2人掛けの玉座 【〆】

っ、恥ずかしいことを言うな。心臓が持たん。……ずっとお前の名前を呼びたいと思っていた。だがオーマジオウを始末する使命のある俺に資格はないと思っていたが……お前と同じ未来を目指して誰よりもお前の近くに居てもいいなら、お前を名前で呼んでいいと思えた。だから…ソウゴと呼ばせてくれ。
(自ら抱きしめにいったもののまだ恥ずかしいのは事実、相手がずっと自分を想ってくれていたのを聞けば自分の勘違いではなかったことが嬉しいものの真正面から全てを受け取るのは恥ずかしい。なにせ先程から胸の高鳴りが止まらない。だが名前を呼んだ理由はきちんと伝えなければならない気がして腕の力を少しだけ緩めて2人の間に少しだけ空間を作ると再び目線を合わせる。最初こそまともに話していたものの、次第に恥ずかしさが勝っていって目線が泳ぐ。先程よりも冷静に周囲を見れるようになったが遠目には他の客の姿があって誰が通るやも分からないこの広場でよく告白出来たものだと自らに驚く。それでも伝えなければいけないことはきちんと相手に届けなければ。まだ至近距離にある相手の双眼を再び捕らえるともう一度その名前を呼んで)

ゲイツの心臓、ドキドキしてるもんね。…うん、ずっと側にいて俺の名前呼んで。俺もゲイツの事呼ぶから。…、
（自分から告白を切り出してきて抱きしめて来たと思えば鼓動は早くてそんな年相応の少しカッコつけたい所も好きで自分もドキドキと胸が煩いのは棚に上げて少し揶揄うように告げる。少し距離をとって名前を呼んでくれるようになった理由を大人しく聞くも徐々に視線が泳ぐのが分かって口元がニヤける。今まで呼んでくれなかった理由もそれをちゃんと説明してくれるのも彼らしい。大きな決断をしてこれからも側にいてくれるという。再び呼ばれる自らの名前の響きもそれを紡ぐ相手の口も愛おしくて背中に回した手を一旦離せば両手を相手の頬に添える。これから何回でも名前を呼ばれたいとワガママを告げ。想いが通じあった高揚感か元々あった欲か、相手と見つめ合えば吸い込まれる様に再び顔を近付け一瞬触れるだけのキスをして）

うるさいっ、お前だって鼓動が早くなってるだろ。あぁ、もちろ……_____ぁ、…お、まえ…と、突然そういうことをするなっ！
(こっちはいっぱいいっぱいだというのに相手はこちらをからかうようにニヤけている。いつもならばこのほっぺを指で潰してやる所なのに今まで溜め込んだ本音を一気に吐き出したせいか、そうやって戯れる余裕すらなく、軽く反論するのが精一杯だった。名前を呼ばれる心地良さに浸っていると、不意に両手で顔を包まれて言葉が止まる。それはまるで相手の中に閉じ込められているようで、視界にはその顔しかない。暖かい手のひらに包まれ思考がぼんやりとしているとまた不意に互いの距離が縮まった。反射的に目を瞑る、次の瞬間に唇に柔らかなものが当たって直ぐに離れた。最初こそ何が起こったのか分からず相手を見つめていたが、少し時間を置いてから今何が起こったのか理解して、一気に熱が顔へと駆け上がる。羞恥がすぎて思わず相手を跳ね除け逃げ出そうとするが、両腕を掴んだところでなんとか踏みとどまった。こんなにも想いの篭った行為から逃げてどうする、だがそう思う心と裏腹に耳どころか頬まで赤くなってしまった。結局は文句を言うようにして返事をするが嬉しさがじわじわ込み上げてきて腕を掴んでいた手を落ち着かないようにわさわさと撫でるよう動かして)

ん、…ふふ、奪っちゃった。 …ゲイツのそんな顔初めて見た。…っ
（顔を離すと何が起きたか分かっていない様な相手の表情がみるみると赤く染まっていく。耳どころか頬まで赤くなった相手の顔を見るのが新鮮で悪戯が成功した時の様に笑みを零し。一瞬しか唇同士は触れ合わなかったが随分と柔らかかった気がする。その感触を知るも今こうして顔を真っ赤にした表情を見るのもこうして特別な関係になったからこそ知ることが出来た一面だ。相手の頬から両手下ろしてその顔を見上げる。殆ど勢いで唇を重ねたが相手が真っ赤になって動揺してるのを再確認すれば変に冷静になってしまい今更になって照れが襲ってきた。頬に熱が上がってきてはその状態で固まり）

、当たり前だろっ！……初めて、なんだよ……まったく何が奪っちゃっただ……って！なぜお前が照れるっ！お前からしてきたんだろうッ！
(不意打ちのキスを成功させご満悦な顔が憎らしくも愛おしい。恐らく今まで生きてきた中で一番動揺している。取っておいたわけでもないが、誰かと口付けを交わすなどしたこともない。そういう意味では相手の言う奪っちゃった、はかなり正しい表現だ。なにせ初キスを奪われたのだから。両頬から手が離れたがまだ胸の鼓動は早い、それを誤魔化すように文句をつらつら並べていたが、ふと向こうを見てみると何故か今度は相手が固まっている。思わずツッコミをいれながら相手の頬を両手で潰す。先程こちらから抱きついて鼓動が早くなっていたことは棚にあげておいた)

初めてなんだ…。 何となく今キスしたらどんな反応するか気になって。っ、だってゲイツが顔真っ赤にするから本当にキスしちゃったと思って…俺もこういうのした事ないし…
（初めてと聞けば思わず反応して確認する様に復唱する。彼の口付けは自分が最初で他の誰も知らないと思えば嬉しさが湧いてくる。文句に対して言い訳重ねつつも自分の名を紡ぐその口ごと自分の物にしたかったのは事実でそこまでの後悔や反省もない。だが、それに対して照れてしまうのは別の問題だ。頬を潰されて多少変な顔になりつつも後から実感したのだと理由説明し。続くように自分も経験が無いこと告げるも恥ずかしそうに言葉尻小さくなっていき）

全く答えになってない、……まぁだが、お前もその…初めてか………それなら、お前の初めてが俺で良かった
(心のままやりたいことに忠実なところは実にこいつらしいが、振り回されるこっちの身にもなれという話だ。こうして心のまま進む相手に救われることもあるし、そんな姿に心奪われているのも確かなのだが。それに、この初めてのキスに対して文句を言うものの悪いものではなくて、むしろ互いの気持ちが通いあった証のようで大切にしたいと思える。さらにそれが互いに初めてのものなのだから、尚更先程の瞬間を心に刻んで起きたいと思えた。頬から手を離すとこちらも相手が初めてのキスであったことを噛みしめる。たった一度しかない初めてが自分のもので、自分を相手に刻みこめたようで妙な優越感が胸を占める。思わず口元を緩めながら小声になっている相手を見つめ素直な気持ちをまた口にして)

お互い初めて同士だね、運命だったりして。 …花火もそろそろ終わりそう
（文句を言いながらも悪くないと思ってくれてるような口調が丸わかりだ。相手の初めてが自分である事も自分の初めてが相手である事も凄く嬉しい。それに拘っているのは相手も同じの様で想いが成就して浮かれた状態ではついロマンチックな言葉も使いたくなってしまって緩い笑みと共にそれを告げて。それにしても想いが通じ合うようになってからいつもの様に取り繕ったり逃げたりしないせいで真っ直ぐと素直な気持ちをぶつけられるようになった。それは勿論好ましい事ではあるがその度にドキッとしてしまってしょうがない。照れ隠しに視線を反らせば花火も終盤に近いのか連続だったり一斉に打ち上がり夜空に色鮮やかに咲いている。先程とは一日の終わりを感じるのは一緒だが今は終わってしまう寂しさや名残惜しさは大分消えていた。最後の花火を見るように促しながらも距離感はそのままで今日と思い出を刻みつけるように空を見上げ）

何が運命だ……まぁ、そうかもな。_____今日は良い一日だった。
(つくづくこいつは自分の心に素直だ、王になるとすんなり口にしたり、こんなロマンティックで恥ずかしい台詞もさらりと言ってのける。それを一度は鼻で笑って退けるも、自分が時代を超えやってきてこいつとこんな仲になってお互いの初めてのキスを捧げ合うなんて、普通起こることじゃない。結局は相手に同意する形になる。これも王たるこいつの意志のせいか、とも過ぎるが、それはそれで相手が自分を選んでくれた喜びもある。どちらにせよ、今こうやって想いを伝えあえて幸せなことは確かだった。相手に促されまた夜空を見上げる。色とりどりの花火が次々に打ち上げられ空を照らしていた。目線は花火へ向けたまま、相手の手を取って繋ぐ。相手と一緒に未来を歩むことも、相手の特別になることも決め、口付けを交わした今日、この日のことは決して忘れることがないだろう。最後にキラキラと煌めく特大の花火が打ち上げられて締めとなった。一度目を閉じ胸の内に今の光景を丸ごとしまったあと、「帰るぞ」と一言声をかけて)

ゲイツもそういうの信じるんだ？ そうだね、勉強頑張った甲斐があったかも。ん、帰ろっか。あ、帰りはバイクが良いな、電車人が多そうだし
（運命だのそういう非現実的な事を信じるようなタイプだとは思わなかったのか結果的に肯定した相手に意外という表情向け。こういう所も自分に影響された結果だと思うと嬉しい物がある。もしも相手が未来から来なかったら、ゲイツの様な真面目で優しい性格で無ければ、テストの問題が異常に難しかったら。そんな幾つものもしかしたらを考えたらキリがないが、今こうして2人で様々な約束をして立っているのは事実なのだ。それを確かめる様に打ち上がる花火を見上げながらも繋がれた手を握り返し。最後の花火も打ち上がるのを見届ければ促されて退場ゲートの方に歩き出す。朝来た時とは違って手は繋いだままだ。手から伝わる相手の体温を感じながらももう暫くだけ2人でいたくて帰り方提案して）

そうだな……どちらかと言うとお前を信じてる。お前が運命と言うならそうなんだろうとな。俺も教えたかいがあった。あの中に詰め込まれるのはもうごめんだな。……2人乗りするか？
(非現実的な運命なんて言葉を鵜呑みにするのは確かに自分らしくはない。この違和感に対する答えはすんなりと出て、答えは相手にあると結論を出す。こいつの言動にはなにか言いえない力がある気がする。それこそオカルトめいているが、相手と接してきてそれはひしひしと伝わっていた。人を動かし最後には運命をも動かすと言われてもあまり驚かないかもしれない。なにせ動かされたうちの1人だ、さらにはその男に惹かれ惚れてしまったのだからどうしようもない。花火が終わり一斉に客が帰り始めた。このままでは行きの二の舞になってしまうだろう。2人で体を寄せ合うのは悪くないがもうそんな偶然やハプニングに頼らなくても良い関係だ。入った時とは違い繋がれた手はそのまま退場ゲートをくぐり駐車場の方へ向かう。バイクのウォッチを取り出そうとしたが、そこで一旦動きを止める。せっかく2人きりの時間を過ごすのならより近くにいる方がいい。相手の反応を伺うように顔を向けつつ問いかけて)

そっか、随分と俺信用されてるんだ。神様とかじゃないけどね。…！2人乗りしたい！ 俺がゲイツの後ろに乗っていい？
（自分のことを信じているという方が一種のプロポーズみたいなような気がする。真っ直ぐにそんなことを言われるとまた照れてしまいそうになりつつも悪い気はしない。寧ろそれだけ自分の事を信用してくれてると感じることが出来て口元が緩み、冗談を飛ばせる位には余裕が出てきた。例えこれが偶然だろうが運命だろうが繋いだ相手との関係は変わらないなら好きに解釈すればいい。ゲートを抜け駐車場に辿り付くと自らもウオッチを取り出そうとするも2人乗りという響きに目を輝かせる。年頃の高校生として好きな人と2人乗りというのはそれなりに憧れはある。若干前のめりに希望伝えてはご機嫌な様子見せて）

お前は神じゃなくて王様になるんだろ。まぁ信頼してるというのは変わらないがな。、あ、あぁ……はしゃいで落ちるなよ。
(相手に似合うのは神という言葉ではない。紛れもなく王というその文字だ。口の端をあげ小さくニヒルに笑いつつ返事をする。2人手を繋ぐのもなんとなく慣れてきた、こちらもこの距離感に少しずつ慣れてきた。そういう気でいたのだが、2人乗りの提案に目を輝かせ前のめりになる相手をみるとその眩しい顔と近い距離にドクンと心臓が揺れる。関係が変わったからといってこういうことに慣れたわけではない。慌てて視線を逸らしつつウォッチを取り出すと起動させバイクへと展開させた。一旦繋いだ手は離してヘルメットを手にすると、もう1つを相手へ差し出しつつ、機嫌良さそうな相手を子供扱いするように釘をさして)

うん！ 心強い側近兼恋人がいて幸せだなあ…。もー、俺の事子供扱いしてるでしょ。落ちないって。
（幼い時から揺るぐことのない自分の夢。だが誰かに認めて貰えて肯定してくれた機会はあまりなくて、こうして当たり前の様に言われると喜びが湧き上がってくる。元気に返事しつつも今日何度目か分からない幸せを噛み締めては素直な感想呟いて。ヘルメットを受け取って頭に被りつつ分かりやすく子供扱いされた事に拗ねた様に抗議の声あげ。だが勿論本気ではなく口元は緩んだままで準備が終われば初めての2人乗りに期待感顕にしながらも相手の準備が済むのを待ち）

っ、……まったくお前は呑気な王様で………恋人だな。お前なら嬉しいと騒いで落ちかねん。ちゃんと捕まっておけ、行くぞ。
(特別だと言ってキスも勢いで済んでしまったが、恋人と呼ばれるのは初めてでまた鼓動が跳ねる。先程のキスを考えればこういうことを言うのも無意識なのだろう。それほど純粋な気持ちでこちらのことを想ってくれているということなのだろうが。不意に出た言葉が嬉しいのは確かでこちらからも同じ言葉をと口を開くがやはり恥ずかしい。相手とは違ってすんなりその言葉を言うことはできず、バイクに跨りながら視線を明後日の方へ向けつつようやくその一言を口にすることが出来た。その恥ずかしさを相手を子供扱いすることで誤魔化す。といってもこの喜びようなら本当に騒ぎ出してもおかしくない気もするが。今でも顔からワクワクが溢れ出しているのに。その顔を見てまた小さく笑うと自身もヘルメットを被り、相手が後ろに乗るのを確認するとバイクを発進させて)

へへっ、そうだね。流石に2回も大怪我したくないって。はーい、じゃあ宜しくね。
（相変わらず呆れた様な口ぶりだが相手の口から恋人という言葉が聞こえてくれば二人の関係が変化したことを実感して思わず笑みが零れる。照れているのか顔を見せないで、だけどちゃんと言ってくれる所が彼らしい。バイクに跨った相手の後ろに乗りながらもちゃんと反論をする。大怪我をしたら自分が痛いのもあるが、そのせいで申し訳なさそうにする相手の顔が1番見たくない。それにこの身体は自分の物だけじゃなくなったのだから。そんなことを考えながらも相手の腰に軽く抱き着くような形で掴まって声をかければバイクは発進して。普段とは違う乗り心地と2人乗りをしている現状にワクワクしながらも相手の運転に身を任せ）

そうだな……お前に二度と怪我などさせない。
(こっちは羞恥を超えて捻り出した言葉だというのに笑い声を零すとは呑気な奴だ。だがそういうのも嫌いじゃない事はもうとっくに気づいている。相変わらず頬を指で潰しはするだろうが。運転中で手を離せないのが残念だ。こちらの腰に腕を回してまた体を寄せ合うとまた心臓が騒がしくなる。後ろからの分まだマシではあるが運転により集中しなければ。過去一度腕を怪我させてしまった身、あんな身の冷える体験はもうごめんだ。こいつの側近として、そしてそれ以上にこいつの恋人として、絶対にこいつを守らなければならない。それはこの時代を未来に繋ぐことにも繋がるはずだ。強い決意と共に重く力強い口調で宣言するよう言いながらバイクを走らせていく。もう真っ暗になったコンクリートの道に時折街灯の光がさして、それがどんどん後方へと過ぎ去っていく。緩いカーブを曲がりながら心做しかいつもより運転は丁寧になっていて)

頼もしいね。この辺の事知ってたら寄り道とかも出来たのにな…、おじさんに心配かけちゃうか。 まあまた一緒に遊びに行けばいいもんね。
（力強く宣言受ければ頑固たる意志を感じて、それだけ先日の事で心配を掛けたと少し申し訳なくなる。だが同時に未来を一緒に作るには十分な程頼りになる言葉で素直な感想を零す。その宣言通りバイクの運転はいつもより何処か丁寧で此方を気遣ってくれてるのが分かって嬉しさが込み上げてくる。衝動的に更に強く抱き締めたくなるが運転の邪魔をする訳には行かずに相手に見えない口元を存分と緩めるだけに留め。変わりゆく景色に土地勘があれば寄り道としてまだ遊べるのにと呟くも直ぐに大叔父の顔が浮かんで考えを引っこめる。それに今日一日に詰め込まなくても何時でも誘える間柄になったのだと前向きに考えて語り）

そんなに焦らなくても良いだろ、夜も遅い。それに、これからはテストのご褒美にしなくても出掛けられる。俺はきっと……もう未来に帰ることは無いしな。時間はいくらでもある。
(時刻はもうとっくに夜の時間帯だ。大叔父に心配をかけるのはもちろんのこと、あまりはしゃぐとウォズが介入してきそうだ。2人にはたくさんの時間がある。そして何処かへ出掛ける理由は恋人だから、で済む関係になった。そして本来自分はこの時代にいない人間だが、相手と一緒に歩むと決めたというこてはこの時代に残ることを決めたことになる。未来の仲間はこの時代を王と一緒に歩むことで救えるだろう。今まで自分が積み上げてきたものを全て賭けても良いと思えるのが後ろにのるこの男で、同時に大切で特別で、いつまでも一緒にいたいと願うのもこの男だ。車っけのない道を走りながら自分がいた世界とはまるで違う光景を眺める。いつかこの景色も違和感なく受け入れられるようになるだろう)

そう、だね…うん。 じゃあ次は何処に遊びに行く？ 映画館とか水族館も楽しそうだよね。 思い切って観光地に旅行しに行くのも良いなあ…。
（どちらにしても今日行くのは懸命ではなく素直に引き下がる。相手の言葉通りまたいつでも出掛ければいい。だが、未来に帰ることがないと言われるとずっと一緒にいてくれると約束してくれている様で嬉しい反面彼に色んな物を切り捨てさせてしまった様な気がして歯切れの悪い相槌になってしまい。 少し考えてみるもそれが相手の意志なら喜んで受け止めようと考え切り替えれば次の予定について悩み巡らせ。今回は遊園地と賑やかな所に行ったから落ち着いた所に行くのもありかもしれない。そんなことを相手の背後で呟きつつも段々と自宅近くの見慣れた景色になってくれば彼にとってもここが落ち着く場所になってくれたらいいのにと周り見渡し腰に抱きしめ直して）