穏やかな同僚の秘密（〆）

まぁ怪しかったもんな
（全て少女が仕組んでいたのではと思っていたという相手の言葉に苦笑いして。残った怪物が気になるとの言葉に「まぁ普通に戦って勝てる相手じゃないな。だが警察官はちゃんと拳銃を持ってきているから無事退治されるだろう」と相手が安心するように言って。物語に感情移入し少女たちを可哀そうだと思ってくれていることを嬉しく思いながら「あぁ、ハッピーエンドだ。見つかった少女たちの骨も警察が調べて可能なら親元に返し、見つからなくても手厚く埋葬する」と犠牲者の少女たちについても警察がしっかり対応すると言って。「ちなみになんだが、少女に父親のことを告げずに焼却炉のレバーを下に引いても少女の姿は消える。少女の霊の姿は見えなくなっても、彼女は屋敷周辺を彷徨い父親のことを求め続ける。こっちはビターエンドだな」と可能性があったエンドについても説明して）

あれ、拳銃で倒せんの？まぁそれならいいんだけど…。
(一度襲われている描写を聞いてから怪物に人間が勝てるのかと不安になりつつも相手の言葉を聞くなりその辺り心配することはないかと納得して頷き、ハッピーエンドという結末に間違いないと分かれば表情を明るくして「そっか、良かった！犠牲になった子たちもそれなら報われるかな…。」何より気になる終わり方に後ろ髪を引かれる思いでいたものの相手の説明を聞いて胸を撫で下ろし、もう一つのエンディングを聞けばきょとんとして「…あ、そっか、選び方次第で進む方向が変わるんだ。そっちだと心が痛む…このエンディングでよかった。」自分がプレイしていたゲームがRPGであることを忘れていた為そっちの可能性を聞けばハッピーエンドに進めて心から良かったと相手を見るなり微笑んで)

まぁ頑張れば。肉弾戦でも戦闘特化した人が数人いれば勝てる可能性はある。だが無理に戦えば死んでいた可能性もあるから逃げで正解だぞ
（戦えないこともないが、今回の場合は逃げて正解だと言って。安心した様子の相手に微笑みつつ、可能性のあったエンディングについて話せばきょとんとした相手に首を傾げて。理由を聞けば納得して「それから綾ちゃんの機嫌を損ねたり綾ちゃんに父親のことをひた隠しにしたりという行動を取っていた場合は炉を調べている時に後ろからドン！　って押されたり、あの怪物がいた部屋に入った時に扉を閉められたりってこともあり得た」とにっこり笑って。「楽しんでもらえたようで俺も嬉しい」と最初は戸惑いながらだったが最終的にはのめり込んでプレイしてくれた相手に満足そうに言って）

最初から戦うつもりなかったけどな…。うげっ…マジか…、そういうパターンもあんのかよ。完全にバッドエンドコースじゃん。
(新たに聞かされる可能性にはそれこそ顔をしかめて絶対そうなりたくないコースだと想像しては首を横に振ってかき消して、またプレイするかと言われればやらない自信はあるが最初にしてハッピーエンドコースを辿れた自分は先行き明るいなとなんだかんだ楽しんで相手も満足そうな様子にはにへらっと笑みを溢すも、「そういえば今何時？…やべ、そろそろ帰るわ。あまり長居しても悪いし。」ふと忘れていた時間を気にしては時計が22時を回っていて少々慌てるように告げると上着や鞄を手にして「飯ご馳走さま、いろいろ楽しかったよ。」ここへ来てからの出来事を脳内で再生しては突然ゲーム中の相手の幽霊談話が蘇ってしまい、ハッとした表情をすると身を固くして「………タクろうかな…」10分程の距離も恐怖が拭えず小さくぼやいて冷や汗を垂らし)

まぁ俺もそのつもりで逃げるよう誘導したつもりではある。だからむしろ戦おうってなったら困ってただろうな。そりゃもちろん。TRPGのNPCは村人Aだとしても考えるしプレイヤーの行動しだいでNPCの行動も変わるってもんだ。だからプレイヤーの動きによってはKPですら思いもよらないエンディングになったりすることもある
（戦うって言わなくて良かったと苦笑いした後、ゲーム機器のRPGとの違いについても少し触れて。TRPGも一息ついて時間についての話になれば帰ろうと準備をする相手を見つつ、突然硬直した相手の呟きを聞けば「じゃあ泊まってくか？　どうせ明日も休みなんだし」と軽い調子で提案して。その後「ちゃんと今回は布団を引くぞ。ソファーで寝るわけじゃないんだから身体も痛くならないだろ」と前回よりも待遇は良いと言って）

(普段ゲームをしない、してもどメジャーなマリオなどの横スクロールゲームくらいだった為自分には未知なる世界で解りやすく説明してくれる相手に関心の眼差しを送り。帰る覚悟がなかなか出来ず内心では心臓がばくばく脈打っていたが、相手からの思わぬ言葉にハッとして振り返り「…え、…う、…」正直助け船どころか神のおぼしめしか？と大袈裟に捉える程には恐怖心が支配していた為に、有り難く縋り付きたい所を一瞬そこに甘えてしまってよいのかと言葉を濁すも付け加えて布団まで用意してくれるというのだから暫し考えた後「……じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて。」ぎこちない返事ながらも引き攣っていた表情は和らいで微笑みを浮かべると荷物を置いてソファに腰掛け「…元はと言えば、お前が幽霊の話なんてするから…。」背もたれに身を預けると少し恥ずかしげに目を細めてぶつぶつと呟き)

（ここでさらに幽霊系の怖い話をして相手をからかいたいなという悪戯心はあるものの嫌われたくないため、尋ねた後はどうするか相手を見詰めていて。結論が出た相手の言葉を聞けば「あぁ、泊まってけ泊まってけ」と嬉しそうに微笑んで。「いやー、俺はTRPGのシナリオも考えたりするからそういうシチュエーションがすぐに浮かんでつい、な」とソファに座り呟く相手に苦笑して。「帰ってからはどうするつもりだったんだ？　塩でもまいたか？」と小さく笑い、テーブルを端に寄せた後、立ち上がると押入れから布団を取り出し床に敷いて。その後同じく押入れから枕を取り出し相手の方に枕を軽く放って）

まくか！そりゃ想像して怖いのは事実だけど、自分の身に起きてる訳じゃないのは分かってるし。
(バカにしやがってというように顰めっ面で声を上げるとそれでも恐怖心に負けている事実は拭えず相手にしてやられている感がどうも納得出来ずも、布団を出す様子に顔を上げるとふと此方に投げられる枕に反応すれば上手くキャッチして「サンキュー。わりぃな。」敷いてもらった布団に今までの処遇を流してもいいくらいには助かったと眉を下げて笑みを向けて)

人間の想像力って意外とバカにならないぞ。例えば……と、止めておこう
（ついまた幽霊的なシチュエーションを上げようとしてしまい途中で止め、押入れの襖を閉めればテーブルの上に残っていたビールの残りを飲み。「あぁ。これくらいはな」そう言って今度はTRPGをするために準備したルールブックやサイコロなどを元あった場所に片付けながら「結城は何かゲームとかするのか？」と尋ねて）

…………。
(何やら話し始める相手を見ているもまた恐怖を煽られるのかとじと目をすれば制止をせずとも理解したようで無言を貫き。片付けをする相手を傍らに荷物を端に置いて問い掛けには首を傾げながら考えるように宙を見て「んー、学生ん頃はやってたかな。俺RPG苦手で…てかゲーム事態得意じゃなかったけど、マリオとか？横スクロール物は好きだった。」思い出しては懐かしいなぁと今や押し入れに眠るゲーム機もたまには出してやってもいいかと思い、「あ、悪いけどまた着替え借りてもいい？」風呂を借りようと思った以前に泊まり用具など何もなく前泊まらせてもらった時と同じ状況に少し申し訳なさそうにして言い)

そうなのか。人から話を聞いて移動するのが面倒だったり、戦闘で詰まったりとかか？
（相手からRPGが苦手と聞けばその理由を推測して尋ねて。「マリオは俺もやったことあるな。難しくなっていくステージをクリアしていくのは楽しいよな」と懐かしそうに言えば微笑み。「分かった。あとは部屋着でまったりするか。風呂も使ってくれて構わないぞ」とタンスから前回と同じ服を取り出し相手に手渡して。言いながら下着に関してはどうするかと考えれば、少し悩んだものの袋に入った新品の下着を差し出せば、相手が気にしないよう「下着に関しては返してもらわなくていいから」と苦笑して）

まぁそんなとこかな。レベル上げで詰まったり謎解きも苦手だ。
(結局のところRPGそのものが出来ないようで改めて思えば一切ゲームを持っていないなと思いながら問い掛けに答えて、そんな自分とは裏腹に意外にもゲーム全般が得意のようで話を聞くなりゲームでの勝負は負けが見えているなと笑いつつ。「ありがとう、ついこの前世話んなったばっかで悪いな。」出された服を受け取るとへらっと笑みを零し、袋に入った未使用の下着も受け取ると一言礼を言ってそのまま風呂を借りようと浴室へ向かい。暫くして戻ってくればタオルで濡れた髪を拭きながら「風呂サンキュー。水沢、もう寝る？」時間も時間の為なんの意図もなく首を傾げては相手にこの後を伺い)

それだとRPGは厳しいよな
（どこが苦手なのかと聞けば納得して。相手と仲良くなりたいので自分の家で出来ることを増やしたいと思っており、ゲームもその案のうちの一つだったが、さてどうするかと考えて。そしてRPGが苦手なのであればそれ以外のゲームを勧めてみるのはどうかと思いついて。「気にするな。誰かがうちに泊まるっていうイベントに修学旅行を思い出して少しワクワクしてるくらいだ」と相手の言葉ににっと笑みを浮かべて。相手が入浴している間残っているおかずをタッパーに詰めて冷蔵庫に入れたり、空き缶を台所まで持っていたりとテーブルの上を片付けて。戻ってきた相手の問に少し考え「そうだな。いい時間だし寝るか。結城もTRPGっていう慣れないゲームをして疲れただろ？」と微笑んで）

そっか。まぁ…違う意味で疲れた。面白かったけど。
(寝ると言う相手に微笑みを返して、ホラー展開に肝を冷やしそういった意味での疲労感はあったものの風呂でさっぱりしたし且つ泊まらせてもらえる事実に疲労は拭い去られて寧ろ彼の言う修学旅行感を自分も感じつつ、もうちょっと飲みたい気分でもあり暫しキッチンの方を眺めるも今日は我慢して寝ようと内心で思いながら、わしゃわしゃと髪をドライ乾燥させれば大きく伸びをして欠伸を漏らし「んじゃ、寝るかー。」布団に入って横になり)


(/翌日ですが、特にすることがなければ次のイベントまで飛ばしますか？火曜に猫カフェ、でしたよね！
こちらは火曜までの流れを描写ロルですっ飛ばしちゃって構いません。)

俺も楽しかった。結城が良ければまたこうやって飲んだり食べたりしながら遊ばないか？　TRPG以外でも何か考えとくから
（電気を消した後ベッドで横になり、寝る前にとまた遊ぼうと言って。もしOKであれば、RPG要素は関係ない対戦ゲームや協力できるマリオを買ってみようと思っていて）

（翌日、昨夜残ったおかずをタッパーごと相手にお土産として渡して。月、火と相手にお弁当を作り業務に勤しんで。火曜日の業務が終われば会社の外、少し離れた場所で結城を待ちつつ、猫カフェの場所をスマホで再確認して）


（/了解しました！　そうですね、次は火曜日の猫カフェです！　こんな感じにしましたが途中でやりたいことなどがあれば差し込んで頂いて大丈夫ですので！）

ん、いいな！楽しかったしまた飲みながらやろうぜ。
(電気が消されて真っ暗になる部屋の中眠ろうとした時聞こえてきた相手の声にベッドの方へと顔向けると、今日楽しかったのは彼も一緒だったのだと分かれば自然と笑みを浮かべて提案に賛成し、遊ぶという言葉がまるで学生を思わせていい歳した大人がはしゃいでんなーと自分に思わず笑ってしまいながら「おやすみ…。」ぽつりと呟けばそのまま眠りについて)

(週明け、今週も変わらず弁当を作ってもらって昼食が一日の楽しみになりつつ、一日の業務を予定通りこなすと先にフロアを出て行った相手を確認して自分もデスク回りを片付けた後足早に会社を後にして。外に出るなりきょろっと辺りを見回し離れた場所で待つ彼の姿を見つけて小走りに近寄り「水沢ー、お疲れっ。行こうぜ！」口元まで覆ったマフラーを指で下げるとヒヤッとした空気に肩を竦めつつにこっと笑って告げ)


(/飛ばして頂き有難うございます！問題ありませんですっ。
今後予定されている展開が山積み(嬉しい山)なので何でもない日常を過ごす回を省くという苦い気持ちではありますが！早く水沢さんと距離を縮めたく！笑。
ちょいちょい確認を挟みますがご容赦ください！)

あぁ、おやすみ
（相手が自分の提案を快諾してくれたことに笑みを浮かべ、良かったと安堵して。また次遊ぶことを楽しみにしながら相手の言葉に答えると目を閉じ、そのまま眠りに落ちて）

（待っていれば誰かが近づいてくる足音に顔を上げ、相手を見れば「お疲れ。あぁ、さっそく行こう！　この日のために猫とのコミュニケーションは勉強してきた」とウキウキとした様子を見せつつ気合も入っていて。合流すれば猫カフェへと向かって歩き始めて）


（/良かったです！　お答え頂きありがとうございます！
日常も良いですが私としても結城さんといちゃいちゃしたいのある程度は省くのもありと思います！
こちらとしてもありがたいので問題ありません！）

ふはっ。すっげーノリノリだな。
(思いの外楽しみにしていたであろう様子が隠されることもなく表に出ていれば思わず吹き出して笑いながら、猫相手にどう接すればいいかなど勉強してきたというのだから相変わらず勤勉タイプだなぁとにやにやした表情で相手の隣に並んで歩き、「猫にもいろいろ性格があるからな、人懐っこい子がいたらいいんだけど。」初心者の相手には向こうから擦り寄ってきてくれるくらいの猫でないときっとあたふたしていそうだと想像すれば、初めて行く猫カフェがどんな所でどんな猫がいるのかと自分も楽しみで仕方なく仕事明けにも関わらず心無しか足取りは軽く)


(/賛同していただけて嬉しいですーっ。二人の関係が縮まれば何もない日常さえもきっといちゃらぶして進みそうなのでそれまではテンポ良くいきましょう！笑
了解です！とりあずこの展開が終了する頃確認しましょ～。)

悪いか？　興味はあっても一人で入る勇気はなかったんだよ。結城が来てくれるからこそ入れるんだぞ。ワクワクせずにいられるか
（ノリノリだと言われればムッとしながら開き直って。「そうだな。近寄ってきてくれる子がいたらぜひ触らせてもらいたい」とぐっと拳を作って。やがて猫カフェに到着すれば、窓から中にいる猫の様子が窺えて。他にも客がおりおやつなどもあげていて。「よし……入るぞ」と言ってやや緊張しつつ猫カフェへと足を踏み入れて。店員に説明を受け、時間を決めていなかったことに気付けば「時間はどうする？　二時間くらいか？」と一時間では短いかもしれないと思って二時間ではどうだろうと尋ねて）


（/了解しました。このイベントの終了する頃に再度よろしくお願いします！）

わーってるって。俺だって今日楽しみだったんだからな！
(少し不機嫌そうに言われてしまえば悪気無く笑って言い、猫が好きな自分としても猫カフェに赴くのは初めての為ワクワクしている相手につられて自分も楽しみオーラを放出し。目的の場所に着くなりガラス越しに見える猫の様子に眉を下げて胸をときめかせれば相手に続いて店内へと入り、滞在時間を問われれば「あー、どうしよう？…水沢決めれば？俺はどんだけでも居れるし。」尋ねられた時間にコクリと一度頷いては同意するとそれだけあれば彼も猫と仲良くなれるだろうと笑顔を浮かべて)


(/はーい、こちらこそですー！)