ヴィンセント(一見さん) 2020-11-08 21:30:33 |
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叩いたら後で凹みそうですね
わー、そうなんです。叩かれないように気をつけないとですね
もちろんですよ。言いません。
(可愛いかと尋ねられれば「すっごく可愛いです!」と笑顔で返答し)
あはは、俺の担当じゃない子は大丈夫だって~。
じゃあ、ヴィンセント呼んでくるね~。
(同志を見つけたとでも言わんばかりに微笑み、警棒を軽く叩くと若干加虐心の覗く笑みを口元にだけ浮かべて手を振り、看守室の方へと消え)
……囚人番号E79860!
(威圧感を纏った長身が鋭い声と共に姿を見せ、マチルダが「飾り」と呼んだ鞭を床に叩き付けて)
……貴様は囚人だ。俺と対等だと思うなよ。
(眉間に皺を寄せ、瞳は更に鋭く睨むが表情は何処となく満更でもない様子で)
対等だなんて思ってないですよ。先生と生徒も上司と部下も名前で呼ぶでしょう? それとおんなじですって
(睨まれても平気そうに微笑み、親し気に話しかけて)
…勝手にしろ。俺は呼ばんからな。貴様は囚人なのだから…囚人番号で呼ぶのは当然だろう。
(照れ隠しのように顔を背け、呟くような小声で返すと鞭をまた床に叩き付け)
そう? でも番号だと分かりにくいじゃあないですか。ヴィンセントさんのその口で、エーリッヒって呼んでもらいたいなぁ……駄目?
(顔を背けた相手を見ると笑みを深め、鉄格子に顔を近づけ囁くように言うとコテンと首を傾げて)
……囚人番号E79860…エーリッヒ。…これで満足なのか?
(ぼそぼそと小声で名前を呼ぶと耳を真っ赤にした顔で振り向いて)
フフッ、うん、大満足ですよ。お礼に……キスでもしましょうか?
(相手の耳が真っ赤なのを見ると小さく笑い、笑顔で答えた後、愛しい恋人に向けるような眼差しで相手を見つめ、色気のにじみ出る声で囁きかけて)
……ひ、必要ない…!叩かれたいか!
(その囁きを聞くなりぶわっ、と顔を一気に真っ赤に染めると照れ隠しのように大声を張り上げると鞭を床に叩き付け)
キスさせてくれるなら叩かれてもいいかなぁ。ね、こっち来てよ
(顔を真っ赤にする相手に可愛いなぁと好感を抱くと、どうにか手の届く範囲に来ないかと思考を巡らせて。例えばムチを引っ張ればこちらに来るかな? ということを企んでいて)
……貴様ァ…!俺を愚弄するか!
(赤い顔を隠すかのように怒声を張り上げ、鞭を振りかぶるが「はいはい、ストーップ。ヴィンセント、だ~めだよ~。」呑気なマチルダの声と警棒が空を切る音が同時に響き、マチルダが顔を覗かせて「やあ、E79860くん。さっきぶり。」とひらひら手を振って)
そんなつもりは微塵もないですって
どうも、さっきぶりです
(声を張り上げるヴィンセントに慌てて否定するも、鞭を振りかぶられれば仕方ないと受け入れるつもりだったが、それを止めるようにやってきたマチルダに気が付くと手を振り返して)
…マ、マチルダか。
(振り上げられていたヴィンセントの鞭が力を失って地面に落下し、顔がマチルダの方を向いたかと思えば「ハァイ、ヴィンセント。囚人くん叩くのはダメだね~。」とマチルダが軽い調子で宥め)
あはは、魅力的だってさヴィンセント。良かったじゃん。
(一瞬きょとんとしたような表情になるがすぐに笑顔に戻るとヴィンセントに微笑み、焦れったそうにまだ真っ赤になっているヴィンセントの顎を掴むと「ほらほら、さっさとキスする!看守に共有したいから早くして~。」スマホを構えて茶化すように手を叩いていて。「…なっ…!?」それを聞いたヴィンセントは更に茹でダコのようになって)
やっぱり素敵だなぁ。ちゃんと優しくするから、ね? おいでよ
(真っ赤なヴィンセントにうっとりしながら呟いた後、牢獄の隙間から両手を出して受け入れ態勢で)
……し、しないと言ってるだろう!
(ヴィンセントは手を叩くマチルダに声を張り上げるが「ほら、男ならさっさと覚悟決める!」と一喝されるとようやく腹を括ったのか溜め息を吐いた後牢獄の隙間に顔を寄せ)
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