梨花 2020-12-03 17:28:10 |
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(あ、了解です!)
ロンゴミニアド『コイツらを叩きのめして追い出したらさっさと引き上げろ、いいな!!!!!!特にそこの兵器はさっさと殺せ、絶対に殺せ!!!!!!骨の髄から魂の一片残らず消せ!!!!!!』
ジゼル「あーうぜー、ジジイのかんしゃ_____」
満「アンタもそこまでにしとけよ!!!(どつく)」
ジゼル「ゔっ……怪我人には優しくしろよお前…………(傷口抑えてる)」
満「その口が言うかァ!?さっきあんな大技ぶっぱなしといて!!!」
ジゼル「まぁ、そんな場合じゃねェわなァ…………(ランスを取り出す)言っとくが、俺もう援護しか出来ねぇからな、さっきので疲れた」
ジゼル「…ん?………おかしいな……………………呪いの核が何でどこにもねェんだ?」
満「どういう事だ」
ジゼル「そこのクソジジイの計らいで闇落ちさせたはいいが…………その呪いがどこにもねーのよ……なんつーか、瘴気に………………お前まさかキャスパリーグと同化でもしてんのか!?」
朝日「あれ、やっと気づいた?じゃなかったら、瘴気を使って呪いをかけることなんて出来ないでしょ?結構ジゼルって鈍いんだねー」
響「…朝日から聞こえるこの音…そうか、俺達はずっと勘違いしてた。呪いをかけられたのはキャスパリーグじゃないし、朝日本人の方だったんだ。しかも、呪いをかけた上に…人間ではない方の朝日に、歯車をかけたんだ」
鈴華「…え?待って、待ってよお兄ちゃん。何言ってんの?人間じゃないって…この状況下で何冗談言ってるわけ?お姉ちゃんは、正真正銘人間でしょ!!!?」
奈緒「!…まさか、いや、そんなことって…!ずっと前から感じてた、あの微かな神性って…!」
鈴華「…神性…?待って、てことは、お姉ちゃんは…まさか…」
響「ずっと、朝日にも、鈴華にも、この先ずっと黙ってるつもりだった。俺と親父の秘密にしようって、約束してたんだ。朝日は…いや、俺達三人全員、半分人間で、半分神格なんだよ」
鈴華「…え?」
ジゼル「……………………(顔が引き攣ってる)…………」
司「うわ、顔ひきつってるぅ」
ジゼル「何も言うな………………テメェ、分かっててやらせたのか…………!!!」
ロンゴミニアド『お前は神性の濃い連中にばかり関わっていたせいで些細なものは見落としていたようだな?そうだ、全て見えていたさ』
ジゼル「あ゙ぁ゙!?!?!?~~~~~~~~~っんあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!っ詰んだ!!!!!!」
鈴華「意味わかんないって…私も、あんたも、お姉ちゃんも、半分人間じゃない…?じゃあ…じゃあ、私達の産んだお母さんって、まさか…」
響「…そうだ鈴華。俺達の母親、八嶋叶恵は…正真正銘の、神格なんだよ」
鈴華「…何なのそれ(響の胸ぐらを掴む)なんでそれをずっと私達に黙ってたんだよ!!!お母さんが突然死んだ事と、何か関係がある訳!?」
響「それは…ごめん、今は話せない」
鈴華「なんで、話せよ!!!隠すなよ!!!兄弟なんでしょ!?お姉ちゃんは知ってて、なんで私にはダメなわけなの!?ねぇ、何とか答えろよ!!!」
奈緒「(鈴華を抑える)落ち着いて鈴華ちゃん!今はそれどころじゃないでしょ!?」
鈴華「っ…どうして…やっと、お兄ちゃんの事信じられると思ったのに…どうして、こうなるの…?」
響「………」
ジゼル「神格っつーのは神秘の存在…………人間のそばにいることが多い奴か、人間に近しい心を持つような奴ぐらいしか神格であることを公言しないことが多い…………あ、ジジイは例外な?ちなみに隠しているので例を上げやすいのは罪咎王…………まぁ、アイツは擬似だけど………………少なくとも、この状況は俺はお手上げって訳だ」
『おい、鈴華!少しは落ち着け───!!!!』byマクスウェル
・・・・・“マーリン”
それが貴方のお母さんの、神名。
(鈴華達の前に現れる)
薄々勘づいてはいたの。キャスパリーグを宿してる時点で、気づいていれば・・・・アーサー王の逸話に出て来る怪猫・・・by美麗
響「…おい、今なんつった。朝日を殺すだと?(美麗を睨みつける)幾ら幻想神だからって、それを俺らの前で言うって事はどういう事は分かってんのか…!俺の妹は絶対に殺させねぇ、幻想神だって敵に回す覚悟ぐらい俺はしてるぜ」
鈴華「…あんたも、知ってた訳?知ってて私に黙ってた訳?なんで…なんで言ってくれないの?そんなに私は…お兄ちゃんやお姉ちゃんと比べて、頼りないし弱い風に見えんの?」
ジゼル「…………そうなった場合俺も責任取って死ぬことになるなぁ、うんうん」
司「な、殺すって……!!!」
満「他に方法ねーのかよ!!!あんた神格だろ!!!」
ジゼル「馬鹿野郎、こうなった事例はもうほとんど例がねーーんだよ!!!唯一と言っていいほど数少ない例で『たまたま適性があった関係で、同化することでその体に災害獣を押さえ込んで裏の人格として存在させること』で何とかなったが、半人半神じゃできるかどうかも怪しいぞ!?下手すりゃ完全にキャスパリーグに乗っ取られる!!!そうすりゃ殺すしかねぇぞ」
響「…もう、鈴華達に俺らが半人半神だってバレた以上、手加減する必要もないか(ジゼルを睨みつける)あの嬢ちゃんに助けられたばっかの命だってのに、ここで消すのは俺だって嫌なんだよ。けど…大事な妹を殺すって言うんなら、俺はいつでもこの手を血で染められるんだぜ」
口封じされてたの・・・・あの子から。
・・・・けどね。それはあくまでも極論。確かに君の言った通り同化してしまったら元の子もない。
なら、どうする?
“希美ちゃんに、ロンギヌスの槍を再び抜かすのよ”
ロンギヌスの槍は、神殺しの槍。聖者を刺したとされる槍よ。一回それでダエルの時の沙月ちゃんを救ったわ。by希美
朝日「(髪の先をいじっている)話、もう終わったー?話長すぎて飽きちゃったんだけど」
響「…朝日頼む、この世界を滅ぼすのを考え直してくれないか。俺はお前と戦いたくはないんだよ」
朝日「ははっ、兄ちゃんは相変わらず甘いなぁ。わかってるの?幾ら兄ちゃんだからって、今の私には勝てないんだよ?」
響「…お前、やっぱり…キャスパリーグを無理矢利…」
朝日「もう御託はいいからさぁ…(右腕に瘴気が渦巻くように纏わりつく)そろそろ全員、殺すね」
ロンギヌスの槍はね、私が希美ちゃんに埋め込んだ決戦兵装であり、希美ちゃんの大切な人が有事に陥った時にしか使っては行けないってら刻まれてるの・・・・・by美麗
朝日「と・り・あ・え・ず…まずは、鈴華からにしようかな。信じてた人達に信じられなかったって事を知って、苦しいでしょ?悲しいでしょ?だから…お姉ちゃんが、今楽にしてあげるからね(ゆっくりと右腕を振り上げる)」
響「!鈴華逃げろ!!!早くっ!!!」
鈴華「(顔を伏せ、その場に座り込んでいる)…もう、いいよ…もう誰も…信じられないよ…」
奈緒「っ…鈴華ちゃん、早く立ってよ!!!鈴華ちゃん!!!」
朝日「バイバイ、鈴華(瘴気が一つの刃の形となり、右腕を振り下ろすと瘴気の刃が鈴華に向かっていく)」
響「鈴華ぁっ!!!!!」
奈緒「ダメ、鈴華ちゃん!!!!!」
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