だんじょinダンジョン／〆

素晴らしいです、そのまま勢いをつけてあの壁にあるスイッチへ私を突き飛ばしてください、恐らくあれが起動のためのスイッチですから。その後は身体が真っ二つにならないように気合でうまく避けてください
(大きく揺れ出した彼へと称賛の言葉を贈り、自分の近くの壁側にあるスイッチの方を見やりながらあれが仕掛けを動かすためのスイッチだろうと当たりをつけて。反動をつけて体当たりをして貰えば自分がその勢いでどうにか仕掛けを動かすと伝えて、その後落ちてくる刃は上手くかわしてなどと中々に難しい要求をして)

はぁ！？いやいやちょっと待てぇええ！！
(言われた瞬間既にかなり大きく反動を付けて相手に迫っており、ドンっとリシディアの体を押してスイッチにぶつかり。一方のジェライは勢いそのままにギロチン台の方へと向かっていて)
うおおおおお！？………っっぶねえ……
(落ちてくるギロチンに対し空中でなんとか体をグイッと捻って。火事場のバカ力と言うやつだろうか、なんとか紙一重でギロチンをかわし、しかも運良く糸だけを切り裂いていったようでボトッと地面に落下、脱出成功である)
あーマジ死ぬかと思ったぜ、お前ほんとフザケん……あ、じゃあ次はお前の番だよなぁー。ほら、揺らしてやっからよー
(一言文句を言ってやろうと顔を上げるが、ブランと垂れ下がった相手を見ればニタァと嫌な笑みを浮かべて。下から適当な拷問器具を台座にして近づき、ブランコで後ろから悪意を持って揺らす友達みたいな顔をしている←)

ああ…そんな…でも仕方がないですね、私はきっとジェライ様に報復をされるようなことをしてしまっていたのです…ですが、もしもここで私が死んでしまったとしてこんな場所に一人取り残されるジェライ様のことを思うと心配でそれだけが心残りです…
(思いっきり悪意のある感じで自分をギロチンのスイッチ側へと押そうとしている彼に、自分はそれだけのことをしてしまったのだから仕方ないと覚悟を決めたように悲壮感を漂わせながら瞳を閉じて全てを受け入れるような体勢になって)

いやちょっとは怖がれよお前もさ…ったく、張り合いがねえぜ
(普通に見れば悲壮感を感じるような態度であるが、今までの行動からしてそんな素直な反応は全くと言って良いほど信じられるものではなく、どうせ演技だろとため息を付けば剣を取り出してザクザクと糸を切っていく。そう言えば酸で溶けるとか言ってたけど、もしかしたらコイツの着てる服も溶けてたり…そうなると大分放送禁止な姿が晒されそうだが、果たして←)

ふふ、ジェライ様はきっとこんな時紳士的に対応してくださると信じていましたから
(結局剣で助けることを選んだなんだかんだで甘い彼に、信頼していたから怖くなかったなんて嘘か本気かわからないような発言で煙に巻き、糸から解放されれば地面にスタッと綺麗に降り立つと身につけていた服の一部の布がハラリと…←)
…っ！ジェライ様っ、こちらを見ないでください…！
(普段の自分ならば少しの衣服の乱れぐらいなら気にしないところだが、何故か彼にだけは見られるのが妙に恥ずかしいような気がして、慌てたような声色でそう言い放てば相手の頭を両手で捕まえて首をグリっと真横へと向ければ何やら魔法を詠唱して衣服の修繕を行い←サイト規約的にね、仕方ないね)

おおおおっ！？い、いだい……
(一瞬見えた夢色天国な光景に27歳とは思えないテンションの上げ方を見せて←。しかし直後にぐきりと曲がった首の痛みに全てが吹っ飛んだ。別の意味で天国に行きそうになる。なんとか首の位置を元に戻せば既に相手は衣服を直しており結局あの一瞬しか見れず仕舞いで。良いんだか悪いんだか←)
あーいてえ。ったく、別に少しくらい見えたって良いじゃねーかよ……まぁそれはともかく、早いとこ抜け出そうぜ。あの蜘蛛がまたいつ戻ってくるか分かんねぇしな
(典型的無神経セクハラ発言を繰り出しつつ首を擦りつつ、巣穴から垂れ下がった糸を伝って上の穴に向かっていく。そこを行けば外に出られるはず…)
…いや、でもどうする。外に出てもまたあのドラゴンが居るんじゃないか？

ふふ、やっぱりあのままアラクネの餌にでもなっていた方が良かったですか？…なんていうのは冗談ですが、ドラゴンよりもまず問題となるのはこの巣穴を進むということはいずれ奥へ向かったアラクネと鉢合わせになるということです。今回は向こうも不意打ちは出来ないでしょうからあのような一方的な状況にはならないとは思いますが、それでも強敵ですから油断は禁物です
(思いっきりセクハラ紛いの発言をした相手に暗黒微笑を浮かべ、アラクネに食べさせてしまえば良かったなんてことを言ってのけるが一応はそれは冗談ということで流して彼が遭遇を危惧しているドラゴンよりもまず遭遇率が高いであろうアラクネへの注意を促して)

正面からかち合ってなんとかならない相手じゃねーとは思いたいが、確かにな……うーん……あ、糸を吐く穴にアレ刺して攻撃するってのはどうだろう
(アラクネ戦はその後にドラゴン戦があるのでなるべく消耗したくない戦いであり、なんとか弱点を付くことが出来れば、そう思い一旦立ち止まって対処を考えていると、ふと先程リシディアが言っていた道具を思い出し指を差す。指の先には『苦悩の梨』が置いてあって)
アラクネは知性が高いモンスターだし、アレ刺して抜いて欲しかったらドラゴンと戦うのを手伝え！って言うとか……
(なかなかエゲツないことを言い出している、徐々に一緒にいる女性に感化され始めたのだろうか←)

ジェライ様…流石の私もそれはドン引きです、ですが確かにアラクネならばあのドラゴンを倒せないまでもそれなりに戦力を削いでくれるかもしれませんね、そしてドラゴンにアラクネが倒されたところで私たちが漁夫の利を得る…と
(かなりえげつない戦い方を提案した相手にやや引き気味に口にしながらも、そうやってアラクネを味方に引き入れた後の展開まで見越してすぐさま実行に移すべく算段を立て始めて)

よく言うじゃねーか。冒険者たるもの、どんな手を使おうが……最終的に…勝てばよかろうなのだァアアア！って。
(最終的に考えることを辞めてそうなキャラっぽいセリフを吐きつつ、一旦降りて苦悩の梨を拾う。人間だけへの拷問器具しか無いかと思っていたが、実際には苦悩の梨は多種多様な大きさの物があり、恐らくたまにではあるものの別の種族の魔物なんかにも使われていたことが伺える。それを使うのに多少の抵抗感はあるものの、さっきアラクネに捕まったときの一件で開き直れたのか結局手に取って)
まぁ実際にこれがアラクネに効くかどうかは謎だけどな…魔力で遠くからでも閉じたり開いたりするように出来るか？
(シュルシュルと開閉装置を回し、パカッと開いて、閉じて。ある程度動かして仕組みを理解してからそれをリシディアに渡して)

なんだかそれは最後の最後に負けそうな台詞ですね、まあ私としても一度ぐらいはこれを試してみたいと思っていましたから彼女？には犠牲になっていただきましょう
(某究極生命体的な発言をする彼にその発言はなんとなくフラグっぽいと指摘をしつつも、なんだかんだ一度試したいと思っていたそれを対象は違えど使えることにはワクワクしているようで、彼から受け取ったそれの動かし方などを確認しては魔法で細工をかけて)
これで遠隔操作が出来るはずです、後はジェライ様が戦いながら上手いことアラクネの糸の発射口へねじ込めるかどうかですね
(平然と口にしているが内容は普通にエグいもので)

戦いながらか……いや待てよ、これだけ物音立ててんのにアラクネが戻ってこない所を見ると、俺達を捕まえて安心しきって寝てるんじゃね？
(話し声は聞こえないにしても、ギロチンが落ちる音などはかなり大きいものであり。多少なり様子を見に来ても良いものなのにそうしないということは寝ているのではと予測。恐らくここに紛れ込む冒険者が帰って来ないことを見るに、アラクネの糸から脱出できた冒険者はおらず、それが安心と油断に繋がってるのではと)
つまり、足に消音魔法をかけて……寝てる間にコレを糸の発射口に入れて、外れないよう軽く開いて……
(糸を出そうとしても苦悩の梨が引っ掛かり、閉じようとしても魔力でそれが阻害される仕組み。果たして、案の定寝ていたアラクネが起き上がってその違和感に気付いた時には既に仕掛けが決まっており。抵抗しようとすれば僅かに苦悩の梨を開いて何時でも相手の肉体を裂けることを示せば、恐怖からアラクネは命乞いを始めて)
……なに、俺達も悪魔じゃない。苦悩の梨を抜いて欲しかったら一つ条件があるんだ。
(ニコッと笑いながら、悪魔よりも邪悪と思えるような条件をアラクネに提示する。最初はその条件に愕然とし首を振るアラクネであったが、もはや選択肢等無いと悟ったのかヤケクソ気味に外へと飛び出していき、ドラゴンに襲いかかっていて)
へー、糸吐けなくても結構戦えるんだな、アラクネって……
(それを地下から地上への脱出地付近で見物、アラクネがモンスターとしての地力を見せつけるも、やはり糸を吐けない以上状況は劣勢で)

喜んでばかりはいられませんよ、アラクネが弱ったらさっさと畳みかけた方がいいでしょう。でないとドラゴンにむざむざ殺されるぐらいならとがむしゃらにアラクネがこちらへ向かってくる可能性がありますから
(思惑通り2体を争わせることには成功したが、アラクネは知能を持った魔物、ドラゴンにただ殺されるぐらいならばこちらへ一矢を報いようとヤケになって牙を剥く可能性があると忠告をし、程々でアラクネを背後から仕留めるべきだと進言しては相手の剣にアラクネの弱点である炎を纏わせ)

……マジで鬼畜だな俺ら
(どちらにせよアラクネには生き残る道など無かった、南無。大方の予想通りアラクネが一方的にヤラれだしたのを見ればバッと飛び出して背後からアラクネを切り裂いて。炎を纏った剣を、弱ったアラクネが避けられるはずもなく。断末魔の叫びを上げながら絶命して)
さてと、こっからが本番だな……
(チャキッと剣をドラゴンに向け直す。アラクネの猛攻を受けたためさすがのドラゴンも多少ダメージを受けているように見えるが、果たしてどれ程の余力を残しているのかは定かでは無く)

まあまあアラクネが消耗をさせてくれたようですが相手は相当強力なドラゴンです、私の強化があるとはいえ正面からやり合うのはあまり得策とは言えません、ここはダンジョン内の仕掛けを上手く使うべきでしょう
(同士討ちによってそれなりに戦力は削れたようだったが、それでもやはり高位の竜族、恐らくは一人の身には手に余るだろうと推測をして、罠を利用させてもらうことにしてはどうかと提案をし)
…確かあそこの床は毒矢の罠だったかと、右側から飛んでくるので左に避ければあのドラゴンに当たるでしょう
(手始めに、流石に最初から騙しては無駄に警戒をさせるだけであるためまずは事実のみを告げて、毒で更にドラゴンを弱らせるように仕向けて)

本当にどこにでもトラップ床が置いてあるな…古代の竜族はほんと良い性格してやがるぜ！
(先程の苦悩の梨といい、なんだかんだその竜族に助けられているもののそんな事を言いながらその床を踏み込み。そして飛んでくる毒矢も言われたとおりに躱せば見事ドラゴンに命中。弱っていた体に毒がよく回るのか、更にその動きは鈍くなって)
おお、流石だな……次はどうする？今なら正面からやって勝てそうな気もするが……
(最初に出会ったときほどの威圧感は無くなり、単純に戦って倒せるのではと思いつつも。やはりその力は底知れない部分があり、リシディアの判断を尋ねて)

それも出来なくもありませんが…腐っても竜族、死に際に何をしてくるかわかりません、もしもリスクを冒さず倒すのでしたらあそこの大岩の罠を使えば確実でしょう、通路の向こう側から大岩が転がってきますからあのドラゴンを背後から押しつぶしてくれるかと
(十分に強化状態の彼でも立ち回れる程度にはドラゴンは弱体化しているが、竜族の底力は侮れないと警戒心を煽った上で手前側にある罠床を指差し、通路の奥、対峙しているドラゴンの背後側から大岩が転がってくる仕掛けがあると教えるが実際は自分たちの背後側から大岩が転がってくる仕掛けで)
私としてはどちらでも構いませんよ、ジェライ様の判断に委ねます
(直接戦うのでも安全策をとるのでもどちらでも構わないとあくまでこちらの判断ではなく相手に委ねることにして)

まぁ考えるまでもないな…終わりだ、ドラゴン！
(ポチッと床を押して。するとゴロゴロ…と徐々に音が近づいてくるのがわかる。背後から)
は！？いやなんで！？
(自分たちの後ろから大岩が転がってくるのがわかれば咄嗟に横へ飛んで、なんとかスレスレの所で岩を躱すことに成功する。そして意外にも体が大きく、また弱って動けないことも相まってドラゴンにその大岩が命中しており、なんとか倒すことが出来ていて)
おい！岩後ろからだったじゃねーか！どういうこった！？
(しかしそれは結果論、実際避けるのはギリギリで下手をしたら自分も死んでいた訳で。誤情報を教えたリシディアに思いっきり抗議、勝利を喜ぶ暇もない←)

素晴らしい反応速度でした、今回はアラクネの巣穴を遡って来たわけですから普段来る方向とは逆方向でしたので私も混乱してしまっただけで悪意はありませんよ？
(やはり岩が転がってくるよりも前に通路の端の安全地帯へちゃっかり避難をしていて、通路を順路ではなく逆走しているから頭が混乱して方向を間違えるのも仕方ないと如何にも自分に落ち度はないかのような物言いをするが勿論先回りして回避をしている時点で確信犯であることは見え見えで)

ちゃっかり壁際に寄っときながらよく言うぜテメー……ホントいつか見てろよ……
(例の如く、返せもしない恨みばかりを募らせていく。果たしてこんな人間がホントに前世で彼女に人の心を与えたのだろうか……疑問が尽きない←)
ま、折角ドラゴン倒せた訳だしな。とりあえず金になりそうな部位は、と……
(そう言って始まる剥ぎ取りタイム。所謂見せられないよ！！なお時間である←。ナイフを取り出しザシュ、ザシュ、と音を立てながら竜の部位を削いでいく。よく言われる逆鱗が特に希少であり装飾として価値が高く、高く売れるのだ)
そういやリシディアにも逆鱗とか付いてるのか？
(竜族は珍しい種族であり、その生態はあまり詳しく分かっていない部分も多い。普通の竜とそこら辺どう違うのか聞いてみる。もしかしたら竜族的にかなりデリカシーの無いこと聞いてる可能性が無くはないが←)