奏歌 翔音 2020-10-12 08:45:44 ID:5762b1903 |
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>ホクシチアジト
『―――――?』
(持って行った菓子を知枝に渡し、次の命令が来るまで菓子の傍にまた駆け寄って待機していたところ、クエさんからスコーンをちらつかされているのが目に入り、そちらに寄るだけ寄って行ってみる。とはいえ、命令外の行動であるからか、スコーンを視線で追うだけで無暗やたらに飛びつくような素振りはしなかった。一方で受け取った菓子を口にして、ジェスタさんとナナさんの質問に知枝がそれぞれ返答する。)
ぼくの研究による成果物だ。こう見えて携帯端末としての機能も備えてあるし、蜘蛛の見た目も…それが最も機能性に適していると判断したまでだ。
…味気ないデザインなのは否定しないが、ぼくはこれ"ら"に可愛らしさを求めてるわけじゃないからね。まぁ、参考意見ということで、頭の片隅程度には留めてはおくよ。
>知枝様 ナナ様 クエ様
「なるほどー…確かに手やら足が沢山ありゃ楽に行動できるからな、ビル群やら洞窟じゃ多足の方が色々と楽できたしな…嬢ちゃんは頭がいいんだなぁー」
過去の動きを思い出すような表情をする。
機能性を考えて蜘蛛にしたと言う知枝様に感心したような表情を向けた、若干や自身の考えと共通したアイディアを持っていると考えたジェスタは嬉しそうにしている、あまり同じように考える人が少なかったため嬉しいと感じている。
>龍さん
歌?そりゃあ、好きだけれど…
(ホクシチアジトへと向かう途中、突如歌が好きだと尋ねられると迷うことなく好きだと答えて)
>ホクシチアジトの皆様
「んー、菓子には食いつかんか。お利口だなこいつ。……それにしてもジェスタ、お前足が生やせるのか?まるで蜘蛛になったことがあるみたいだが」
蜘蛛の前でちらつかせていたスコーンをあっさりと自分の口に放り込むと、命令に忠実な蜘蛛に称賛の声を上げる。蜘蛛にリボンは似合わないだろ、と内心思いながらもジェスタさんの発言に気になるところがあり、軽い気持ちで尋ねていた。
>ホクシチアジト
「んぁ?………ング………あぁ、あるぜ?さっき俺が実験には慣れているって言ったろ?かなり昔な、どっかの研究所がNextLevelHumanProjectって計画を考えついた。要は新人類を作り出そうってことだ、まぁその計画失敗に終わったんだがねぇ…。唯一の成功作にして唯一死ななかった奴が俺、無から10を的な感じで生物の理から外れた奴らの望むNextHumanが完成したわけだ。皮肉よなぁ、自分達が社会の頂点に立とうとして作り出しだもんに社会から消されるなんてねぇ…まぁ経緯はどうとして大抵のもんにゃなれるぜ?あるミッションでビルの外から入る時に手が空いとらんと面倒だったから脚を増やした、そんときに参考にしたんのが蜘蛛だ。」
そこまで言いきってから喋り疲れたというふうに茶を飲み始める、ジェスタはクエ様に関しては刹那嬢から聞いてるだろうし別に隠すこたァねぇだろと言うふうに淡々と話していた例の研究所はとうに潰したが未だに憎い、しかしその憎い研究所で与えられた能力で尽くせる人がいる…自分自身も皮肉の塊だねぇと遠い目をしながら茶を飲み干す。
>ホクシチアジト
そいつの命令系統は手動入力じゃなく、ぼくの脳波を魔力を通じて受信するようにしているからね。ぼくが"そうしてほしい"事をリアルタイムで考えない限り、そいつはそれ以外の事をしようとしない。…まぁ、待機状態として論理思考を自由にさせる事は可能だが、まだ生物のような柔軟性が不足していてね。そこが課題と言ったところだ。
(スコーンを前にしても動じない蜘蛛を利口だと表現したクエさんに、あくまでも利口ではなく他の事が出来ないのだと、知枝にしては珍しく落胆気味に自身の創造物について説明する。が、ジェスタさんの"楽ができた"という旨の発言とその説明を聞き、感心を抱くと同時に怪訝な表情を浮かべて、彼に告げる。)
…新人類計画、か。聞いたことはあるけれど、具体的な内容や仔細までは調べようとは思わなかったが、過去にそんな事が……それでご老体―――ジェスタ氏はそれの被検体だと。
……くだらない事を考え付くのは、最早人の宿業なんだろうね。
(NextLevelHumanProjectの話と、ジェスタさんがそれの成功例にして唯一の生存者だという話を聞き、本人を前にしてあまり言うべき事ではないのだろうが、それでも肩を竦めながら、その計画を"くだらない"と一蹴する。…その際、魔力を通じて知枝の脳波と"激情"にも似た感情を感じ取った蜘蛛は、ビクッと驚くように跳ねて知枝の方へ振り向いた。)
>ホクシチアジトの皆様
「そーなのか。機械としては優秀でも、『生物』としてはまだまだ、か……」
落胆気味の光野さんの言葉に、ふと何かを思い出したかのように呟く。クエの頭にあったのは、恩人が創り上げたAI人格のことだった。彼女、いや彼女らは機械でありながら人と同様、下手すれば人を凌ぐほどの感情を持っていた。光野さんがそれを見たら何を思うか……そんなことを考えているとジェスタさんが受けた実験の話を聞く。
「あーその……『ねくすとれべるひゅーまんぷろじぇくと』……よく知らんが、難儀なもんに巻き込まれちまったんだな。……大変だったな」
クエは光野さんとは違い、新人類計画や科学への知識はない。そのため、実験や計画についての是非はよく理解していなかった。しかしジェスタさんが、自身の意志に関わらず強制的に巻きこまれてしまったことは何となく察した。そこに自分の意思も尊重されず親に売られた、幼い頃の自分を重ね合わせてしまい、思わず同情の言葉を漏らしていた。
>心愛ちゃん
一緒だね!
僕もすきー!
(にこにこと笑い)
きぃーみのひぃーとみ、せかいをうつすかがみ、いつもやさしさわすれずに、かぁーなしいことばむねにみちても、まぁーなざしつよくほしをみつめて
(残念ながら、本来の音程もリズムも取れていないが、歌っているつもりなのだ)
>ホクシチアジト
「そうだな…ホントにくだらねぇことに巻き込まれた……しっかし嬢ちゃんらは優しいんだな、一応俺ァ裏の人間だぜ?…いや敵対されたいってわけじゃあねぇんだけどさ、おいそれと話すにゃリスクがあるんじゃねぇか?」
先程元々隠す気はなかったが自分が裏の組織だと発言をしたのだが言う前と対応が全く変わっていないことに軽く心配になっていた、もちろん敵対する気も破壊活動をする気もない。ここへは雪音様の友人として協力をしに来ただけなのだから、普通の研究所(とまだ思っている)だとしても基本的に社会と敵対しているようなものである裏組織。襲ってきてもおかしくないのだが嬢ちゃんら(クエ様ナナ様知枝様)は敵対する様子もなく自身の話に同情の念を感じ取っていた。裏組織の人間?ってだけで攻撃されることも多かったため新鮮な気持ちで途中から話していた。
>ホクシチアジト
「そうだな…ホントにくだらねぇことに巻き込まれた……しっかし嬢ちゃんらは優しいんだな、一応俺ァ裏の人間だぜ?…いや敵対されたいってわけじゃあねぇんだけどさ、おいそれと話すにゃリスクがあるんじゃねぇか?」
先程元々隠す気はなかったが自分が裏の組織だと発言をしたのだが言う前と対応が全く変わっていないことに軽く心配になっていた、もちろん敵対する気も破壊活動をする気もない。ここへは雪音様の友人として協力をしに来ただけなのだから、普通の研究所(とまだ思っている)だとしても基本的に社会と敵対しているようなものである裏組織。襲ってきてもおかしくないのだが嬢ちゃんら(クエ様ナナ様知枝様)は敵対する様子もなく自身の話に同情の念を感じ取っていた。裏組織の人間?ってだけで攻撃されることも多かったため新鮮な気持ちで途中から話していた。
>ジェスタさん
だって、今暴れてもいつでも簡単に取り押さえることは可能だもの。
その中でわざわざ目鯨立てる…必要ないじゃない?
ふふふー!さーて!ナナちゃんは…魔法開発研究をしてきちゃおーかなー!
(ナナちゃんはそろそろ席を外すわねー!と立ち上がり)
>龍さん
(音程もリズムも取れていない彼の歌を聞いても、心愛は笑顔を崩すことなくその歌に耳を傾けていて。…すると、丁度タイミングが良かったのかは分からないが甘い香りの影響で彼女の髪はいつの間にか三つ編みのお下げになっており)
>ホクシチアジトの皆様
「んー?ジェスタ、もともとあたしもそっち側だよ。あたしが知枝ぐらいの頃には、数えきれんほどの悪事をやってきた。……まあ色々あって、正義も悪も敵に回したけどよ。だから、悪だからとか正義だからとか、あたしにはあんま関係ねえんだ。強いていうなら、悪側の奴にウマが合う奴が多い……ぐらいか?…………おーナナ、いってらー」
ジェスタさんの問いに、自分も元は悪側だからと返す。実際クエは8歳位で天神団に売られてから、言葉には出来ないほどの悪事に手を染めており、ミナミとも協力関係にあった。しかしその15年ほど後、天神団の一部が南に反旗を翻して悪のトップになろうとしたことにより、正義はおろか悪側にも敵対される立場となっていた。まもなく天神団は壊滅したが、クエはいまだに組織というものに愛着を持てずにいた。そんなことを思い出しながら少しぼーっとしていたが、立ち上がったナナさんを見て手を振った。
>心愛ちゃん
……お姉ちゃん…可愛いね。
(変化に気がつきながらも、何故急に髪型がそんな不思議な現象を深く考えないで)
>ホクシチアジトの皆様
「んだァ気にすること無かったかァ……全く末恐ろしいちびっ子だな………しっかしクエ嬢もそっち側をいたんか、まぁ「正義」は人それぞれだからなぁ。裏の組織にいるからって悪では無い、ヒーローだからって正しい訳では無い。どちらに憎まれようと気にせん方がいいぜ?」
部屋から出ていくナナ様を目で追いながら苦笑混じりでそう呟く、話を戻すように視線を戻しクエ様の言葉に対して返すように言葉を発する。先程の会話で天神団に所属していたという、あの組織が起こしたことを考えりゃ当然か…と考えながらもジェスタの考えでは賞賛の念も浮かんでいた、反乱を起こすのは悪いことではない。反乱とはその時々のルールに対して反抗の意思を持ち、自身の意志を突き通すために行うものである。このような考えを持っていたためクエ様の天神団にいたということを聞き多少の警戒心もあるが多少の畏敬の念も持っていた。
>龍さん
?…急にどうしたn………ふふっ、ありがとう
(突如彼から可愛いと言われまた容姿に変化があったのだろうかと考えた心愛は改めて自分の容姿を確認してみる。そして自分の髪型が変化していることに気付くと「ふふっ」と笑みを零しながらお礼を伝えて)
>ホクシチアジト
ん……それではね。菓子、中々美味しかったよ。
(席を外してこの場を後にするナナさんに、軽い挨拶を済ませて菓子の感想を伝える。……それを横に蜘蛛がまた菓子を持ってきたので口にしながら、ジェスタさんとクエさんの会話から出てきた正義と悪について、自分の考え方を述べる。)
……善悪は裏を返せば価値観の問題だからね。価値観の相違による対立はいつの世も無くならない。とはいえ、無くなったら無くなったでそれは少しどうかとも思うが。
>心愛ちゃん
(笑う心愛ちゃんを見て、にっこり笑う。そして…その後…彼は目を輝かせた。彼が見た物…とは…)
お姉ちゃん!ねこ!ねこちゃん!
(どうやら猫が好きらしい。心愛ちゃんの手を引っ張り、ここ!ここ!と見せようとして)
>ホクシチアジトの皆様
「まージェスタや知枝の言う通り、正義と悪など価値観の問題だな。絶対善も絶対悪もありはせん。……南に反旗を翻したのは天神団の一部だが、あいつらにだってそれなりの理由はあっただろうよ。ただ確かなのは、そいつらは使えていた所に対する裏切りをして、一般人に迷惑をかける行為をしたってことさ。…………悪は裏切り者を処罰し、正義は一般に迷惑をかける奴を処罰する。それだけだ。別に正義がなんだ悪がなんだとかいう小難しい話じゃねえよ」
うーんと背伸びをしながら、そのように呟く。そもそも天神団の一部が南から独立しようとしたのは、悪側の利益を自分たちで独占しようと考えたことがきっかけである。その利益をどう使おうとしたか、と考えていくとキリはないが、とにかく利害関係により正義と悪は天神団を敵とみなした。ジェスタさんや光野さんが正義と悪の哲学論争など始めた日にはついていけないな、と思ったのが態度に出たのか、クエはふああとあくびをしていた。
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