陽が照らす桜の木（〆）

りょーかい、そんなに掛からねーと思う。

（手招きに応じ其方へ行くと、内心で頼まれた物を復唱し小銭を受け取り。この宿へ来る途中に見掛けた宝石店に行けば揃う筈、出掛けている間に夕飯が出来たと知らせが来ては折角の料理が冷めてしまう。見回りも買い物もそんなに時間は掛けずに終わらせねば。急足で向かおうとするも思い出した様に振り返れば下記を述べては、そそくさと出て行き）

あ、夕食が出来ても先に食うなよ？すぐ戻るからっ。

（／買い物や夕食にあたり、特に丁寧に回したい箇所がなければ、時間を次の日に飛ばしたいのですが、宜しいでしょうか！？ もしじっくり希望のシーンがあれば、そこはご希望に準じたいです*´｀*）

（／構いませんよー！
何なら数日飛ばして、別の街にいる状況からスタートでも面白いかもしれませんね！最初の絡み文で場所を表記し忘れていたので（笑）東西南北＋中央、お好きな場所を指定して頂いて絡み文投下お願い出来ますでしょうか？
敵とか必要であれば、此方でご用意致しますので言っていただければと！）

（／ご回答ありがとうございます！
こちらの希望としては、飛ばすのは次の日の午後辺りで宝石市の描写をやりたいですね！ 息子は普段任務のない時は商人なので、仕事モードですが、それだけだとメリハリがないので、市場で敵と遭遇とか突然任務が届くとかのスパイスを入れるのは如何でしょうか？ 地域は実は何処が相応しいかと秘かに迷っていたのですが笑 そんなに工業化されていない／寒くない、という点から、東寄りの南を想定させてもらえると嬉しいです。ご了承頂ければ、本編のロルをお返ししますね！）

（／分かりました、では宝石市場への場面展開から伝令役から指令が届きその場所へ移動するって流れで行きましょう！
指令内容は、子供狙いの人攫いが頻発していてどうやら敵側と繋がってる様子だから探れ、みたいな内容を考えてみました。あ、伝令役もこちらで用意致しますので！）

おーけい、おーけい
(出掛けようしつつも夕食の心配も欠かさない相手の言葉に応じ、笑顔で片手を上げれば、その背を見送って。部屋に一人きりになると、改めて白机に向き合うも、くす、と思わず笑みをこぼし。魔人というのは、アシュラバート成立以前の昔から存在すると聞いており。相手も身近な思い出を語ろうとしたところで、二世代前の前世の自分と縁があったというほどに長生きしているらしく。もしかすると、年長の神秘的で偉大な存在とも捉えられるのかもしれないが、一緒にいて、とても強いことや価値観に独特のずれを感じることはあっても、なかなか威厳らしいものは実感できず、そのギャップがおかしく思えて。……だが、呑気一本ではやっていられない。親しみを覚えるからこそ、相手の力を狙い、悪用を目論むものとは自分も契約者として対峙していかなければ、と不意に気を引き締めては、書き物に戻り)

＊＊＊＊＊＊

(さて、次の日の午後。東寄りとはいえ、南部の陽射しはやはり厳しい。それでも小まめに水分を摂りつつ、掘っ立てられた幾つものテントの下を縫うように、床に敷かれたシートや簡易で設けられたテーブルの上に並ぶ宝石や鉱石、アクセサリーを物色しながら歩き回っていて。気になるものを見つけると、それぞれの店の主や売り子に断っては、愛用のルーペで検分し。自前の鑑定グッズを持っているのなら、昨日相手に頼んだ買い物は一体というところだが、その答えとばかりに度々相手を呼び止めると、新品の鑑定グッズを暗に使うように促しつつ。……魔人の見る目に興味を持ったというのもそうなのだが、それ以上に目利きができるなら、仕入れも安心してお願いできるようになるかもと、些か狡い考えを持っていて)

ほら、ね？ アルム、これ、どっちの方が高価かは分かる？



（／了解です^^ 丁寧に答えて頂け、ありがとうございます*´｀*）

ふっふっふっ…俺を誰だと思ってんだ、泣く子も黙る魔人様だぜ？んなもん簡単っ…──

（昨日の買い物の品がまさか自分の為だったとは思いもしなかったものの、そうと分かるなり素早く手袋を填めて得意気に笑うとルーペを取り出し見比べて。宝石類に関しては、契約品として身に付けている事もありそれなりに知識はある筈。そう考えていたのだが、いざ宝石を見比べると口数が減り考えて。交互に見比べ、ほぼ勘で決めると宝石を一つ取り）

──こっちの方が高価だ！

（／いえいえ！素敵な提案でしたので、やってみたいと思いましたので！
此方は蹴って頂いても大丈夫です！）

おぉ！
（自信ありげな相手の物言いに、相棒は思わぬ目利きだったのかと期待して、瞳に光を灯すと感心を声に漏らし。だが、その後の相手の挙動を目で追えば、どうにも手付きが素人っぽく感じられ。……自分も専門の宝石商ではないし、ましてや鑑定士でもないのだが、これは勘頼みになるのではと疑いかけていると、相手は片方の宝石を選択し。再び感心した表情になれば、おぉ、と声に出しかけ、次に笑って「多分正解。俺も同じ意見だ。確かめてみようか」と店主を呼び止めたりして。まぁ、それだけだと冷やかしになるわけだが、時には商品の購入もしつつ似たことを繰り返しては、鑑定の理由を聞いたりコツを話したりし、のんびりとした時間が過ぎて行って）

地元の宝石市というのは、入ってくる情報が面白いな。

っ！と、当然だろっ。
──中には闇取引されてる物もあるぞ。特にああいう一見地味そうな店の店主に、決められた言葉を言うと通してもらえたりな──？

（偶然ではある物の選んだ方の宝石が高価だと相手も同じ意見だった事に驚きを隠せず、然し悟られるのもなと考え表情が嬉しさに綻ぶのを必死に隠そうと変な顔になり。
現主人から四世代前の主人が武器商人をやっていた事もあり、その頃に様々な事を学び得た知識。主人の職業柄を活かした潜入調査で得た物ではあるのだが、市場を見渡せばそれは現在もある模様。ならば露店に紛れて自分たちが所属する＂太陽＂の伝令役のいる店も各地にある筈と考え、注意深く見渡せば露店のテントにひまわりを模した模様のある店を見つけて。
「カラム、こっちだ」と一言発せば先を歩いて、如何にも古く年季の入ったテントの下で商売する店の前で足を止めて。
頭にはターバンを巻き、ボサボサの垂れ眉、口髭を生やした小柄な年配男性が椅子に腰掛けて悠々とパイプタバコを吹かしており。その胸にはぱっと見では分からない太陽を模したペンダントを首から下げているのを確認すれば）


──じいさん、ジラソーレ。

（／お返事が遅れそうなフラグが建っているため、先手を打ってのご連絡を失礼します！汗 最悪土曜日までお時間を頂けると幸甚です涙 宜しくお願いします↓）

へぇ、闇取引？ よく知っているねぇ。

（何処となく得意気に語られる相手の知識に、素直に関心すれば、次は突如それとなく辺りに注意を向けだした相手の動向が気にかかり。……どうかしたのかな？と思って見ていると、不意に呼びかけられ、首を傾げ「何か良いものでも見つけたのか？」と言いつつも着いていき。辿りついたのは、少々古臭いテントの前。特に何か良いものを扱っているようにも思えないが……相手の行動には迷いを感じられず、まるで何かを確信しているようであり。相手の隣でこれから何が起こるのだろうと、相手と店主、双方の様子を注視していれば、相手の方が一見脈絡のない言葉を発して。しかし、その言葉が意味するものに心当たりが思い浮かべば、小さな声で漏らすように）

あ、もしかして……



(/危惧したよりは早めに戻れました。お騒がせしました←/蹴り推奨)

「… エスターテ。
中に入ると良い、待ち人がいる。」
（右眉を上げジロリと二人を見ては一言合言葉を。パイプを口から離し、静かに告げるなりテント脇から奥の建物へ入るように促して）



─そう言う事。この言葉覚えておけよ？
今後役に立つからな。
（店主の返し言葉を聞いてからご明察と言わんばかりに頷けば、各地にいる伝令役との合言葉だと簡易的に説明して。促されるまま、テント脇の狭い通路を通り奥の建物へと先に入り。中には如何にも旅人らしい服装、けれど腰には帯刀しそれを隠すように全身に黒のロングポンチョを纏った青年が一人立っており）



（／此方こそ、遅くなりまして申し訳ありません！）

……ははは。
（店主の切り返しを聞けば、これがお芝居の中の話であれば素直に胸踊らせることもできるのにな、なんてことを考え、苦笑いして。待ち人がいると言う、この流れ。つまり、王家からの伝令だろうか。―― 力ある者は力なき者に施せ、それが心であれ腕力であれ財力であれ、富める者の責務というものだ―― とは敬愛する父の言葉だが、正直なところ、まだまだ任務の最中もよく仕入れのことを考えてしまうし、任務の過程でも市場の近くに立ち寄れるとラッキーと思ってしまって、今も今で "厄介な任務じゃありませんように" なんてことをうっすら願ってしまっており。だが、同時に、魔人と契約し、シャムスに所属している以上、果たすべき役割を投げ出す気もなく、合言葉の解説をしてくれた相手に「りょーかい。覚えておくよ」と軽く返せば、導かれるまま奥へと進んでいき。辿り着いた建物の一室で、怪しげな青年の姿を瞳に捉えると、一応は警戒心も備え、それなりに離れた距離から、青年の様子を伺いつつ声をかけてみて）

やあ、こんにちは。君が伝令係？



（／いいえー。一週間ぐらいはアラート不要でお待ちしますよ～）

伝令「はい、我々は鴉と呼ばれておりますので以後お見知り置きを。早速本題ですが、カラム様とアルム殿に指令が下りましたのでご確認ください。」
（拳を作りその手を自らの胸に当て忠誠を誓うポーズを取り軽く自己紹介を。腰の右側につけた革製のポシェットから王印の押された一通の手紙を取り出すと差し出して）


──ふあーぁ…。
（室内の椅子に座れば、黙ってそのやりとりを見ており。また面倒な内容で無ければ良い、なんて考えながらだらし無く一つ欠伸をして）


（／ありがとうございます！
ここ数日は遅れるやも知れませんので、先に報告させて頂きますね）

慣れないなぁ
（厳かな伝令係の物言いに、不満は一縷も含んでいないが、以前は一介の商人に過ぎなかった者の本音をさらりと漏らしては、自身の横首を軽く撫でつつ、その言葉通りに不慣れな空気感を自分の心情に合わせて繕うかのような緩い笑みを浮かべ。さらに、手紙を受け取る前に、一応、自分も見よう見まねで忠誠を示すポーズを取って、伝令係の表情を伺ってみて。何せ、相棒たる相手はリラックスした雰囲気であり、そのようなこともしていないので、不要なのかもしれないが、意識としては自分自身もあくまで"王家に仕える身"であり。伝令係の彼が、自分たちを"王家の意思の代行者"と見なして先の仕草を取ったのであれば、自分も"王家の意思の伝達者"である彼と、王家から届けられた手紙そのものに敬意を示そうと考え。その後、にこっと笑うと、受け取った手紙を開きつつ、相手にも声をかけ）

さて、どういう内容かな。……アルム、寝ないくれでよ？



（／承知しました。特にご指定がなければ、最終レスより１～２週間を目安にお待ちします。それより長引きそうな場合は、再度ご連絡を頂けると幸いです）

伝令「──お疲れのようですね。良かったらコレどうぞ？
（アルムの様子を見て同じポシェットから、袋を取り出しその中からクッキーを一枚取り出しながらアルムに近付き差し出して）」


寝ねーよ──…っ。
（伝令役の行動にほっといてくれと言わんばかりに首をプイッと振れば、頭の後ろで手を組み目を閉じて拒否。其れよりも手紙の内容が気になりカラムを見て、片目を開けて読んでくれとアピールして。）



ー手紙ー
数週間ほど前より、子供の誘拐が多発している。調査した所、南東部外れの洞窟にどうやら犯人のアジトがある模様。
国の兵を数十人送り込んだが連絡が途絶え、帰還したのはたったの一人。その者によれば、不思議な力を使いまるで獣のような姿であったらしい──よって、我々は「月（カルム）」の関与があると見ている。

カラム・ハッサン並びにアルムナークに命を下す。
子供達を救出し、犯行目的の調査、犯人らを捕縛せよ。
もし仮に「カルム」による物であれば──生死は問わん。
以上。
　　　　　　　　　　　　ーアシュラバート国王ー


（／優しいお言葉ありがとうございます！
もっと長引くかと思いましたが、後2、3日程で元のペースに戻れそうです。お騒がせしました。
此方は蹴って頂いて構いませんので！）

―――――― ……だってさ。わぁ……
（相手の目配せに応じ、開いた手紙を最初から最後まで声に出して一読すれば、想像以上に深刻そうな指令の経緯と内容に思わず、静かな寒心を漏らし。アジトの場所は割れているが、犯人の素性がどうにもきな臭いと言うわけか、月[カルム]が絡んでいるのであれば、一般兵を無闇に差し向けても犠牲者に成り変わってしまうだけというのも合点がいって。本当に正直なことを言うのであれば、自分もそんな事態に関わるのは割りと怖いんだが、それでもそれが王様からの命とあれば従う他はなく、従うのであれば、嫌々やっても気が滅入るのみと考え。片手を胸に当てそっと小さく深呼吸し、気持ちを切り替えると、伝令係に向き直って、表情にこそ相変わらずの柔和さを残しつつ、眼差しは真剣に）

指令、確かに承ったよ。早速動こうと思う。その上でアジトまでの案内があると心強いんだけれど、この手紙にある生き残りの兵士はもう王様のところに帰っちゃったのかな？



（／誤字が多くてすみません泣 お恥ずかしいorz／蹴り推奨）

伝令「いえ、近くの民家に待機させております。ただ酷く怯えている様子で案内させるのは難しいかと…。」
（アルムへ差し出していたクッキーをしまい、相手に向き直ると申し訳なさそうに言葉を紡ぎ。「あの私で宜しければ案ｎ──」と案内役を買って出ようとするも、重なる様にしてアルムにより遮られて）


必要ねーよ、微かな魔力でも辿れば行ける筈だ。まあ姿を見ているならそいつにも微かに付いてんだろ。だからその兵士に会わせろ。
（手紙の内容を聞いて、自分の知らない魔人が新たに誕生したのだろうか。月を率いる魔人とは顔見知りだが、また面倒な事でもやらかそうとしているのではと考えを巡らせては溜息を一つ吐いて。椅子から静かに立ち上がると兵士の言葉を遮り不要だと告げ、魔人なら基本として有する力を使えば簡単な事だと説明して。ズカズカと伝令役に近付けば、本人はそんなつもりは全く無いのだが側から見れば上から見下す様な威圧感で促して）

そっか…………え、アルム、ちょっと！
（伝令係の返答を聞けば、話に登場した生き残りの兵士に同情のような気持ちが芽生え、少し俯き、相槌を打って会話を締めようとするも、伝令係は代案を出そうとし。その内容に興味を持って瞳を上げるも、そこで相手の乱入。解説された魔人の能力には感心を覚えるも、その威圧すら感じられる素振りと言葉遣いには、思わず嗜めるような言葉が口をついて出て。しかし、相手が語っていることが本当なら、件の兵士に会わせてほしいという要求自体は筋が通っているはず。そう思い返せば、一旦口を噤み、その場で手紙を折り畳み、封筒に戻して手荷物に加え、自分も相手から伝令係へと視線を戻し。相手のことはさりげなく手で制して、威圧感の軽減を試みつつ、自分は伝令係に向け、少々済まなさそうに緩い笑みを作って）

えっと、ごめんね？そういうことみたいだから、兵士くんの居場所だけ教えてもらえるかい？会ってもらえるかは分からないけどさ。

──っ！
（相手に制止された事でハッとして、またやらかしてしまったと己の態度に苛つき小さく舌打ちをすれば先に建物の外へ。──主人以外の人間に対する苦手意識が勝り、どうしても威圧的になってしまう。先程の伝令の自分を見る目も、何処か恐怖を感じている様で思い出すと苛立ちが募る。苛立ちを打ち消そうと己の頭を両手でぐしゃぐしゃと掻き回せば息を整え、建物の外壁に寄り掛かり左上腕部のアームレットに無意識に右手で触れ落ち着きを取り戻そうと。）



伝令「…分かりました。では此処へ行って下さい。
敵に悟られぬ様に鍵を掛けてありますのでこちらも。」
（力になりたかったのだが魔人の目と威圧的な態度に少し腰が引け、相手の制止によって少しばかり軽減されるも残念そうに渋々承諾し。兵士のいる場所が書かれた紙とその民家の鍵を差し出して）


（／ご報告！落ち着きましたので、元ペースで返せるかと思います。／蹴り推奨です）