転生者 2020-10-28 20:07:57 |
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逆田「…」(しまった。気づかれてしまった。どうする?逃げるか、大人しく出ていくか…。手招きしてきているあたり間違いなくこちらを認知している。それに『同じ迷い人』というのが引っかかる。どういう事なんだろう。しばらく沈黙と足を止めることを続けた。)
「…フゥ~…」(一呼吸入れる。)
(どうするかな…)(本当に逃げたっていい。だって視界の先に居るのは間違いなく『未知』だから。しかしながら、同時に彼らは何かの事情を知っている。口ぶりからも、そうだと伺う事ができる。この機会を逃せば、次いつ同じようなことを知っている者に出会えるか分からない。リスクに板挟みにされている。)
(…そうだ。)(足を止めたまま、このまま何もせずに、向こうから来るのを待ってみることにした。向こうから来て襲ってこない場合は白、襲ってくる場合は黒、という軽く簡単で、短絡的な方法。しかし手がかりがない以上、どうしてもこのような手に頼らざるを得ない。息を潜める。)
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