《貴方の癒しに(〆)》

（へーと言って想像してみるも浮かばず）焦っている久我さんてイメージ出来ないです。いつも落ち着いている印象なので

そうでしょうか？
(きょとんとした表情になり、首を傾げるもののふと時計に目をやると「終電、大丈夫ですか？」と相手に聞いて)

えぇ、機会があれば久我さんが慌てているところが見てみたいです（きょとんとする相手に微笑んで）。っと、そうですね。そろそろまずいので帰ります（言われて時計を確認するといい時間になっており、お会計を頼んで）

はい、ありがとうございました…またお越しください。
(お辞儀をして会計を済ませると穏やかに手を振り)

こちらこそありがとうございました。また来ます
（代金を払い手を振り返すと店を出て）

……さて、ではもう少し頑張りましょうか。
(客を見送ると空のグラスを洗って磨く作業に戻り)

（とある日の夜、今日は早めに仕事が終わり時間があるためバーへやってきて）こんばんはー（バーの扉を開けると入店し）


（/失礼します。帰った後は今回のように別日に来店したというような感じで良かったでしょうか？）

(それで大丈夫ですよ)

いらっしゃいませ、お待ちしておりました。
(相変わらず作業をしていたが、音を聴くと顔を上げて微笑み)

どうも（微笑みいつもの席に座って）。今日はモスコミュールとチーズ春巻きをお願いします
（メニューを見てから注文し）



（/ありがとうございます）

…すぐ用意しますので、お待ちください。
(軽く頭を下げると奥の方へ下がり、注文された商品とグラスを運ぶと相手の目の前に滑らせ)

ありがとうございます（グラスを受け取ると一口二口と飲み、チーズ春巻きも一つ食べて）。どちらも美味しいです（微笑み）

…ふふ、喜んでいただけて幸いです。
(また謙虚にお辞儀をし、静かに手元のグラスに視線を移すと磨き始め)

今日は珍しく定時で上がれたのでのんびり飲めるんです。飲みすぎには気を付けないといけませんけどね（苦笑いして）。ただ心配事もありまして、明日後輩の鈴木のプレゼンがあるんですよ。俺もリハーサルには付き合いましたが……（鈴木は緊張しいだからなぁと心配そうに）

それは…是非頑張っていただきたいですね。田辺さんから成功のお知らせを聞きたいですから。
(ふ、と口許だけを緩めて微笑み)

えぇ、リハーサルではちゃんと出来ていたのでそれを本番で出来ればいいのですが。俺も成功のお知らせをしたいです（微笑み）。……同僚からは気にしすぎだと言われます。「お前は鈴木の親か」と。気に掛けすぎているんでしょうかね（カクテルを飲むとふぅと小さくため息をついて）

いえ、気遣いが出来るのはとても素敵なことだと思いますよ。
(そうこうしている内に磨き終わったグラスを片付け、微笑んだままカウンターに頬杖をついて)

そう、でしょうか。口出ししすぎているのではないかと思わないわけでもないんですよ
（グラスが空き、同じカクテルを注文し、自信なさげに言って）

…ふふ。面倒見が良いんですね、田辺さんは。
(柔らかな笑顔を浮かべたままカクテルを作るとグラスを滑らせ)

面倒見がいい……ありがとうございます（相手の言葉を繰り返し儚げに微笑みグラスを受け取って）

いえいえ…思ったことを言ったまでですよ。
(珍しく作業の手を止めて)