半熟探偵 2020-11-10 21:53:23 |
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分かった、行かないさ。手始めに小さめからと思ってね、ほら直ぐ乗れそうだ
(子供騙しに怖がったら流石のハーフボイルドも心が折れかねないから止めにしようと頷いて。男同士で手を繋いでるとかひそひそ声が耳に届いたが、相棒が気にしないなら自分も気にせず幸せ気分を楽しもうと離さないでいて。小さいからさほど人気でないのか並んだら直ぐに順番が来て、座席に乗り込み安全バーの確認なんかも終え出発を待ち)
ま、準備体操って感じか。 ジェットコースターとかいつぶりだろうな…。
(相棒の言う通り直ぐに順番が回ってくれば座席乗り込んで準備をして、流石にアトラクションの中では手離して安全バー軽く握り発進するの待ち。少ししてジェットコースターが動き始めれば初体験であろう相棒の反応を横目に見つつも登っていく特有の空気感に呟いて)
僕はこれが初めてだ。へぇ、思ったより登るね
(案内係の人が説明した通りにと安全バー握ってカタカタ独特の音立て登る間はきょろきょろして、これが動力なしで登るとは興味深いとか検索で得た知識を体感してぶつくさ独り言こぼして。高さが出た所で一旦動きがゆっくりになったと思ったら一気に下り、あっという間にスタート地点まで戻ってきて体験終了。思ったよりも迫力ある動きに目を輝かせ「翔太郎、すごいよ!」袖をぐいぐい引っ張り感想と興奮伝え)
知識と実際の体験だと大分違うだろ? これよりもっと凄いのがアレだからな
(小さめなジェットコースターということもありさほど高度や角度もなく余裕な面持ちで乗り終わり。事前に検索はしていたらしいが実際に体験して子供のように目を輝かせて感想伝える相棒に何処か得意気に語りかければ降りてアトラクションの出口に向かい。 この遊園地の1つの目玉であるジェットコースター指差しながらこれよりも迫力があると説明して)
調べていたよりずっと面白い。じゃあ次はアレにしよう
(初めてのジェットコースターは小さめにした事もあり余裕のまま終わって、けろっとした顔のまま指先の示す方向を視線で追い掛け駐車場から見た巨大ジェットコースターを発見して。乗り場を後にして歩き出せば今度は当たり前のように自分から手を握って、いきなり目玉に乗っては勿体ない気もするが次はアレにしようと引っ張り気味にそっちの方向を目指して)
案外恐れ知らずだよな、お前って。 てっぺんで泣いても遅いからな
(普通なら段階を踏んで挑むようなものだが2番目に巨大ジェットコースターに挑む辺り好奇心の強さに改めて感心して。相手から繋がれた手に一瞬驚くも直ぐに握り返しては乗り場まで向かい、目玉ということもあって行列が出来ていればその最後尾に並びつつ煽るように笑って)
僕が泣くだって?面白い、その言葉そのまま君に返すよ
(待ち列に響く叫び声に臆する事なくむしろ期待が膨らみ、さっきのが面白ければ巨大だろうが平気だと売り言葉に買い言葉で返して。握り返して貰った手にぎゅっぎゅと力込め、何組か前に並ぶカップルの女性がべったりと腕組むのを見て繋いだ手を上にずらし真似して腕組み更に密着し甘え、コースターが走る様子を観察しながら順番を待って)
はっ、これくらい余裕だ余裕。 随分甘えんぼだな
(いつもの様に気障な態度で余裕ぶりながらも叫び声が聞こえる度に何となく不安になってくれば相棒とは対照的にコースターを見ないようにして。 握り返されたりとスキンシップを楽しむ相棒のしたいままにさせておくも腕組まれると思わず驚き。一方でそれだけ甘えてくれていること嬉しく思えば口にしながらも大人しく組まれたままで)
じゃあ仮に、終わった時どちらか一方でも泣いていたら罰ゲームだね。デートだからと思って…流石に恥ずかしいだろうか
(レールの角度からスピードを推測したりと順番が来るまで分析し、一方でコースターを視界に入れない様子が多少なりともビビってる事を物語る相棒を煽り火を点けて。ちらり周囲見渡し今近くにいる人達がいつか依頼人になるかもと考えれば、人前でベタベタしすぎるのも良くないかとゆっくり腕離し真っ直ぐ垂らした指先が手に触れる程度のスキンシップにして)
ああ、いいぜ。今から罰ゲームの内容考えないとな。 好きにしたらいいんじゃねぇか、…俺の恋人なんだろ?
(ここまで来たら引き下がることなど出来ず受けて立つと啖呵を切って罰ゲーム考え始め。 何かを遠慮する様に離れていく腕に気にしなくてもいいと触れ合った指先絡ませ、未だ恋人と口にするのは照れが混じるもののそう言い聞かせて笑い。)
涙目でも負けにしよう。…あ、あぁ。相棒で家族で…恋人、だね
(ジェットコースターの全てを閲覧した自分がこの勝負に負けるはずなく、乗り気の相棒に対して何をさせようかと口元に手を当て考え込み。触れ合う指先が熱を帯びるのが分かり、本当に相棒に惚れ込んでしまったのだと横顔見つめ。何台か見送ってから漸く自分達の番が来て案内された席に着けば乗り場の高さに驚き見渡して)
は、勝手にルール変えるのはナシだろ。 …見た目よりも高そうだな。
(泣かなければセーフと考えていたのかルールを追加されると抗議の声をあげ。傍から見ればバカップルの様なやり取りだが2人にはあってるような気がして一度恋人繋ぎのように絡ませ、案内を受けると手を離し。 席に着けば先程のジェットコースターよりもしっかりした作りの安全バーや乗り口から見えるコースの高さに緊張してきて)
だって追加しておかないと、あからさまに涙目で泣いてないって言い張りそうだから
(涙を流さないまでも目に浮かべた状態で頬が濡れてないからセーフだと主張する姿が浮かべば先手を打って封じたく、後から追加は卑怯と分かっているが「まぁ、泣かなければ問題ない」と更に付け加え引けない状況を作り上げ。アトラクション体験は楽しいが手を離さざるを得ない点だけは寂しいが今はそれよりこの遊園地最大級の迫力が楽しみで、出発のブザー音が聞こえると緊張と期待が溢れしっかりと安全バーを握って)
そ、そうだな。 泣かなきゃ問題ない…。 …、向こうに見えるの風都タワーじゃねぇか?
(先読みされこれ以上騒げば泣くかもしれないと認めることになり、渋々納得して自分に言い聞かせ。ガタガタと特有の音を立てながら登っていけば思ったよりも高く楽しそうに落ちるのを相棒とは対照的に安全バー強く握りしめ、緊張誤魔化すために横を見れば少し遠くに風都タワー見えてそれを一瞬手を離し指さして平穏装い)
本当だ、何処からでも見えるんだね
(此方の煽りに対し期待通りの反応示す相棒をくすくす笑って、いよいよ出発し風を感じて楽しみ予想以上の降下に離した両手を高く挙げて。隣の相棒はどんな反応か見てやろうと視界に入れ、差された方向を眺めると一瞬だが街の象徴が見えて。あっという間に走り終わりスタート地点まで戻り安全バーが上がるのを待ち「大丈夫だったかい?」クスクス笑いながら泣いてないかのチェックだと相棒の頬を両手で挟み強制的に自分の方を向けさせて)
っ、余裕だったな。全く問題ねぇ。
(一番の落下に安全バー握りしめ、いちいち情けない絶叫あげてアトラクションに振り回され。コースを走り終わりやっと止まったコースターに安堵の息をつき、ぐったりしながらも乗り場から降りて。頬挟まれるとうっすら涙目の瞳隠すように視線反らして強がり)
ふーん、涙目に見えるけど?
(顔を掴んで離さないスタイルで反らされた目を覗き込んで、元より勝ち目のない勝負は挑まない計算高さで「この勝負、勝ちだね」ふふんと鼻を鳴らして勝利宣言し罰ゲームは何にしようか思考巡らせ。さて次はどうしようか近くのベンチに腰下ろし園内マップ広げ、立て続けに絶叫マシンに乗ったからこのまま少し休憩するも良しだが自分よりダメージ大の相棒に聞こうとマップ片手に首傾けて)
うるせぇ。罰ゲームもあんま酷くないモノな。 …あー、この辺のゲームコーナーとかどうだ。 射的とか輪投げとかあるらしい
(得意げな相手が離してくれそうになけれは投げやりに言葉返すも負けは負けだと認めれば何やら悪巧みしそうな相棒に一声掛けておき。ベンチに座り相棒の見せてきたマップ覗き込み、小休憩に売店やミニゲームのある場所指さして尋ねてみて)
罰ゲームと約束したからには提示すべしだがパッと思い付かない。いいね、ならそれに行こう
(例えば何か奢ってくれと頼んだとて資金源が同じでは意味がないしで直ぐには思い付かず眉間に皺寄せて。射的ならもしかすると相棒の方が上手いかもしれないが面白そうだと乗り気で指先の示す場所をマップで確認し、歩く方向定まれば立ち上がって歩き出すのと同時に繋いでくれと手を出して)
まあ、あとから考えればいいんじゃないか? おう。 …結構本格的なんだな。
(浮かばないと応える相手に後回しにするよう助言しながらも帰る頃には忘れてそうだと企み。差し出された手に気付けば躊躇することなく自らの手を重ね体温分け合い、そのエリアの方まで歩いていき。お子様向けのエリアかと思えばしっかりした作りで様々な景品が置かれていれば素直な感想零しつつ興味深く配置など確認して )
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