陰の者 2020-11-09 20:48:13 |
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>『皇帝』
アーカード:クククククク、フハハハハハハ!!なんという男だ、なんというモノを相手に戦っているのだ。すばらしい―――夢の様だ。人間とは夢の様だ!
(血と臓物、肉片――自身も捨て身の鬼の群れの攻撃でその身体を人間でいうところの致命傷レベルの傷を複数負いながら意にも介している様子も無く、血の飛沫の中で踊り狂う様に戦い続けながら――皇帝の言葉と、この戦いの最中に見せた力――単に強大な力の其れではない確固たる恐るべき決意と覚悟から成る“意思”から齎される凄まじいサイキックパワーの成す業を見て、“伯爵”は歓喜する。――そして皇帝が垣間見せたその膨大な未来が、己の膨大な過去を打ち砕くであろう事を確信した。)
>ALL
ばきり。むしゃり。ぼり、ぼきり。ごくん(鬼の屍を喰らい、咀嚼し、噛み砕き、嚥下する音)
(『血液』とは魂の通貨。命の貨幣。命の取引の媒介物。『それ(血肉)』を喰うということは其れの記憶を我が物とすること。ノイズだらけではあるが――それらの大元――“元凶”の記憶を辿る)
―化け物よ。俺とまるで同じ糞たれよ。俺はお前が羨ましい。お前にはあのような素晴らしき御敵がいるのだから。だからこそお前は夢を望むのか。化け物でありながら、人間の様に
―永遠の命とやらを目指すのか。
そして、だからこそ気付かないのか。
永遠なぞ――
アーカード:永遠なぞというものは――『この世』には存在しない。
(昇り始める朝日を背に、“血”の大元の記憶――意思を辿った“吸血鬼”は誰に向かってか…否、ここには居ない何者かに対して哀れみすら込めてそう一言呟いた。)
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