ジェライ 2020-11-03 22:50:32 |
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はぁ!?いや、お前話聞いてたか!?だから俺が時間を稼ぐから逃げろって……あ~~~もう!どうなったって知らねえからな俺ぁ!
(デジャヴ。此方の親切()を尽く無碍にする相手に対し苛立ちの籠もった声を上げて。強化が終わって「レッツトライ☆」なんて言葉を聞けば、苛立ちも頂点に立ち頭を掻きむしりたくもなるが、目の前に火竜もいてそんな暇もなく。話の通じないように見える彼女、そして理不尽なダンジョン主、その両者(※同一人物)への怒りが籠もった表情を浮かべながら、ヤケクソ気味に剣を構えてうおりゃあああ!と突貫し、思いっきり剣を振るう。するとどうだろう、神速とも呼べる一撃が火竜を弾き飛ばし、その一撃の下に屠ったではないか!!)
は……?……えええええええ!!?いやいやいやいや、はぁあ!?どどどうなってんだよこれ!?あ、あ、あの火竜が一撃でぇ!?ええ!?あり得ねえだろ!お前何やったんだよ!?
(目の前には倒れ込み、ピクリとも動かない火竜。目を何度も瞬かせその現状を確認するが決して夢ではなく。あんぐりと口を開けて呆然自失、その光景に暫し無言となり、そしてハッとなればまた大きな声を上げてこの摩訶不思議で有り得ない現象に対し最大限のリアクション、クール&ドライどこいった)
はぁーーー……いや、いや、いや。お前、凄えな。ホントに大したもんだぜこれは………あ
(深く溜息をつき一旦落ち着いてから振り返り、彼女に対して朗らかな笑みを浮かべながら先程とは真逆の評価と賛辞を贈って。その肩をポンと叩き労おうとするが、腕が上がらない。何故なら両手ともに思いっきり脱臼してるから。さっきまで興奮して気付かなかったが、超痛い。そして見ると剣もボキッと中心部分が折れていた。まぁ当然と言えば当然だろう、何しろ「超強化された慣れない初めての肉体」で、あんな思いっきり動いたのだから。衝撃に耐えきれないのも無理はないことで)
だぁああああ…いってぇ、マジいってぇ……脱臼した肩も痛えし、折れた剣が懐的に痛えし……二重の意味でマジ痛え……
(そしてこの嘆きの表情である。肩の痛み、財布の痛みのダブルパンチだからしょうがないけども。めちゃくちゃ表情豊か、目まぐるしく変わるそれはまさにリアクション芸人そのものである←)
流石はジェライ様、早速この力を使いこなしましたね。…ですがすみません、まさか人間の身体がこんなに脆いものだとは夢にも思わず…予め身体の補強をする魔法も重ねがけしておくべきでしたね、完全に私の失策でした
(一撃で火竜を吹き飛ばしたのを見て嬉しそうに小さく拍手をして、しかし超強化された筋力任せに力を振るえば身体の方が悲鳴を上げるのは目に見えており、人間に限らず竜族であっても本来の用法は身体に保護をかけてから扱うべき類の代物なのだがそのことを確信犯で黙っていれば、痛みに悶絶する相手を前に失敗失敗と自身の額をペシっと叩いて)
身体は回復魔法をかければどうにかなりそうですが、武器が壊れてしまっては今日はこれ以上進むのは無理そうですね…もっとも、私の強化で身体を武器がわりにして文字通り粉骨砕身して戦うというなら進めないこともありませんが…どうしましょうか?
(戦士である相手にとっては重要な攻撃手段である剣が失われた以上、拠点に戻って新しい武器を用意して再度挑むべきだと進言するが、一応身体の痛みを我慢して素手でごり押すという手もあるなどと、とんでもなくグロい映像になりそうな選択肢を提示して)
……いや待って、冷静に状況分析する前にもう少し心配してくれても良いのでは?なんか、心も痛くなってくるんですけど……
(両肩脱臼という見るも無惨な姿になって、ぶらんと動かなくなった腕をさげている状況。普通ならば大丈夫ですか?の一言くらいあって然るべきではないだろうか(反語)。テヘ☆みたいなカワイイ反応を示してる彼女だが、その端々からは隠しきれないサイコパスな側面が顔を覗かせているような気がする。一人渋々外れた肩を嵌めながら、若干彼女への恐怖も覚えているところ)
ほんと俺の体をなんだと思ってんだよ……なんかもう怖いよお前、粉骨砕身する度に無理矢理回復魔法で元通り☆とかただの生き地獄だわ、拷問だろうが。どうしましょうかじゃねーよ、撤退だ撤退!
(さっきは一瞬、これは頼り甲斐のある仲間が加わった的な希望に胸踊らせていたが、この数分の会話でこれでもかと言わんばかりのサイコパスな発言を聞き及んで。こいつの発想の方がよっぽど死神…いやもう悪魔だろとか失礼なことを思いながら彼女の背を押して、地上までの帰路を急いで)
(一旦地上まで戻れば、痛い出費ながらまた新しい剣を購入し直して。ただし今日はギルドに存在する「ダンジョン潜りは一日一回まで」という鉄の掟により、もうダンジョンに潜ることは叶わなかった。なので今日はこの後、今後二人でパーティを組んでいく上での話し合いをするため、軽くどこか食事処で話さないかと誘って)
しっかし、本当に良いのかよ?それだけの腕前がありゃ、強いパーティにも入れるだろうし。そうすりゃダンジョンの謎の解明とか、お宝を手に入れるのだってもっと楽に出来るってのに……
(そこへ行く前に、再び彼女へ確認をする。先程の実力を見た上で考えるなら間違いなく自分とは組まない方が今後の彼女のためにものなると思い、寧ろそれを勧めるように尋ねる。当然と言えば当然だが、彼女が邪竜であることにはまるで気付いていない様子で)
ええ、確かにその点についてはジェライ様の言う通りですが…あいにくと私はお宝やダンジョンの謎といったものに大して関心はないのです。今の私が関心を示しているのは他でもないジェライ様、貴方という一人の人間ですから
(実際問題彼を追ってギルドへ所属するようになって自身の高い能力を認められるようになってからは引く手数多で、熟練の冒険者パーティに招かれたこともあったが自分からすればそれすら有象無象の人間の群れという認識しか出来ず、たったの一度組んだきり定着することはなく。それに引き換え一度共に組んで戦ってみて、それでもこちらの興が失せることはなくやはり自分にとって彼は不思議と特別な魅力を感じられる人間なのだと確信し、普通の冒険者の求めるものへの興味ではなくあくまで相手への興味で動いているのだと伝えて)
ジェライ様こそ何故一人でダンジョンへ潜るなど無謀とも思える挑戦を繰り返すのですか?一人では攻略も捗りませんしいざという時誰も頼れない以上常に死の危険と隣り合わせ…リスクばかりでリターンはないように思うのですが…死は恐ろしくないのですか?
(冒険者に拘らずとも稼ぎに困るような時世でもない、それこそ一人で危険なダンジョンへ潜るよりずっと割のいい仕事なんて山ほどあるはずで、だからといって単なる自殺志願者という訳でもなさそうな相手に思い切って核心へと踏み込んで聞いてみて)
俺に興味がある、か……ああ、まさかお前みたいな美人にそんなことを言われる日が来るとはな。ホント、さっきまでのやり取りがなきゃもっと素直に受け止められてたんだろうな、その言葉……
(傍目から見れば美女に興味があると言い寄られている羨ましい状況なのだが、如何せん今日出会ったばっかりとはいえ先程から続くサイコな言動から、興味があると言われてもそれは異性的などうこうではなく間違いなく実験動物、モルモット的な意味合いにしか取れず、興味がある、そう言われても微妙な表情を浮かべるしかなかった。実際、自分に対する彼女の興味の種類はそれから大きく外れてはいないであろう。ジェライはその不幸をただ嘆くしか無かった、まぁ一部界隈ではご褒美かもしれないが←)
それは俺の性格だな。諦めるっつーのが嫌なんだよ、何事もな
(シンプルイズベスト、答えは単純明快なものだった。やはりただの変わった自殺志願者か←)
それと……遠い昔に誰かと約束したような記憶があってな。ダンジョンの奥深くで会おう、みたいな……ちゃんとした内容も何時の約束かも忘れちまったけどな
(しかしそれだけではないらしく、遠い記憶を思い出すように少し考え込みつつ、そのいつかの約束を話して)
(/竜族の国がダンジョンになったのはリシディアが邪竜となって昔国を滅ぼして地下に沈めたからで、邪竜となった理由はリシディアが人間の男と恋に落ちてしまい、それを竜族が許さず男を殺してしまったから。
そして長い年月が経って、その男の生まれ変わりとしてジェライが生まれて、前世の約束(例えどんな場所に居たって必ず会いに行く的な奴)のためリシディアに会いに行こうとダンジョンへ潜る。ただ前世の記憶自体は失っており、また自分以外の人間を不幸のしてしまうという竜族の呪いがかかっている状態。
一方邪竜となった代償と長い年月の中でリシディアは恋に落ちた男や約束のことを忘れている状態であり、興味を惹かれることはあるものの、ジェライの正体には気づいてない。
みたいな背景を唐突に考えてみたのですが、どうでしょう……勿論ボツでも大丈夫です←)
……それはそれは、夢みがちな乙女の思い描く夢物語のようなことを言うのですね
(約束という言葉になんとなく引っかかるものを感じながらも、ダンジョンの奥で待つ者といえば邪竜である己自身であり、人間と何か約束を交わした覚えもない。まさか本当にただの狂人なのかそれとも別の何か目的があってそれを隠そうとしてそんな出鱈目を言っているのか、真意はわからないがそれならそれで面白いと考えれば軽く茶化すように口にしては不敵に笑い)
ジェライ様の話はわかりました。まあ、私としては目的が何であってもそれは大した問題ではありません、私はジェライ様へ協力する代わりにその夢物語の行く末を見届けさせて貰う…これで利害は一致です。改めてパーティ結成ということでよろしいですね?
(ダンジョンの奥へ行きたいという相手とその協力者として同行することで己の中の興味を満たしたい自分、彼としても悪い話ではないはずだと首を傾げ)
(/提案ありがとうございます。ただ、出来れば少しだけ改変させていただいても宜しいでしょうか?
竜族は文明を築き膨大な知恵を得た代償に竜族本来の圧倒的な力や凶暴性が代が変わるごとに衰えていってしまい当時勢力を広めつつあった人間たちの脅威に抗う術を失っていって、それを重くみた上層部がかつての強大な竜族の遺伝子や亡骸といったものを組み合わせて生み出したのがリシディアで、本来は意志を持たず軍上層部から命令を受けるままに周囲の竜族が元来持ち合わせている凶暴性を引き出し統制する特殊な指令を下せる生物兵器として作り出された。
リシディアの投入で竜族と人間の戦争は一気に竜族が優勢となったが、人間の必死の抵抗もあってやがて膠着状態に、そしてついに手傷を負って制御不能に陥ったリシディアは行方知れずとなる。意志もなく生きる理由もわからずにただプログラミングされた生存本能のみに従って放浪していたリシディアを見つけたのは辺境の山奥に住む一人の心優しい青年で、そこで人の暮らしについて教えられてやがて自我が芽生えて誰かを愛する幸せを知って、しかし無情にも竜族の兵士達に発見されてしまって、リシディアに自我というバグが生じてしまったことを知った上層部はその原因となった青年を捕らえ極刑として末代まで及ぶ強力な呪いをかけて殺した。悲しみにくれたリシディアは竜族への復讐を誓い帝国にて三日三晩暴れ続け、このままでは竜族が滅ぶと危惧した竜族の長はこの地を放棄し内部を丸ごと結界とすることでリシディアを封じることに成功したのだった…そしてその封印の反動で彼に関する記憶はなく、彼も竜族にかけられた呪いによって記憶が混濁している…この辺りはそちらの提案と同じ感じですね
めちゃくちゃ長い上にちょっとした改変どころではなくなってしまいましたがいかがでしょう?)
うっ、確かにそうかもしんねーけど…もう少しオブラートに包めよ言葉を。夢物語って何回も言うな、大事な約束……だったような気がしてんだから!
(超曖昧。まさにその約束の相手が眼の前に居るのだが、如何せん呪いとかの影響で全く気付く様子はない。言われたように夢物語であることは本人も自覚しており、どこか恥ずかしそうに顔を赤くしてふいっと横に反らす。しかし心の奥底にその約束が常に存在して、自分をダンジョンへと誘っているのは事実であり、嘘は言っていない)
……ああ、さっき見たとおり実力は間違いないしな。ちょっと、いや大分変わってるとこ除きゃ仲間としちゃこれ以上ない相手だ。これからよろしくな、リシディア
(何はともあれ、パーティを組むということにおいては当然ながら依存はなく。何気に初めて相手の名前を呼びながら、笑みを浮かべて握手を求めるように手を差し出して)
(/いやー流石と言いますか、素晴らしい……きっと改良案を出してくれるだろうなーワクワクとか思いながら書いたのですが←、想像を遥かに上回るものが……勿論問題はないです!それで行きましょう!)
ようやく名前を呼んでくれましたね、改めてよろしくお願いしますね?さあ、そうと決まれば今日は呑みましょう、パーティ結成記念です
(名前を呼ばれた瞬間不思議と気分が高揚するような気がしたが気のせいだろうと頭からそんな考えを振り払い、握手を求めるように差し出された手を握手に応じるというよりは引っ掴むようにしてぐいっと引っ張れば(脱臼してまだ間もないのに…)食事処もとい酒場へ向けて歩き出して)
(/背後からの返事が抜けていました!割と自分のやりたいことを詰め込んだ独りよがりな内容でしたがそのように言っていただけて安心しました、ありがとうございます)
あ、ちょっ!引っ張ったらまた抜け、あ、駄目!癖になっちゃうーーー!!
(※脱臼は癖になるという意味です、他意はない←。案の定引っ張られた腕の肩がボキンと外れる一幕もありつつも、何だかんだ酒場で誰かと飲み食いするのはほぼ初めてであり結構楽しんで。調子に乗って飲みすぎて翌日気持ち悪くなるのまでがデフォ。初めての飲み会でペース配分とか分からないからね、仕方ない)
あーキモチワリ、アタマイテエ……
(コンディションレベルレッド、最悪です。吐き気と頭痛に苛まれながら、しかし仕事はしなければならない。休む暇もないのは社畜冒険家の性である、ただでさえ昨日すぐ戻ってきてなんの成果もなかったのだから。そんな明らかに大丈夫じゃない状態でまちあわせ場所に5分遅れくらいで到着して)
(/いえいえ、此方の考えを元に…元に?←。ま、まぁちゃんと取り入れてくださっているのは伝わりましたので大丈夫ですよ!もし他にやりたいこととかあれば遠慮なく言ってくださいね!)
おはようございます、昨晩は楽しかったですね。…あら?せっかくの気持ちのいい朝だというのに随分と景気の悪い顔をしていますね?
(5分程度の遅刻に目くじら立てることなく、昨日は相手の倍以上もお酒を呑んでいたことなど全く思わせないような爽やかかつにこやかに朝の挨拶をして、グロッキーな理由は昨日の呑みっぷりからして聞かずとも察しはつくがしらばっくれて問いかけ)
そりゃ昨日あんだけ飲めばこうなる……うっぷ……お前はよく平気だな。竜族は酒に強いっつー話は聞いてたけど、まさかアレだけ飲んで何とも無いとは……
(此方とは対照的に全く大丈夫そうな姿の相手、呑んでたときも確か酔った様子見せてなかったし…竜族、恐るべし)
……なぁ。酔い醒ましとかそう言う魔法って無いのか?いや自業自得っつーのは分かってんだけど、このままだと仕事に支障出かねないしな……
(ダンジョンへ潜る前に恥を忍んで相手に回復をお願いしてみる。情けない男である)
あらあら、いけませんよ?お酒は楽しむ程度にしておきませんと身を滅ぼすことにも繋がりかねませんから
(単純に呑み過ぎ、しかしどうにもお酒を呑むペースがわかっておらずすっかり出来上がっていた様子の彼へと次から次へと酒を勧めたのは自分であり原因の一端はこちらにあるのだが、そんなことは素知らぬ顔で悪酔いはダメだと説教まがいの発言をし)
それで…酔い醒ましの魔法でしたか?そのようなピンポイントな魔法はありませんが…アルコールに含まれる成分は一種の毒素ですから、通常の解毒魔法で少しはお茶を濁せるでしょう
(本題は二日酔いをどうにかしてくれという要求、流石の魔法でもピンポイントで二日酔いを治すなんてものはないが蓄えた知識を応用し機転を利かせて杖を軽く振るって解毒魔法をかけ)
おお、確かに少し気分が良くなった気がするな…助かったぜ、リシディア。やっぱりお前は頼りになる……ん?いやでもそんだけ分かってんだったら昨日の時点で魔法かけといてくれても良かったんじゃ…?
(酔っ払っていたため彼女が今の自分の状態の一因となった事など露知らず、単純に信頼を寄せ…そうになるが、ふと気づく。解毒魔法がある程度効くことが分かっているのであれば、昨日の時点でそれをかけてくれていれば今朝の地獄は無かったかもしれないという事実に考えが至り、お前まさか…と一転し疑りの視線を送って←)
頼まれませんでしたから。いけませんよジェライ様、自分の失態を他人に押し付け責任転嫁をしては
(疑惑の眼差し向けられれば頼まれなかったからやらなかったのだといい笑顔でシンプルに答え、酔ったのは自己責任(本当は違うけど)でそれを予め魔法をかけておいてくれればとこちらへと責任を擦りつけるというのは良くないことだと優しい口調ながらもそう責め立てて)
つっても次の日にこうやって一緒にダンジョン潜るのは決まってたことだろ?それなら同じパーティの仲間のコンディションを整えるくらいしてくれても……まぁそりゃダンジョン潜る前にかければ済む話だけどよ。まぁ良いか、取りあえずそろそろ行こうぜ
(お灸を据える的な意味合いがあったのかもしれない、とかなんとか思いながら一応の納得を自分の中でして。二人しか居ないが、一応パーティのリーダーは自分ということで、話を切り上げれば先導しつつダンジョンへと潜っていって)
……しかし不思議なもんだよな、ダンジョンにトラップが用意されてるのって。昔の竜族はこれでマトモに暮らせてたのか?まぁトラップとかは後付けされたって説もあるけど…そうだとしたらダンジョンのあるじ鬼畜過ぎるよな、ホントどんな趣味してんだよって感じ。あ、そこ踏むと槍降ってくる床だから踏むなよ
(そしてまたダンジョンを進んでいくと、途中でトラップの間に入って。基本こういった所も一人で攻略していたため構造は熟知しており、所々で相手に説明しつつ、ついでに雑談もするなんて余裕を見せながら進んでいく。まぁ例の如く当人の目の前でダンジョン主の悪口な訳だが←)
地下に封印されたと言われているほどですから市街地に仕掛けを施さないといけないようなことがあったのかもしれませんね…ところでジェライ様の言ってた槍のトラップっていうのはこの床の色が少しだけ変わっている場所ですか?
(罠というのはかつて戦争後期に人間に攻め込まれることが増えていた都市部が要塞都市として改造された名残りとして残ったもので、当時の戦争の時代を戦っていたためトラップの位置はほぼ全て把握しており普段は勿論引っかかることなど有り得ないが、当然彼のフリにはしっかり答えて罠を起動させる床を思い切り踏んでいて。次の瞬間には大量の槍が上から降り注いできて)
あ、上から槍が、危ないですジェライ様ー
(危ないと言いながら口調は何故か抑揚のない棒読みで、床を踏んだ瞬間に自分はちゃっかりと槍の降ってこない安置へと退避していて)
そうそうその床って何やってんだお前ええええ!?
(床を踏んでからの相手の動きは早かった、即座に安全圏、トラップ床などの無い場所を最初から知っていたかのように飛び退いて。他方上から降ってくる槍を必死に避けるジェライ、床がどうこうなんて気にして居られず、あっちこっちのトラップを発生させながらも何とか逃げ延びて。当然死にかけである。掠ったのかダクダクと頭から血を流しながら、無言無表情のままリシディアに近づいて)
……この状態の俺を見て何か言うことあるんじゃないですかね(ジトー)
大変酷い怪我です、でも命があっただけラッキーでしたね。すぐに回復いたしましょう
(なんて悪運が強いのだろう、槍のトラップの他にも複数のトラップを作動させながらも逃げ延びた相手には感心する他なく。無表情で詰め寄る相手に自らの口元へ手を当てて少なからず怪我を心配するような発言はあったものの、謝罪の弁は当然のようにないどころか他人事のような発言で悪びれた様子もなくそんなことを口にしながら杖を取り出して)
ほんとだよ…いやけどちげーよ!?謝れや先ずは!俺事前に言っただろうがそこにスイッチ床があるって!ったく、次ふざけたらコンビ解散だからな……
(腕組んで顔を横にそらしムッスーと明らかに不機嫌そうな姿を見せながらも回復は素直に受けて。コンビ解散と勢いよく言うのは勇ましいものの、冷静に考えると、引く手数多な相手と誰も組んでくれない自分とではそもそも立場が違うということは分かっていないらしい、まさに頭に血が上ってる状態である、色んな意味で←)
しかしこんなエゲツねえトラップ仕掛けるってことは、昔の竜族って結構残酷だったのか……いやまぁ今の竜族も大概残酷な奴はいるけどよ
(手当を受けながら先程のトラップの連続を思い出す。運良く躱せたものの、その配置には逃げ惑う標的を確実に殺し切るという明確な意思が伝わってくるようで、少し背筋が寒くなって。そしてチラッと今の時代にその精神をどこか一部受け継いでそうな相手を見やり←)
これを見るに、昔の竜族の拷問とかも凄まじいもんだったんだろうな。今に生まれて良かっ…うっ……
(拷問と呟けば何か頭の中に古い記憶の映像がフラッシュバックするように浮かんできて。一瞬だけのそれに写っていたのは、一人の男性が酷い拷問を受けているシーン……まるで見覚えのないものだった。それが前世の自分であることに気付かず、さっき激しく動いてまた酔いが戻ったのか?なんて思って)
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