ヴィンセント(一見さん) 2020-11-08 21:30:33 |
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ん、よろしく…マジに俺で良かったのか?
他にも良いヤツいただろ…マチルダとか。
(いえいえ。よろしくお願いします)
…そうかもな。んじゃ、始めるか。
ーーーー
…囚人番号E79860、エーリッヒ!
(鞭をコンクリートの床に叩き付ける音と鋭い声を響かせながらかつかつとブーツの足音を鳴らして貴方の収監されている牢獄の前へと黒髪短髪、三白眼の看守が近寄り)
はいはーい。ちゃーんと起きてますよっと
(鞭と近づいてくる足音、相手の声を聞くと質素なベッドから身体を起こし、くあぁと欠伸をして相手の方を見て)
……顔色良好、健康状態問題なし…と。
朝食の時間だ。出ろ。今すぐにだ。
(手にしていたバインダーに手早く文字を書き込むと牢獄の鍵を開け、親指で自分のやって来た方を指し示すなり自分は踵を返し、後ろ向きのまま威圧的に指示して)
おはよーございまーす
んー? おにーさん初めて見る看守さんだ。名前何て言うんですか?
(背伸びをした後、牢獄の鍵を外されるのを見ると大人しく指示に従って牢屋から出て食堂へ向かい)
ヴィンセント。かっくいー名前ですね。知ってると思うけど僕の名前はエーリッヒでーす。よろしくー
(ついていきながら楽しそうに言って。食堂の中へ入ると並んで食事をもらい席について)
…無駄話はするなよ。お前は囚人だ。
(短い溜め息を吐くと貴方の隣に腰掛け、威嚇するように鞭を一度だけ食堂の床に叩き付けると眠るかのように瞳を伏せ)
………。
(瞳は若干伏せたままだが眠っている訳ではないようで、警戒するかのように帽子の下から周りを見回していて)
………食事が終わったなら戻るぞ。立て。
(微かな音にも敏感に反応して顔を上げ、食堂の係を呼びつけてトレイを下げさせると自分も椅子から立ち上がりながらまた威圧的に指示して)
ん。了解。ヴィンセントさんはもう食べたの? ……ですか? それともこれから?
(大人しく立ち上がるとうっかりため口で話しかけてしまい、遅れて敬語に変えて)
……入れ。脱獄しようなど考えるなよ。
(牢獄の扉に鍵を掛けて相手を睨んだ後、踵を返して看守室へと戻ってくると「…あ"ぁ~…疲れた…無理。」先程とは打って変わった様子で頭を抱えながらずるずるとソファーに崩れ落ち)
…なんで俺なんだよ…他にもいるだろ…。
(帽子を目深に被ると情けない声でぶつくさと文句を垂れるが「出た。ヴィンセントの文句。」と同じようにソファーに座っていた同僚の看守であるマチルダにけらけら笑われると「…仕方ねーだろ…俺ああいうの無理なんだって。」帽子から目線だけを上げてぼそぼそと小声で返して)
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