷に手を翳し、淡い光に包まれた箇所が治っていく)」
紅魔「お疲れ様、奈緒。全く、無茶しちゃって…」
奈緒「でも、世界はちゃんと救えましたよ？」
紅魔「あんたねぇ…1歩間違えればあんたがこの世界を滅ぼすとこだったってのに」
奈緒「あはは…」

いーや。そうとは限らないわよ・・・・・
（ふと現れるれ
ロンゴミニアドの悪意は、まだ終わってない。
心の歪みがある限り・・・・ね
（紅魔の方を見る）by美麗

ジゼル「……あんがとさん………………俺3歳児じゃねーし…………(割と気にしてる)」
紫炎「ああいう類の神格の怨嗟は意外と残りますからねぇ……」
ジゼル「…………んで、どうすんだよ」
ロベリア「どうするって？」
ジゼル「決まってるだろ、俺の処遇だよ……」
バハル「お前急にしおらしいな」
ジゼル「わけもわからず3歳児と言われる俺の気持ちはお前らにはわからねぇだろうな、一生…！……言っておくが、俺は『実行犯』として括られると思ってるからな……アンタらの判断基準によっちゃ、極刑でも課せられるんだぜ？」
ロベリア「…………少なくとも、私はお前にも酌量の余地はあると思うけどな」
ジゼル「……は？お前、だって……」
ロベリア「私らがこんなに遅れた理由はな、ロンゴミニアドとお前のことを調べてたからだよ。そしたら胸糞な話が出るわ出るわ…………


お前、ロンゴミニアドと雷竜の間に生まれた混血なんだってな」