ヒプマイ【一左馬】

当たりめぇだろヤクザだからな。ふっ、諦めのいい奴は好きだぜ
( 口角上げては相手の頭に手を置き )

ふーん、それは楽しみだ。なぁ一郎クーン
( 相手のことをバカにしニヤニヤと笑い )

うわ、大人気無い…
（ あはは、と硬い笑みで ）

そんなに楽しみなら、今から試してみます？
（ むっ、としては 上記を問い ）

んだよ、うるっせぇな
( はぁと溜め息つき )

俺は構わねぇけど、一郎クンは出来んのか？
( ニヤニヤと頬を緩め、煽り )

はいはい、すいませんね
（ くすくす と笑い ）

出来なかったら態々言わないっすよ、
（ 解り易く不貞腐れ、 ）

……生意気なガキが
( 眉を顰め )

そうだな、機嫌直せよ
( くすと微笑み頭を軽く撫でて )

アンタの教育の賜物っすよ、
（ ふっ、と笑い ）

…左馬刻さんは、何時になったら俺の事 大人として見てくれるんすか？
（ こてん と首を傾げ ）

俺のせいにすンじゃねぇよ
( 相手を足で蹴り )

さぁ、いつだろうなァ。……今でも良いんだぜ一郎クン
( 相手に近付いては、くすと笑いながら耳元で)

いた ッ ！ さっきから痛い亊ばっかしてきて……暴力反対！！
（ 蹴られた場所を抑え乍 ）

（ 煽りに少々苛立ちを覚え、ぐいと貴方の腕を引いては 噛み付く様にキスをひとつ御見舞して ）
あーあー、俺のハジメテ左馬刻さんに奪われちまった
（ と、意地悪く笑い ）

ンなもん知るかよ、自業自得だな
( 煙草を取り出し吸い始め )

お前、まだハジメテだったのかよ…面白ぇ
( ハジメテだと聞いて悪戯心が芽生え、彼の服を引っ張ってはキスし )
…あんなンじゃ満足出来ねぇだろ
(と耳元で囁き)

血も涙もないヤクザ……
（ 不服そうにぼそりと呟き ）

未成年に手ぇ出して、悪い大人、
（ くつくつ、と 砂糖を煮詰め焦がした様な笑みを浮かべ、耳許に囁き返し ）

あァ？
( 軽く睨みつけ )

そーだな。こんな未成年やめて他の奴のとこにでも行くか。
( こく、と頷き。彼から離れ )

何でも無いっすよ、
（ びくりと驚き苦笑を浮かべ ）

…俺に手ぇ出した責任、取ってくんねぇの？
（ 上目遣いを駆使し、きゅと離れてしまった貴方の袖を引き ）

なら良いけどよ。
( 頬が緩み )

……お前のそういうとこ嫌いだわ…
( 軽く拗ねては、彼の頭を撫でてやり )

ふふ、俺 左馬刻さんの其の顔好きっすよ

（ 緩んだ貴方の顔を見、自分も頬を綻ばせ ）

そんな事言って、好きな癖に

（ へへ、と 嬉しそうに撫で受け ）

そーかよ
( 照れ隠しのつもりか、一言で終わらせ )


そうだな…好き、かもな
(撫でるのが心地いいのか、微笑み )

あ、左馬刻さん若しかして照れてます？
（ にやり、と性悪な笑みを浮かべ ）

俺は左馬刻さんの事好きっすよ、
（ 微笑む貴方に釣られ、柔和な笑みを溢し ）

照れてねぇ、
( 少し焦りながら否定して )

俺も、好きだぜ…ﾀﾌﾞﾝ
( 最後の一言は彼に聞こえぬように小声で言い )

嘘付くの下手過ぎ、焦ってんのが目に見えてますよ、？
（ かーわい、と くすくすと笑って ）

…？最後なんか言いました？
（ 目をぱちくりさせ、首を傾げ ）

うっ…悪かったな嘘つくの下手で
( 悔しそうな顔をしながら )

いや、何も言ってねぇよ
( 聞かれてないことに安心して )

悪いとは言ってないじゃないすか、
（ 上機嫌に笑い、 ）

そうっすか…俺の空耳だったみたいっすね、！
（ 眩しい程の笑みを浮かべ ）