半熟探偵 2020-11-10 21:53:23 |
通報 |
(ソファで寝たからか寝違え痛む身体を伸ばし少しばかりぼうっとしていれば話し声が聞こえ、依頼人が来ているなら顔を出すべきかと隠し扉を開け隙間から覗いて。浮気調査との単語を拾いドーパント絡みでないなら自分の出番はなしとガレージに引っ込もうと思ったが、美人な依頼人相手に張り切るといった見慣れた様子にいつもなら呆れるはずが胸の辺りがチクッと痛み。依頼を引き受けるとの答えに表情明るくした舞がお辞儀するまでを見届け「依頼かい、翔太郎」と入れ替わるように事務所の方へと向かって調査依頼書に目を通し)
こちらの日程は分かったら連絡します。 …ああ。 ドーパント絡みでは無いが相棒の助けが借りたい。 舞さんの婚約者が唯一残した証拠…。 彼はこの店か場所に可能性が高い、探せるか?
(業務内容の確認の為電話番号を交換すれば彼女が帰るのを見送って。 入れ替わりに入ってきた相棒に大まかな依頼内容説明しながらも随分と気合が入ってるようで依頼者に手がかりとして渡されたカードの様なものを見せ。カードには店名やグループを表すような?Joyau d'amour?の文字と婚約者である高塚亮の名前、「またのご参加お待ちしております」の手書きの文字が書いてあり。そこにいけば何か手がかりが得られそうだと考えれば検索をお願いしてみて。)
あぁ、その婚約者…高塚亮の居場所とこのカードについて検索すれば良いんだろう?
(美人な依頼人に対し相棒が張り切るのはいつもの事であり自分が気にする事でないと言い聞かせるも、言葉の端々に刺を含んだ強めの口調になってしまい。フランス語の書かれたカードを受け取り何かにイライラする気持ちを沈める為にもガレージへ引っ込み、本棚で婚約者の氏名やカードに書かれた名前をキーワードに検索始め「翔太郎、大まかな情報を得た。この会場ではシークレットパーティと称し闇取引のオークションが開催されている。高塚亮はそこの常連」相棒をガレージへ呼びつけホワイトボードに文字を書き連ね現段階で分かった事を伝え)
宜しく頼んだ。 なるほど、闇取引とはまたきな臭いな、ただの浮気ってだけでもなさそうだ。そこに忍び込む方法とかってないのか?
(頼りにする様に声掛け、強めの口調こそ気になるものの寝起きだからと安直に片付けてガレージについて行き。ホワイトボード見ながら検索結果聞けば単なる浮気調査だけでは終わりそうにない予感に小さく息つきながらもこの街に蔓延る悪意と依頼者の婚約者がそれに関与している事にますます決意決めて。どのような事が行われているか知る必要があれば侵入を試みようと考え、何かそこに参加したり侵入する方法はないかと相棒に知恵求めて)
街に残るメモリもあるかもしれない。ここへは男女のペアでないと入れないようだから…それだけでも高塚亮の浮気は確定したようなものだね
(単なる浮気調査で今回は出番なしと思いきや、直訳で愛の宝石と読める怪しげなカードが招く闇は深そうで。会場へ行くには男女ペアであるのが条件とされており、浮気調査については簡単に裏が取れそうだが男女ペアとなれば依頼人と相棒が2人で行くのだろうかと表情曇らせ。今のところ検索で分かったのはここまでとホワイトボードのペンを置き、これからどうするのかと相棒の顔見つめ)
ああ、どっちにしろ潜入するしかなさそうだ。 ひとまずもっと噂がないのか情報屋を当たってみるか。 依頼人を巻き込むのは出来れば避けたいが仕方ない。 万全の体制を整えてから舞さんと一緒に恋人と扮して参加して証拠を押さえる…フィリップ、どうかしたか?
(もしもメモリの仕業だとしたら一刻も早く解決する必要があり、早期決着をつけるつもりだと明かし。 依頼人を危険な目に合わせるのは絶対に避けたいが恋人役として亜樹子は照井が止めそうであるし他の人物が思い当たらず。 その分しっかりと準備して依頼人と恋人役として侵入すると相棒に告げ、ふとこちらを見つめる顔が曇っているような気がすれば気にかける様に声掛け)
メモリに関して確証はないが用心に越した事はないね。いや別に…何も、問題ない。僕は引き続き検索しておくよ
(単なる怪しい組織なだけかもしれないしメモリの売買があるかもしれず謎に包まれたままで、聞き込みする間此方も検索を進めるいつもの流れの打ち合わせして。2人が恋人に扮するのが嫌とかイライラを感じる理由が分からず大丈夫だと告げて「Joyau d'amour…これは何を示しているんだろうか」カードの文字をホワイトボードに書き写し謎を解くヒントになるのか考え口元に手を当て)
一応照井にも連絡入れとくか。 …そうか、何か気になることがあったら言えよ。 じゃあ聞き込みに出かけてくる。
(相手の言葉に頷いては万が一大きな事件だった場合に備え、照井に簡単な情報だけ伝えて。 大丈夫と聞けばまだ多少気になりはするものの大人しく引き下がりいつまでも頼れとだけ伝えて。早速考え事を始めた相棒に一声掛ければ螺旋階段駆け上がり聞き込みに出かけに行き)
そうだね、僕からも何か分かれば連絡するから。気をつけて
(万が一メモリ絡みなら照井に助っ人を頼まねばならない案件だと理解して、相棒の背中を見送り仕事に私情を挟むべきでないと頭では分かっていてもモヤモヤとイライラが晴れず溜め息ついて。依頼人の目的は婚約者の浮気現場を押さえる事と依頼書に再度目を通し独り言を呟き、余計な事を考えない為にも婚約者についてもっと情報を得るべく本棚で検索を始めて)
(早速街を回り情報屋を中心に聞き込みを行えばある程度情報が掴めてきて。 シークレットパーティーは完全紹介制であり会員の紹介状があって始めて入れること、お互いを想い合う男女のカップルだけが入ることが出来ること、その場所に行ったカップルは永遠に結ばれるとのこと。そのツテで紹介状を譲って貰うと「ただいま。」と一度事務所に戻っては検索を続けてるであろう相棒の元に帰ってきて)
…おかえり。僕が調べた限りでは照井竜の出番はなさそうだ。そっちの進展はあったかい?
(いつもながらびっしりと文字の書かれたホワイトボードを前に、闇のオークションと言っても過去に扱われた物は宝石の類ばかりで闇取引だとか謎めいた響きの方が恋が燃え上がるとの主催者側の狙いがあり単なる恋愛狂いした物好きの集まりでないかと検索結果を述べ。潜り込むとしても招待状が必要なはずだが手筈は整ったのだろうかと相棒に掌向け話を振って)
ああ、おまじないとかパワースポットみたいな感じで客を集めて商売をしてるように見えるな。永遠に結ばれるという謳い文句は余程人を集めるらしい。 それと招待状は手に入れた。 早速今日の夜乗り込むつもりだ
(粗方の検索結果を聞けば此方も聞き込みで聞いた話を語りながらもメモリは恐らく関与していないと同意して。 しかしながら若年層にも広がっていた噂から恋愛の成就という物は多くの人を魅力するのだと考察して。 懐から手に入れた招待状を取り出して相棒に見せながら行動予定告げて)
…永遠に結ばれる。そんな場所へ君はあの依頼人と行くのかい?
(流石は行動力ある相棒といった所だが、婚約者の浮気は確定に近く仮にカップルを演じ乗り込んだ先で噂通り相棒と舞が結ばれてしまったら…とらしくない考えが頭を過り「いや、その、ドーパント関連でないとしても気を付けたまえと言いたかっただけで…」とそれらしい言葉を慌てて付け加え、今回の依頼に関してこれ以上自分が協力する事はないと一方的に話を区切って気分転換にコーヒーでも淹れようかとキッチンへ入り)
そうだが…、 あんなのただの噂だろ? …変な奴。
(そういう計画だと話したつもりだったが何か引っかかって居るような反応にキョトンとして。 てっきり非科学的だと切り捨てると思ったが案外興味を持ったのかと勘違いしつつ単なる噂だと信じてない様子を見せ。 歯切れ悪く言葉を付け足したかと思えば逃げるように事務所に向かった相棒に呟き零して。 気にはなるがほとぼりが冷めてから聞けばいいと切り替え、潜入用の服のしまってあるケース開き服を選び始め。 いつもの格好では直ぐにバレて警戒されてしまうと考え、シンプルなニットに長めなコート羽織りそれっぽく髪を整えてから事務所まで上がってきて。)
(変だと思われたに違いないが身支度整える相棒をよそ目に熱いコーヒーを飲んで少し落ち着かせて、そんな事をしていれば事前に連絡して待ち合わせたのだろう舞が事務所に現れ。ちらっと見た限りで整った容姿の彼女もまた婚約者にバレないようにと軽度の変装して、一方的な感情だが顔を合わせるのが気まずく逃げるようにガレージへ入れば「検索を始めよう。知りたい項目は…恋心」と婚約者がいながらにして恋のパーティに足繁く通う気持ちが理解できず恋とはどういった概念なのか、自分のモヤモヤとイライラも検索出来ればと本棚へ入り)
おまかせしました。 じゃあ行きますか。
(声掛けてから向かおうと思うも検索を始めたのを見ればそっとしておく方を選び、依頼人の前に声掛ければ早速会場に向かい。道中、調査した内容とこれから行うことなどを説明しながらも納得して貰ったようで貴方の身の安全は俺が絶対守るなどと告げながら潜入する意思伝え。 中に入る条件としてカップルに扮するとあった為か会場の場所に近付くと舞の方から腕に抱きついて来ては驚きつつも甘やかすような演技して。美人が演技とはいえ好意見せてくれているにも関わらず思い出すのは相棒を抱きしめて寝た事で、邪念振り払うように婚約者を探すかに意識向けて)
…読めない。鍵が掛かってるなんて、何故だろう
(相棒と舞は上手くやっているだろうかとか、浮気調査は口実で本当は相棒に好意を持っているのではないかとか、心配や疑念ばかりが占める頭を抱え込んでソファに座り込み。恋という一般的な概念は閲覧できたもののフィリップ、つまり自分に関する恋心が書かれた本を見付けたがキーワードが足りず中身は見れず終いで。一方で恋人に扮する舞も満更でなく甘える声出して、目的の婚約者の姿を発見すれば透かさず携帯取り出し現場を押さえ『探偵さん、もういいです。写真、撮れました』見知らぬ女性と親密にする様子がばっちり写った写真を見せて)
抜け目ないな。 少しだけ時間を潰して帰るか。
(しっかりと携帯を構え現場を押さえる行動の速さに思わず苦笑い零れて。相談の時の不安そうな様子とは打って代わり「婚約破棄の慰謝料で旅行に行かないと」などと意気込む様子に女の怖さ覚えては入ってから直ぐに出ては怪しまれると軽く会場回って。闇取引といってもメモリや怪しい物が出品されてる様子もなく、不健全ではあるが身を明かして止める程でもないと判断すれば数枚写真を撮ってから後から刃さん伝いに情報提供検討し。 暫し時間を潰してから会場後にすれば舞からお礼と後日報酬等のやり取りをする約束をして「ほんとは彼と行きたかったんですけど、良かったら使ってください」と遊園地のペアチケット手渡され。 依頼を終えた達成感と手元のペアチケットを相棒に見せたい欲から自然に帰路に着く足は早足になり)
…僕が、翔太郎を…まさかね、何かの勘違いだ
(ヘブンズトルネード以来の鍵付き本に戸惑うが自分の恋心に関する本なら好きな人の名前で開くと推測、亜樹子やクイーン等思い付く限り並べるも全滅し最後に駄目元で相棒の名前を呟けば鍵が開き閲覧できる状態となり。とはいえ中身を読む勇気はなく手に取った本を棚へ戻し本棚から出てソファに膝を抱えて座り。考えてみれば相棒に触れられて嬉しかったり、美人な女性とカップルのふりをするのが腹立たしかったりと思い当たる節は多々あれど絶対に違うと否定し抱え込んだ膝に額をくっつけ俯き)
ただいま。 …フィリップいるか?
(事務所までたどり着けばご機嫌でドアを開けるも見える範囲では相棒の姿はなく返事も返ってこないでいて。少し前まで当たり前だった相棒の不在が今は恐ろしく感じれば隠し扉開けてガレージの方覗き。 ソファに座り込む相手の姿見れば安堵するもとりあえず依頼達成の報告をしようと降りて相手の前に姿表して)
トピック検索 |