イチ 2020-10-10 17:53:46 |
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え,ちょっと…ねぇ,どこ行くの…?
(落ちないよう相手の腕にしがみつきながら(こいつホントに落とさないだろうな…)と訝しげな顔をしながら相手の目を見つめ)
ん~?心配するな、ただの寺だぜ。
(ジト目で此方を見る相手に相変わらずイタい態度で接しつつ、自分の家でもある寺へと向かっていると素直に言い)
て,寺…??
(てっきりどっかの山の頂上にでも連れて行かれるのかと思っていた為,あまりに予想外な回答に驚きつつも(変なところじゃなくて良かった…)と安心し)
昼寝をする場所を探していると言っていただろう?
“俺の家”なら余計な邪鬼も寄り付かない、何より結界を破れる者すらいないだろうからな!
(山の神とも言われる自分の結界は、たとえ相手が上級妖怪だとしてもなかなか破ることは難しい。赤を連想させるアイツならやりかねないが…アイツもこっちにはめったに来ないから平気だろう、と内心頷きつつ風の流れに逆らいつつ飛び、「もうそろそろだぜ一松。」と声を掛け)
あ,そう…そんなわざわざいいのに…
(ほんのちょっと昼寝がしたかっただけだからわざわざそんな強いところに連れて行ってくれなくてもいいのに…と若干困った顔を浮かべつつ(忘れてたけどそういえばこいつ上級妖怪だったな…)と思いながら)
遠慮するな!これは俺の役目でもあるんだからな。
(困り顔をしている相手に笑顔を向けつつゆっくりと下降していき、地に足を着ければ、“妖を守るのは山の主たる者のお役目”だと昔言われたのを思い出し、相手に伝えつつそっ‥と降ろして)
お、おう‥!
(ふんわりとはにかむ相手に一瞬ドキッとして自分の心臓辺りに手を置きつつ内心首を傾げ、お寺‥まぁ屋敷に近いがそれを指差した後、「ああ、この辺は結界が張ってある。好きに使ってくれて構わないからな!」と言い)
さて…そろそろ飯時かな。
(辺りをうろついている相手の背後で夕日が暮れてきているのを見て、ご飯にでもするかと台所(?)へと向かって装束の袖をグイッと捲り)
ん…何か作るの…?
(台所(?)で何かを始めようとしている相手の傍により装束の裾をクイクイと軽く引っ張りながら「僕も手伝う」と言い)
お、大丈夫か一松?寝てても良いんだせ?
(装束を捲っている相手に、何となく手伝うと言い張るのではと予想はしておくが、どうしても眠たそうに見える彼に聞かずにはいられなくて)
いや…空飛んでたら眠気なんて吹っ飛んだよ…それに何もしないのは暇だし…
(逆にあんたが僕の立場だったとしてまだ眠いって言える…?と苦笑を浮かべながら「いいから僕も手伝うの!」と言い張り)
確かにな。じゃあお言葉に甘えて、サンキュー一松!
(相手の言うことはごもっともだと返す言葉も見つからず頷けば、やはり言い張る彼の頭を撫でつつ微笑み、御礼を一つ。さて何を手伝って貰おうかと考えていれば、「一松、早速だがあそこの縁側に天日干ししてある魚を二匹取ってきてくれ。」とお願いして)
ん,わかった。
(頭を撫でられ擽ったそうに首を傾げ,言われた通りに縁側から魚を二匹手に取ると「カラ松ー!取ってきたよ?」と言いながら台所へテコテコと走ってきて)
おっ、ナイスタイミングだぜ一松!
(戻ってきた相手を確認すればそろそろ熱くなり始めた七輪を仰ぐのを一旦辞め、「俺が他のを作っている間、そいつをそこの上へ乗っけて一松が好きな焦げ具合まで焼いててくれるか?」と言って団扇を渡し)
ん,頑張る…!
(魚は大好きだが焼くことがあまりない為,焦がさないように頑張るぞ…!と意気込みながら団扇を受け取り七輪の上に魚を並べパタパタと扇ぎ)
ふふっ…。
(七輪と睨めっこしながら真剣に魚を焼く相手を見つめれば思わず笑いが込み上げ、緩んだ口元のまま山で採れた山菜などを切り刻んでいき、人里まで苦労して行って購入した味噌を溶かした物にそれらを入れ)
あ…んん…ちょっとだけ…焦げ…た…??
(何回かひっくり返しつつ暫く七輪上の魚と睨めっこし,そろそろかな…と思い前もって用意していた皿に載せると思ったよりも少し焦げていてしゅん…としていて)
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