おとうとくん 2020-10-05 06:22:11 |
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大丈夫だろう…輝も高校生になるんだし、そろそろ一人立ちも考えないといけない時期だろうからな。まずは寝床から、と思ってな(困ったような弟の表情もまた、可愛いなぁ、なんて考えながらも弟の頭を優しくポンポンとしながら暗に寝床を分けようと提案し)
っ……?……う、うん
(何か違和感を覚え反論しかけるが、兄から撫でられたことで「まぁいいや」なんて思えてくる。まだ若干モヤモヤが心に残るが、これ以上深入りはせず曖昧に頷いて)
輝もこれから彼女とか作るんだろうからなぁ。そんな時に兄と寝てるなんて恥ずかしいだろ?(弟の様子をそこまで気にせずノンビリとした口調で話し)
っ、恥ずかしくないよ!
(その言葉にむっときたのか思わず声を張り上げ。我を失っていたかもしれない、数秒後にハッとして俯くと「別に彼女作る予定もないし……」と小さく呟いて)
ふふ、こんなイケメンをクラスの女子が放っておかないって…(恥ずかしくない、その言葉に嬉しさと気恥ずかしさに頬を少し赤く染めながら俯く弟の前でしゃがみながら弟の顔を微笑みながら見上げればそう話しては「ね、ほら輝専用ベッドなんだから輝の寝やすいの探そっか」と首をかしげながら問い掛けて)
……ぁ、うん。
(その優しい微笑みに、自然と強ばっていた顔が緩む。こくりと頷けば兄の手を取って微笑み返し、ベッドを探すため周りを見渡し)
んーと……、ふかふかなやつがいい!
(改めて店内を見渡せば、近くの一回り大きめなベッドへ。両手をついてふわふわ加減をチェック、もふっと、簡単に手が埋まるほどの柔らかさに凄い凄いと声を上げ)
なら色々あるだろうからいっぱい見て回ろうか(弟の返答に嬉しげにそう返しては相手に提案したのより一回り大きめなベッドではしゃぐ姿に愛おしげに目を細め)
うん、そうする!
(ベッドから離れて兄の元へと戻って来ると、兄の手を取って。他のベッドも一緒に見てみよう?口には出していないが、そんな思いを抱きつつ兄の目を見つめ)
ね、お兄ちゃん、ここならさっきより一杯ベッドあるよ!
(流石兄弟、以心伝心が上手くいったらしい。握られた手を引くと、他に沢山のベッドが置いてあるコーナーへと進んでいき)
お、ホントだな(弟に連れられやってきたコーナーは所謂ダブルサイズやセミダブルサイズのベッドが多く、輝には大きいと思うけどなぁ、なんて考えつつもそれでも弟が1人で寝るようになるのなら、と考えていて)
ったく……輝だけのベッドなんだから輝の好きなの選んだらどうだ?(弟からの自分だったらどれが良いか、と言う問いに少し目を丸くしてはクスリと笑みを溢しては弟の頭をワシャッとなでながらあくまでも新しいベッドは弟専用として買うつもりなのだと暗に話して)
えぇー……うーん、そっかー……
(兄からの曖昧な答え、実は予想した通りで、やっぱりそう返ってくるよね、と半分納得。ここは折れることにして、もう一度自分好みのベッドを探してみれば、シングルにしては少し大きく、しかしダブル程の大きさもない、ふかふかベッドを指差して)
あ、これ!お兄ちゃん、これいいかも!
お、これか。うん、輝がこれが良いってならこれ買ってあげようか?(あまり納得はしてなかったようだが、自分で選んでるその姿に一人立ちを期待し。そして良さげなのを見付けてきた様子に笑みを溢しながら購入しようかと問い掛けて)
え、でも僕……もうお兄ちゃんに時計買って貰ったよ?
(先程買って貰った、自分の右側に付けてある腕時計を兄へ見せるように掲げ、「もうお祝いは貰ったけど……」と不思議そうに呟いて)
良いんだよ、輝。これから多分輝は一人暮らしとかもするかもだろ?なら1人で寝る必要もあるし……なら今買ってても損はないし、その時に新しいベッド買うよりは今のうちに使いなれてた方がいいだろう?(不思議そうにする弟の様子に可愛い弟の成長をしみじみと噛み締めながらあくまでこれから買おうとしてるのはあくまでも弟1人で使うベッドであり、お互い1人で寝ようという提案も暗に含めながら話して)
……うん、わかった!
(やはり若干腑に落ちないが、兄の言うことの筋は通っている。まぁ、買って貰ったからといって直ぐに使う必用もないだろう、こくりと大きく頷いて)
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