陽が照らす桜の木（〆）

わーっ！ なんてことをっ！
街中であまり目立つ真似はするなって言ってあるだろ！？
（言いがかりで人の相方を盗人扱いしておいて、証拠を出せとは厄介な、そりゃ真犯人を引っ捕らえでもしないと難しいだろう、と、店主の言い分に内心呆れかけたが、それを表情に出すより早く、相手が売り言葉に買い言葉とばかりに行動を起こせば、遠方で火柱が上がり。周囲のどよめきも去ることながら、突然の派手なパフォーマンスに自分も驚いて、得意気にキメている風の相手の自由な腕を、つい抑えるように両手で掴めば、焦ったように声を荒げ。

他方、空から降ってきた真犯人はそのまま着地に失敗して地面に転がり、ジャケットの裏から盗品の金のネックレスまで落ち。言うなれば、相手が行ったことは自分が思いついた潔白の証明方法と合致しているわけで、以心伝心とも捉えられそうだが、肝心の店主の方も目の前で起きた出来事に「ひ」と小さく声を上げては、相手から手を離し。その様子を見ては、背に滴る冷や汗を感じつつ、僅かな間で場を濁す言葉を探し、結局相手の腕を掴んだまま下記を述べては、足早に屋台の前から立ち去ろうとして）
その、えぇと…………っ……ね？ アラムは犯人じゃなかったでしょう！？ じゃ、僕たちはこれで！！




（／了解です^^ あ、あとっ！あまり卑屈になるのもどうかと思いつつ、念のため。やり取り開始後でも気付く相性などはあるかもしれませんので「ちょっと…」と感じられた場合は遠慮なく！ 折角、素敵な世界観なので、抱え落ちになるのは避けたいと思っています。）