水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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あぁ、嬉しい
(相手の言葉に猫と遊びながら答えて。猫との遊びも一段落してペンと手帳をしまえば相手が退避しておいてくれたドリンクを引き寄せストローに口を付けて飲んで。ストローから口を離すと「ここまで猫と打ち解けられたのも結城のおかげだな」と微笑んで)
え?ああ…、いや、俺は何も……。水沢の猫とのコミュニケーションが上手かったんだよ。
(猫との遊びを終えてこちらに話を振られるとハッとして顔をあげるなり相手の笑みを見てこちらもにこっと笑みを浮かべ、自分は特に何もしていないし人間性が良かったんだろうと内心で思えば側に寄ってきた猫をひょいと膝の上に抱き上げて喉を撫でながら「いずれは猫飼うんだろ?ショップで飼うのもいいけど、こういうカフェで保護猫と触れ合ってから決められるとこもあるし、…まぁ水沢の自由だけどな。」猫が好きなだけあっていろいろな事情を知っている為一応知らないかもしれないしと提案だけして)
いやいや、一緒に来てくれたってのもあるし猫を抱っこさせてくれたのもある。あれで緊張がほぐれたんだ
(と微笑んで。事実一人で入るには勇気が必要だったため、前からこの猫カフェに来たいとは思っていたがなかなか入れなかったのだと言って。「飼いたいと思ってる。保護猫や里親に出されてる猫ってのを考えてたが、保護猫の猫カフェで触れ合ってみてというのもいいな」と相手の言葉に頷いて)
そう?…まぁ、俺も水沢のおかげで念願の猫カフェ来られたし。良かった。
(少しでも自分が役に立てたのだと分かれば嬉しそうに笑って答え、同じ猫好きとなれた事が心底嬉しく男同士で猫可愛い談義が出来るとなれば趣味友が出来たようなもので、というか会社の人間とここまで親しくなるとは思いもよらず今更ながら不思議な状況だなぁと相手を見つめ。「触れ合ってからだと相性も分かるしいいと思うぜ。飼い猫は飼い主にしか見せない一面があったりするから、それがまた可愛いんだよ。」余所の猫も勿論可愛いが一段とくつろぐ姿は尚可愛いのだとデレデレしながら膝の上の猫を撫でて言い)
俺みたいに一人では来にくかったって感じか?
(来たかったが来れなかったかというように話す相手に自分と同じ理由で来にくかったのではと尋ねて。猫についての助言を行う相手を好ましげに見つめながら「そうだな。保護猫カフェも探して行ってみようと思う。く、惚気か。羨ましいな……」と実際に触れ合うことに同意しつつ、さらっと挟み込まれる惚気にジト目で相手を見ながら)
そ。一人じゃなー、ラーメン屋と違うからさらっ入れねぇえわ。
(猫好きならその辺も厭わないのかしれないが自分にはまだ羞恥心があり外からチラッと眺める程度が限界だったのは事実で相手の問いには素直に頷いて。「え?羨ましいことないだろ、お前もそのうち飼うんだろ?飼い始めたらまるで別人になりそうだな。」相手の視線にははっと笑い飛ばすと猫を飼う相手を想像するなり今の現状を考えればまるで人が変わったように赤ちゃん言葉でも使ってしまうのではと口元を隠して笑いを堪え)
そうだよなぁ
(相手から入りにくかったと聞けば自分も同じだと共感して。「まだ飼ってないから羨ましいんだよ。別人かぁ、どうだろうな。猫主体の生活にはなると思うが」猫を飼ったら別人になりそうだと言われれば自分ではあまり想像出来ないのか猫の頭を撫でながらしっくり来ていない様子で。「本で飼育方法を確認したり、病院をリサーチしたり必要なことをやってからだからすぐに飼うってのはいかないかもしれないからな」と慎重に行動する予定だと話して)
さすが…どんな場合でもリサーチを怠らず、足場を固めてから行動に移す辺りはお前の特技だな。飼われる猫も本望だろうさ。
(だいたいの人間はペットにデレデレになって人前では出ない一面が露になったりするものだが経験も知識もなければ自分がそうなるとは思いもよらないだろうなと内心で思いながら、相変わらずの慎重っぷりには舌を巻いて感心したように笑って言えばコーヒーを啜って。ふと思い付いたようにポケットからスマホを取り出し弄っていればそろりと相手の方に体を向けてスマホもテーブルと垂直になるよう不自然に持てばカシャッとカメラのシャッター音を鳴らして「…うん、良い感じ。」何の断りもなく相手を撮影すればまた姿勢を元に戻しスマホを弄って「水沢の初、猫と触れ合った記念に猫とツーショット。」ふふっと笑みを溢しながら撮った写真を画面に写し相手に見せて)
そんな風に思ってたのか?
(思わぬタイミングで自分に対しての相手の評価を聞けばキョトンとした後少し恥ずかしそうに頬を掻いて。まだ見ぬ猫を思いながら「せっかくうちの子になるんだから不自由なく過ごして欲しいからな」と言って微笑んで。相手がスマホを取り出すのを見ればメールでも来たのだろうかと特に気に留めていなかったが、カメラのシャッター音を聞いて相手のスマホを見て「おいおい、何を勝手に撮ってるんだ。後で送ってくれ」と勝手に撮られたことはやや不満だが、見せられた画面を確認すればそれとこれとは別だとばかりに送って欲しいと言って)
いや、職場の奴みんな同じこと思ってると思うけど…少なくともお前の近くにいるメンツは。
(キョトンとした表情にこちらが不思議に思いながらもまぁ本人にこんな話をする程職場で誰かと親しくしている場面は見ていないかもなと内心で、褒めている訳だし悪い気はしない筈と発言は撤回せず。「ん、送ってやる。これからは猫まみれになるぞ、フォルダーが。」勝手に撮影したことに一瞬怒られたかと思うもその後に続く言葉には思わずプッと吹き出して笑いながらその場で写真を相手に送信し、自分の撮った写真の中身はちょいちょい猫の写真が混ざり実家の猫でこれなのだからきっと猫を飼い始めたら毎日懲りずに写真を撮っているだろうなと想像しながら言い)
そうなのか。自分じゃそう意識してなかったな
(職場では意識して広く浅くな人間関係を意識しているため、自分に対しての評価や印象も知らず客観的に見ればそうなのかと相手の言葉を受け入れて。「サンキュー。ははっ、経験者は語るって奴だな。その通りになったらベストショットを送るよ」と送ってもらった画像を保存して。猫を飼い始めたら相手の言葉通りになるだろうなと予想出来てしまいフフッと小さく笑いながら、猫好きな相手なら喜んでくれるだろうとその時は写メを送ると言って。ふと思いついたことがあれば「実家の猫の名前はどうやって決めたんだ? 参考に聞いておきたい。タマとかあんずとかか?」と猫の名前で思いついたものを口にしながら)
ん、まぁ…。
(自分も大して社内の人間と親しく接しているつもりはないので誰かの事を話したりすることもないが、この程度の会話くらいは聞くこともあるものの水沢に対してよく思っている人間ばかりでないのも耳にしておりその辺りは頭に過ぎろうとも口には出さず。「おう、待ってるよ。猫は俺にとっても癒しだからなー!」嬉しそうに笑って言えば猫の名前を尋ねられるなり一瞬宙を仰いで「えー?んー、どうやって…俺は別に特別何がって理由はねぇけどカッコイイと思って付けた。前バーで見せた猫は茶トラだから虎鉄。だいたい自分の好きなキャラの名前とか見た目の印象とかインスピレーションじゃね?」簡単に言えば安直なわけで深い意味はないが飼い主が気に入ってつければそれが定着してくもんだとさらり説明して。膝で眠る猫を撫でながらストローに口を付けて最後まで啜り)
茶トラだから虎徹か。かっこいいな。
(相手から猫の名づけについてなるほどと納得して。膝の上にいる猫に撮影モードにしたスマホを向けるも撮るのを止めて。「猫が飼えるようになったら深酒も止めないとな。うっかり踏んだりしたら怖い」とスマホをポケットに戻せば苦笑いしながら言って。猫を飼ってストレスが軽減されるようになったら自然と深酒をしなくなるかもしれないなと思いつつ。思えば彼とこんな風に仲良くなるなんてまるで予想もしていなかったなと小さく笑って)
名前は飼うと決めた子を見つけた時にきっとすんなり浮かんでくるよ。
(安直な名前すら褒められれば猫の存在すらも褒められたような気がして嬉しくなりにひひとはにかんだように笑って。「あー酒なぁ…この前みたいにデロデロになるまで飲まなきゃいいと思うけど。そもそも猫がいればバーで長居することもなくなるだろうな。」相手から酒というワードを耳にすれば確かにと納得しながら、でも帰る理由があればそうなることは今後なくなりそうだなと心配は杞憂に終わりそうで、マスターも驚きつつ寂しい気持ちになるかもなぁと想像しながら。「……ん?何笑ってんだ?」ふと笑みを零す相手に小首を傾げれば何事かと目を瞬かせながら問い掛け)
あぁ、楽しみにしておく
(まだ想像は出来ないが経験者からのアドバイスなのでそうなのかもしれないなと思って。「飲みすぎなきゃいいんだけどな」と困ったように頭を掻いて苦笑いし。「確かに。真っすぐ家に帰ることが増えるかもな」と猫に会いたい一心でバーへ寄ることも少なくなるかもしれないと相手の言葉に納得して。小さく笑った理由について尋ねられれば相手を見て「いや、結城とこんなふうに仲良くなるなんて考えたことなかったから人生どうなるか分からないと思っておかしくなったんだ」と理由を正直に話して)
ペットを飼う事で生活が一変しそうだな~。
(酒が減るだけに限らず寄り道無く帰宅したりなど何かしらで必ずペットを意識した生活になるのは間違いなく、それも良い意味で変わっていくのなら一石二鳥だなと笑いながら言い。相手の突然の笑いの理由を聞けばあーと声を漏らして「そうだよなぁ、それは俺は思うわ。職場の人間と深く付き合うと面倒が増えるだけだし仕事しにくくなると困るし。浅く広くでいいと思って今までやってきたけど…まぁ水沢に関してはそういう事もなさそうだし、楽しい上に料理は美味いから親しくなれたことに感謝すらしてるよ。」入社してから数年あくまで同僚で仕事以外の関係を持つなど考えもしなかった相手と今いる現状を思えばそりゃ笑いも出るわなと、眉を下げてクスクスと小さく笑みを零し)
ペット中心になるだろうなとは思ってる。グッズを買ったり餌を選んだり
(そのうち猫も増えるかもしれないなと思いつつ笑いながら答えて。笑った理由について相手も同じように思ったと聞けばだよなぁと思って。「俺もそう思ってたな。下手なもめ事を起こしたくないっていうのもあって作ったキャラだったから」と浅く広くでいいという相手の意見に共感を示して。「俺も結城との付き合いは楽しいと思ってる。弁当も喜んでくれて作り甲斐があるしな」と相手と仲良くするようになって楽しくなったと素直な気持ちを伝えて)
まぁ暫くは猫中心にもなるだろうな。何かあったら俺も手伝うから言ってくれよな。
(慣れるまではそんな生活になるのも目に見えていてふっと笑みを溢すと猫好きもあって何か助けになれればと思い笑顔で言って。「職場での関係性を築く上でキャラが出来上がっていくのは分かっけど、水沢は極端だからなー。」自分もある程度プライベートとは差をつけているつもりだが相手の本性には誰もが驚くだろうとポツリ呟いて。「え、マジで?良かったー!食いもんばっかでちょっと悪い気してたけどさ。……あー、なんか腹減ってきたわ…俺そろそろ出るかな。」突然忘れていた空腹感が呼び覚まされたように胃を鳴らして、膝に抱えていた猫を抱き寄せるとぎゅっとスリスリ頬を擦り付けた後そっと床に放して)
あぁ、困ったことがあった時は相談する
(猫はもちろんペットすらこれまで飼った経験はなく、ワクワク感はあるものの不安もあり相手の申し出は心強くありがたく思って。「あれくらい別の方が演じてる実感があってやりやすいんだよ。……まぁ、面倒な奴に使われることになるとは思ってなかったけどなぁ」と木原に仕事を押し付けられることになるとは思っていなかったと苦笑いして。「一人作るのも二人作るのも大した手間は変わらないから、喜んで食べてくれる分俺も嬉しい」と相手が喜んで食べてくれることは本心から嬉しいと告げて。「もうこんな時間か。俺も帰る」と最後に猫を可愛がる相手を見てから時計を確認し、自分も出るかと膝の上の猫を抱きしめた後、同じように床に降ろしてやって)
確かに言い様に使われちまってるからな…断らないから余計に。
(職場での様子を思い返しては彼の苦笑いに釣られて困ったように笑い、それを今まではスルーしたり自分には関係ないと見て見ぬ振りだった自分に胸を痛め。「うんまいからそりゃ嬉しいに決まってる!マジでサンキュー!…んじゃ、出るか。また都合出来たら遊びに来るからな~。」席を立つと側に居た猫に近寄って最後に名残惜しくわしゃわしゃと体を撫でて。「明日も仕事だし今日はまっすぐ帰るか。」帰り支度をしつつ振り返っては相手を見て寄り道せず帰宅するルートを提案し)
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