真夜中のピエロさん 2020-11-21 01:29:09 |
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…ふっ、皮と軟骨ってお前、嗜好が完全に酒呑みじゃねーか。俺も同じようなもんだけどな。
(自分もそうだと示しつつ彼女の好みにおかしそうに笑い、否定の言葉には「別にそんな事無かったけどな」とナンパされている彼女を引き寄せた時に掴んだ腕思い出して首捻り)
普段は優しくねぇみたいな言い方だなコノヤロー。…まあそれでいいか、さっさと払っちまおうぜィ。ちっとばかし腹も減ってきたし早く食いてェ。
こちらこそです!
美味しそう!それでお願いします!さすがに米と卵くらいなら沖田の家にあるはずですので…。
ちなみに焼き鳥は塩が好きです。塩はどんなお酒にも合うので!ということは、私と沖田さんは似たもの同士という事ですよね!
(弱いのもあり普段からお酒は程々にしか呑まないがその分、酒飲みのつまみが大好きなのもあり嗜好のことには否定ができずに納得させられ。腕のぷにぷに感は相手の発言により気にしなくてもいいのだと思うと少し安心しながらレジへ並び、会計終えると急いで袋へ詰める作業を始め。終わると両手に袋を持ちスーパーを去って)
腹へりな沖田さんの為に急いで帰りましょうか!
総悟くんの為に頑張ってつまみと鍋つくりますね!これは省いてしまって構いませんので!
しかも塩ってまた通な食い方じゃねーか、おっさんかお前。とか言いながら似たもの同士なのは否めねーな、ほらそれ寄越しな。
(笑いながら女性に対して失礼であろうツッコミを入れて自分も同じだと頬掻き。買い物袋をすべて彼女の手から取ってそのまま帰路につき、マンションにつくと荷物を片手にまとめて持ち替え鍵を開けて中へ促し。隣の彼女の部屋ともちろん間取りは同じだが、生活感はあれど物は少なめで男性らしくどこか落ち着いた部屋で)
──よっ、と。ちっとばかし散らかってるけど上がりな。
お邪魔します……あの、沖田さん! 荷物全て持ってもらってありがとうございました。
(マンションへ到着して初めて相手の部屋へと恐る恐る入室し、間取りは同じ筈なのだが異性の部屋へお邪魔するのは初めてで玄関先からキョロキョロと物珍しそうに見渡しつつ荷物を持ってもらった礼をして)
男性の部屋へ入るのは初めてなのでちょっとドキドキです……って、散らかっていなく綺麗な部屋じゃないですか!
いいって、さすがに女にゃ重すぎんだろィ。…そうか?男の一人暮らしってこんなもんじゃね?
(荷物はキッチンへと下ろし、ソファに1着だけ置きっぱなしだった脱ぎ捨てた服を洗濯機へ入れるため一瞬その場を離れ。戻ってきてはてきぱきと必要な物を用意し始めて)
土鍋…確かこの辺に置いてた気が……あったあった。ああ、そういや調味料とか道具とか適当に使ってくれていいですぜィ。
沖田さん、キッチンお借りしますね。作業に入る前にエプロンもあればお借りしたく。エプロン持っていたりしますか?
(続いてキッチンへと移動、用意された土鍋を見てからと買った荷物を整理すべく袋から出しながらエプロン借りようとお願いし)
調味料の数、私が持っている数より多くて有難いですね。普段から料理していたりしますか?
男の一人暮らしって言っただろィ、エプロンなんざ持ってもねぇよ。部屋にあんなら取ってきていいぜィ。
(机の上片してコンロを出してと準備しながら、買っておけば良かったとエプロン姿が見れない事に後悔しつつ部屋にあるのではと提案し)
料理にハマってた時期がちっとばかしあったんでさァ。その時の名残りっつーか残骸的な。あ、期限は切れてねーから安心していいぜィ。
わかりました、エプロン取ってきますので少々お待ちください!
(エプロン取りに一旦自分の部屋へと戻りお気に入りのエプロンを持って。キッチンへ現れてはエプロン姿になり、袖を捲るとお酒は冷蔵庫へ入れて冷やし。早速鍋作り作業に取り掛かると白菜を切り始めて)
沖田さん戻りました!早速作業に取り掛かりますね。こんなにたくさん調味料があるのでたくさん使わせていただきます!
おー。…….こっちは準備終わったけど何か手伝うことありやすかィ?
(食材以外の準備が終了し手持ち無沙汰になったのでソファに座り、エプロンを付けて調理をする彼女に見惚れるようにぼーっと見つめ。ハッと我に帰ると声をかけて)
準備……では、すぐに食べられるようお皿を用意してもらってもよろしいでしょうか?
(まさか相手が自身のエプロン姿に見蕩れているとは知らずに作業は続き、白菜や葱など野菜類を切り終わると豆腐や鶏肉などの肉類も切り終わり鍋へ入れる前にお皿へ盛り合わせ。手際よく用意してもらった土鍋に鍋の素と水を入れコンロ点火。煮立ってきたら食材全て入れ蓋をして煮ること10分、鍋は完成し蓋を開けると湯気と一緒に室内には鶏白湯の香りがほんのり漂い)
沖田さんそろそろお鍋食べられますよ!具沢山なのでたくさん食べてくださいね。
了解でさァ。──お、良い匂い。ますます腹減ってくらァ。
(言われた通り手際良く、一人暮らしのため種類も色もバラバラではあるが皿を並べて。相手が用意してくれてる間に冷蔵庫へ酒を取りに行き、自分の分のビール片手に問い)
久住、1本目何がいい?
カクテルの中からカシスオレンジがあれば1本お願いします!私はこれからおつまみを作るので、気にせず先に召し上がっていてください。
(弱火にしてから再びキッチンへ、そこで冷蔵庫前にいる相手へ飲みたい種類を伝えると野菜室からきゅうりを取り出し。それから再び調理開始しておつまみきゅうりが完成。焼き鳥の盛り合わせをお皿へ盛り付け両手に持ちテーブルへ、エプロンを外しては軽くたたんで椅子に置くとやっと座り)
おまたせしましたー!簡単なのですがおつまみも食べてくださいね。このきゅうりのおつまみ、おすすめですよ!
カシオレ……あったあった、適当に選んだ割にそれなりに揃ってそうでさァ。
(頼まれた酒を取り出し相手が座る席に置いて自分の席に座り、食べてもいいとは言われたもののすぐ出来るだろうと予想して待ち。おつまみ完成後、彼女が席に座るのを待ってから缶のままで味気ないのもまた良しと乾杯のため掲げて)
リクエスト通りさっぱりで旨そうでィ、サンキュー。…んじゃ、映画も観たしその打ち上げってことで。かんぱーい。
ありがとうございます、かんぱーい!
(缶を受け取るとそのまま乾杯となり、軽く喉に流し込んでお酒を味わい。片手には箸が握られ早速きゅうりのおつまみを取り皿へと移してから食べ始め。今日の出来事を振り返ると思い出し笑いが止まらずに)
ラブストーリーの作品でしたけど改めて、最後まで観てくださった事がとても嬉しかったですね。あとあのナンパ野郎の去り際の顔!思い出したら笑いが止まらなくなりました。今日は沖田さんに助けられてばかりで夢みたいです。…これは良い意味で言いましたからね?
面白くなけりゃ早々に寝ちまってたかもな、久住のチョイス勝ちってとこでィ。ナンパ野郎なー、俺的には久住のキャラがいつもと違ってたことがある意味収穫でさァ。…ま、あいつにはマジで腹立ったからちょうど良かったな。
(一口目でやはり缶の半分ほどを一気に流し、鍋からよく煮えた具をいくつか器に取り、少し冷ましている間に焼き鳥ときゅうりを皿へ。彼女の昼間の勇姿を茶化すも、ナンパ男に対しての言動は目が笑っておらず。焼き鳥を頬張りビール、きゅうりを口に入れてはビールと鍋を食べる前にすでに1本目を飲み干し。立ち上がって冷蔵庫へと2本目を取りに行き、戻ってきてやっと鍋へと手を付けながら笑い)
今のうちに夢見ときな、週明けからまたビシビシしごいてやらァ…鍋うまっ、こりゃ更に酒が進んじまうぜィ。
フィクションだとわかっていてもちょっとだけ、ドラマとか漫画の様な恋愛をしてみたいと思ってしまいのですよ。ラブストーリー見る度に!
(元々ドラマや漫画などの恋愛に影響されがちで恥ずかしそうに呟いては再びナンパ野郎の話題となり『あまりにもしつこかったのでつい、黙らせようと。…沖田さん、折角のかっこいい顔が怖くなってますよー!』茶化しに茶化しで対応しながらお酒を呑み進め、鍋や焼き鳥を味わい。2本目のペースが早いことに気付きながらも何も言わず、弱いながらも食事が楽しいのもあり1本呑んでしまうと冷蔵庫から今度はファジーネーブルのカクテルを持って戻り)
えー、しごくのは程々にお願いします!沖田さんの本気は怖いんですもん。……あ。仕事の事で思い出したのですが、職場で好きな人いないのですか?この際だから好みの女性のタイプとかも気になりますね。
お前ってほんとロマンチックっつーか夢見がちっつーか…まあ何だ、そんな抜けてそうなとこ結構可愛いと思うぜィ。
(面白そうに笑いながら相手の感性に対して感想こぼし。酒にはそこそこ強いため、茶化されたことで誤魔化そうとぐいっと2本目も開け、何度も立つのが面倒くさくなったのか冷蔵庫から3本目4本目を同時に持ってきて。彼女の問いに一瞬悩む様子見せるもはぐらかし冗談で返し)
まさかお前、俺が今まで本気でしごいてたと思ってんですかィ?まだまだ甘いな。……いるかもしんねぇし、もしかしたらいねーかもな。ま、お前がもうちっと酒進んだら教えてやらァ。好みはアレだ、調教しがいがある奴。俺サディスティック星から来たもんで。
可愛いって言われた?…お世辞でもありがとうございます。私を可愛いという男性は沖田さんくらいだから驚きましたよ!
(彼の性格から可愛い発言を冗談だと捉え可笑しそうに笑うも表情は喜んでおり。ハイペースで呑み続ける様子を眺めながら焼き鳥の皮を外さずに串ごと食べ、お酒や食事が美味しくて上機嫌になり。二本目を呑み終わると頬はお酒の影響もあり紅潮し軽く酔ったのか、三本目のグレープフルーツの缶チューハイを選び戻ると片手に持ちながら後ろから相手を抱き締めていて)
沖田さんってなんだかんだ言って後輩の私に甘いですよね?私だからいいですが、あまり優しくすると他の女性なら勘違いされますから…って、調教とか物騒な発言やめてくださいよー!私、痛いのは苦手なので。
マジか、なら褒めてやった俺に感謝でもしなせェ。
(相手の喜んでいる様子に悪い気はせず、にやりと笑いわざと茶化して。鍋を食べて酒を飲み、きゅうりのおつまみで口をさっぱりさせて再び鍋をつつき。そうしてマイペースに飲み進め、明らかに酔ってきたであろう彼女が近付いてくるのを拒みもせず大人しく抱き締められ。酒が進み良い気分になってきたせいもあるため、珍しく後の事を考えず行動を。抱き締めるために回された手を軽く引っ張り、同時に振り向いて触れるだけの口付けをして)
おいおいもう酔っ払いかテメーは、酒めちゃくちゃ弱えーじゃねェか…。まあ確かに、俺がお前に甘いのは否めねーな。──他の女になんか優しくする理由もねェ、お前だけでィ。
──えっ!? おき……たさん?今なに、を…?
(手を引っ張られるとは思わず驚きから反射的に缶チューハイが掌から離れて床へ落下。同時に唇へ触れらると何が起こったのか理解出来ず、目が見開かれ口許を手で押さえながら口から絞り出すように言葉へと変換させ)
もしかしてその……キスしました?
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