陽が照らす桜の木（〆）

【Rule-規約-】

※セイチャ規約厳守
※長期参加型、基本置きレス推奨。
（場合によっては即レス可）
※中ロルから無制限の為、中級者以上推奨。（心情・小説ロルなどは不問、終止ロルは程々に。）
※Dキス、押し倒し、添い寝まで可能
（裏行為は禁止です。）


≪禁止事項≫
※鸚鵡や確定などの嫌われロル。
※ハートや♪などの記号、顔文字使用不可。
※過度の美化、最強NG(一撃必殺や連続回避等)
※本体喧嘩NG(キャラ同士なら可能)
※ 成りすまし、誹謗中傷、無言放置、荒らし行為厳禁。



※PFを提出して頂いた後に、合わないと感じた場合お断りする事があります。ご了承ください。


※レス禁止！

【World-世界観-】

アラビアンナイトをモチーフにしたファンタジー要素満載の世界。
その為、友情・恋愛・戦闘も含まれますので苦手な方は回れ右。
モチーフにしているだけで、場所は砂漠が広がる土地だけとは限りません。勿論場所によっては砂漠もありますが、近代風など様々な土地が存在します。



【Stage-舞台-】


王国アシュラバート→ かつて五つの国に分かれていた大陸アルパを統一して誕生した王国。


東→自然豊かで水が豊富な地。通年温暖な気候。山奥に魔人の力により受けた傷や対価により受けた傷のみを癒す「魔人の泉」と呼ばれる幻の泉があるとされる。なかなか辿り着けない事から間に合わず命を落とす者もいる。普通の傷や怪我には無効。



西→機械工学が進む近代都市。通年温暖な気候。



中央→唯一四季がある王都。大きな城があり、その一室が王直属の組織「太陽（シャムス）」のアジト。
一年中咲き誇る大桜が国のシンボルであり、城の庭園に咲いている。



南→通年夏の様な厳しい暑さ、更に広大な砂漠に囲まれた地。離れてはいるが、砂漠地帯には星砂と呼ばれる白浜が綺麗な海もある。



北→通年止む事のない吹雪と極寒の地帯。嘗て脱獄不能と言われたウストゥーラ監獄があり、今では謎組織「月（カルム）」のアジト。


※レス禁止！

【GLOSSARY-用語-】


①選ばれし人間
数千年前に存在した4つの王家より選ばれた子息、息女の4名。1つは現在も存在する王家。
性別を変えて転生を繰り返し、二世代置きに同じ魔人と契約を結ぶ運命。
（転生順例／は*女→男→女→*男…となっていき、初期契約が女ならば次は二世代後の男と契約となる）
前世の記憶はないとされるが、中には魔人と共に生活する事で思い出す者も稀にいるのだとか。



②魔人（ジンニー）
魔力と呼ばれる強大な力を有し、見た目は人間そのものだが人とは異なる存在。
容姿は若いが、本来の年齢は1000歳を優に超えている。属性が存在するも、魔人同士の力は同等。選ばれし人間と血と血の契約を交わし、不思議な力を与える者。共通して、浮遊能力などの基本能力は備わっている。
この世界では様々な魔人が何人も存在すると言われている。ただし、ランプが存在する訳ではない。
二世代置きの契約となる為、契約無効期間は深い眠りに就き、契約者が転生し17歳になった頃に眠りから覚め契約を結びに行く。
また人間の様に性別という概念はなく、一番最初に契約を結んだ主人の匂い等から判断して選らばれし人間を見付ける為に昔の姿とは異なると驚く事も。



③知らせの鐘
選ばれし人間と魔人の契約が成立した時に鳴る鐘。
代々契約成立後、契約時の魔力を感知して鳴るらしい。
鐘の音が鳴ると、選ばれし人間と魔人を王国の兵士が見つけ出し王の元へ連れて行く。その後、王命を受け王直属の組織へ配属される。



④魔人の属性
主な属性は、太陽（緋）、月（黒）、大地（翠）、氷河（蒼）、光聖（黄）、闇影（紫）の6種。他にもあるとされるが不明。何れも能力は同じものや近いもの、または異なる場合もある。能力が大きければ大きい程、契約者に負荷がかかる。無論魔人にも、暫く能力が使えないなどの影響が出る。



⑤血印契約
魔人と人が契約を結ぶための儀式。
基本的には人間一人につき、魔人一人の契約しか出来ない。酒の入った小さな盃に互いの血を数滴垂らして交換し、飲み干す事で契約が結ばれる。契約した以上打ち切る事は出来無いが、人間が死すると契約が無効となる。ただ最近では新たな解約方法があると言われているものの、危険極まりなく両者共に大切な何かを失うとの噂も。



⑥契約品
魔人の属性を表す色の宝石が埋め込まれた黄金の装飾品。人造魔人との契約品は純銀製。契約の証となり、人間と魔人其々に同じ物を左右対となるように身に付ける。契約品は、契約者によって異なる。




⑦王直属の組織「太陽（シャムス）」
国の治安を守るべく作られた組織。選ばれし人間の内の３名、その者たちと契約した魔人３名が主なメンバー。アジトは中央部にある王城の一室。



⑧謎の組織「月（カルム）」
選ばれし人間の内の１名が創設し統率、ウストゥーラ監獄に居た２名（人造魔人と契約）、その者たちと契約した魔人１名と人造魔人２名が主なメンバー。
魔力を手に入れて王座を奪い、世界の全てを我が物にする事が目的。 人造魔人を作り出し人間に憑依させる実験なども行なっているとか。
アジトは北にあるウストゥーラ監獄。



⑨人造魔人
人の手によって作られた魔人。本物に比べると魔力は劣るが、契約者を魔装させることが可能。（例：獣の魔人なら、獣姿に魔装させるなど）
「太陽」に所属する魔人に何かしらの恨みを持つ未契約の魔人が主体となり、動物などを融合させ作られた魔人。 本物の魔人とは違い、容姿は獣人だったり背中に羽が生えたりと形は様々。



⑩常闇契約
危険極まりなく、方法も残酷で下手をすれば命を落とす事から禁忌とされる契約。
複数の魔人と契約し成功すれば、全ての魔人の頂点に立てると言われている。
人間の契約対価は、寿命や内臓の一部、親しい人間など契約魔人が増える毎に変化していくのも特徴。
魔人の契約対価は、大切な者との記憶或いは思い出。この方法は魔人族の中でも禁忌とされ、人間に教えることさえも許されない。


※レス禁止！

「リト…？リトレシア！ははっ、やっと見つけたぞ！…違う？何言ってんだよ、匂いが一緒なんだから間違う筈ねーだｒ…おおお、男ーッ！？」

「ば、バカ！それを売ろうとするんじゃねぇ！契約の証だって散々説明しただろ！ったく…」




Name／アルムナーク

Age／見た目20歳、実年齢3000程。

Strain（種族）／ 魔人

Gender（性別）／♂


Character（性格）／短気で口は悪いが、主人を常に気に掛け一途で心根は優しく思い遣りのある青年。喧嘩っ早い所があり、人間相手にも容赦ない為にある意味面倒臭い。兎に角面倒臭い（※ここ重要）
主人を傷つける者を許さず、時たま暴走する事も。但し、契約者の言葉には逆らう事なく素直に聞き入れる為パートナーはある意味苦労人。


Figure（容姿）／通常173cm、64kg
髪は柑子色のネオウルフ、前髪が目に少し掛かるくらいの長さ。瞳の色は天色、二重で整った顔立ち。
程よく筋肉が付いており上半身裸、ダークブルーのサルエルパンツ。左上腕部に太陽と桜のデザインが施された太めのプラチナアームレット。契約品の他に、左手首にプラチナのシンプルな2連ブレスレット。両耳にピアス。コイン2枚のロングネックレス。



Ability（属性・能力）／属性・太陽
①魔装…主人に自らの能力の3分の1を与え、武器に炎を纏わせたり主人の思うがままに操れるもの。使用時間20分。

②本能力…焔系を主体とした熱能力を得意とし、蜃気楼を発生させ姿を隠したり地面から炎柱を出現させ標的を攻撃したりなど様々。



Compensation（対価）／
①使用時間を過ぎても尚使い続けると、少しずつ使用者（主人）は火傷を負う。火傷と言っても炭の様に、だんだん黒く変色していき蓄積される為全身を覆うと死に至る。回復させる為には「魔人の泉」を浴びる必要が。

②激情すると自身で制御出来ず、意思に関係なく魔力が空になるまで放出されてしまう。空になった途端に7?8歳くらいの子供の姿になり、元の姿に戻るまで5日程掛かりその期間は一切魔力が使えない。



Weapon（武器）／カットラス
柄の部分は美しい装飾がされた黄金で、革製の鞘に収め腰に付けている。



Contact Ornament（契約アクセ）／ 右手首
ルビーが嵌め込まれたトライバル柄のブレスレット。



Note（備考）／愛称「アルム」
初期契約者に対し恋心を抱いていた過去があり、新たな契約者が現れる度に独特の香りから嗅ぎつけ見つける。その度に本人だと勘違いし、記憶が無いことにショックを受けることも。
アームレットは、初期契約者からの贈り物で宝。これに触られるのは良い気がしないらしい。
同じ魔人に対しては普通に接するものの、どうも契約者以外の人間とコミュニケーションを取るのが苦手で怖い印象を与えがち。
また城の庭園に咲く大桜は初期契約者と出会った場所であり、思い出の詰まったお気に入りの場所。
能力②の影響で、子供の姿になる事があるが普段とのギャップに本人だと気付かれない事もあり最近の悩み←
一人称「オレ」、二人称「お前or呼び捨て」


（／お待たせして申し訳ありません！
多少イジりました（笑）

あのトピのお姉さん、お待ちしています！）

トピ建てをありがとうございます！(ぱぁ)
プロフィールを投稿してしまってよろしいでしょうか？ PF投稿OKでしたら、この後の会話は背後に引き継ぎますね(にこっ)

（／もちろんです！
PF投稿、お願いします！）

「俺の名前はカラム・ハッサン！アシュラバート随一の商人さ！」

「やあやあ、お兄さんっ、お買い物かい？ うちが一番お得だよ！ え、目当ては俺…？」

「ここで怯んじゃ、行商人としての血がすたるんだよ……人のいるところに商売の機運があるんだ！」





Name／ カラム・ハッサン

Age／ 18

Strain（種族）／ 人間

Gender（性別）／ ♂


Character（性格）／その昔は内気で泣き虫な少年だったという噂もあるが、今となっては見る影もない、明るくフレンドリーで商魂を備えた逞しき行商人。常日頃から愛想がよく、それは職業柄かと思われがちだが、実のところ、人を楽しませるのが好きなのは元々の性。しかし、情への脆さは商売人に不適当な上、世知辛い旅路の中で弱点を作ることにも繋がるため、普段はむしろ、本来の優しさをなるべく隠し、自身の深いところに踏み込まれそうになると、ドライな仮面を被ってかわし、さりげなく自己防衛する節がある。
何事も損得勘定で考える癖があり、損だと思った現場からは即座に離れたがるが、性根は真面目なので、使命や責務というものを課せられると、一応立ち向かおうとする程度の正義感を持つ。また、得だと判断した現場では大胆な行動も辞さない程度には欲深……いや、勇敢。ずれているところもあるが、普段の生活では概ね常識人。


Figure（容姿）／身長176cmほど。
肌の色は健康的で黒っぽさの映える褐色。無駄のない引き締まった身体をしており、筋肉質ながら身軽そうな印象を与える外見。黒い髪はツヤのあるクセ毛で、短く切っている。睫毛は目立たず、瞼は二重で目尻は切れていて、瞳の色はペリドット。髭に関しては、本人としては濃く生えるなら伸ばしたいらしいが、薄めなので中途半端にするよりはとすっきり剃ってしまっている。
滞在中の場所だと、裸の上半身にベスト、腰巻き、余裕のあるズボンと、如何にもアラビアンな格好をして過ごすことが多いが、旅の最中は象牙色の外套を好んで身に付ける。装飾品らしいものは、左手のブレスレットの他だと、両耳に1～2個程度、よく小さなピアスをつけている。




Weapon（武器）／シャムシール、ジャンビーヤなど
どちらも武骨だが、重厚そうなデザイン。シャムシールの方は青みを帯びた白銀の刃に黒い持ち手で鈍色の柄。焦げ茶色の鞘に入れて常に腰から提げている。ジャンビーヤは隠し武器で、ベストの裏や手荷物の中などに忍ばせてある。



Contact Ornament（契約アクセ）／左手首
ルビーが嵌め込まれたトライバル柄のブレスレット。



Note（備考）／
時たま見る前世の夢は「いつもの変な夢」ぐらいにあっさり捉えていたが、それはある程度成長してからの話。感受性の強かった幼少期は、皇女として陰謀や戦乱に関わった記憶を夢で見る度に怯えて泣いていたという過去がある。前世の夢は怖いものばかりではなく、誰かが一生懸命守ってくれたり、自分を大切にしてくれていたりしたことも朧気に再生されていて、小さな頃はそこに救われていた。
行商人の家に生まれ、最も尊敬する人物は父親。しかし、現在は行方不明。下に弟や妹がいるが、母親を含め、他の家族は治安のよい街に残し、自分はいなくなってしまった父親の手掛かりを探しつつ、同時に父親の代わりとして商売に勤め、家に仕送りをしている、ある意味苦労人。
アルムとの契約以前は、ふとした瞬間に度々デジャブを感じることがあるぐらいで、夢以外の前世の記憶はほぼなかった。でも、契約を結び「太陽（シャムス）」に所属した後は、少しずつ他の記憶も取り戻し、それに応じて最初は理性でしか認識できなかった血筋への実感も増していく。
手先は器用な方で、デモンストレーションになるぐらいには大抵の武器を扱うことができる。だが、本来戦人ではないし、小細工・小手先・不意打ち狙い以上に扱えるのはシャムシールだけ。剣技は行商人としての自衛のために身に付けたもので、半端な野党であれば追い払えるぐらいの腕前。他方、幼少期に度々怖い夢を見ていたという名残なのか、暗闇を苦手としており、実は寝るときも薄明かりがほしい派という一面を持つ。




(/大変お待たせいたしました。こちらの掲載にあたり、プロフィールを少し修正させて頂いたのですが、不適当であればすみません。お伝え頂けましたら直したいです。改めて、宜しくお願いします)

（／確認致しました！不備等ございませんので、大丈夫です。
早速ですが、始めさせて頂きたいと思います！
絡み文投下致しますので、問題等無ければ続けて頂けたらと…！）


あ？…おいコラ、その手を離しやがれ！（街を散策中に屋台を覗いていたのだが、その店から盗人が逃げて行くのを横目に見ていると店主に手首を掴まれて。どうやら自分が盗人と勘違いされたらしく声を荒げて。）

わぁっ…っと、すみませんっ！
こいつ、口が悪くて……でも、品物を盗ってったのはあの男だよ！
(元は相手のすぐ隣にいたが、一瞬少し離れた位置にある細工物に気を取られていて。だが、視界の端で挙動のおかしな男を捉え、そちらを目で追おうとしたタイミングで男が素早くその場を立ち去ると、ほぼ同時に次は怒ったような相手の声が耳に届き。何を疑われているのか即座に理解すれば、取り成すように相手と店主の間に割って入り、猜疑に満ちた表情で眉をしかめる店主に対し、相手の態度については詫びつつも、弁解もはっきりと、親指で男が逃げた方向を指し示し)



(/遅くなってしまい、すみません！改めて宜しくお願いします。ロル、いきなり少し長めにしてしまいましたし、状況が多めですが、好みがあれば教えてくださいね。調整させて頂きたいです)

…あ"？カラムの言う事が信じられねーのか？…じゃあ仕方ねー……コレでどうだ？

（主人の声を聞いて其方と店主を交互に見て黙って聞いていると、自分が犯人でないという証拠を出せなんて言うものだからついカッとなり啖呵を切り。掴まれていない方の手を盗人が逃げていった方向へと向け、向けていた手をくるりと返し指で2を作りヒョイッと動かせば奥の方で火柱が上がり同時に真犯人である中年の男が空から降って来ては自慢げに）


（／いえいえ、お気になさらずに！ロルについても、自分も癖で長くなりがちなのでお互い様という事で！
無論、これじゃ分からないって場合は言って頂ければ此方も調整は可能なのでお気軽にどうぞっ）

わーっ！ なんてことをっ！
街中であまり目立つ真似はするなって言ってあるだろ！？
（言いがかりで人の相方を盗人扱いしておいて、証拠を出せとは厄介な、そりゃ真犯人を引っ捕らえでもしないと難しいだろう、と、店主の言い分に内心呆れかけたが、それを表情に出すより早く、相手が売り言葉に買い言葉とばかりに行動を起こせば、遠方で火柱が上がり。周囲のどよめきも去ることながら、突然の派手なパフォーマンスに自分も驚いて、得意気にキメている風の相手の自由な腕を、つい抑えるように両手で掴めば、焦ったように声を荒げ。

他方、空から降ってきた真犯人はそのまま着地に失敗して地面に転がり、ジャケットの裏から盗品の金のネックレスまで落ち。言うなれば、相手が行ったことは自分が思いついた潔白の証明方法と合致しているわけで、以心伝心とも捉えられそうだが、肝心の店主の方も目の前で起きた出来事に「ひ」と小さく声を上げては、相手から手を離し。その様子を見ては、背に滴る冷や汗を感じつつ、僅かな間で場を濁す言葉を探し、結局相手の腕を掴んだまま下記を述べては、足早に屋台の前から立ち去ろうとして）
その、えぇと…………っ……ね？ アラムは犯人じゃなかったでしょう！？ じゃ、僕たちはこれで！！




（／了解です^^ あ、あとっ！あまり卑屈になるのもどうかと思いつつ、念のため。やり取り開始後でも気付く相性などはあるかもしれませんので「ちょっと…」と感じられた場合は遠慮なく！ 折角、素敵な世界観なので、抱え落ちになるのは避けたいと思っています。）

>>11 誤字訂正

（／いきなり重要な点で申し訳ありません沈 息子様の愛称は変換ミスで、本来「アルム」と認識しています……以後気を付けますねorz）

こうでもしなｋっ！？

（周りの反応と更には店主の驚く様子を見て、これで分かっただろとでも言いたげな態度で見やっていると聞こえて来たのは相手のお叱りの言葉で。
本来時間が掛かる行動も魔法を使えば手っ取り早く済むのに、なんて内心で思いつつ弁明しようとするも、それよりも早く腕を掴まれた事に驚きと長年の勘から此処は従おうと口を閉じて屋台から足早に離れ人目につかない路地裏へ。）

──なあ、逃げる必要あったのか？正しい事したのによ。
（此処なら誰も来はしないだろう、なんて考えるもやはり何処か納得いかなかったのか、少しばかり不貞腐れた様に疑問を投げ掛けて）


（／分かりました。アルムには勿体無いくらいとても素敵なカラム君で、大丈夫だと思いますがその時は言わせて頂きますね！貴女様も感じられましたら、仰って下さいませ）

……ああ、お前は正しいよ、アルム。間違ったことはしていない、でも…………魔力の強さをもう少し自覚しろ！ 皆、引いていたぞ！？
（引っ込んだ路地裏にて相手の不満そうな様子に気付けば、慰めるように手を伸ばし、そのまま優しく頭を撫でて。だが、話の途中でガッと手に力を入れれば、再び叱責モードに入り。自分自身、相手と契約するまでは、この世に"魔人"なる者が存在するということは風の噂程度の知識でしか知らず、契約してみれば、確かに強大な力を持っていて。悪用を企む人間が現れるのは、むしろ自然という気さえすると、契約を結んだ側としては自衛したいという発想にも行き着き。相手の頭を掴んでいた手をぱっと放せば、次は人差し指を立て、言い聞かせるように真面目な顔で）

大人しくしていたら人間に見えるんだからさ、普段はそうしよう。あんなところで騒ぎを起こしたらね、誰が見ているか分からないから、思わぬ厄介ごとに巻き込まれるかもしれないよ？




(/ありがとうございます^^ 了解です。上手く世界観をすり合わせていけると嬉しいです// 一度、背後は引っ込みますね！)

あの位大した事ねーだろ、嗚呼でもしなきゃ牢獄行きだったかもしれねーじゃん……い"っ！

（別に魔力を見せびらかしたい訳では無い、だがこれまで魔力に頼る生活をしていた事もありどうしたら良いか分からない。長い眠りに就いていた事もあって力の加減を間違えたのも事実なのだが──。折角契約を結び、動き回れる自由を手に入れたのに兵士に突き出されるなど溜まったものでは無い、そんな考えからムスッとした態度で上記を。撫でられて懐かしい様な心地良さに苛立ちも収まりつつあったものの、突然力が入った事により"これはマズイかも"、と体を強張らせ視線を逸らし。相手の言葉にも一理あると考えるも、自分は悪く無いという何とも子供っぽいプライドとの葛藤から視線逸らしたままごにょごにょと口を濁しては）

…わ、悪かった。反省し、てる…たぶん。



（／了解です！何かあればお呼びくださいませ！）

多分盗んだものを持ってないってとこで、勘違いだってことは分かってもらえたさ！
（兵士に突き出されても取り調べの段階で解放されただろう、という意図で相手の言い分に些か理屈っぽく返せば、だけれど、それ以上責めるつもりはなく。表情から"納得しきってはいないな"と察するも、実際泥棒と間違われたのは災難であったわけだし、同情的な気持ちも芽生えては小さくため息をつき。もう気にしていない、との気持ちを込め、また相手の頭を撫でれば、次には路地裏からひょこっと顔を出し、先程ざわめいていた人々も散ったことを確認して。ひとまず安心すると、露店はまだ幾つも並んでいるが、日も傾きつつあることを考慮して、相手に向け、にっこり笑い）

宿に帰ろうか？今、泊まっているところは夕食が美味しいらしいよ。

──マジっ！？人間の食いモンは美味いからなー、よし早く戻るぞっ！
（大人しく撫でられては視線を戻し、相手の行動を目で追うと次に聞こえて来た＂美味しい夕食＂という単語に即座に反応して。先程までの不貞腐れた態度が嘘の様に、目を輝かせ前のめり気味に聞き返せば、コクコクと一人頷きながら相手を追い抜き路地裏から出て。
"料理が待っているなら急がなければ"なんて考え、後ろ姿から分かるほど上機嫌に先を歩いて）

ちょ、……たっくもうっ、現金なんだから！
（宿の食事のことを持ち出したのは、悄気たみたいな雰囲気の相手を少し元気付けようと思ったがゆえでもあるのだが、いざ変わりようを目の当たりにすれば、駆けていく背中の後を追いつつ、呆れ半分に笑って。西日に照らされ、工芸品やアクセサリーを多く扱う露店街の道に長い影を落としながら走って行くと、やがて、瀟洒な建物が並ぶ区画に辿り着き。そこの噴水がある広場の前に構える大きく立派な宿屋……の数件隣の路地を抜けて、地味な裏道を幾らか進めば、本日、宿泊予定の小さくてちょっと薄汚れた宿屋があり。この街は旅の途中で宝石が有名だというから立ち寄っただけ。観光に来たわけではないので、荷物の預かりに信頼さえ置ければ、後は安い方がいいとここを選び、朝のうちに手続きは済ませてあるため、今は戻ってきたという形であり。フロントと軽く世間話をすると、相手とともに質素な客室に戻って立ったまま軽く伸びをし、肩をこきこきと回しつつ、最後は、瞳の奥には真剣な光を宿しているが、ニッと笑って釘を刺すように）

晩飯、今、用意中だって。少し戻ってくるのが早かったね。俺は書き物して待つけど、アルムはどうする？ 宿や裏街の探検とかするなら、騒ぎは起こさないようにね。

が、ガキじゃねーんだし、分かってる。
なんか必要なもんあるか？

（夕食がまだと分かるなりがっくりと肩を落としながら客室内へ。見回りも兼ねて外出しようかと思っていた所、忠告を受けて痛いところを突かれた思いで表情引き攣らせ上記を述べて。──先程の事もあるし心配なのだろう。確かに気は短く、何かと問題を起こしているのは事実だし無理もないか──なんて考えを巡らせつつ、先程入ってきた客室の入り口へ向かえば外に行くついでにもし何か欲しい物があればと問い掛けて）

ん？ そーだなぁ……
（部屋に備え付けの安っぽくて簡素な白机につき、書き物の準備をしようかというタイミングで、必要なものを問う声が耳に届けば、一旦相手の方に振り向き、軽く握った手を顎の辺りに当てつつ視線を宙に移して考えてみて。……衣類はまだ使える、常備薬はまだ減っていない、非常食もOK、筆記具も不足なし。結論、特に必要なものはない。ならば、無駄遣いはしないに限る。だけれど、相手の顔を見ていて、突如思いついたのようにパチンと指を鳴らせば、手招きし。小銭を渡そうとしながら、少し悪戯っぽく）
もし、その辺の店でジュエリークロスと手袋、ルーペが売られていたら買ってきて。ルーペは玩具じゃないやつね。