おとうとくん 2020-10-05 06:22:11 |
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…ったく、しょうがないな…(何口か同じように食べていれば、不意に弟からのあーんの仕草にキョト、と目を丸くし。指摘をすべきか、なんて思うもこれくらいなら良いか、なんて思えばそう呟きながら一口食べさせてもらえばトマトパスタもなかなかおいしく「ん、これも旨いな」なんて笑ってみせ)
ね、美味しいでしょ?
(ついいつもの癖で「あーん」なんてしてしまったが、そういえば自宅外での兄への甘えを規制されていたことを思い出し。これは注意されるかも、との考えが脳裏を過ぎるが、意外にも兄はノータッチ。それはOKだったんだ、と安堵の息を洩らしつつ、兄の笑顔に笑い返し)
あぁ……ほら、此方のも食うか?(相手の笑う様子に安堵しつつ自分が一口貰ったのだからと自分が使っていたフォークで一口分を巻き取ればお返しにと間接キスになることを一切気にしてない様子で口許へ差し出して)
うん、ありがとー。
(ぱくり、差し出された兄のフォークを咥えて美味しそうに瞳を細め。味わいながら数回咀嚼した後それを飲み込むと、にっこり笑ってお礼を伝え)
お兄ちゃんのも美味しいね
……ご馳走様でした!
(自分のパスタを食べ進め、お皿を綺麗に空っぽにすると両手を合わせ。そのまま挨拶を済ませると、汚れた口をナプキンで拭い)
ごちそうさま(パスタを食べ終え弟と同じように挨拶を済ませればナプキンで口許を拭う弟の姿を見ながら「デザートも頼んで良いがどうする?」と問いかけながら自分もナプキンで口許を軽く拭い)
デザート……ううん、僕もうお腹いっぱいだから大丈夫。
(兄のデザートの提案、心惹かれるものだっだが、今はもう十分に満腹だ。それに早く家に帰りたい、なんて気持ちも徐々に膨らんできているため、ふるふると首を降ってそう答え)
そうか、なら帰ろうか(デザートはいらない、その言葉をきけば素直にそれに了承し共に席を立てば伝票を手に取りレジへ向かい、会計を済ませてはそのまま自宅への帰路に着き)
ただいまー
(自宅、扉の前まで来ると兄が鍵を開けると同時に中へ入って。うがい手洗いを済ませ、荷物を自分の部屋まで置きに向かい)
さて、写真送っとくか……(自宅に弟が入るのを見届けてから自分も自宅に入り鍵をかけ。そして弟に続いて手洗いうがいを済ませ、自室に入ればパソコンを立ち上げながらスーツを脱いで部屋着に着替えながら呟いては弟の入学式の写真を撮ったカメラのデータをパソコンに移し、それをフォルダに纏めてはそれを両親のスマホへのメールに添付して【入学式無事に終わったよ】という文と共に送信し、グッと伸びをして)
おにーちゃんっ
(荷物を片付け終え、部屋着に着替え終わるとひょっこり顔を出して兄の元へ駆けていき。まだ付けっぱなしのパソコンの画面を覗き込んで、両親にメールを送ったことを察すると「おつかれ様」と声を掛けつつぎゅっと抱き付いて)
なに、元々送って欲しいと頼まれてた事だからな(弟が部屋にやって来たかと思えば早速抱き付いてくる様子に引き剥がそうかとも考えるも、外でベタベタするのを我慢したら家の中なら好きに甘えて良いといった約束は弟が守ったのだから兄の自分が守らなくては、とされるがままに抱き付かれながらそう返しては「それで、何したいんだ?」と問い掛け)
えっとね、お兄ちゃんとゲームしたい!
(ずっと我慢していた兄への想いをストレートに行動でぶつけつつ、温かいぬくもりを感じており。問いかけに顔を上げ暫く考え込むような素振りを見せた後、部屋に置いてあった家庭用ゲーム機を指差して)
ゲームか…いいな、やろうか(弟からのやりたいこととは据え置きゲーム、それを指差されそちらへ視線をやればふと以前仕事の息抜きにとゲームのカセットと共に購入し、たまに1人で遊んでたのを思い出しては呟き。そして頷いては弟からの希望を叶える事を伝え)
やった!……じゃあさ、勝負しようよ!負けた方が勝った方の言うこと聞くってやつ。
(兄に承諾され万歳と喜んで。一度くっついていた兄から離れ、体験型格闘ゲームのカセットを手に取るとそれを相手に掲げて見せながらそう提案し)
お、良いぞ(弟の嬉しそうな姿は見ていて微笑ましく、格ゲーのカセットを手にしながら提案された命令権を賭けた対決に笑顔で賛同するも、実のところ格ゲーは苦手な部類であり、買ったは良いものの殆どプレイしたことはなく)
何回勝負にしよっか?やっぱり一回だと面白くないから……んー
(そう直ぐに決着が着いてしまうと面白くないだろうと考え暫し思考を巡らせ。数秒後、いい案が思い付いたのかぱっと顔を上げると片手で3つ指を立て「三回勝負でどう?二回勝った方が勝ちで!」自信たっぷりに提案し)
3回勝負だな、良いぞ(弟からの勝敗条件を復唱しつつそれに同意して。正直一回限りであれば勝てるか怪しかったが、3回勝負であれば多少運が作用し総合的に勝てるかもしれない、そんな思いを抱いて弟にもし勝てたら簡単なお願いをしようか、なんて考えつつ弟と共にゲームを始める準備を整えて)
へへ、お兄ちゃんだからって容赦しないからね!
(コントローラーを手に持つと、兄の準備が整ったことを確認してからスタートボタンを押し。軽快な音楽と共にゲームスタートの合図が画面に表示される。ゲームとしてはごく一般的な一対一の格闘ゲームである。自信満々に宣言すると、ボタンを操作して早速ストレートパンチを繰り出し)
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