奏歌 翔音 2020-10-12 08:45:44 ID:5762b1903 |
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>刹那さん、炎邪さん、望さん
刹那さんが周囲を警戒すると、少しわかることがあるだろう。一部の怨霊らしきなにかが……徐々に殺気立ちつつある。負に囚われた存在としてのさがか、殺気立つとそれらの勢いが収まる気配はなく……黙っていたとしても、大人しくいようとしても、何かしら絡んできそうだとわかるかもしれない。……が。
ふと、その怨霊達に近づく人影が見える。それは明確に、人の形をとっていた。なんだったら三人が見ているここの世界の住人のなかで、一番人と呼ぶに相応しい姿をしていた。
見かけは子供ほどの姿。歩いてはおらず、ふわりと宙に浮き、何か不可視の力でも働いているのか、任意の方向に移動しているようだ。ボロボロのワンピースに、ボロ布と見間違えるほどに汚く欠損の多い布切れを上着代わりに纏う、薄水色と黒髪のツートンカラーの少女。目元には縦に縫い傷が見かけられるが……人としての異常さを表しているのは、その少女の纏う雰囲気だ。
生に無気力であり、力を感じない。だというのに……圧を感じる。感情などないかのような無感動そうな顔だというのに……激情でも抱えてるのかというくらいの威圧を錯覚するかもしれない。
???「……だめ。それは、迷惑。」
端的に、殺気立つ怨霊へ用件を伝える。子供相手に理性のない怨霊が従うはずは、普通はないだろう。しかし怨霊は、さも少女に怯えるような気配を見せて…申し訳なさそうな態度で、あっさりと大人しくなった。
???「……どうしたの?……知らない人、来た?……あっち?」
と、まるで言葉がわかるのか、怨霊と会話をする少女。そして……少女はようやく刹那さん、炎邪さん、望さん達に気づく。
おそらく話しかけようとしてるのか、ふわー、と浮き上がりながら近づく少女。
>クロさん、刹那さん、望さん
炎邪:
おはよう!!というには少し周りが暗すぎるが、それでも挨拶は大事だからな!おはようございます!!
(夢の世界に降り立ったはずの炎邪だったが、どうやらベッドで眠った態勢のまま夢の世界に入ったらしく、先に降り立っていた刹那さんより少し離れた地面でグゴーと寝息を立てていた。やがて変身している刹那さんから尋ねられると、パチッと目を開き、寂れた街の雰囲気を掻き回しかねない大声で呑気に挨拶をする。そしてそのまま立ち上がると、その場で頭を下げて骸骨や幽霊達にまで挨拶をしているようだった。)
>クロさん
…失礼します。どなたかいらっしゃいますか?
(と、ストレートな銀髪を持つ少女が白夢荘の入り口のドアを開け「誰かいないか」と辺りを見渡しながら呼びかけていた。その手には、少しくしゃくしゃになってはいるが例のチラシを持っており)
>月宮さん
クロ「ぐー……( ゚д゚)ハッ!あれ?ひょっとして調査希望の人?」
と、どうやら部屋でばたりと倒れるように眠っていたクロが起き、月宮さんに話しかけた。
>クロさん
…はい、このチラシを見てここに……
(先程まで眠っていたクロさんに内心でやや呆れながらも、それを表には出さず持っていたチラシをクロさんに見せ頷いて)
>???さん、炎邪さん、望さん
「炎邪さんちょっと声のボリューム抑えてくだ……えっと、貴女は?」
炎邪さんの挨拶に思わず耳を塞いでいたが、ふわふわとやって来る少女に問いかける。ユーリや禁忌を見慣れているだけあってか、刹那の???さんへの様子に警戒はあまりなかった。
>月宮さん
クロ「なるほどね、なるほど。じゃあとりあえずー、調査の詳しい話をしよっか、えっとねー。」
と、内容について話をした(>676)
>刹那さん、炎邪さん、望さん
???「……貴方、うるさい。騒霊よりうるさい…寝てる子が、起きちゃう。」
と、煩そうに耳を塞ぎ困り顔をする。寝てる子、というのは……良く街を見たら、寂れた街灯の中に小さな魂のようなものが、眠っているように見える。
???「……わたし?わたしは……ニクス。皆からもらった、名前。それが、わたし。」
と、少女……ニクスは答える。ニクス……恐らくはニュクス、『夜』を示す言葉。名付けられた、ということは……名前もなかったのだろう。良く見れば、ニクスが近づいてから、周りのアンデッド達は貴方達を見てる。貴方達と……ニクスを見守っている。大事にされているか、彼女は大切にされている立ち位置なのかもしれない。
ニクス「貴方達は、どこから来たの?」
>那由多さん、クロさん
穂乃花:はわわ……ここで一体……どうするのかな……(クロさんにつれてこられた場所は、ビルの上の階の二人用のお部屋だった。そこにはベッドが二つあって、それ以外はスピーカーのようなものが。
これに穂乃花は、那由多ちゃんがお察しの通り不安そうになっていた。だから、那由多ちゃんの発言はとても嬉しいものだった。)
はうぅ……うん……そうする……
>ニクスさん、刹那さん、望さん
炎邪:
呵破破破破、いやすまん。昔徹底的に扱かれた癖のようなものでな。極力静かにするよう努めておく!
(双方から耳を塞がれ、それぞれ"ボリュームを抑えろ" "煩い"と言われ、ニクスと名乗った少女からは"寝てる子が起きる"とも言われたので、事情は分からないまま、先程よりもかなりボリュームを下げた声量で二人に告げる。……それでも普通の人よりもやや大きい声量だが。
ただ、炎邪はニクスさんが言った"寝てる子"という言葉と共に、街灯の中にある明かりが普通のそれとは異なる事に気付いた。それを踏まえて、何処から来たのかというニクスさんの質問に答える。)
俺達は依頼を受けて"死女の夢"とやらの調査でここへ来たのだ。俺達にとってここは夢の世界となるわけだが、ニクスくんと言ったか。キミは一体いつからここにいるのだ?
>クロさん
…なるほど、大体のことは分かりました。……あの、ひとつ質問があるのですが…私以外にも調査に来た方はいらっしゃるのですか?
(クロさんの話を一通り聞いた後、どちらの夢に行くかを決める前に他にも調査に来た人はいないかと尋ねて。どうやら調査に行っている人数を聞き行く場所を決めるつもりのようだ)
>月宮さん
クロ「そうだね、三人くらい調査に向かった人がいるかな?その人たちは全員『死女の夢』に向かったよ。だから『羊の夢』は誰もいないね……見た目平和そうな場所なんだけどね。」
>クロさん、七種穂乃花さん
「うん!じゃあよいしょっと……」
穂乃花さんの言葉に頷くと、隣りにあったベッドを少しずつ動かしていく。まもなくして、2つのベッドが一つになった。
>刹那さん、炎邪さん、望さん
ニクス「夢?ここが?……よく、わからない。わたしは、ここにいるから。だとしても、興味はない。……いつから?わたしは、最初から。最初からここにいて、皆が色々、教えてくれた。」
と、淡々と話す。最初からいて、周囲が教えてくれる……そして今の、ニクスがいると思われる立ち位置。確証なしだが、ニクスは調査に必要な「夢の元となる存在」の可能性はある。
>クロさん
分かりました。それなら…私は『羊の夢』の調査に向かうことにします
(クロさんから調査の状況を聞き行く場所を決めた様子で頷くと、まだ誰も調査に行っていない羊の夢へ行くことを伝え)
>月宮さん
クロ「羊の夢だねー、了解~。じゃあこっちの部屋にはいって~。」
と、クロは刹那さん達が眠っている部屋とは別の部屋に案内した。当然そこには誰もおらず、数人分のベッドが置いてあった。
クロ「そこのどれかのベッドで眠れれば、夢の世界にたどり着くよー。寝付きが良くなるように、これ流しておくねー!」
と……流したのは、『ひつじのかぞえうた』。月宮さんには聞きなれた、あのもふの声でゆるーい歌が流れ、眠気を誘う。
>クロさん、刹那さん、炎邪さん
望:お待たせ!遅れてごめんなさい……(死女の夢の中にて。望は、みんなより遅めに目が覚めた。
しかし見渡す限りそこはやけに暗い場所で、地面が岩なのに地に足がつききってないような違和感を感じていた。
空を見上げれば夜空よりも深い闇で包まれており、星の光はなく孤独げにぽつりと月が浮かんでいた。
ゴーストタウン。なんとなく望は、そう感じることが出来た。
しかし漂うのは肉体のない半透明な幽霊に、光や生気を宿さない骸骨等。アンデッドと呼ぶべきあり方の違う存在。
すごく不気味というか怖いような感覚を覚えていた。)
……みんな大丈夫?ってあれその子は?(と、こちらもニクスと呼ばれる不思議な少女のところにいき)
>ニクスさん、炎邪さん、望さん
「そうですか……出来れば、その『いろいろ』というのを教えてもらってもいいでしょうか?勿論、話せる範囲で大丈夫です」
ニクスさんに向かって、穏やかな声色で話しかける。刹那の今出している仮定は、「ニクスさんは夢の主だが本人にその自覚がない」というものだった。その仮説が正しいか確かめるためにも、ニクスさんから出来るだけたくさんのことを教えてもらう必要があった。
そんな中、こちらに向かう望さんに気づく。望さんの問いには「ここで出会った方ですよ」と答えたが、表情は穏やかなまま。言外で「ニクスさんたちを怖がるようなそぶりは見せないで」と告げたのだった。
>那由多さん、クロさん
穂乃花:はわわ……あのねそのね……ありがとう……!(ベッドをくっつける那由多ちゃんを見ると、若干申し訳なさそうにしながらもそうお礼をする。
そうしてから、穂乃花はゆっくりとベッドに座る。そして周りをキョロキョロして警戒しながらも、ベッドに恐る恐る横になって)
>クロさん
…この声、もふさん……の………………
(聞き覚えのある歌声に一瞬「あっ」と反応するものの、その後すぐに眠気がしたため近くにあるベットに横たわるとそのまま眠りにつき)
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