2人掛けの玉座 【〆】

2人掛けの玉座 【〆】

魔王  2020-11-10 20:05:51 
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▽御相手決定済



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  • No.603 by マジェスティ  2021-02-19 10:43:56 


あぁ、文化祭は今日しかない。せっかくならあの中に居ないとな。……良いタイミングだったな。まだ熱いから火傷するなよ。
(相手の顔にみるみると喜びが溢れる、やはりこういう顔を見ているのが1番いい。こっちまで嬉しい気分が伝染する。はしゃぎすぎだと窘めたいところではあるが、今日は2人にとっても3年の相手にとっても特別な日。祭りというのだから今日ばかりは浮かれても許してやろう。握りあった手を繋いでいれば先程とは違って変な緊張感はだいぶと和らいだ。それでも人前で手を繋ぐのはいつもより心臓の音が早くなるが、あの笑顔を見ればその緊張さえ吹き飛んでしまいそうだ。人が賑わいテーブルもほとんど埋まっていたが上手い具合にスペースが出来たらしい、誘導されるままテーブルへ近づく。乱雑に置かれたパイプ椅子はちょうど横並びに2つしかなくて、相手の隣に座ることとなった。袋から取り出したたこ焼きはまだしっかりと熱を持っている。この浮かれ具合では口の中を火傷しかねない。一言釘を刺してから目の前に相手の分を置いてやり)

  • No.604 by 魔王  2021-02-19 11:55:47 

今日は何かとラッキーが続くね。 はーい、じゃあいただきます。…美味しい! ゲイツもあつあつの内に食べよ
(食べ物が出来たてだったりヨーヨーが釣れたり席がタイミング良く空いていたりと何かと運が良い事が続く。相手と一緒にいることを祝福されているようだ。確保した席に横並びになって座り、買ってきたたこ焼きをそれぞれ並べて貰う。クジゴジ堂で食事をとる時と同じ位置だが、周りの賑やかな空気感も相まって何だか特別って感じがする。忠告に軽い調子で応えれば手を合わせて早速食べる事にする。気を使って割り箸も付けてくれているようだがやっぱりこういう時は爪楊枝で食べる方がそれっぽい。端っこのたこ焼きに爪楊枝を刺してフーフーと息を吹き掛けてから口に放り込む。一口よりも少し大きなサイズのたこ焼きを口いっぱいに頬張ればまだ少し熱いがその美味しさに頬が弛む。何度も咀嚼して飲み込めば改めてその感想を口にして、相手にも食べようと声掛けて)

  • No.605 by マジェスティ  2021-02-22 10:34:23 


そうだな、…ん、確かに美味いな。お前の大叔父が作る食事も美味いが、こういうジャンクフードも悪くないな。
(校門に近いここは人も多く昼時もあってか出店の品を求めて人が集まっている。各所から流れる音楽に呼び込みの声、賑やかの一言では片付けられないほど活気や陽気に溢れたこの場所は、遊園地と同じく自分がいた世界とはまるで違うものだ。しかし遊園地の時と違うのは隣に恋人が居ることと、この時代で生きていこうと決意したこと。まだこういう雰囲気には圧倒されることも多いが、こうして相手と並んでいると幾分自分がこの世界の外から来た部外者ではなくて、この場に生きるとのとして居られるような気さえした。揃いの制服を着ているのも大きいかもしれない。相手が爪楊枝にたこ焼きを刺して冷ましながらそれを美味しそうに食べる姿をしばらく眺める。まだ一口も食べていないのに緩みきった頬から十分美味しいことが伝わってきて、こちらまで口元が緩んでしまった。促されて爪楊枝を手に取ると少し冷ましてから口の中へたこ焼きを入れる。中から出てくる熱々の生地が美味い、しばらく咀嚼して飲み込めば次のの一個へと手が伸びる。クジゴジ堂で食べるバランスの取れた食事ももちろん良いが、味やカロリー重視のこういった食べ物も美味い。きっとまだ知らない食べ物も多い、未知の世界でも相手と一緒に歩むなら恐れも疎外感も感じはしないだろうなと少々大袈裟なことを考えながらまたたこ焼きをひとつ飲み込み)


(/金曜日は午後に返信できずにすみませんでした…そして本日もこの次は夜にお返事することになりそうです。お待たせしてしまい申し訳ないのですが、お待ちいただければ幸いです…!/こちら蹴り可です!)

  • No.606 by 魔王  2021-02-22 16:18:58 

それぞれ違った美味しさだよね。俺もどっちも好きかも。……、…前から思ってたけどゲイツって美味しそうに食べるよね
(誰かと食事を共にするといつもより美味しく感じられる。それが大切な人となら尚更だ。今みたいに好きな人と同じ制服を着て賑わいの中食事を囲むことが出来るなんて夢の様だった。クジゴジ堂で大叔父が作ってくれるご飯も外で食べる軽食もそれぞれ違った魅力もあって甲乙つけがたい。そんな感想を述べている間に相手が次々にたこ焼きを口にしていくのを見れば自らも次の1つを口にする。相変わらず熱々ではあるがはふはふしながら食べるのも醍醐味なはずだ。これからも相手と過ごす中で色んな物を口にしてその美味しさを分け合っていきたいと幸せの中感じていて。それなりに空腹だったのか直ぐにもう1つのたこ焼きを爪楊枝で刺して頬張りながらも何となく相手の食事風景に目線を向ける。何かと食事を囲むようになって気付いた事だが結構綺麗に食事をするタイプな気がする。それに大袈裟なリアクションは取らないが美味しい物を食べると途端口角が上がることが多い。些細な変化かもしれないが初めて見る物に興味を持ち、勧めるまま口にした時にそんな表情をされると此方まで嬉しくなる。相手の食べている様子を観察しながらも気付いたら思っていたことを口にして)

  • No.607 by マジェスティ  2021-02-22 20:23:17 


んっ、……まぁそれは ……そもそもお前が美味そうにものを食べるから俺も安心して食える、というか……お前が美味いと思うものなら味わって食いたいからな…
(たこ焼きの濃い味付けはこの体にピッタリで爪楊枝が止まることは無い。次のひとつを口に含んだところで隣から意外な言葉が飛んできて、思わず驚きの感情が顔に出てしまった。自分がそんなに美味そうにたこ焼きとその他のものを食べているとは意外だった。意図的に気持ちを込めているわけではないが、美味しいという感情が表に出ていたのだろうか。感情を表に出すなんて戦士として弛んでいる事象ではあるが、こうやって素直に入れてしまうのは相手のおかげであることは明確だ。それにきっとこれは相手によるところの方が大きい。未知の食べ物はなかなか自ら口にしない態度だが、こいつが美味しそうに、幸せそうに、何かを食べているのを見ているとこちらまで心が満たされるのはもちろん、目の前にいる自分の分さえ口にしていないのに美味しいと感じてしまう。それだけ相手に信頼を寄せているのだろう。相手なら大概のものに頬を緩めるような気がするが、それでもこいつを喜ばせるに至る何かを秘めているのは確かなのだから。だから警戒することも毒味をすることもなくただ美味い何かとしてそれを口にすることができるのだ。どことなくキザったらしい言葉になってしまったと言った後に公開しつつ、目線を人々の往来の方へ向けて感情を誤魔化してまたひとつたこ焼きを口に運び)

  • No.608 by 魔王  2021-02-22 21:24:30 


ふふ、そっか。 ゲイツがこの時代の物を美味しそうに食べてるとこ見るの結構好きなんだよね、勧めた甲斐があるというか。 これからも色んなもの食べに行きたいね
(どうやら無自覚だったらしい。確かに大きく表情が変わったり言葉にすることは珍しいが何度か隣で食事をしていれば分かるような変化だ。それに自分と一緒に食べるからと言われてしまえば口元はつい緩んでしまう。そういえばこれまでも自分が一度食べてみて、それに倣う形で相手も口にしていたような気がする。初めて見るものを口にするのは多分躊躇いを伴うだろうが、それでも食べてみようと思うのは自分を信用してくれているという事だろう。キザっぽい言葉も耳触りが良い。自分ももう1つとたこ焼きを頬張りながらも随分とお気に召したのか早いペースでたこ焼きが消えていく舟皿に視線を移す。この時代の服を着て、この時代の文化の中で、この時代の物を食べる。その過程で少しづつ相手がこの時代に馴染んで行っているような気がして嬉しさが募る。これからも一緒にご飯を食べて、美味しさを共有したりお互いの好みを知っていきたいと思う。気付けば舟皿に残ったたこ焼きも残り一つになっていた。最後の一つを味わうように口にしながらも目線逸らした相手に緩い笑み向けて)

  • No.609 by マジェスティ  2021-02-22 22:42:58 


っ、……それを言うなら、お前は目を輝かせて味わうように口に含んで幸せそうに笑ってるだろう。大概のものをそんな風に食べてるがな。…まぁそうやってお前が何かを美味そうに食べているのを見るのも好きだが……とにかく、まだ食べた事のないものは多い。ひとつずつ、一緒に食べに行こう。
(思いがけない言葉に一瞬言葉をつまらせ、その勢いで喉をつまらせそうになって軽く胸を叩いた。こちらにとっては何気ないどころか意識したこともない仕草だったが、そんな自分の無意識下のものでさえ相手が気に入ってくれているのが擽ったい。何も着飾らずとも好きだと言われるのは真に自分のことを見てくれているようにも思う。そんな身構えない態度でも相手の隣に居ることができる、相手の隣が安らぐ理由のひとつはこれなのかもしれない。思わぬ好意を向けられて胸がざわつくが、何かを食べて頬を緩ませているのは向こうも同じ。というより向こうの方があからさまだ。最後のひとつを味わっている口元を、『今も口角があがっている』と意味を込めて軽くつついてやる。だがそんな何に対しても幸せ溢れる食べ方をしているのを見るのが好きなのも事実。周囲は喧騒であふれ、男子生徒2人が並んでたこ焼きを食べているのに誰かが注意を払っているわけでもない。誰も彼も各々で楽しんでいるこの状況だからこそ、自分でも意外なほどすんなりと公衆の場で相手への「好き」と言う言葉が出てきた。たった二人きりで思いを伝え合うのも悪くないが、こうやって会話の中でさりげなくその言葉を伝え合うのも甘酸っぱいが悪くない。こちらも最後のひとつを食べ切る、ポテトとたこ焼きでそこその腹は満たされた。そろそろ昼時、相手のスケジュールを伺うべく「お前の店番まであとどれ位あるんだ?」と問うてみて)

  • No.610 by 魔王  2021-02-22 23:49:39 


んー、そうかも? ゲイツと一緒に食べるならなんでも美味しいからね。 うん、全部食べ尽くしちゃおっか。 着替えとかもあるから…あと30分くらい? 時間までステージとか校内回ってもいいし、どっかで休憩してもいいけど
(喉に詰まらせかけたのをみればついこの前の出来事を思い出して身構えるも何とかなったみたいで安堵の息をつく。続いて自分の食べている時の様子について述べられると特に意識をしている訳でもないが確かに嬉しいこと楽しいことは表情に出ている自覚はある。指摘するように口元をつつかれている辺り相手にバレバレなほど笑みが溢れてるのかもしれない。それもこれも相手と一緒に過ごしているからだ。何を食べるのかも重要ではあるが、相手となら大抵の物は美味しく感じてしまう自信がある。それ程まで相手の隣にいるのは居心地が良くて楽しい。喧騒の中で会話にさりげなく紛れる真っ直ぐな好意の言葉を拾い上げるとより表情が明るくなる。傍から見たらバカップルとも言われてしまいそうな言動の数々だが、幸せなのだから仕方ない。調子に乗った発言をしながらも最後のたこ焼きを飲み込んで完食して。問いかけを受け校舎の時計に視線向ければ店番の時間まで1時間を切っていた。相手と一緒に回る時間が一旦終わるのは寂しいが、裏を返せばもう少しだけは傍に居ることが出来る。その短い間で何をしようかと視線向けて)

  • No.611 by マジェスティ  2021-02-23 12:04:35 


……お前その勢いでゲテモノ持ってくるなよ。30分か、それなら当初の予定通り屋上にいくか?店番まで休憩しておいた方がいいだろ。
(またひとつ壮大な約束が増えてしまった。この世界の料理を食べ尽くすとなると膨大な時間がかかるに違いない、というよりは一生をかけても難しいだろう。だが相手とならそんな果てない約束でさえ結んでも良いと思える。自分だけが知らないものから2人とも知らない未知の料理まで、2人で食べて美味しいと笑いあえる。そんな時間ならいくらでもあって良いのだから。とはいえあくまでも美味しく食べられるものは、だ。何でも興味を持つのは相手の良い所であり悪い所でもある、異国の見たことの無い食べ物を持ってくる可能性はなくはない。とりあえず、と早めに釘を刺しておいた。相手の店番までの時間は案外少ない。何をするか迷う所だがここは相手の体調を考えてゆっくりしておくのが良いだろう。まだ行き足りないところがあれば店番のあとにまた行けばいい。空になった舟皿を片付けつつ相手の反応を伺って)

  • No.612 by 魔王  2021-02-23 12:55:14 


もー、俺の事何だと思ってるの。 ん、そうする。 店番を頑張る為にゲイツを充電しないとね
(あくまで美味しい物をとして声掛けたつもりだったのに斜め上から釘を刺されると思わず拗ねた様に頬を膨らませる。そこまで変な事をしそうと思われてるのは心外だが、二人でちょっと変わった物に挑戦するくらいは楽しそうだなとは思った自分もいたのは秘密だ。次は何しようかと行ったところで自分に気遣ってゆっくり過ごすことを提案してくれる辺りゲイツらしい。素直に頷いてその案に乗れば席から立ち上がって移動する事にして。食べ終わった舟皿や爪楊枝をゴミ箱に捨てればまた自然と此方から手を繋ぐ。各々が楽しんでいるこの空間では周りの生徒もそれ程他者に関心が向いていないようにも見える。ならばと相手にだけ伝わるように甘えた言葉紡げば手を優しく引き屋上に向かい)

  • No.613 by マジェスティ  2021-02-23 15:51:41 


お前なら面白そうだと言っておかしな物も持ってくるだろう。っ、……まったく、何が充電だ。___相変わらずよく賑わってるな。
(食える食えないの前に相手が好奇心を優先するのは目に見えている。なんかいける気がする!なんて言ってトラウマになるようなものを持ってこられては困るのだ。テーブルの片付けが終わると特に示し合わせてもいないのにまた手が繋がった。それを当然振り払うこともなく、驚くこともなく、こちらからも握り返す。正直言えばまた胸がザワついてはいたが今回はなんとなく予想出来たもの、平常心でいれれた。しかしその直後に甘さの含んだ言葉が投げられるとドクと胸が強く跳ねる。誰しもに優しい相手ではあるが、こうやって甘えたになるのは自分の前だけ。愛おしさと独占欲をくすぐる言葉に胸中を乱されつつ、とりあえず口だけは呆れた言葉を返しておいた。屋上にたどり着くと眼下には先程までいた賑わいを見せる構内が広がる。少々距離があるせいか喧騒が少しだけ遠い。適度な風も吹いて心地いい陽気だ。屋上の端に設けられた柵まで歩いていくとここに座ろうと目で合図を送り)

  • No.614 by 魔王  2021-02-23 16:48:42 


人が居なくて良かった。 一年に一度のお祭りだからね、お客さんも多いし皆楽しそう。 …ゲイツ
(特に何も言わずとも握り返される手は仄かにあったかい。さっきみたいに誰かに見せ付けずともこの温もりが2人の関係は特別なものだと証明しているようだ。加えて返された呆れ混じりの言葉の中に拒否の意味合いが含まれていない事が愛おしいとも思ってしまってまた頬が緩んだ。賑やかだった校内は段々と上の階にあがるにつれ人は少なくなっていく。同じような考え方をする生徒が屋上にいるのではないかとも考えたが、扉を開ければ誰も居らず二人きりだ。その事に安堵の息をついては隣に並んで構内を一望する。各々クラスの出し物の宣伝をしたり、出店を運営したり、色んな物を食べ歩きしたりしていてその表情は明るく笑顔だ。きっとこの光景こそが自らの目指す世界で、民が幸せそうだと自分まで嬉しくなってくる。その光景を眺め終えると合図を受け柵の段差に腰を掛ける。ぽかぽかと気持ちが良い程の陽気で店番さえなければ昼寝にうってつけな天気だ。だが、もっと温かな物が欲しくなれば自分の隣をぽんぽんと叩いて近くに座るように促しながら名前を呼んで)

  • No.615 by マジェスティ  2021-02-23 19:48:07 


あぁ、そうだな。皆幸せそうで、明日のことを気にせず今を思いっきり楽しんでいる。…お前に名前を呼ばれると、俺もこの世界の住人な気がしてくるな。
(喜びや活気が溢れるこの文化祭は自分の時代では想像できないものを一纏めにしたような祭りだ。人々がただ今を楽しみ全力で生きている。自分の時代に置いてきた人々がそんなふうに生きれるのならばそれほど幸せなことはない。だがそれも今や夢物語ではないくて、手を繋ぐ恋人もとい王と一緒ならば、きっと実現することができる。この幸せを未来に繋いでいくことができる。相手が自分の隣を叩きながら名前を呼ぶ。それだけで酷く心が満たされる。今自分はこの世界に生きているのだと、この世界に存在しているのだと確信することができる。自然と笑みが浮かぶと恋人の呼び掛けに答えて隣へと座るとピタリと体を密着させた。互いが確かにこの世界に存在することを確かめているようだ。まだやらなければならないこともやりたいことも山ほどある。そのどれもを常磐ソウゴとすごしたい。胸に浮かんだ思いは行動となって、相手と手を重ねて軽く握る。紆余曲折あったがこの時代にきて本当に良かった。全てのものを捨ててもそばに居たいものを見つけられたことは、こちらにとって1番の幸運だったかもしれない。晴れ渡った空を見上げながら同じく晴れやかに、そして幸せそうに言葉を口にしていて)

  • No.616 by 魔王  2021-02-23 20:34:39 


気がするじゃなくて、もう立派な住人でしょ。俺が幸せにする民の1人で、一人だけの恋人。…ねえ、俺の名前も呼んで
(沢山の人の幸せや笑顔を高い所から見守るなんてちょっとした王様の気分だ。何かを統べる者はその力故に孤独になりがちだ。唯一得意な歴史の教科書の中にもそんな王は沢山いたし、ウォズの語るオーマジオウも機械に囲まれ一人だったという。だけど、今の自分には戦友としても恋人としても信頼して全てを預けられる相手がいる。それだけでこれから先何でも出来そうだった。だからこそ相手の言葉に訂正を入れる。もう相手はこの時代のこの世界の住人だと。相手が未来に帰りたいと言い出したとしても簡単には手放してあげられない程大きな存在になってしまっている。そんなことを語りながら隣に密着して並ぶ相手の肩に寄り掛かるように頭を載せる。繋いだ手も密着する肩も独り占め。二人で幸せそうに笑いあって肩を並べるこの空間は幸せそのものだ。だが案外欲深いものでもっと欲しくなってしまって、相手に視線向けながら強請り)

  • No.617 by マジェスティ  2021-02-23 21:11:24 


そうだったな…お前が居ればどんな場所だろうとどこの時代だろうと関係ない。お前の隣が俺の居場所だ。っ、お前が望むなら何度でも呼んでやる。ソウゴ……ここに座れ。
(遊園地を訪れたあの日からこの時代に生きていくと決めた、その時点でこの世界に生きる資格をきっと持ってはいただろう。だが自分が真にいたい場所、いるべき場所は厳密にいえばこの時代ではない。自分がいたいのは常磐ソウゴの隣、王たる彼の横に控える側近だ。それがたまたまこの時代だっただけ。こいつが生きたいと言った場所にはどこへだってついて行くだろう。意義や文句を口にするかはまた別の話ではあるが。相手がこちらに寄りかかる、より接地面積が増えて心地よい体温を共有ゆる。緩やかに吹く風がちょうど心地よい。そんな穏やかな時間が流れるなかで、名前を呼んでなんて愛らしいお強請りを聞き流せる人間がどこにいるのだろう。名前を呼ぶのを願う相手は底なしに可愛らしくて簡単にこの心を鷲掴む。意地悪しようなんて余裕が生まれる隙なく、肩にのった頭に頬を寄せると愛しいその名を呼んだ。2人並んで体を寄せ合う状態ではあるがまだ足りない。もっと相手のことを感じたい、この手に収めておきたい。腰掛けた状態から少々足を開くとその間を指さしてそこに座るように言い)

  • No.618 by 魔王  2021-02-23 21:46:35 


ふふ、頼もしいね。俺の隣はゲイツだけの特等席だよ。ん、やっぱりゲイツに名前呼ばれるの好きだな。 …こう?
(自分の隣なら何時でも何処にでもついて行くなんて随分と大袈裟だが相手ならば本当に叶えてくれそうだ。それ程まで自分を信頼してくれて、一緒にいたいといってくれるのが嬉しくて堪らない。それに自分だって相手が隣にいてくれることを望んでいる。これから何があったとしても相手が傍にいてくれるなら何とかなる気がするのだ。王様としても、常磐ソウゴとしても、一番近い場所にいて欲しいと思うのは明光院ゲイツただ一人なのだから。寄り添ったまま呼ばれるのは強請ったままの自らの名。今まで何度も呼ばれた事のある名前のはずなのに相手の声で呼ばれると、それだけで胸の鼓動が跳ねて心地好い幸福に包まれる。まるで魔法のようで思わず口元が緩んで笑みが零れる。その幸せに浸っているも声が掛かると言われるがまま相手の太腿の間に腰掛け直す。相手の間に収まる形になり先程よりも幾分も近い距離に内心鼓動早めながらも背中を預け、これで良かったかと見上げて尋ね)

  • No.619 by マジェスティ  2021-02-24 10:17:02 


あぁ…俺もお前に名前を呼ばれるのが好きだ。……こっちの方がより近くに居られる。俺の充電をするんだろ、ソウゴ。
(相手にとって自分だけが特別、なんとも優越感を擽る言葉の響きだ。それを噛み締めるように頷く。こちらの懐の内へ招いてもすんなりと相手は脚の間に収まった。それだけの信頼感を持ってくれている証でもあり、自分がそれだけ相手を許している証でもある。こちらへもたれ掛かる身体の重みすら幸せなものに感じる。両腕を脇下から通すとそのまま腹のあたりに添えてより2人の体を密着させる。後ろから抱き締めるこの体勢は、2人の体が収まりよく重なっていてすぐに互いの体温を交換し始める。心地良い暖かさを堪能しながら頬を相手の頭へくっつけた。2人同じ制服をきて文化祭の最中ひっそりと温め合う。自分は本当の生徒ではないが、この賑わいの中で2人だけ特別な時間を過ごしているのが幸せでそしてこれもまた優越感が募る行為だ。先程の甘い言葉のお返しにわざと耳元で囁くよう話しかけ、少々悪戯を仕掛けてやり)

  • No.620 by 魔王  2021-02-24 11:13:42 


じゃあお揃いだね。 うん、あったか…。っ、するけど、そこで喋るのはだめ
(相手が紡ぐ自分の名前も「好き」という言葉の響きも愛おしい。預けた体重も許容され、後ろから腕が回され抱きしめられるとより密着して服越しに相手の体温が伝わってくる。今まで正面から抱きしめ合うことが多かったが、背後から抱きしめられるこの体勢も守られている感覚がして悪くない。ぽかぽかした陽気と相手の体温に心地よくなってくれば瞼を閉じてこの幸せに浸る事にする。この温かさを堪能出来るのもきっと自分だけだけだ。そう思うと自然と表情が緩む。そのままゆっくりとした時間を過ごすと思っていたのに不意に耳元で囁かれるとぴくりと相手の腕の中で跳ねてしまう。わざわざ耳元に口を寄せて名前を呼ぶなんて絶対わざとだ。ゆるゆると首を左右に振って抗議の声上げながらも離れる気はなく身を預けたままで)

  • No.621 by マジェスティ  2021-02-24 15:08:05 


あぁ、いい陽気だ。くく、お前は本当に囁かれるのが弱いみたいだな。…そういえばさっき廊下に後夜祭のお知らせというポスターが貼ってあったんだが、文化祭が終わったあとにも何かあるのか?
(柔らかな日差しの下で恋人を抱えながら賑わう文化祭の音を遠くに聞く、思わずここで眠ってしまいそうな程心地よくて安らぐ時間だ。悪戯は効果覿面のようで腕のなかでピクリと反応する姿が愛らしい。相手が緩く首をふると髪が頬を撫でて気持ちいい。もっと可愛らしい反応が見たい気もするがやりすぎると執事として店番ができなくなりそうだ。仕方なく耳元から口を離してやると代わりに筋肉の薄い腹を手持ち無沙汰になった手で撫でておく。しばらく黙ってこの時を堪能していたが、ふとこの屋上に移動する間に見たポスターのことを思い出す。文化祭後に行われるという後夜祭は祭りの締めとしてステージの演奏やフォークダンスやらが企画されているようだ。変わらず腹部をゆるゆると撫で目線は宙へむけながら問いかけ)

  • No.622 by 魔王  2021-02-24 16:26:07 


分かっててやってる分、重罪だからね。 何か文化祭の片付けが終わった後にグラウンドの方で打ち上げみたいな締めくくりのイベントやるんだって。 フォークダンスとか告白大会とか色々あるらしいけど自由参加だからそういえば参加した事ないかも。…興味ある?
(企みが成功したとばかりに耳元で笑みを零されると多少悔しい気持ちはあって拗ねた様に言葉を向けるが、そんな戯れも嫌いでは無かったりする。すっかり弱点を握られているのは不本意だけど。代わりに回された手がお腹を撫で始めたが先程よりもまだ我慢できる程度の擽ったさで暫くはそのままさせておく事にする。何も言葉を交さずとも相手の腕に収まっているだけで安心出来る。本当に充電器みたいなどと考えていれば後夜祭について話題が振られた。学校主催の面が強い文化祭に対し、締めである後夜祭は生徒会に運営が一任され比較的自由なイベントや企画が多い。その為毎年ステージ上で告白する企画やフォークダンス等が伝統として残ってるらしい。後夜祭の時に結ばれたカップルは長続きするというジンクスも聞いたことがある。今までは親しい友達が居なくて去年も一昨年も後夜祭の前に帰っていたが、今年は相手の存在がある。本来はこの学校の生徒だけの行事だが、制服を着ているならバレなさそうだ。腹部撫でる相手の腕に手を添えながら興味あるのかと問いかけてみて)

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