マイホームは格子つき　〆

そう言われちゃ素直な俺は期待するしかねーな。莉奈の負担にならねェ時でいいから頼みまさァ。
(彼女の言葉に、気にはしつつもこれ以上の追求はせず。食事も楽しく終わりほとんどは食べ切ったが彼女の言う通り肉じゃがは余ってしまったようで、申し出に頷きつつ食器を片そうと立ち上がり)
──ごちそうさん。…んじゃ甘えて、肉じゃがは貰って帰らせてもらうぜィ。馳走になったしせめて洗い物くらいは俺がするわ。

しんどくなってどうしようもない時は、総悟さんに助けを求めますね。…負担にならない程度に！
(皿を重ね合わせシンクへ運ぶと軽く予洗いしてから食器類を食器洗浄機へ入れていき、全て入れ終わったらあとはお任せし。その間に余った肉じゃがや金平をプラスチック製保存容器へ詰めながらデザートを思い出し)
あ、そうだ。食後のデザート食べませんか？ 残念ながらデザートは手作りではないですけど。

負担になんざ思うわけねーだろィ、どうしようも無くなる前にちゃんと言いな。
(片付け終わり、気を遣いがちな彼女の頭をくしゃりと撫でて。食事は終えたもののデザートが入るくらいにはまだ余裕があるため悩むことなく、冗談めかして笑いながら)
せっかく用意してくれてんなら食いてェ。これだけ料理に手間暇かけてくれたんだ、別にデザートまで手作りにしろなんて文句は言わねーよ。

総悟さん……ありがとうございます。デザート用意しますので食べましょうか！
(撫でられると今すぐにでも甘えたくなるが彼氏という存在は何年ぶりという、長い期間いなかったので距離感や甘えすぎて重く思われないか等色々考えながらありがとうと言うだけで精一杯な様子。空気を変えるためにデザートの話題を続けて冷蔵庫から冷やしておいたチーズタルトを取り出せばお皿へ人数分移し変え、フォークと共にテーブルへ運び)
大人気のチーズタルトを最近お取り寄せしまして、とても美味しかったので総悟さんにも食べてもらいたく！

このタルトテレビとかでよく取り上げられてる奴じゃねーか。わざわざ取り寄せまでしたのに分けてもらって悪りィな。じゃあ早速……ん、旨い。甘さも控えめで食いやすいなコレ。
(運び出されてきたのは有名なケーキ店のチーズタルトで、まさかそんな良い物が出てくると思わず目を丸くさせて。自分にも食べさせたいと残してくれていた彼女が愛しくて微笑み、一口食べると評判通りの味で。食後だというのにあっさり食べ切り満足して)
──噂通りの美味さだったわ、ありがとな。礼といっちゃなんだが、今度のデートは一日莉奈の好きなとこ連れてってやらァ。

サイズが大きく、一人では食べきれないかったので謝らないでくださいね？
(半分程食べきると飲み込んでから説明し、チーズタルトのお礼としてデートへ誘われるとは思っていなかったからか驚くと同時に行先について悩み、決まると瞬時に笑顔となり)
では、デートの行先は総悟さんの部屋が良いです！クリスマスはまだ先なので、楽しみに取っておこうと思いまして。

俺の部屋って隣じゃねーか、欲があるのか無いのかどっちでィ。
(彼女の答えに可笑しそうに笑いながらも頷き、早々に場所は決まってしまったのでそれ以外の予定を立てようと)
まあ別にいいけどよ、特に面白れェもんとか何もねーけどいいんですかィ？やる事っつっても映画レンタルするとかくらいしか思い浮かばねぇしな…。





先日提案しましたモブ男Bの初登場ですが、時期も時期ですし会社の忘年会のようなものを開いてみようかと思うのですがいかがでしょうか？モブ子達を再登場させてもよし、会社家休日のルーティーンからちょっとしたイベントへ寄り道してもよい頃合いかなと思いまして！
現在進行形で話しているお家デートが終わってからでもいいですし、もしよろしければご意見頂ければと！

あまりお金をかけたくないのと、二人きりでゆっくり過ごしたいので。
(完食してから本音で話すと、いちゃいちゃしたい気持ちが強くて全面に押してしまい。言ってから恥ずかしくなったのかほんのりと頬を赤くさせ)
いちゃいちゃしながら動画観るのはどうでしょうか！ 私は嬉しいのですが……総悟さんはやっぱりつまらないですかね。







忘年会はとても良い案ですね！モブ子たちも自然に登場させやすいですし、懲りずに萌美は総悟くんの隣に座ろうとしたりしそうです。敢えて隣には座らず、総悟くんの前に座ってテーブルの下でひっそり手を繋いだり。モブ男B君は莉奈の隣に座り、手を繋いでいるの事に偶然気づいてしまい……などなどどうでしょう！？
忘年会案はお言葉に甘えまして、お家デート後に様子を見て場面転換しようと考えております。それからデートについてですが、勝手にお家デートにしてしまいましたが平気でしたでしょうか？ 前回も莉奈が決めてしまったので総悟くんから行きたい場所がありましたら遠慮なくお願いします！

莉奈と一緒なら何もつまらねェことなんざ無いけど…何、そんなにいちゃいちゃしてーんですかィ？
(恥ずかしそうに頬を染める相手が可愛らしく思え、わざと意地悪い笑みで返し。反応待ちながら、相手に聞こえるか聞こえないかの微妙な声の大きさでぽつりと呟き)
……ま、そうなったら動画観るだけで終われる自信無ェんだけどな。





萌美ちゃんなら確かにしてきそう…。沖田は決して嫌っている訳ではなくただ単に興味が無いだけなので、隣に座られようが何も気にしないと思います。という感じでお互いにヤキモチ成分強めな忘年会にしちゃってもいいかな、と！しかし対面だと手を繋ぐのも不自然にならないでしょうか…？最初こそ先輩組後輩組で先が離れていて、莉奈ちゃんの隣にはモブ男Bを座らせておく予定です。彼がトイレか何かで立った隙に沖田がしっかり莉奈ちゃんの隣を確保していて、それまでの2人を見ていたのでヤキモチからそのまま終わりまでずっと手を離さなかったり…。帰ってきたモブ男B君にはもちろん気付いてもらいますが！
…と、こちらからも案として出してみましたが、ここはやはりこうしたいという所などあればぜひお教えください。
転換了解です、お家デートも全然大丈夫です！では沖田からはまた後日外へ出かけるようなデートを提案させますね。

……恥ずかしいですが好きな人が隣にいたら私は触れたいですし、触れられたいと強く願ってしまいますね。
(意地悪なところも大好きのひとつであるのでチラチラとチラ見していたが真直ぐに見詰め返し、最後の微妙な声での発言が耳に届くと想像が膨らんでしまいなぜだか真っ赤に)
わ、私も……それを望んでいます。動画を見るだけでなく、他のことも……。








さすが総悟くん！もはや萌美は総悟くんの視界に映っていないという事ですね。総悟くんのドSな顔を見たら萌美はドMに目覚めそうな……なんて。ヤキモチ成分強めな忘年会は最高なので忘年会になりましたら是非その流れで行きましょう！なるほど。確かに不自然な感じになりそうなのでご提案通り、最初は先輩と後輩とグループができて離れてしまい。しかし、時間が経ってモブ男B君が席を立った瞬間総悟くんが隣へ移動。そこでひっそり手を繋ぐ！という事ですね！

帰ってきたモブ男B君は複雑ですが見守っている側の此方はに後日改めてデートの提案も含め、本当に毎回総悟くんには夢を見させてもらっておりまして、お礼してもしたりません！あなた様あっての総悟くんですので、改めてお二人に感謝の言葉を。本当にいつもありがとうございます。師走で忙しい時期、これからインフルエンザも流行ってきますのでお身体を大切になさってください。

……お前、何言ってるか分かってんですかィ？
(まさかの答えに目を丸くさせるも、言葉の真意を問うようにまっすぐ相手を見つめて。嬉しく思いつつももしかしたら天然で出た発言なのかと少しだけ不安になるが、当日を思い描いてにやりと口角上げ)
はぁ、そういう事絶対に他の男の前で言うんじゃねーぞ。……ま、せっかくなんで当日は楽しみにしときまさァ。





まさかの萌美ちゃんがドMに目覚めてしまうオチ…！提案を受け入れてくださりありがとうございます。モブ男Bくんは元々莉奈ちゃんに好意を持っていたため、この忘年会で少しでもお近づきになろうと考えていますが……沖田に心を折られながらもしばらくは諦めずに莉奈ちゃんを振り向かせようと頑張ってもらう予定です！

そう言って頂けてこちらこそ感謝です。お話の途中で急な変更や提案などを挟むにも関わらず、いつも受け入れてくださって本当にありがとうございます！これからも、莉奈ちゃんはもちろん背後様にも楽しんでもらえたらと、拙いながらも沖田と共にお相手させて頂きたいと思っております。お優しいお言葉に感謝しかありません…。あなた様も流行り病には十二分にお気をつけくださいませ！

……えっ？ 私、変な事言ってしまいましたか？さ、触ると言ってもその……抱きついたり、そういう感じですからね！
(きょとんと不思議そうに首傾げるも直ぐに慌てて弁解し、口角上がったのを見て更に耳朶迄真赤に)
こんなこと、総悟さんにしか言いませんよ！……お手柔らかに、お願いします。








想像ではなくて実際に動いている健気な姿のモブ男B君を見たらきっと頑張れと応援したくなりますね。莉奈と結び付けてあげられないのが残念です！モブ男B君頑張れ、君ならできるよ！

こちらのPL同士の会話も楽しく、毎回長くなってしまってすみません！ 頃合いを見て省いてしまって構いませんのでよろしくお願いします！

ふーん？…ってことはその日は莉奈から抱きついてきてくれるってことだよな？
(真っ赤になる彼女を見て頬杖つきながら揶揄うように笑い。自分だけに、という言葉に満足し、今度ははっきりと聞こえるように)
当たり前でィ、俺以外にんな事言ったら周りが勘違いヤローばかりになっちまう。…お手柔らかに、できるかどうかは保証しねェけどな。





まだ見ぬモブ男Bくんへの優しいエールをありがとうございます！モブ男Bくんが莉奈ちゃんを諦めるまではしばしお付き合いくださいませ！

いえいえ、こちらこそいつも楽しませて頂いているので長くなってしまってすみません。また何かありましたらお声をかけさせて頂きますね！こちらは蹴ってくださって結構です。

それは、もちろん。総悟さんが望むのであれば……たくさん抱きつきますので！
(揶揄う言葉に対して恥ずかしがりながらも本気に捉えると力強何頷いて見せ。完食しお皿を洗うと掛け時計にて時間確認後、じっと見遣り)
……もうこんな時間なんですね。あ、そうだ！今年の忘年会こそは総悟さんの隣に座れたら良いな。

そんな堂々と宣言されたの初めてでィ、ほんとお前面白れェな。
(素直すぎる彼女に笑い抑えきれず可笑しそうに。つられてちらりと時計見ると、そろそろ帰らなければと椅子から立ち上がり)
あー遅くまで悪い、つい長居しちまいやした。忘年会ねぇ…最初は席決まっちまってるけど。ま、いい感じに酒が回って他の奴らも酔っ払ってきたら、席もどこ座ろうが気にするもんもいねーからその時だな。

じゃあ、その時を楽しみにしていますね！…おやすみなさい。
(見送る為に玄関まで来ると手を振りつつ挨拶交わして。翌朝、何時もより少し早めに出勤、コートに首はストール巻いて防寒対策バッチリだが寒さに耐えかねコンビニにてホットカフェオレ購入し。スケジュール帳にて本日の予定確認しつつ飲みながら歩き)
今日も一日忙しそうだな……。

──マジか、いつの間にそんなに案件抱え込んでんでィ。
(いつの間にか彼女に追いつき後ろからひょこっと顔覗かせ、彼女の呟きに相槌を打つように声をかけ。防寒対策というほどのものでは無いがコートだけ羽織り、寒さから両手をポケットに入れて歩き)

──っ！？ びっくりした……総悟さんおはようございます。
(まさか背後より話し掛けられるとは思わず飲んでいたカフェオレを落としそうになるが、何とか落とさずに。全て上司の指示によるもの、何件かは午前中に終わりそうな案件であるのか多少は余裕があり)
土方さんの指示ですが、午前中に終わりそうなので平気ですよ！

チッ、土方アノヤロー……んじゃまずココ。この打ち合わせ相手は甘いもんが好きだから手土産に持っていきゃ心象がよくなる。次にこいつは女好きだから莉奈には行かせらんねェ俺が行く、別に何も問題にはならねーから気にすんな。
(仕事の鬼である上司に恨みをぶつけるように舌打ちして。未だ開かれたままの彼女のスケジュール帳に書かれている予定をひとつひとつ指差し、自分の都合も織り交ぜながらアドバイスして)
…確かに数としちゃ多い方だが、そんな気負う必要もねーし何かあったらいつでも言いな。

土方さんは悪くないので怒らないでください。私が可能な範囲だけ引き受ければいいものを、断れずに全て引き受けてしまったのが悪いので！
(飲み終えたカップは袋へしまい、鞄からボールペン取り出すと直ぐに手帳へメモして。あくまで自分が悪いと主張して上司を庇うと早速言葉に甘え一緒に来て欲しいとお願いし。徐々に会社へ近付いて来ると誰に聞かれるかわからないのもあり、名前から苗字呼びへと変えて)
先程女性が好きと言っていたこの引先、一緒に来てもらえませんか？ 私が引き受けた仕事ですので沖田さんに任せるのではなく、一緒に行くのなら安心ですよね？ 沖田さんがいれば取引先の方も下手に手を出してこないでしょうし。…本音は仕事中もなるべく近くにいたいという理由ですが。