おとうとくん 2020-10-05 06:22:11 |
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そうか…?(何でもない、という弟の答えに納得しようとする声を漏らすもやはり気になる。何か嫌なことがあるのなら全力でそれを手助けしてやりたいし、何か手伝えることがあるのなら手伝ってやりたい。それを伝えようとするも野良猫に気を取られた弟の反応にあぁ、何だかんだ弟は可愛いな、なんて弟の事にやや盲目気味になりながら「ホントだな、輝みたいに可愛いな」と少し目を細めながら返して)
かわ……
(兄の「可愛い」という言葉に少し照れつつ繰り返すが、腑に落ちないような表情をして。「可愛いより、格好いいがいいなー」なんてことを呟けば、なんてね、と小さく笑い。自分の容姿を誉められることは物凄く嬉しいのだが、その言葉は圧倒的に格好いいよりも可愛い方が多い。自分も男子、兄のように格好いい格好いいとも言われてみたくて)
ふふ、勿論輝はイケメンでカッコいいさ。でも、俺からしたら可愛くもあるんだよ(小さく可愛いよりもカッコいいの方がいい、なんて男の子らしい言葉を聴いては笑みが溢れると共にカッコ良いのだと言いつつも自分としては弟のことは可愛いのだと弟の頭を撫でながら話して)
ほんとに?ありがとー、お兄ちゃん
(ぱあっと顔が明るくなり、えへへ、と照れ笑い。余程嬉しかったのか、家の外でも関わらず腰にぎゅっと抱きつくと、顔だけ兄の方を向いた形になって上機嫌で兄の表情を伺っており)
っ、たく……これからは外でやるなよ…?(相も変わらず腰に抱き付いてくる弟を受け止めれば溜め息交じりにそう問い掛けるもその表情は嬉しさが滲み出ており)
はーい、
(分かっているのか分かっていないのか、曖昧な返事をするとぱっと兄から離れて。もう一度兄の手を取ると、「はやく行こう、お兄ちゃん」そう呼び掛け速足で腕を引っ張りながら進もうとし)
分かった分かった(弟の曖昧な返事に大丈夫か、なんて思いつつも分かってるのなら嬉しいな、なんて思い結論付けては腕を引っ張られながら弟の速足に合わせるようにしながらそう言葉を返して)
お兄ちゃん、最初はなんのお店に行く?
(暫く歩けばもう目の前には大きなデパートが。兄の方を向いて、楽しみだなー、なんてにこっと笑いながら店内へと入っていく。沢山のお店が並ぶが、そこでぴたりと足を止めれば、きょとんと首を傾げ)
そうだな……折角だし服とか見に行くか?(デパート内に入れば弟に問われ、ふむ、とどうするかと考えればちょうど服屋が視界に入ればそこに行こうと提案し)
(/遅くなり申し訳ありません!)
うん、そうだね!
(兄の視線を追って服屋の方へ顔を向ける。頷いて兄の手を繋いだまま腕を引っ張り、どんどん店内へと足を進め)
(/いえいえ、大丈夫です!)
おー、これとか輝似合いそうだな……(服屋へと辿り着けば弟と共に入店すれば、さまざまな服が並んでいるのをみれば結構カラーバリエーションあるんだな、なんて思いながらマネキンに飾られているコーディネートを見てみれば無意識に自分よりも弟に合うな、なんて思い至ればそれを呟きとして溢して)
凄いお洒落だね……あ、お兄ちゃんにはこれが似合うと思う!
(兄の呟きを聞いて、格好いい……と思わず声を洩らす。ふとその隣のマネキンに視線を移せば、これまたお洒落なコーディネートが。それと兄の顔を交互に見つめつつそう言って)
ん、そうか…?(弟の言葉にその隣のマネキンへと視線を移してみれば色使いもしっかりしてるお洒落なコーディネートがあり。しかし私服は割とモノトーンばかりが多いこともあり自分ではあまりこういったのを着たこともないからこそあまりピンとは来てないようで)
うん、絶対似合うと思う!着てみたらどう?
(兄の曖昧な反応にそう断言し、マネキンと更衣室と兄を順番に視線を巡らせると、微笑みながらそう提案して。兄の後ろに回り込むと、はやくはやくと後押しするように背中を押し)
わ、分かった分かった……(弟から似合うと断言されれば嬉しいような恥ずかしいような、そんな感覚を感じていれば、弟から試着してみてという提案と共に背を押されれば了承の旨を伝えつつ、先程のマネキンのコーディネートに該当する服一式を手にとって試着室へ入ってみては試着をしてみて。いつものモノトーンメインのコーディネートとは違う、色味を使ったコーディネートに今までとは違う自分を試着室内の鏡でみればなんだか自分ではないような気がして。それでも弟に見て貰うか、と思い至れば試着室のカーテンを開けては「どうだ?」と弟に確認してみてもらい)
わ……!格好いい!格好いいよお兄ちゃん!
(試着室の兄の姿に、思わずパチパチと拍手を送る。たたたっ、と足音を響かせながら兄の元へ駆け寄って。いつもと違う服を身に纏い、なんだか雰囲気も変わった気のする兄を改めてじーっと見つめると、服の上から腕やら背中やらを撫で)
そ、そうか…それなら良かっ(パチパチと鳴る拍手と共に向けられた賛辞に悪い気はせず、少し照れ臭そうに笑いながら安堵の言葉を漏らしかけたが、ジッと見詰めてきたかと思えば服の上から腕や背中を触る弟の動きが気になり「どうした、輝…」と問い掛けて)
……ん?なーに、お兄ちゃん?
(きょとんととぼけるような表情で問いかけに対してそう答える。この行為は一体、無意識なのか故意なのか……それを読み取ることは難しいだろうが、その質問に答える間も、さわさわと服の上から身体を撫でるのを止めることはなく)
いや、またどうして触りたくなったのかなって思ってな(惚けるように答える弟に少し苦笑いを浮かべながらそう返して。勿論今日は好きにさせるつもりではあるが一段と撫でてくるのが気になっていて)
駄目ー?
(兄とこうしていられることが嬉しくて、自分の中の理性のストッパーの螺が随分と緩くなっている。質問には答えずに、甘えるような声でそう言ってはこてんと首をかしげ)
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