陰の者 2020-11-09 20:48:13 |
通報 |
>『皇帝』鎹鴉
(影が象るは長身の男の姿、古風な紳士服に血の様な深紅で彩られた外套を羽織り、同色の大きな帽子にやはり古風なま丸サングラスを掛けている。見ように寄っては遠い未来の風変わりな異端審問官のソレにも見えなくも無いだろう。黒く大きな棺桶を背負っていて、そのサングラス越しの双眸が禍々しく赤く輝いている事を除けば……だが)
アーカード:喜ばしい、実に喜ばしい。久方振りに会う人間がこれ程までの傑人とは、あぁ分かっているだろうとも、其方が"人間"でわたしが"化け物"である以上は
(心からの歓びと昂りを隠し切れない様子でヒトの姿をしたフリークスは今まさにその強大な遥か遠未来の人類の皇帝との戦端を開かんとするが一羽の鴉の間の抜けた鳴き声、そして其れが齎した手紙、先に受け取り内容を一瞥した"皇帝"から差し出されたその手紙を手に取り、水を差された事に対する不満で顔をやや歪めながらも、ほう…とその内容に興味をそそられた様な様子で)
アーカード:…闘争の空気では無い様だな。しかし内容は理解した。ククク、どうやらとんだ物好きが居るらしい。
(そうして鎹鴉の案内に続く形で、ある意味で言えば"別種の鬼"とも言える様な怪物は棺桶を揺らしながら歩み始める。)
トピック検索 |