名無しさん 2020-11-23 18:51:45 |
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桜哉「だろ。真昼はこんなに──」
ベルキア「まーたその話ィ?この城田真昼専属変態ストーカー!☆★☆」
(彼女の反応に気を良くした桜哉が真昼への愛を語りだしたかと思ったが、そこにベルキアが口を挟んで会話へ乱入してきて)
御影「……せ、専属へんたいすとーかー…………?」
(乱入してきたべルキアの足にぴとっとくっつきながら、単語の羅列に目をぱちくりとさせ桜哉とべルキアを交互に見ている)
ベルキア「そォそォ!桜哉ってば暇さえあれば『真昼~、真昼~』って!」
桜哉「……っせぇ、」
(けらけら面白そうに話すベルキアに対して桜哉は顔を真っ赤にしながら他所を向き)
御影「はわー……『いちず』なんだね」
(ぽかー、と口を開けたまましばらく相手を見ていたが、やがて頭の整理ができたのか納得したような表情でそう述べて)
御影「……怒った…?」
(自棄になった相手をちょっと不安げな声色で首を傾げて尋ねる。怒らせてしまったかな……とオロオロしていて)
桜哉「…!だろ、」
(スマホの画面を見られていたことにハッとすると、その呟きが嬉しかったのか嬉々としながらそれを見せて。)
御影「うん、羨ましいくらい、綺麗」
(控えめに頷きながら、更にそう付け加えると「まひまひは笑顔が綺麗」とこくこくと頷きながら認識している)
桜哉「やっぱまひまひだよな……!」
(自分が誉められているかのように嬉しそうな笑顔を見せてはそう呟き)
(/メリークリスマスです…!ここで一旦ガッと切り替えてクリスマスイベントでもしましょうか?)
御影「いぇす……!まひまひ…!!」
(嬉しそうに笑顔をうかべる相手にこちらも表情が柔らかくなっては、頷きながらグッジョブマークを掲げている)
(/あ、いいですね……!!!やりたいです……!!!)
(/了解です!)
*
12/25
ベルキア「メリー!!!クリスマァァアアス!!!!!☆★☆」
真昼「うーるっせぇ!!あと無駄に人が多い!なんなんだこの状況……!」
(真祖、主人、まさかのC3まで全員集合クリスマスパーティである。有栖院家の大部屋を貸しきって、バイキング形式でわいわいがやがや。敵味方一旦忘れて盛り上がろうという原作本編では考えられないようなカオス空間が広がっていた。)
御影「めりーくりすます~……」
(今日はクリスマス、ということでサンタの格好をした御影。言い慣れていないメリークリスマスを言いながら大部屋の中を歩き回っている。とはいえ、憂鬱のメンバーの近くで、だが本人なりにそれなりに浮かれているようである)
椿「まさかこんなに来るとは思わなかったよ、」
クロ「突然呼び出して『できる限り人集めろ』ったのはどこの誰だよ……」
椿「だってぇ!こんなに来るとは思わなかったんだもん!せいぜい兄さん達とその主人くらいだと思って!なんでC3まで来ちゃうわけ?!」
クロ「それはオレだって聞きてぇよ……」
(主催した椿本人でさえ若干引いているほど人数が多い。普段並ばないような顔がごく普通に存在しているこの空間は異次元でしかなく)
御影「……………………C3……」
(会場内を歩き回ってみれば、この場にいることが驚愕ものの面々に目を丸くすれば、椿の元に駆け寄り「C3の猟犬もいる……」と報告し)
椿「げ。……ま、まぁ……関わらなければなんとか大丈夫、だと思うよ……」
吊戯「すごいすごい盾ちゃん!これ全部無料だってよ!やっぱイベント最高っ!」
盾一郎「動けなくなるほど食うなよ吊戯……、」
吊戯「大丈夫大丈夫♪本当に動けなくなったら盾ちゃんがおぶってくれるって信じてるから♪」
盾一郎「拓人も居るのにお前まで世話しろってか」
(彼女からの報告に困り眉をする椿の視線は例の猟犬達を捉えていて。バイキングを前にして大興奮の吊戯は、他にここに参加しているメンバーなんて気にも留めずに、皿上に大量の料理を盛り付けており)
御影「じ、じゃあ、気をつけよ……」
(そういえば己も少しお腹がすいた。猟犬立ちにバレないよう料理を取りにそろりそろりと歩いていっては料理を取り始めて)
吊戯「うわっ、いちごある!いちごいちご!」
盾一郎「分かった、分かったから一旦落ち着けって」
拓人「パパぁ、つるぎー、ゆみー、どこー?──あっ」
(近くに椿の下位吸血鬼がいるとも知らずに話をしている中、盾一郎の息子、車守拓人があっちこっちへきょろきょろ。どうやら迷子になってしまったらしく、名前を呼びながら歩いていると、料理を取っている彼女へとぶつかって)
御影「あわっ……!……ん?」
(料理を取っていればちょっとした衝撃に驚き、取り落としそうになるが何とかとり落とさずに済み、ぶつかったのが誰なのか確認しようとして拓人の姿を確認し首を傾げる。「……だいじょぶ?迷子……?」と目線を合わせて尋ね)
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