半熟探偵 2020-11-10 21:53:23 |
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…伝えたいと思う反面、打ち明けるのは怖いんだ
(言動に現れてしまったと焦っても遅く、応援してくれるという本人に告白してしまえば今の関係が崩れるのではないかと恐怖に襲われ小さく首を振って。最悪2人で出掛ける話も流れるかもと思えば口にしない方が懸命だと軽く唇噛んで。子供っぽく笑う相棒に「絶叫マシーンだとか。君こそ、終わったら泣いてるんじゃないかな」目を細めて冷ややかな視線送って、ギャーギャー騒ぐ様子が容易に想像できてくすっと笑い返して)
あー、なるほどな。それで余所余所しくなったらダメージでかいもんな。 ハードボイルドが簡単に涙見せるわけないだろ? 涼やかに乗りこなしてやるぜ
(相手の言葉にそのせいで自分も足踏みしている事もあって同意するように相槌を打ち、まさかお互いのことを話してるとは夢にも思わずにソファに脱力した様に凭れかかればそこまで相棒に想われている相手が羨ましく思って。 冷ややかな視線と共に笑われると思わずいつもの口上と共に強がってキザなセリフキメてきて)
そういうことだが…でももし仮に伝えて上手くいくならと思ってしまう部分もある。無理だね、残念ながら君の涙ならもう何度も見ている
(ソファの肘掛けから身体を起こし近くに居るのに遠く感じてしまう相棒の肩に肩でほんの少しだけ触れ、正直そのまま身体を預けたいがもっと触れたい触れてほしい欲が出る前にと再び離れて。ハードボイルドとお決まりの発言にまた笑ってしまい、強がっても無駄だから無理するなと手を緩く振って笑いながら否定して)
何とかなる、とは言わないが真摯な思いなら悪い事にはならないんじゃないか? 恋心隠すために素っ気なくされた方が寂しいと思うだろうし。 そこは乗っかってくれるとこだろ?何とかしてその余裕そうな顔崩してやるからな…
(昨日と同じように隣に座っても微妙な距離があり何とも言えない気分に視線伏せ。人生の先輩みたいな事を語りながらも実際は相棒の状態と大して変わらず一瞬触れ合った肩に気付けば数秒の葛藤の後自分から遠慮するのは自分らしくないと此方から相手の身体に軽く体重預けるようにもたれかかってみて。 冷たく切り返されてしまえばポーカーフェイス崩して文句言いながらも反抗心からその余裕そうな表情を崩してみせると宣戦布告して)
…依頼について検索した時、"恋"というものを調べたんだ。そこで僕自身に関する本を見付けたが、鍵が掛かっていて閲覧出来ない状態で。色んな人の名前で検索をしてみた
(素っ気なくされた方が寂しいとの言葉と伝わる体温に意を決して淡々と静かに語りだし、一度区切ってから深呼吸して「…その鍵を開けたのは…翔太郎、君の名前だった。つまり僕は、無意識の内に君に恋をしていたようだ」と心の内を吐き出し反応を見るのが怖くて目を閉じ膝の上で両手の拳を握り締め。遊園地が何ぞやを知らないが負ける気はせず「楽しみにしているよ」意地張る相棒が面白くて宣戦布告受けようと鼻を鳴らして笑い)
………。あぁ…そういう事かよ…。 なぁ、フィリップ、目開けてこっち向いてくれないか。
(思ってもみない相手からの告白に思わず固まって目見開き。次に言葉の意味理解して壮大なすれ違いをしていた事に気付けば脱力した様に呟き零して。可愛らしい本音を言ってくれた相棒の名前呼べば此方も腹を括るしかなく、優しい声で向かい合ってくれとお願いして)
(言ってスッキリよりも後悔とか反応を待つのが怖くどんな顔で聞いたか気になれど確かめる勇気なく固まって居れば優しく名前を呼ばれ、らしくない態度を取ってると頭の何処かでは理解していても普段通りに振る舞えるはずなく、捨てられた子犬みたいに今にも泣き出しそうな顔して向かい合って「…なに、翔太郎」自分でも驚くくらい震える声で相棒の名前を口にして)
さっきの気になるやつの話、…実はお前の話だ。だから、その俺もお前が、…フィリップが好きだ。
(今にも泣き出しそうな声で此方を向く相棒にそれ程打ち上げるのが怖かったのだと慰めたい気持ちと共に嬉しいと思ってしまう自分がいて。お願い通り瞼を開けてくれたのを確認すれば先程の話は全部相棒の話だと告げて、ハードボイルドの欠片もなく言葉を選ぶように視線泳ぐも覚悟決めた様に一息吐けば真っ直ぐに相手見つめて想いを伝えて)
…え、じゃあ僕達はお互いの話をお互いに別の人だと思って話してたって事?
(聞き間違いでないかと耳を疑ったがハーフボイルドらしい格好付かない素振りが嘘でないと証言しているようで、先程までの会話を振り返り嫉妬すら感じていた相棒の想い人が自分だと伝えて貰い嬉しいより先に驚いてしまい瞬きを数回して疑問符にて確認してから幸せとかちょっと照れ臭いとかの感情に襲われ頬の温度が上昇するのを感じ取って両手で隠して)
そういう事らしい…。 2人して馬鹿やってたって事だ。
(相手の言葉にこくりと頷き、お互いの誤解が解けて良かったものの必死に誤魔化していた苦労はなんだったかと脱力して。一方で顔赤くして瞬き繰り返す相棒が愛おしく思えば両思いならいいだろうと頭撫でながら砕けたように笑って)
ほんと、馬鹿みたいだね。悩む必要、なかったんだ
(嫌われたらどうしようなんて悩む必要はなく初めから打ち明ければ良かったなんて思えば可笑しく、顔を赤くしたまま笑いが込み上げてきて。お互いに気持ちが通じ合えばソファの端に座った距離感が遠くピッタリくっついて座り直し「…良かった、ありがとう」そのまま抱き付くようにして腕回し更に密着して)
だな。…ん、ホント良かった。こうやって触っても許されるしな
(随分と遠回りしてしまったような気もするが顔を赤くした相棒が微笑んでるのを見れば結果良しと笑いあって。 ぴたりとくっ付いて抱きつかれると今日が妙に余所余所しい態度だった分嬉しさ込み上げてきて、自らも背中に腕回して抱きしめてやれば安堵口にしながらもくすくすと笑い)
あったかい。あ、そうだ…
(安心してくっついて抱き締めて貰える幸せを噛み締めつつ、美人の舞さんに嫉妬して遊園地のチケットも食い付かなかったとか滑稽だったとくすくす笑いが止まらなくて。ふと思えば晴れて両思いになったのにハグするだけは勿体なくて、少しだけ身体起こせばパーマ風にセットされた茶色の髪を指先で避け頬にほんの一瞬口付けえへへと照れ笑いして)
んー? っ…、そういうの反則だろ…。
(なんだかんだありながらも想いが伝わればこの幸せを満喫することに決めて。一旦相手が離れたかと思えば顔が近付いてきて頬に柔らかい物が触れる感覚すればぶわと一気に熱登ってきて、赤くなった顔隠すようにおでこを肩にグリグリと押し付けてカッコつける余裕もなく弱ったように呟いて)
反則って?何かのルールでもあったんだろうか
(単なる相棒から恋仲に昇格した記念にと思ったが反則と言われてしまうと何のルールに違反したのかと検索馬鹿らしいズレた受け止め方して、数秒考えるも分からず首傾け。肩に押し当てられた額が熱を帯びており、反則の意味はイマイチだが歳上の相棒でもキスされたら照れるのかと立場が逆転した気分で頭をポンポン叩くように撫でて)
無知ってこえーな…。 お返しだ
(何処かズレた解釈されると一般的な感覚が通じない相手の行動に呟き零すも翻弄されることを割と楽しんでる様で頭撫でられながらも上体起こして。徐々に熱が冷めてくれば一方的にやられっぱなしなのは何か癪で、相手の真似をして頬にキス落として)
え、お返し…?
(無知と言われたが何か可笑しな発言をしただろうかと難しい顔して考えても矢張分からなくて、まぁ良いしとしたタイミングでお返しの言葉と共に頬に柔らかい感触があって「…キスをしたのは初めてだがされたのも初めてだ。これは興味深いね」目をパチクリさせ唇が触れた箇所に手を当てた後に、照井やリリィを思い出しては雰囲気をぶち壊すのも意に返さず新しい知識を体感出来たと興奮し頬の赤みも収まりすっかりいつもの検索オタクモード全開で一人頷き)
両想いでもそこの辺は相変わらずだな。…こういうこと俺以外にはすんなよ?
(相棒には雰囲気や空気感など関係なくいつものように興味のあることに一直線な様子に呆れたように言葉吐きながらも口元は笑みを浮かべたままで。初めての経験に興奮した様だが知識欲を働かせた相棒が何するか分からずに念の為にと少し独占欲滲んだ注意をして)
分かってる。だから、君も僕以外にはしないでくれ
(恋心の次はキスについて調べておかないとなんて内心企むのは内緒にしておき。彼以外には禁止だなんて言われなくとも分かっていると頷いて、気障ったらしい相棒こそ格好付けて依頼人の美女なんかにしないよう人差し指をビシッと忠告しておいて)
当たり前だろ、フィリップにしかやらねぇよ。結果的には遊園地が初デートってことになったな
(そこを疑われると思わなかったのか当然とばかりに頷き、あくまで相手は相棒だけだと宣言して。一緒に遊びに行けたらと思って貰ったチケットが本来の使用用途で使えそうなことに口角あがり、「デート」を強調して告げてみて)
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