名無しさん 2020-11-23 18:51:45 |
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御影「ライラックも、すごいよ…!」
(またまた打返しているうちに、こちらも表情が柔らかく笑顔になり、何回続くかなぁ、と呟く)
ライラック「ありがと…──!」
(打ち返そうとしたところ、何者かの足音を感じ、ピタリとラケットの動きを止めて)
ライラック「……誰か来るっ、」
御影「……!……この旅館で働いてる人かな…それとも憂鬱のみんなか、傲慢の真祖か主人……?」
(確かに聞こえてくる足音に、警戒心を見せては有り得る可能性を並べて。)
ヒュー「鉄、今日は大繁盛じゃのう!」
鉄「……ああ、こんなに大勢のお客さんも珍しいから大忙しだな、」
(二人が話す声が聞こえてくる。まだ此方のことは気付いていないらしく、和気あいあいと話していて)
御影「傲慢…………!」
(やってきた人物の姿を確認すると、ライラックの方に近づいて「バレないようにみんなのとこ戻ろ……!」と囁く)
ライラック「……うん、そうだ──」
ヒュー「我輩も手伝うぞ!何人だろうと安心し──」
(逃げようと二人で話すが、一足先に歩いていたヒューとバッチリ目が合ってしまい)
御影「あ………………………………」
(ガッツリ目が合っちゃった。思考が停止すること数秒間。思考が復活してから即座にライラックの手を掴んで傲慢の二人の間を駆け抜けようと走り出す)
ヒュー「、鉄!」
鉄「、……分かった」
(突然逃げ出そうとした二人を不審に思ったヒューが鉄に指示を出し、いつの間にか二人腕を捕まれており)
御影「うあ…………はーなーしーてー…………」
(走り抜けられると思っていたものの、掴まれてしまい気の抜けた感じで離すことを要求する)
ヒュー「今日の客人は椿の下位吸血鬼であったか……何故逃げるのじゃ?」
(今日の大人数の客が憂鬱組だと察すると、二人の前でちょこんと仁王立ちしてそう尋ね)
御影「…………だって、襲ってくると思ったんだもん」
(しばらくの沈黙の後に頬をふくらませて仁王立ちする相手を見ながらそう述べておて。)
(その答えを聞いて、襲うわけないとヒューが首をぶんぶん振って)
ヒュー「普段は敵じゃとか味方じゃとかは些末な問題!白ノ湯温泉に泊まったからには、お主ら含め、皆が『宿泊客』になるのじゃ!」
鉄「…お客ならしっかりおもてなししろ……って、じーちゃんも言ってた」
御影「じゃあ……襲わない……?」
(目をぱちくりさせてはそう呟くと、隣のライラックの方を見て「襲わないみたいだから大丈夫だね」と笑顔で言ってみる)
ライラック「……みたい、だね」
(ライラックも安心したように御影に視線を向け。ヒューが卓球台の方へ移動し、1つラケットを手に戻ってきて)
ヒュー「…ところでお主ら、先程卓球をしていたのじゃろう?……我輩が対戦相手になってやろう!これもおもてなし、の一つじゃ!」
御影「ほんと…!?だってさ、ライラック」
(傲慢の真祖と力較べできるね、と無邪気に笑ってはどっちが先にやる?と聞いてみる)
ライラック「…そうだね、どうしよっか──」
ヒュー「二人同時で構わんぞ!我輩の高等テクニック、二人で受けてみるがよい!」
(ヒューVS憂鬱組二人、という提案が相手側からされ、ライラックは「…じゃあそうする?」と尋ね)
御影「んー、真祖さんもそう言ってるし……そうしよっか」
(相手もそう言ってくれてる事だからお言葉に甘えようと頷いてチームプレーを見せつけるぞー、と右腕を上げながら意気込んで)
ヒュー「鉄は得点係を頼む!では我輩からいくぞ?そーれっ、」
(掛け声と共に、相手の放つピンポン玉が飛んでくる。憂鬱組のコートへすごい威力で真っ直ぐ飛んでおり)
御影「みぇっ!?」
(咄嗟に受けたはいいが、威力の強さに驚きあらぬ方向に飛んでいっては床に転がって「わ、わぁー……」と転がったピンポン玉を凝視している)
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