キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン____
千帆「起きて、●●。先生きちゃうよ…!」
●「んぁ?……ん。ありがと千帆。」
とある日の朝、朝会が始まる予鈴の音と親友の千帆に揺さぶられ、しぶしぶ重たい目を開ける。
周囲を見渡せば、コソコソと耳打ちし合う子達や、相変わらず本に視線を落とす人。
でも…((…みんな、なんかそわそわしてる…?)
まぁそれも無理はないだろう。なんせ今日は“転校生”とやらがこの1-Aに来る日でもあるから。
_____ガラッ‥「おはよう皆さん。」
そうこうしていれば、担任の武田幸子が…頬を赤く染めて入ってきた。
武田「君、入っておいで。」
その言葉でクラス中の視線がドアへと向かう。すると途端に女子からの黄色い声が上がり出す。
●((…イケメン君かな。))
どことなく察した私は、特別色恋沙汰に興味があるわけでもないし、隣の窓から入ってくる春風に、第二ラウンド:通称「二度寝」に入ろうとした。でも…
○「○○ ○○です。今日からよろしく。」
●「はぁああ!?…あ、」
イケメン君(仮)の名前を聞いた途端、絶叫ともとれる大声を上げつつ、机に手を突きながら勢いよく立ち上がる。が、…やってしまった。クラス内の視線が痛い。でもこの状況よりも更に驚いているのは…
●「○○…なんでここに…。」
…名前以外は似ても似つかない、僅か6才で外国へと旅立つことになってしまったその人は________
____私の幼馴染みだった。
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