半熟探偵 2020-11-10 21:53:23 |
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そうだね、そういう事にしておこう。オムライスとは一体何なのか、後で検索しておかないと
(確かに色々あったと同意し頷いて、リクエストが決まれば移動せねばと続いて立ち上がり事務所スペースへ。"オムライス"という未知の食べ物に対して料理の腕はなかなかな相棒がどう作ってくれるか観察する気で居たが、声を掛けられてしまえば賛同する他なく「仕方がない。いつもなら料理は翔太郎の担当だが、少しくらいなら手を貸そう」嫌々言ってる風な口調とは反対に親の手伝いを進んで行う子供の如く張り切って指先まである袖から手を抜いて捲り上げて)
分からなくてリクエストしたのかよ。 ああ、宜しく頼むぜ。 まずは…んー、ならこの卵を割ってかき混ぜておいてくれるか?
(事務所に向かいながらも詳細を知らないままリクエストをした相手に思わずツッコミを入れつつも検索を後回しにするだけの配慮を身につけたのは成長か、と一人感心して。 言葉とは裏腹にやる気を見せる姿に思わず笑えば乗っかる様な形で相棒を煽てつつ冷蔵庫の中覗き込んで、粗方材料が揃って居ることを確認すれば台に並べていき。材料を切るのは少し危ないから他の簡単な作業を任せようと考えればボウルと菜箸、卵のセットを相手の前に置いて指示を出して)
事務所へ戻る途中で"新名物・オムライFU"という看板を見てね、どんな料理か興味を誘われたという訳さ。問題ない、それなら僕でも出来る
(本当なら本棚へ直行したい気分だが実際口にしてから検索でも遅くないだろうと頷き、鋭い突っ込みに対しいつもの通り指を動かしリクエストした敬意を簡単に説明しておき。物珍しそうに冷蔵庫を覗き並ぶ食材を見てオムライスの正体を想像しつつ早速頼まれた作業に取り掛かるが、普段から料理を滅多にしない為卵が上手く割れず豪快に入った親指と混ざってしまった殻にムッと頬を膨らませながら菜箸で取り除き出来上がった溶き卵入りのボウルを差し出し)
ああ、成程。 最近何か話題になってたな。 サンキュー、んじゃあ次はこれ炒めておいてくれ。熱いから気をつけろよ
(相手の説明に興味を持った理由理解すればいつの日かクイーンやエリザベスから最近この街で流行っていると聞いた事と一致すると相槌を打ち。慣れない為か不器用ながらも真剣に作業をする相棒を横目に見守りつつ玉ねぎとピーマン刻んでいき。ボウル受け取ればコンロにフライパン用意して火をつけ、刻んだ野菜放り込めば炒めるためのヘラ渡して次の作業教え。 鶏肉代わりのベーコンを切りながらつい火傷に注意する様に伝えて)
まぁオムライFUよりも君が作った方が美味しいに決まってるけどね。問題ない、これくらいで火傷なんてしないさ
(店頭のものも相棒の手作りも食べた事はないが後者が勝つと何故か得意気に宣言し。横目に見れば流石は慣れた手付きで具材が刻まれていき、見るだけなら簡単そうな野菜のカットも今度手伝わせて貰おうとか考え、溶き卵に時間が掛かったのは棚に上げておき炒めるくらい簡単だと受け取ったヘラで焦げないよう適度にかき混ぜいい具合に焦げ目が付いてきたタイミングで大丈夫そうかと視線を送り)
お、おう? まあ相棒の為に愛情は込めてるからな。 いい感じの焼き色だ、これも入れてっと。まあこれは比較的簡単な料理だから慣れたらフィリップも作れるだろ
(真正面から自分の方が美味しいと断言されると多少驚きながらも悪い気はせず、寧ろ嬉しさと照れの方がが上回れば冗談っぽくキザなセリフ吐いて照れ隠しして。視線受けフライパンの中身覗き込めば理想的な炒め具合で大丈夫と返事しては更にベーコン加えて炒め続けるよう伝え。冷凍室に残っていた冷凍ご飯を電子レンジに突っ込んでは料理に集中する相棒横目にこれから少しづつ二人で料理するのも楽しそうだと口元緩んで)
愛情…調味料でなく感情が料理の味に影響するとは理解し難い。レシピを検索すれば次からは一人でも出来るかもしれない
(科学的根拠のない何かを語るのは相棒らしいが自分の為に込められた愛情という単語に心拍数が上がったのは気のせいだろうし、頬が熱い気がするのだって料理で火を使っているせいだろうと目の前のフライパンに集中して。ベーコンが加わり漂う美味しそうな香りに一旦は収まった腹の虫が再び主張し始めて、お腹を擦ろうにも両手を離せない為放っておくとして後はどんな手順が残っているのか相棒の動きも見つつ具材を良い案配に炒めていき)
気持ち的な物だからな。 自分の為に親しい人が何かしてくれたりすると何かこう、ぐっと美味しく感じるはずだぜ。 おまえの検索したレシピなら俺よりも美味しくなったりしてな
(理論に基づく思考の相棒には納得しにくい概念だろうと思いながらも心臓辺りを拳で叩き実体験としての感情を擬音混じりに伝えようとして。温まったご飯をフライパンの中に入れればケチャップと塩コショウで味付けしながらも、相棒の検索なら一流シェフの更に美味しいレシピなどもきっと分かるだろうと軽口叩き。食欲を誘う匂いが漂うと共にチキンライスが出来上がっていけば「後は俺に任せとけ」と声掛けて)
そうか、君が作ったものの方が美味しそうに感じるのも気持ちという訳だね。レシピは検索できても料理人の腕までは真似できない
(考えてみれば未知の味を比較した時相棒の手作りの方が美味しいと断言した自分の発言も似た感覚かと手を打ち納得し、完璧なレシピが見つかったとて流石の相棒でも凄腕シェフには負けると首を緩く横に振り。手伝い終了の声掛けに頷き調理を任せる代わりに食器をテーブルに並べておき、次に照井から密かに教わったコーヒーの上手い淹れ方を頭で順序立てながら豆を挽き2人分の飲み物用意に取り掛かり)
まぁそういう事だ。 そこが料理の難しいとこなんだよな、その人好みの味とかもあるし。 …よし、まあ悪くない出来だろ
(伝えた内容に納得した様子見れば満足そうに笑い、料理の腕に関しては回数とその人のセンスだと同意見せて。 フライパン受け取ればここからが本番だと腕捲りしては改めて熱したフライパンに卵流し込み、相棒の作ったチキンライスを慎重に巻いていき。傍ら食器を準備したり豆を挽き始めたりと手伝ってくれる相手横目に戻って来た平和な日常感じながら2つ目も出来ればそれぞれ皿に盛って、出来上がりに得意げな顔見せて)
なんとなく分かった気がする。君はもちろん僕好みの味を把握しているだろう?
(愛情を込めれば味が変わるとは科学的根拠はなく頭で理解するのは難しくとも心では分かった気がして。チキンライスの食欲そそる香りと共に豆の芳ばしさに鼻を擽られながら手際よく作る相棒の姿を横目に捉え、湯を沸かしたりと動いた間に出来上がったらしい声が耳に届き「テーブルの準備も整ってる」スプーンとコーヒーのセッティングが完了したとキッチンまで戻って報告し)
ああ、ずっと一緒に生活してきたからな。 準備ありがとな、よし早速食おうぜ
(多少なりとも料理を振舞ったり一緒に食事をしてくれば相手の好みの味など分かってきては得意げに宣言して。キッチンに報告に来てくれた相棒に礼伝えては腹の虫も限界の様で早速作った2人分のオムライスとケチャップをテーブルに運び。向かい合うように料理並べれば椅子に座って相棒も席につくの待って)
これからも一緒だしね。いや、こちらこそありがとう
(一度離れて寂しい思いをした分これからの一緒はもっと親しくなれる予感がすれば自然と口角が上がり。席に着くなりテーブルに並んだふわとろオムライスとケチャップを交互に見て良い事を思い付いたとばかりに表情を明るくして、オムライスにケチャップのWを描き「どうだい、上手く描けたかな。いただきます」両手を合わせて小さく頭を下げ食前の挨拶をしてからスプーンに大きめの一口すくっめ頬張り)
だな、またこうやって一緒に料理作ってもいいな。 お、いいんじゃねぇか? W復活記念だ
(これからと言う言葉に幸せ感じれば釣られて口角上がればまた二人で料理作ろうと声を掛けて。何かを思いついたようにケチャップ手に取り描かれたWの文字を見れば良いアイデアだと喜色に満ちた笑み見せて、自らもケチャップでWと真似して描けば相棒に見せて。手を合わせ「頂きます」と声に出して食事始めるも相手にとって初めて食べるオムライスの感想が気になればちらりと視線送って)
いいね、気になる食べ物が見付かったら宜しく。こうして一緒に食事するのも嬉しいな
(料理は相棒の担当だと任せきりにしていたが初めて手伝えば想像以上に楽しく、たまには時間を掛けて一緒に作るのはナイスアイディアだと数回頷き同意して。見た目と材料で卵料理であるのは明白だがどんなものかと味わい目を輝かせ「翔太郎!これは凄い、卵がふわふわしてる。すごく美味しいよ!」前のめりに興奮気味で早口に捲し立て感想を述べたらまた一口二口と食べ進めて)
勿論だが、リクエストは家庭で出来る範囲の料理で頼むぜ。 そりゃ、良かった。 二人で作ったオムライス気に入ったか?
(何でもと言えばとんでもない物をリクエストして来そうな予感がして相棒の言葉を前向きに肯定しつつも範囲については一応釘を刺して。子供のように目を輝かせ早口で感想を述べる相棒に自然と口角上がれば安心して自らも食べるの再開して、二人で作った事強調しながら食卓を囲む空間を楽しんで)
流石に不可能なものはリクエストしない。あぁ、一緒に作ったからこそ美味しい
(一体どんなものを頼むと困らせてしまうのかはイマイチ分からないが、一般的に食されている料理なら大丈夫だろうと頷いて。二人で作ったという響きが嬉しくて口元が緩むのを感じなから相棒も楽しそうで良かったと一瞬食べるのを中断し笑いかけ、あっという間に完食しご馳走さまの一言添えて手を合わせ食後のコーヒーを啜り)
フィリップの炒め方も上手かったしな。 ご馳走様。 ……美味しいな
(同意する様に頷けば口元緩んで相手の作業も褒めてはお腹が空いた事もあってあっという間に食事を終えれば手を合わせて。相手が淹れてくれたコーヒーのマグカップ手に取れば口をつけ、香ばしい香りと味に素直な感想零して。自分がいくら練習しても出なかった味に「コーヒー淹れる才能ねぇのかな…」と少し複雑そうな表情浮かべながら二口目啜り)
ありがとう。まぁ僕なら上手く出来て当然だけど。じゃあ次はコーヒーを一緒に淹れよう
(誉めてもらったのが照れ臭くて恥ずかしさを誤魔化す為のどや顔してみたり。コーヒーの感想も嬉しくて目を細め微笑んで、我ながら上手に淹れられたとカップを傾け香りを堪能し一口また一口と飲んでは「お湯の温度が重要なのさ」複雑な顔の相棒に首を振って気にする事ないと、照井から受けたアドバイスを思い返しては人差し指立てて説明して)
お、なら今度は全部お前に任せてみるか。 お湯の温度か…確かにあんま気にしてなかったかもな。 ああ、ご教授頼むぜ
(ドヤ顔見せられると悪戯心芽生えて口角ニヤリと上がっては今度は相手に全行程任せてみようかと提案して。 説明を受けながらコーヒーを良く味わっては確かに自分の淹れた物とは違うと頷いて次から拘ってみようと心に決めつつも軽く微笑んでは頼りにすると伝えて)
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