>蒼山 仁 あ、仁!…心配してくれてんの?ありがとー (このまま深く刺してしまおうか悩んでいた時にふと聞こえてきた愛しい彼の声、嬉しそうに振り返るなり彼の名を呼ぶと無邪気に笑いながら言葉を発し、言われた通り指を傷つけるのを止めると浅く刺したところから溢れる血をこのままにするのはもったいないと思い、口紅のように血を唇につけて)