奏歌 翔音 2020-10-12 08:45:44 ID:5762b1903 |
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>月宮さん
シオン「そう、ですか。……あ、この質問を聞いた理由ですが…実はこの世界、『羊の夢』に流れてくる人は、主に二種類なんですよ。死んだ人か、現実から夢を見てここに来た人か…。私と、ここで飼育員として働いている彼らは前者です。そして……もふもだけは、どちらでもありません。それと、恐らく月宮さんが知りたいと思われることも、想像がつきます。その体で話をしますと……『羊の夢』の核となっているのは、もふもですよ。彼がいるから、この夢の世界は存在し続けています。」
>シオンさん
…彼が……ですか
(何となくではあるが、もふもさんが羊の夢において重要な存在ではないかと予想していたためか特に驚く様子も見せず冷静な口調で反応して)
>月宮さん
シオン「はい。彼、ああいう感じで緩い考えの人なので、自分でも気づいていませんが。まぁそんな彼のお陰ですが……この世界は穏やかで、争いとかも全然おきません。過ごしやすくていい場所ですよ。」
と、窓の外に向ければ……暖かな日差しと、緩やかに青空を流れていく雲と、めへーという羊たちの声……あと、雲と一緒に流れる羊。
シオン「…なにか、質問はございますか?一応私の知っている範囲で、答えられることは答えますが。」
>炎邪さん、望さん、ニクスさん
「…………っ!」
炎邪さんの包帯の隙間から除く炎に、思わず身震いする。普通の火より遥かに熱いであろうそれは水すら焼き尽くす、いわば地獄の業火のようにも思えたのだ。それでも気を鎮めて銃を握り直したのは、ここが戦場だという気概からである。
さて、貴方はどうするの。問いかけるように、望さんにそっと目をやった。
>シオンさん
………そうですね…死者がどのようにしてこの夢に来るのか、そしてもふもさんが一体何者であるのか……お聞かせ願えますか?
(窓の外…羊達の様子を眺めながら質問の内容について考えると、再びシオンさんの方を向き二つの質問を提示して)
>斑鳩那由多さん
穂乃花:たはっ!那由多ちゃんだぁ!(呼び出して那由多ちゃんが来たのかはたまた元からいたのか分からないが、こちらに向かってくる那由多ちゃんを見つけると嬉しそうに那由多ちゃんのほうに駆け寄る。)
それにしても、ここにはなーんにもないねぇ……そうだ……!(と、手始めに青い空と草花が生い茂る草原をイメージして出してみた。ここからどうしようと思っているのかは分からないが、なんとなく山奥や草原の上にいるような気分になるかもしれない。)
えへへ……虹もかけちゃえ……!(と、きれいな虹が追加された。)
>刹那さん、炎邪さん、ニクスさん
望:……。今まで見守ってきたけど、いよいよボクの番だね!(そう言うと、望も変身をする。
水色を基調とした、ザ魔法少女な可愛い変身姿。スカートはよくみれば花びらのように見えるそれは、妖精のようにも見えるかもしれない。
先端に花のつぼみがついたステッキを構えると、望はさっそく攻撃体制に入った。)
七種望!準備は満タンだよ!
>月宮さん
シオン「うん、その質問に答えよう。
その一、死者がどのようにここに流れ着くか……死後の直前に、魂だけここに流れ着く感じかな?その人の見た目は、そのとき亡くなったときの見た目で、だね。全員がここに流れ着く訳じゃなくて、大体は「善行を行ったことがあった」か、「悲しい終わり方をした」か……それが基準だね。あと、その二つを満たしたからといって、全員が流れ着いてくる訳じゃないっぽい。本来なら、亡くなった魂が転生して新たな命に生まれ変わる……みたいなのが普通なんだけど、その例外がこれみたい。夢の世界に、流れ着く。……わかるのは、そのぐらいかな?」
そして二つ目の質問を答えようとして、複雑そうな顔。
シオン「二つ目はですね……これがまた、私にも詳しくはわからないことなんですが……彼は、とりあえず羊です。お散歩とお昼寝と空を飛ぶことが好きで、何故か人になれる……そんな変わった羊です。……本当にそれだけしかわからないんですよ。「どうしてそうなった」のかとか……彼自身にもわからないらしくて。……いっそ彼は、どこかの神様か誰かから力をもらった羊、とかなのかな?と思ってます……。」
>七種穂乃花さん
「わー、気持ちいいねここ!虹も綺麗だし…………そうだ、動物も呼べるかな?」
穂乃花さんの元に駆け寄ると、草むらを駆け抜けるそよ風を感じて笑顔になる。しかしどこかもの寂しさを覚え、可愛らしい動物でもいないかと呟く。夢の中なら出来るのではないかと軽く考えてのことだったが、那由多が呟いた瞬間リスが二匹ほどこちらにやってくる。リスは小さくてかわいいばかりか人懐っこいようで、穂乃花さんと那由多のことを興味深げに見つめている。
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ニクス「ん……わかった。それじゃあ……いくよ。」
ふ、と軽く。杖を振るうと……正面に複数、並列にならぶように展開される魔法陣。そこから放たれるのは、直線に飛ぶ黒い魔力の弾。ただ杖を一振で複数生成したそれは、おそらく魔法発動の行程を短縮するものだ。
そして魔力弾は、バラけて飛ぶように刹那さんたちへ襲いかかり、時差をおいてケルベロスが突撃してくる。魔法の弾はなにかで防ぐか、攻撃を当てれば霧散しそうだが……ケルベロスに関してはしっかりと止めるか、行動を阻害させる必要がある。
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
「………………準備はよろしいようですね。では、始めましょうか」
戦闘態勢を取った炎邪さんと望さんを一通り見た後、刹那は銃をしまいナイフを取り出す。そしてニクスさんと距離を詰め、首筋めがけて斬りかかろうとする。ニクスさんの武器が短杖と検討をつけ、遠距離からの攻撃は不利だと判断したのだ。
(/ロル訂正します。前の奴は気にしないで下さい…………)
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
「お願いします!」
二人に声をかけると、拳銃を魔力弾めがけて撃ちその魔力を吸収する。しかし刹那の武器では、巨大なケルベロスとの戦いは不利になりそうだ。ケルベロスは二人に任せる、そう暗示するように短く叫んで魔力の弾を消し続けた。
>刹那さん、ニクスさん、望さん
炎邪:
呵破破破破破破!!狼の躾は流石に修行には無かったなぁ!しかし任されたからには全力で応えよう!!
(刹那さんの呼びかけに応じるように、笑い飛ばしながら答えると、炎邪は"ダンッ"と地を蹴りつけて、突撃するケルベロスに対して真っ向から突っ込む。…いつもながらに、シンプルで分かりやすい、しかし一番効果的な戦い方だ。
"拳に力を入れるときは何も考えない"
雑念を捨て、全身に獄炎の魔力を巡らせる。そのたびに古傷がズキズキと痛むが、もう慣れた。慣れれば顔にも出ないし、痛みを痛みだと感じる事も無くなる。
蹴りつける際、足裏に獄炎を集中させ、爆発させる。かつて似たような事をして足裏の皮膚が焼け飛んだ事もあったが、今回はそうはならない。そも、この戦いは"失う"ための戦いではなく"得る"ための戦いだ。ならば一々己が身を傷つけては贖罪にもならぬだろう。
ケルベロスとの距離が縮まる直前、地を削りながら足で着地し、ケルベロスの顎へと目掛けて、燃え滾る右拳を振り上げた。)
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ケルベロス「ぎゃうっ!??」
突進して体当たりをするつもりだったケルベロスは、その勢いごと炎邪さんの顎をとらえた右こぶしによって止められ、打撃をもろにくらい怯む。ケルベロスの勢いは止まり、魔力弾も防いだ。次にニクスはどういうわけか、二枚の盾を随伴させながら刹那さんと望さんの方へ浮遊しながら接近する。
>斑鳩那由多さん
穂乃花:えへへ……
たはっ!リスさんだぁ!(那由多ちゃんの言葉に喜びつつも、那由多ちゃんが出したリスに穂乃花ははしゃぐ。
そしてリスの傍にちょこんとお姉さん座りで座って、リスのほうに手を伸ばしてみた。
手にはいつのまにか出したどんぐりがあり、「これ……食べるかな……?」というような目でリスを見ていたのだ。)
>刹那さん、炎邪さん、ニクスさん
望:えっと、ここはやっぱり……あれでいったほうがいいかな……(自分の方へと近付いてくるケルベロス。それに望は、冷静にあることを考えて思いついた。
それと同時に、望はケルベロスの背後に回った。そして、いろはに教えてもらったことがあるあの技をケルベロスにかけた。
それは、プロレスでよく使われるジャーマンという技だった。
しかし、こちらと刹那さんのほうにむかって来たニクスさんには気が付いておらず)
>ニクスさん、七種望さん、蒲生炎邪さん
「………望さん!」
二体の盾とニクスさんに気づいていない望さんに警戒を促すべく鋭く叫ぶと、ニクスさんに向かって距離を詰める。銃をしまいナイフを持ち、ニクスさん目掛けて斬りかかった。
銃弾や投げナイフの飛び道具は盾に防がれるだろう、そう考えて接近戦を挑んだのだった。
>七種穂乃花さん
「この子人懐っこいねー、おーよしよし」
那由多が草原に座ると、一匹のリスは膝の上にちょこんと乗る。撫でても逃げる気配は全くなくむしろうっとりしている様子は、野生どこ行ったとツッコミたくなるかもしれない。
一方穂乃花さんの方のリスは、その丸い瞳でどんぐりをじっと見つめていたが、やがてどんぐりを両手で持ってちびちびと齧り始める。しばらくは齧るのに熱中していたが、しばらくすると時折穂乃花さんの顔をちらちらと見るようになった。
>刹那さん
ニクス「…!」
ニクスは接近しつつナイフを振ってくる刹那さんに反応し、対応し始める。ひとりでに杖が浮かび上がり、ナイフの攻撃にあわせるように攻撃をいなし始める。そして、二枚の盾がぐるぐるとニクスの周囲を廻ったかと思うと、勢いをつけて二枚とも刹那さんにぶつかるように突っ込んできた。
>ニクスさん
「………っ!」
ひとりでに動く杖をいなしながらも、もう一方の手にもナイフを握りニクスさんの急所を狙う。そうして出来た隙にナイフを振りぬこうとする瞬間、盾が突っ込んでくるのに気づく。両手のナイフでニクスさんを追い詰めようとしたことが仇となったのか判断が遅れる。体の重心を後ろにずらして引き下がろうとするも、右足が間に合わない。全身をプレスされることは防げそうだが、このままでは刹那の右足が盾の激突に巻き込まれるだろうことは明らかだった。
>刹那さん、ニクスさん、望さん
炎邪:
呵破破破破!!最近の若い連中は活きが良いなァ!どれ、俺も負けじと少しばかり本気を出すとするか!!亡者の諸君!ちとばかしこの辺りは熱くなるが、今だけは許せよ!!
(ケルベロスに拳を入れたのも束の間、望さんや刹那さんを見て素直に感心する。だが刹那さんの方を見れば、右足がニクスさんの猛攻による盾の激突に巻き込まれようとしているのが見えた。ケルベロスと相対した時に、炎邪をすり抜けて刹那さんの方へとニクスさんが向かっていたのは見えたが、盾と杖による波状攻撃に、刹那さんが対応しきれていない事が、炎邪の目には明白だった。
故に、迷いはない。
距離からして炎邪自身のスピードでは刹那さんの援護が間に合わない。さっきのように獄炎によるロケットスタートでなら間に合うかもしれぬが、それでは望さんだけにケルベロスを任せる事となる。
ならばどうするか。答えは簡単だ。
"離れてる敵にはどうするか?んなもん、炎を「伸ばせばいい」だけじゃろ"
師と仰ぐ人物が修行の中で言った、何気ない一言を思い出す。
すぐに炎邪は、まるで炎を棒状に掌へと集束させ、それをニクスさん目掛けて振り下ろす。自身の切り札である【焔】ではなく、ただ獄炎を棒状にしただけの、中~遠距離を想定した"近接術"である。誰が何と言おうと、"近接術"なのである。)
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