マイホームは格子つき　〆

へいへい。──飯はかまわねーけど別に奢んなくていいって、そこまで気にすんな。
(嬉しそうな笑顔につられて微笑み。彼女の申し出に苦笑しながら、空いている方の手で相手の頭を少し雑に撫でて。スマホ取り出して時間確認し、相手の手を引いて映画へと促しながら飲食物を取り扱うカウンターを示し)
んなことよりそろそろ時間だし入るぜィ。何かいるもんありやすかィ？

沖田さんって意外に優しい？それとも私だから……なんて。
(頭を撫でられたり今日は優しい姿しか見ていなく本当は優しいのか等感じ、そのまま素直に口にすると最後は冗談半分に。カウンターの方を見るも内容に集中したいからか飲食はしないと決め)
私は内容に集中したいので飲食はやめておきますが、沖田さんはどうしますか？ ポップコーンか何か食べるなら急いで買ってきますので。

あながち間違いじゃねぇかもしれやせんぜィ？…なんてな。ま、そこはアンタの想像に任せまさァ。
(薄く口角上げ含みのある言い方で最後は有耶無耶に。彼女の意見に頷き、自分は飲み物だけ買うため離れようとしたが先ほどの状況を思い出して。少し悩んだ結果、自分が被っている男物のキャップを相手に被せ、明らかに彼女の服装とは不釣り合いなため大丈夫だろうと判断して急ぎ足でその場離れ)
了解、んじゃ俺ちょいと飲み物だけ買ってくらァ。…んー……これ持っといて。少しは牽制になんだろ。

それでは私の都合のいい様に解釈しますので……っわ！ いって、らっしゃい。
(有耶無耶にされてしまうがあながち間違いではないと言われ都合のいい様に解釈しようとしていたそんな時、急にキャップを被せられ軽くよろけるも被せられたキャップに軽く触れながら表情緩ませ)
あー……どうしよう。さっきからキュンキュンしてにやけちゃうよ。

──悪りィ待たせた…って何ニヤニヤしてんでィ。
(コーラ片手に彼女のいる場所へ戻り、なぜか上機嫌そうな相手を見て不思議そうに。手を取って再び繋ぎ、そのままシアター入口方向へと歩き始め)
そんじゃ行こーぜィ。

座席はここですね。あの、沖田さん……帽子ありがとうございました。
(チケットで座席確認して座ると直ぐに帽子を外し、渡しながら御礼を。にやける理由は相手が絡んでいるのもあり素直に言える程、心の準備ができていないので映画の事だとすりかえて)
ニヤけるのは、この映画の事ですよ！予告からキュンキュンしっぱなしなので、上映中ずっとにやけていたらごめんなさい。

ん、どーも。つーか予告からって相当すぎだろィ。心配しなくても、観終わったら映画とお前のニヤケ顔の感想言ってやるよ。
(隣に座り、帽子受け取り被り直し。相手の言い分を疑う事なく、むしろ茶化すように笑いながら。映画開始、時折買ったコーラを飲みながら鑑賞して)

(映画の中盤、原作を知らなかった為感動的なシーンが待ち受けているとは知らずに見入ってしまい。感極まって思わず相手の手を握ってしまうと本人は気付く事なくそのままスクリーンへ集中し。エンディングへと差し掛かる前、目を奪うようなキスシーンに小声だが口から本音が零れ)
ああいうキス、いいな……一度でいいからしてみたくて憧れる。

(確かに映画としての出来は良く、途中握られた手に隣を見ると彼女が感動に打ちひしがれているのが分かり、邪魔にならないようそっと手を握り返し。ラストにて隣からうっすら聞こえてきた言葉に、彼女の憧れらしいキスシーンを変に意識して見てしまい。最後まで眠ることなく観終えると立ち上がって座りっぱなしだった体伸ばしながら)
──あー、見た見た。まあ中々良かったんじゃねぇかな、普通に映画として面白かったぜィ。

沖田さんにもこの映画の良さをわかってもらえたことが嬉しいのと、眠らないで最後まで観てくれたのですね！
(椅子から立ち上がると観終わった高揚感もあり興奮しながら語ると出口へと向かって歩き、この気持ちを忘れまいと言葉に表し。映画を観た後まだ帰りたくないのかさり気なく訊いてみて)
映画観た後どうしますか？ 行きたい場所があれば付き合いますので。

あれだけ事前に勧められたら寝るに寝られねぇや、普通に面白かったからいいけどな。
(頬掻き、相手の熱量に苦笑しながら滅多に見ないラブストーリーモノにそれなりの評価見せて。尋ねられたものの、今日の予定は映画くらいしか無く、どうせ今日も酒を飲むのだろうと宅飲み提案し)
…どこか飯行くって言ってたけど、時間もまだ余裕あるし買い物して帰って鍋パでもしやせんかィ？部屋なら俺の方提供しまさァ、隣同士なんだから多少飲み過ぎても大丈夫だろ。

この季節鍋パ最高ですよね、沖田さんありがとうございます！ スープは何にするか迷いますね……沖田さん辛いの平気？
(歩きながら鍋パや宅飲みと聞いて更に機嫌が良くなり、大賛成し。想像しながらスープはどうするか悩み)
鍋の方はよろしければ私がつくりますので！切るだけなので簡単ですし。つまみも何品か作りましょうか？

辛さはちっとばかし鍛えられてるからな…その辺の辛いもんくらいなら余裕でさァ。
(帰路につきつつ鍋の食材その他諸々を買うため途中で入れるスーパー探しながら。辛味耐性は姉によって鍛えられており、少し遠くを見るような目で自嘲気味に笑い。品数を指折り数えながら頷き)
お、サンキュー。つまみは2…いや3品くらいあればいいか、鍋だしな。他に欲しいもんがあればとりあえず買っていこうぜィ。



現パロですし、ミツバさん生きてる世界線でお願いします！

スープについてはスーパーについてから決めましょうか！私もちょっとだけなら辛いのは平気ですので。
(歩いている途中にスーパーを見つけるとカートへカゴを乗せ、先ずは野菜を見ようと野菜のコーナーへ)
色々とありがとうございます！つまみで食べたいのとかありますか？






ミツバさんの件について了解です！
娘はミツバさんが総悟くんのお姉さんだと知っている設定の方が良いですか？

無理に辛いのとかにしなくても、俺は旨けりゃ何でもいいから久住が好きな味で構いやせんぜィ。
(きょろきょろと目移りしつつ、野菜コーナーにて白菜、白葱、えのき茸など鍋に必要だと判断した野菜をカゴに入れて)
あくまでメインは鍋だし、口直し用にサッパリ系を一応置いておきてーなってぐらいだな。久住は食いたいもん何かありやすかィ？



了承ありがとうございます！
いえ、今のところはまだ特にその必要は無いかと！これから先の万が一、ということで念のため共有しておきたかった情報でしたので…。

ではお言葉に甘えて私の好みにしますね。ありがとうございます！ …何にしようかな？
(鍋のメインである野菜やきのこ類は揃ったので豆腐を入れてから肉を見ようと移動、鶏肉団子を一パック入れ、豚肉や牛肉など一通り肉類をカゴへ入れてからスープを探しにそのコーナーへ。スープの種類が色々あって迷うが、決まったのか鶏白湯スープの素をカゴへ入れ)
さっぱり系か…うん、なるほど。鍋に合わないかもしれませんが、焼き鳥が好きなので盛り合わせを買っても良いですか？





なるほど、そういう意味でしたか。わかりました！ せっかくなのでお鍋について。鍋の具材にに豆腐入れても平気でしょうか？

お前鳥好きなんだな。焼き鳥もいいじゃねーか、ビールに合うし賛成でさァ。…ってそうだ、一番メインの酒買わねぇと何してるか分からなくなっちまう。
(段々と増えていくカゴの中覗き、満足そうに頷くも主役といっても過言ではないアルコール類を探しに行き。しばらくして両手いっぱいにビールや酎ハイ、カクテルに日本酒といった酒を大量にカゴの中に投入して)
──ざっとこんなもんか。こんだけありゃ久住も適当に飲めんだろ？他に買うもん無ぇならそろそろ帰りやすかィ？



いろいろと設定や情報が後出しになってしまってすみません！お豆腐もちろんです！沖田はお酒は好きですが食べ物の好き嫌いは特に無さそうなので、何でも食べてくれるはずです！

鶏肉はヘルシーなので特に好きですよ……って、すごい量のお酒ですね！ 沖田さんお酒強いから呑む量も多いのか。
(惣菜コーナーにてパック詰めされている焼き鳥の盛り合わせ入れるとほぼ同時に、大量の酒類がカゴへ投入されて驚くと納得し。買うものは大体入れたのでレジへと歩き出そうと)
私はこれ以上買いたいものは特にありませんのでレジへと向かっても平気ですか？ チケット代と映画に付き合ってくれたお礼に会計は私に任せてください！






此方も後から何度も聞いてしまう事がある為気にしないでくださいね！
好き嫌いがないのも把握しました。娘も好き嫌いなく大体何でも食べますので！鍋の〆は雑炊派ですか？それとも麺類派でしょうか！娘は何方も好きなので、総悟くんやあなた様のお好みで〆は決めますね！

まさかヘルシーだからって理由だけで選んでねぇよな？お前はちっとばかし細すぎだから気にする必要なんざ無ェだろ。…人を酒呑みみてーに言いやがって。これでも用法要領を守って飲んでるつもりですぜィ。
(述べられた理由に目を丸くし、相手の体型に関して心配ともとれる意を唱え。彼女に驚かれたうえに勝手に納得されたことに対し拗ねたようにむすりとしては、すぐいつもの調子で冗談交えて。レジへ向かっている途中での申し出に渋い顔で、せめてといった提案を返して財布取り出し)
そうだな、充分だろ。……バーカ、さっきはさっき今は今。量もあるしほとんど酒だし百歩譲って割り勘でィ。



いえいえ、こちらとしてはむしろ設定の擦り合わせができてありがたいです！
うう…どちらも好きです。…が、鶏白湯だとお雑炊が良いでしょうか？鶏出汁も出てそうですし合いそうです！

まさか！鶏肉は確かに好きですけど、どちらかと言えば皮の部分や軟骨の部分が好きなので！
(好きな理由はダイエットやそういう理由ではないと伝え、細すぎる発言に『私そんなに細くありませんよ？ 腕がぷにぷにしてきてちょっと悩んでいたりします』すぐさま否定し。)
……今日の沖田さん優しすぎますよ！ですがここは甘える事にします。割り勘でしたら、お酒代だけいただいてもよろしいでしょうか？ あとは私が払いますので。




優しいお言葉にいつも感謝です！
それでは鍋の〆は雑炊にしますね？ 溶き卵を入れて卵雑炊にするのはどうでしょうか！