ジェライ 2020-11-03 22:50:32 |
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魔法での強化ということでしたらやはり金属よりも魔物の骨や鱗などから作られた物の方がより魔法との親和性は高いかと思われます、特に魔力を帯びた魔物の素材であればより良い結果が得られるでしょう
(店内に入って相手と共に中にある武器を物色しつつ、ダンジョン内のように特にふざけたり嘘を言ったりすることはなく魔法職として真面目に意見を述べつついくつか良さそうなものを目利きのみでピックアップしていき)
それか…ふむ、これなんかもいいかもしれませんね。見たところ変哲もない鉄剣ですがこの柄の部分の装飾に使われている宝石、恐らくこれは高位の悪魔族の体内で生成され属性を高める性質を持つ魔結晶の欠片でしょう…もっともここの店主はその価値も知らずに単なる宝飾品として取り付けたようですが…まあ、よほど魔法に精通していない限りは普通の宝石と見分けがつきませんから無理もないのですが
(あれこれ武器を吟味していく中で一本の剣が目に止まれば、紫色の宝石で飾りつけられたそれを手に取り。宝石部分を指差しながら具体的にそれがどういったものなのか説明しつつ同じ棚の他の剣にも同じような色の宝石で飾られたものがあるが、それらは単なる同じような色の飾り物の宝石だと述べ。恐らくは普通の宝石の中に混ざり込んでいたものをそれと知らずに剣に埋め込んだのだろうと値札を確かめつつ述べて)
へぇーそりゃまたすげえな……これは一緒に買いに来て正解だったな。危うくこんな良品を見逃す所だったぜ…
(同じような宝石が埋め込まれた剣を手に取るが、確かに魔法に関しては素人の自分では全く見分けが付かず、彼女の博識さに改めて感心していて。しかも剣を想定より安く買えた分、鎧はより良い物を選べる。彼女の防御魔法がよく通るように、値は張るものの高位の魔物の素材で作られた鎧を購入して)
なかなか良い買い物が出来たな。んじゃ次はリシディアの装備だ、お金はまだあるし良いモンを……つーか、お前が今着てんのも結構丈夫だよな。破けたのだってアラクネの酸で……あ、いや、うん。ま、まぁ基本的にお前ダメージ受けてるとこ見たことねーしな!
(一瞬余計なことを言いかけたのに気付き慌てて口を紡ぎ←。そして改めて普段の戦闘を思い返しながら、後衛で攻撃を受けにくいとはいえ、ダメージらしいダメージを受けてないように思える彼女に対してそう話して)
ジェライ様?本人を前にそういうことを言うのは些かデリカシーに欠けると思いますが…まあ、基本ソロのジェライ様にそういう常識を求めるのは無理そうなので大目に見ておきましょう
(自分としても恥ずかしかった記憶をわざわざここで掘り返した彼の言葉に一瞬ドキリとして。しかしすぐに小さくため息つけば丁寧な口調ながら、彼は人付き合いの殆どない所謂ぼっちだからそういった男女の機微やデリカシーを求めてもしかたないと強調するように刺々しく口にして。内心少しざわめく心を鎮めて)
私の装備品は下手な店売りのものよりも大体は高水準のものですから特に買い替える必要は感じられないのですが…強いて言うなら装飾品が追加で何かあればといったところでしょうか
(小さく咳払いをしては本題である装備品について話しを移して。ダメージを受けないのはなんといってもそこらの魔物などとは格の違う邪竜なのだから当然なのだがそんなことは言えない為、装備が特別製でそれだけ優秀で買い替えは無用だと自らの考えを述べ。それでもと言うならと少しだけ小首を傾げながら要望を口にして)
……そういうこと言ったのは悪いと思うが、そんな風に人の心抉るの辞めてもらえないですかね
(グサグサと心に言葉のトゲがぶっ刺さる。どうせ自分はソロぼっちだし…とイジケの心が生まれつつ、相手の言葉を聞けば気を取り直し何か良いものは無いかと考えて)
装飾品な……そうだ、これとかどうだ?デュアルリングってやつ。ダブルリングとか、或いはペアリングとかとも呼ばれてるな
(そう言って示したのは少々値が貼るデュアルリングと呼称される2つの指輪。その名の通り二人で身につけ、そしてその二人だけでダンジョンに潜ることで効果を発揮するリング。なんでも双子の魔物の魔結晶から作られるらしい。因みに三つ子から三人用のトリオリング、四つ子から四人用のクアドラプルリングも作られるが、当然双子より更に希少なので値段もバカ高いらしい←)
なるほど、これでしたら高い効果を期待できますね。まさかジェライ様がこれを選ぶとは思いもしませんでしたが…
(彼が選んだ代物がどのようなものなのか知っているようで、効果を発揮する条件が限られるだけに効果の高さも折紙つきのアイテムであるためその選択を素直に褒めて。しかし、ペアで効果を発揮するその性質上自分がこれまでに見てきたこれを使っていた冒険者の多くは恋人や夫婦などの関係性であることが多く、おそらく彼はそんなことなど知らずにこれを選んだのだろうなと半ば確信を抱きつつ感想を述べて)
俺だって少しくらいは勉強してっからな、デュアルリングが高い効果を有してるってことくらいは知ってるさ
(思わなかった、と言われればその言葉の真意もわからず褒められたと勘違いして少し得意げに語って←。お互いの指のサイズを確認してからそれを購入するが、購入の際に注意として、デュアルリングは自分で身につけるのではなく、もう一人に付けてもらうことでその効果を発揮するから気をつけてと言われて)
へー、そりゃ知らなかったな……お互いの指に嵌めるなんて、なんか結婚指輪みたいだな
(デリカシーを忘れた男←)
確かに所謂エンゲージリングのようにも思えますね…ただ、その気もないのに贈り物に深い意味を持たせるような発言はあまり感心できませんよ?
(彼の言うことに間違いはないのだが、よりにもよってこれからリングをはめるという段階になってそんなことを言って変に含みを持たせるのは良くないと咎めるような口調で言うが、その反応はつまるところ多少なりとも彼を意識している部分があるということの裏返しでもあるのだが本人もその自覚はなく)
ん?ああ、わりぃ……結構そういうの気にすんだな
(普段の関わりから、彼女のことはどこか浮世離れしている所があると思っていて。なので時折見せるそういった女性らしい、女の子らしい言葉は新鮮味があり、思わず意外そうな口調でそう言って←)
まぁでもよ、どこまでもお供してくれるって言ってくれたしな。流石に結婚指輪って程じゃないが……ちゃんとコイツが、一緒に付いてきてくれるお前のこと守ってくれるように、とは思ってるぜ
(そう言いながら少し笑みを浮かべつつリシディアの手を取り、指にリングを嵌めて)
ジェライ様……中々にクサーいセリフですね?…ですが、嫌ではありませんでしたよ
(彼からのこちらを思いやるような優しい言葉に少し胸が高鳴り。そのときめきを誤魔化すようにわざと茶化すような言葉でクスッと小さく笑いながらリングを受け入れて。それでも彼の想いそのものは素直に嬉しかった、そのことをやや遠回しながら自らの言葉で告げながら此方からも手をとりリングをはめてやり、ニコリと微笑み)
うぐっ……言ってる自分でも思ったからつつくの辞めろよな……
(クサイ台詞という自覚はあったのか、それを言われると顔を赤くしてふいっと横に逸らし。ともかくコレで二人ともリングをはめたということで次からの冒険は幾文か楽になるだろう。下層へ行けばまた厳しくはなるだろうけど)
買うべきもんは大体これくらいか……時間まだあるけどどっか寄っていくか?
(予定としてはもう少し色々と見るはずだったが、リシディアの装備の変更が不要ということもあって思ったより短く済み、時計を確認しながらそう尋ねて)
私はどちらでも構いませんが…こういう時エスコートするのは男子の務めですよ?
(今後の予定は特になく、彼がどこかへ行くと言うならと逆にそう一任し不敵に笑いつつ首を傾げ。しかし、恐らくそんな風に急に言われても日頃の人付き合いに疎い彼が気の利いた答えを返せる可能性はあまり高くないとも考え)
…まあ、と言っていきなりで対応のできるほど場慣れしてはいないでしょうから…あそこのカフェにでも寄りましょうか?
(敢えて高すぎるハードルを置いたと認めた上でこちらから提案をして)
そういう男子の務めってのはわからねえが、お前が今俺をバカにしてるっつーのだけはよーく分かってるからな……カフェか、そういや今まで一回も使ったことなかったっけな……
(ジト目で彼女を見たあと、示されたカフェに視線を移して。中々良い感じの雰囲気ってことくらいは分かるが、一人だと全くと言っていいほど使う機会はなくて。どれだけ人と関わって来なかったのかということがこの言葉からも分かるだろう←。と言うわけで割と興味津々といった様子で一緒にカフェへ向かっていって)
……なぁ結構高くねえか、飲み物とか……
(そして席に着いてメニュー表を見てはカフェに入って開口一番そう言い放って←)
あら、心外ですね。バカになんてしてはいません、私はあくまで事実を述べているまでのことです
(ジト目での彼の追及も本当のことを言っているのみでバカにしてるつもりはないだなんてのらりくらりとかわし。そしめ事実こちらの言う通りカフェだなんて初めてだと口にするのを聞けば小さくクスッと笑いながら店内へと入っていき)
ジェライ様、私が相手だから良かったようなものの他の女性ともしカフェに行くことになったら今のようなセリフは絶対ご法度ですよ?こういうのは雰囲気も込みで楽しむものなのです。それに、紅茶やコーヒーなんかも下手に自分で淹れて飲むよりも店の方が拘って淹れている分きっと美味しいと思います。そこに価値を見出せるかどうかはその人次第ではあると思いますが…
(メニューの値段について難癖をつける相手に、自分はあまり気にしないが仮に他の異性と今のように一緒にカフェに行くとなった時、そういった発言は不適切だとため息混じりに述べ。今の相手の反応からして自分がどんなに説明をしたところでどれだけ響くかは定かではないが一応カフェの値段設定はそういうものだと自分の考えを述べ)
まー確かに……ただ俺もお前以外の女の子と出掛けるってなったらもう少し気ぃ付けると思うから大丈夫だ。そもそもそんな機会があんのかは謎だが……
(女の子と出掛けて野暮な台詞を吐けば普通は雰囲気が崩れることは分かり、ウンウンと頷きつつサラッと酷いことを言って←。女性としての意識を向けていない訳ではないが、彼女に対して遠慮とかそういったものをするつもりはあまり無い様子で。それはある意味信頼の顕れ…なのかもしれない)
……それにしても皆オシャレな格好してんな…
(キョロキョロと田舎者っぽく周りを見回して。外で歩いているときもオシャレな人は見かけたが、カフェの中ではそれが顕著で。外行きとはいえそこまで洒落てない自分、そして思いきり仕事着な彼女、浮いているような気がしないでもない)
普段からできないようなことをいざ本番になったからと実践出来るほどジェライ様が器用な方には見えませんが…まあ、それ以前にまず私以外でそういうお相手が見つかるかどうかですが
(なんとなく他の女性と一緒に行動する彼のことを思うとモヤモヤする感情が渦巻いて。売り言葉に買い言葉、少しだけ刺々しい口調でそう減らず口を叩くと小さく肩を竦めつつ、無意識なまま遠回しにそんな彼のことを理解しながらも一緒に行動できるのは自分をおいて他にはまず居ないのではないかという気持ちを言葉の端にのぞかせていて)
確かに変わった格好をされていますね、なるほど…あれが俗にいうお洒落というものなのですね
(お洒落といったものに関する感性に疎い己、彼の呟きにメニューを見ていた視線を上げて周りを見回せば確かに自分たちとはどこか違った雰囲気を醸し出しており、あれこそがお洒落というものかと素直に感心をしていて)
こうやって見てるとちょっと興味湧くけどよー……着る機会が少ねーし、それにどうせ旅に出て着なくなるって考えると……
(メニューからとりあえずコーヒーを注文しつつ、オシャレについて少し興味が湧くものの諸々の事情からやはり買うのは躊躇いがある様子で)
リシディアはそもそも興味無いって感じだな。顔だけは良いのに勿体ない気もするけど……
(周囲のオシャレをした人を見たあとに視線をリシディアに移し、あれをリシディアが着た姿を想像するとやはりというか似合っている気がして。顔がキレイでスタイルも良い相手なら基本何を着ても似合うのではと思うものの、当人にその気がなさそうなのが残念であると思って)
ええ、お洒落をしてみたところで生憎とそれを見せるような相手も居ませんので
(元々周囲にどんな風に見られるかということへの関心が薄いこともあり、それを見せたいと思えるような特定の誰かが居なければ無意味と考えていて。勿体無いという彼の言葉を澄ました顔であっさりとそう切り捨てれば彼がコーヒーを注文したタイミングでこちらは紅茶とケーキを注文し)
…それとも、私があんな風に綺麗に着飾ればジェライ様も私に一目置くようになりますか?
(注文した品が届くのを待つ間、先程の彼の発言の中での自分に対する他の女性との扱いの差異を思い出しながら着飾れば自分のことも一女性として一目置いてくれるのか?と瞳を細め、緩やかに首を傾げて)
似合うとは思っても、それで特別態度が変わるってことは無いだろうな。見た目だけじゃなく態度もスゲーしおらしくなったりなんかしたらそりゃ見る目も変わるだろうけどよ。ただ俺としてじゃそうなって欲しくはないけどな……今のままで居てくれた方が一緒に居ても気楽だし。ま、着飾ったお前の姿も見てみたくはあるけどな
(少し考えてから、見た目だけじゃなく中身も変わればという答えを出す。しかしそれは個人的には望ましいものではない。まず間違いなくそんな態度にキョドる自分の姿が想像できるわけで←。それに今のような謂わば悪友的な関係が失われることへのさみしい気持ちもある。ただ、それはそれとして単純に普段と違う格好の彼女も見てみたいという気持ちも仄かにあって。そう話しているうちにコーヒーがやってきて)
……家で淹れたのとと匂いが全然違うな。味も、ん、なんて深いコクなんだ……!
(感動してる←)
そうですか。ふふ、今のままの私が良いのですね…まあ、お洒落については考えておきます
(性格面の変化が無ければ態度なんかも変わらないとは言うものの、彼自身はそうなることを望んでいない節があって。ありのままで一緒に居て欲しいとも意訳出来る彼のセリフに嬉しい気分になり、いつものような揶揄いや冗談なんかは一切含まない純粋な笑顔を向け、彼が望むなら検討してみてもいいと前向きにそう述べて)
お気に召したようですね、たまにはこういう贅沢も良いものです。こちらのケーキもとても美味しいですよ、ジェライ様も一口いかがです?
(感嘆したような相手の声に、深々と頷き。こちらも運ばれてきた紅茶とシンプルな見た目のチーズのケーキへと手を伸ばし、紅茶とケーキを順番にゆっくり味わった後で手元のケーキを指差しながら勧めて)
っ……楽しみにしとくぜ
(向けられる笑顔は何だか普段よりも眩しく見えて、思わずドキッと心臓が高鳴ると視線を逸らし、ちょっと小さな声でそう言いながらコーヒーを飲んで落ち着こうとして)
え、良いのか?あ、お前まさか…!……いや、なんでもない。すいません、フォーク
(一瞬まさかあの伝説のアーンって食べさせるやつをして辱めるつもりなのか!?とか思ったが、そんなことはなく←。素直に店員に新しいフォークを貰うよう頼んで、それで一口食べてみる)
おお、結構美味い……俺も何か食べたくなってきたな。それじゃあ──
コーヒーもケーキも美味かったな……先入観捨てて入ってみるもんだな
(その後カフェから出て帰路につきながら感想を述べる。因みに会計は元々の装備購入資金の余りから出したので実質割り勘といったところか。奢りではない←)
しかしまさか休日に誰かと出掛けるなんて、ひと月前の自分に話しても信じられなかっただろうな……
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