奏歌 翔音 2020-10-12 08:45:44 ID:5762b1903 |
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>ニクスさん、刹那さん、望さん
炎邪:
最初からいた、か。一つ確認をしておきたいのだが"みんな"というのは"彼等"の事で間違いは無いな?
(刹那さんがニクスさんに尋ねる中、炎邪は一つだけ気になる事があった。ニクスさんの言う"皆"とは、この理性が無さそうにも見えるアンデッドや幽霊たちの事で間違いないのかという事。別に何かしようというわけではない。ただ、その色々教えてくれた"皆"というのは彼らの事で間違いはないのかという程度の確認だった。)
見たところ、一応俺たちを認識できる程度の理性はあるようだが、キミが現れてから一様に彼らの空気というか、雰囲気が変わったようにも見えてな。
>クロさん、七種穂乃花さん
「どういたしまして。えっと……このベッドに寝ればいいんだね」
穂乃花さんのお礼に答えると、その隣に恐る恐る横になる。ベッドの寝心地はとてもいいものだったが、これからどんなことが起こるのかと考えると緊張で眠れる気がしなかった。
>穂乃花さん、刹那さん
クロ「じゃあそろそろ曲を流すねー。ゆっくり仲良くおやすみー♪」
と、それだけ言葉を告げて……流れ始める、『ひつじのかぞえうた』。本当に魔力も暗示も込められてるわけじゃないのに、どういうわけか眠くなる曲だ。
>クロさん、那由多さん
穂乃花:……。(と、なかなか寝られないのか穂乃花は起きたままでいた。
しかし、クロさんが流した曲で穂乃花は眠ってしまった。なぜかわからないが、急激に眠たくなったのだ。)
すやすや……すうすう……
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ニクス「べつに、いいけど……。?……うん、わかった。」
と、ニクスが質問されたことを語ろうとする前に、近くにいた骸骨が近づき、なにか囁くようにニクスだけになにかを伝える。
ニクス「わたしが話し終わったら、質問に答えて。わたしばかり話すの、損だから。……質問されたこと、話すね?
いろいろは……ほんとに、いろいろ。ここがどんなところか。……ここは、一度あった命が潰えて、彷徨う魂が流れ着く場所。名前は……『冥界』。ここにくる魂、大体理性がない。……わたしが一番、理性的らしい。わたしは、そういう資格がある…?それは、よくわからないけど……皆言ってたから、そうらしい。……あとは、なんだろう……たぶん、どれもどうでもいいことばかり。
皆は、ここにいる皆で……間違ってない。みんな大人しくなったのは……さっき言ってた、『資格』のおかげ?……わたしの言うこと、皆は聞くらしい。わたしがいないと、理性が抑えられなくて暴れる……らしい。死んでるのに、暴れて喧嘩するの……不毛。だから、禁止にしたら……みんな、やらない。
……質問の分、一応答えた。わたしから質問……質問……特に、考えてない、のーぷらん。どうしよ……ん?(先ほどと同じ骸骨が囁く)………わかった、それ聞く。貴方達、人間?」
>月宮さん
そして、ベッドで眠りについた月宮さんが次に目を覚ます。……眩しい太陽の光と、草の匂い。そして耳に聞こえてくるのは……
羊「めー」「めー」「めぇー」「めやー」「めへやー」「もへー」
たくさーーんの、羊の声。少し視線を他に向ければ、羊毛、羊毛、羊毛………そこは、羊たちが柵とだだっ広いスペースの中におさめられてる。牧場だ。
羊?「めへー?もへもっへー??」
と、月宮さんに近づく羊の影……が、妙なのは姿勢。良く見れば……二足歩行だ。なんか、二足でたってる。で、どうやってやってるのか知らないけど……器用(?)にフォークと真っ黒なパスタを片足ずつで持ってる。ナンナンダコレハ
>七種穂乃花さん、クロさん
那由多「ん、おやすみなさ………………」
眠りに落ちる穂乃花さんに声を掛けるも、それも最後まで持たなかった。那由多もまた、同僚のめへーさんの歌声によって夢の世界に入っていったのだ。
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
刹那「貴女には、冥界の主になる資格があるみたいですね………。それで、貴女がここをまとめていると。…………ああ、質問に答えますね。私『は』人間です」
ニクスさんの答えを確かめると、質問に答える。しかし刹那の回答は、どこか含みのあるものだと気づくだろう。まるで自分の身近に、人間ではない人がいるかのような。
また刹那も、ニクスさんに歪なものを感じていた。損得勘定をする割には質問を考えていないという、大人びた部分と子供っぽい部分が入り混じった、そんな歪な印象がニクスさんにはあったのだ。
>ニクスさん、刹那さん、望さん
炎邪:
当然の事だが俺も人間だ!…いやしかし、死者の魂が流れ着く場所と来たか。冥界、だったか?死女の夢という名前からしてある程度の想像は付いていたが…何故そんな場所が夢として繋がっているんだ。
(人間であるかというニクスさんの質問に対して、当たり前であるかのように自分も人間であることを主張する。正直今の炎邪は1/4ほど人間でない部分が混じっているが、当人はそれでも人間である事を声高に主張していた。…ただ、ニクスさんや刹那さんの会話を聞いていて腑に落ちない点がある。死者の魂が流れ着くという場所が、何故夢の世界として繋がっているのか、だ。)
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ニクス「…………ん、そう。わかった………」
と、二人からの返事が来たきり、静かに黙り込んだ。特にそれ以上質問するわけでもなく、じーっと刹那さんや炎邪さん、望さんを見ていた。で、そんなことをしているとニクスの足元に、小型犬ほどの大きさのつぎはぎ傷だらけの狼がすり寄ってきた。
??「きゅーん」
ニクス「ん……ケル、お腹空いた?そう……じゃ、分けるね。」
と、ニクスは足元に来たケルという名前の狼を抱き上げ……ぎゅっ、とぴたりと体をくっつけるように抱き寄せた。すると……ニクスとケルから青いオーラが現れ、ニクスのオーラがケルに流れるかのように、ケルのオーラが強まる。
ケル「あう、あう!」
ニクス「ん、元気になった……なら、よかった。」
と、ニクスはケルをそっと足元に下ろすと、ケルは嬉しそうにニクスや刹那さん達の周りを走り回る。……青いオーラが出たとき、それを感じ取ろうとした人は……それが魔力や気というより、「死という概念」のような感じがするかもしれない。
>クロさん
大きな紙をみてその場所まで車を出させ向かい「すなない、このチラシを見てきたのだが」そう言ってフードを取り「その夢の中でやりたいことができると書いてあるのだが」そう言って小声になり「親に愛されるというのは出来るのか」そう周りに聞かれてないかキョロキョロしながら言う
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
「…………かわいい。ケル、でしたっけ。撫でてもいいですか?」
小型犬ほどの狼に、思わず微笑みを漏らす刹那。狼が可愛らしかったのもあるが、その死の雰囲気は恋人が昔纏っていたものに似ており懐かしさを覚えたのだ。
会いたいよ、―――。そのとき何故か、昔の記憶が蘇ってきた。ニクスさんやケルを他人とは思えなくなり、撫でてもいいかと尋ねていた。
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ニクス「ん……ケル、嫌がってなさそうだから、いいよ。」
ケル「はっはっはっはっ…!」
と、ケルは好奇心全開の様子を示して刹那さんにすり寄る。
ニクス「ケルは、賢いよ。わたしたちの言葉、理解してる。いろんなお話も好きだし、構われることが嬉しいから、いっぱい仲良くしてね。」
と、ニクスは少し口角をあげて、微笑んでいるであろう表情を見せる。ただ、固い笑いかたではあるが……きっと笑いなれていないのだろう。
それと……刹那さんが感じる「他人と思えない」は、ある意味間違ってないかもしれない。刹那さんの身近な人……死に近い気配のある紅葉さんやユーリさん達と似た感じがするかもだが……実際は、そっちではなかったりする。案外、「炎邪さんの疑問」が割と核心をついてたりする。何故、このような夢が「こっちと繋がっている」のか……
もしここに「地獄から来た」、「本物の冥界を知っている」誰かがいるなら……ここが「偽物」だとはっきりわかるだろう。ならば……「この夢がある理由」も、わずかにわかりやすくなるのかもしれない。
>ニクスさん、刹那さん、望さん
炎邪:
おぉ、ニクスくんの言う通り随分と賢い狼くんだな!よく分からんが妙なオーラも出てたし、とにかく元気なのは良いことだな!
(刹那さんの方にすり寄った小型犬ほどの狼が、最初近付いてきた時は弱々しかったにも関わらず、ニクスさんが抱き寄せて妙な気配を併せ持つオーラを出したかと思いきや、それが狼の方へ流れた途端に信じられないほどの元気の良さを見せた事で、素直にそれに感心する。……炎邪は、その狼と言い、ニクスさんと言い、ここが"冥界"と言われた事に、初めに抱いた違和感が更に深まっていた。)
…ところでニクスくん。俺は実際の"冥界"や"地獄"を見た事が無いから、確証的な事は言えない身なんだが…それ故に、俺はここを"冥界"だと言われてもあまり実感がない。……夢だからかもしれんがな!
(率直に、ニクスさんから"冥界"と言われたことに未だ疑念を抱いている事を明かした。疑念に留まっているのは、実際の"冥界"と地獄"を見たことが無いからだ。加えて、自分たちがここにいるのはあくまでも"夢"の調査という前提があるからでもあった。)
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
「よーしよし、可愛いね……」
ケルを撫でながら微笑む刹那。そのままよしよしと撫でていたが、炎邪さんの言葉にはっと顔を上げた。確かに冥界や地獄にしては、ここは生温い気がする。本当の地獄や冥界を見たことはないため実際はよく分からなかったが、炎邪さんの言葉は妙に納得できる気がした。
「ねえ。…………あなたたちは、寂しいんですか?」
何の根拠もない、言ってみればただの勘。しかし一度気づいてしまったそれは心に引っかかり、誰に問うわけでもなくポツリと呟いていた。
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ニクス「おーら?……『死気』の、こと?これ……わたしたちの、ごはん。怨霊とか、騒霊とか、ここにいるみんなの、えねるぎー。わたしだけ、自然と集まる。だから、よく分けたりする。……あなたたちも、いる?」
と、ニクスは問いかけるが……本能的にこれもわかるだろう。死気というものがいい影響を与える対象は、『生きていない存在』だ。逆に『生きている存在』には……悪影響だろう。
ニクス「……ここ、冥界じゃない……?……わたしには、よくわからない。あまり、興味ない。ここが夢、とか……冥界じゃない、とか……正直、気にしてない。わたしは、ここにいるから……ここが、過ごしてきた場所だから。」
と、ニクスは淡々と答える。そして刹那さんの質問に……不思議そうな顔をする。
ニクス「……さび、しい?……感情、だよね?よく、わかってないけど……寂しいって、なに?……(またもや近くの骸骨が囁く)…誰かと一緒にいないと、不満なこと?……んー……………わたし、よく誰かと一緒。死逆気分けるのも、話を聞くのも、歩くのも……。誰もいないと、退屈。不満、じゃないけど………これって、寂しい?」
と、ニクスにもわかってないのか、逆にそう聞いてくる。が、なんとなく想像できるかもしれない。
常に誰か一緒で、食事の必要はこの世界の都合上いらず……眠ることも必要でないとして……刹那さんが感じたとおり、子供らしさも感じるとしたら……本能的にこの子は、寂しさを感じてるかもしれない。
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
「誰もいないと退屈。………それは、間違いなく『寂しい』って感情です」
ニクスさんの言葉に、断言するように返す。そして同時に、ニクスさんは寂しいという感情をほとんど知らないのだろうと考え、それと同時にニクスさんの炎邪さんへの言葉を脳内で反芻する。
自分たちのような「生きている存在」には悪影響を及ぼす「死気」を集めることができ、冥界が本物でないとしてもそこに興味は抱いていない。間違いかもしれないが……刹那は「この夢がある理由」についての仮説を立て始めていたのだった。
「炎邪さん、望さん、ニクスさん、……あと骸骨さんたち。これ、食べますか?」
何を思ったか、刹那はバッグから巾着袋を出し、そこからレモンキャンディを取り出す。かつてルカさんがお菓子のポシェットを持っていたのを真似して持ってみたものだが、いきなりキャンディを勧める刹那に驚くかもしれない。しかし刹那には、その行動をした理由が確かにあった。
>クロさん
……んん…………ついた…って……
(羊達の声で目が覚め、ゆっくりと身体を起こす。最初は周りを見渡しながら羊達の姿を確認していたが、フォークと真っ黒なパスタを持ちながら二足歩行で近付いてきた羊に気付き「え、えっと…」と若干困惑気味にその羊を見つめ)
>龍さん、ナナさん
私の好きな物?そうね……紅茶、かしら
(目的の猫喫茶へと歩いて向かいながら龍さんに何が好きかと尋ねられると、「そうね…」と少し考えた後紅茶が好きであることを伝え)
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