おとうとくん 2020-10-05 06:22:11 |
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上手く撮れてるね、……あ、お兄ちゃんと二人でも撮ろ?
(カメラの画面を覗き込み、その撮れ高に満足そうに頷き。いいことを思いついた、とぱっと顔を明るくすると、今度は兄と一緒に写真を撮るべく腕を引っ張って)
っちょ、けど今持ってるカメラだと…(弟に腕を引かれ、他のご家族は大半がもう帰るだろうし迷惑掛かるからあまりしたくないよな、と考えながら少し戸惑いながらそう呟くも、弟の写真を分ける予定ではあるがわざわざ自分とのツーショットも誰かに渡す理由はないか、なんて結論付けては「ならスマホで自撮りにしよう」と一度カメラを片付け、スマホを取り出してはカメラアプリを起動し、弟と自分と入学式の看板がちゃんと映る様に調整してから弟の頭の方へ軽く頭を傾げ、入学式の2人だけが映る写真を撮っては弟に見せて「どうだ?」と問い掛けて)
完璧だよ。流石お兄ちゃんだね!
(兄と二人だけのツーショットを取れて満足したようだ。高校の入学式という特別な日に撮った、世界に一枚だけの写真。こうして記録として思い出が残ると同時に、自分の心にも思い出が刻まれていく。幼い頃から変わらない優しさに甘え、つい抱きついたりしたくなってしまうが、朝の約束を思い出してはぐっと我慢して。その拍子にきゅるきゅると自分のお腹が鳴った。そういやお昼はまだ食べていないことに気付き)
なら後で輝のスマホにこの写真送ってあげるよ(兄弟として愛してる弟から手放しに褒められれば悪い気は当然しないし嬉しいもので頬を緩ませながらそう約束して。そうしてればちょうど弟の腹の虫が鳴ったのに気付けばクスクスと笑いつつ「それならお昼にしようか。何処か輝の好きなとこに昼飯食べに行こうか。どこが良い?外食じゃなくても途中で買い物してから家で俺が作るでも良いし…あぁ、デリバリーを頼むのも勿論良いぞ」と相手に色々選択肢を提案して)
早めに食べれた方がいいから、どっかお店で食べていくのがいいかな。
(兄の手料理、というのも心惹かれるが、兄の手料理はこれから毎日食べることができる。そう考えると折角の入学式というおめでたい日だからこそ、外食でもいいのではないかと考え。「パスタとか食べたいな」なんて呟いて「お兄ちゃんはどう?」と兄の意見も聞いてみて)
おっけ、なら調べてみるか(弟からの外食の希望を聞けばそれに頷き了承すれば、大体の地理は頭に入ってはいるものの念のためにスマホで場所を調べて。そうすればちょうど歩いて間もない場所にパスタがメインのイタリア料理店があり「ならここにしようか」なんてスマホの画面を弟に見せながら話して)
うん、そうする!
(スマホを覗き込んで兄から提案された店を確認する。そこに載っている写真から見るに、雰囲気も良さげでメニューも豊富らしい。こくりと頷いて賛成の意を示し)
よし、なら行こうか(弟の賛成の意見を聞ければホッとしたように笑みを浮かべつつそう告げては弟と共に昼食を摂るために目的のイタリア料理店に向かい)
(暫く歩くと目的の店は直ぐに見えてきて。兄と共に店内へ入ると、テーブルへと案内されそのまま着席。普段なかなか来ないようなお店なので少し緊張してしまう。手渡されたメニューを広げ、二人で見ることが出来るようにしながら)
はいお兄ちゃん。どれにする?
そうだな…俺はこれにしようかな(弟と席に座りやや緊張している様子の弟に思わず頬を緩めながらメニューを見ていれば、自分がパスタのなかで特に好きなたらこの和風クリームパスタを見付ければそれを指差しながらそう呟いて)
(兄の選んだクリーム系のパスタを見て、出来る事ならお互い違う系統のものを頼んで交換もいいな……なんて考えながら「茄子とトマトのソースパスタ」トマト系のパスタを指差して)
じゃーあ……僕はこれにする。
ん、オッケー…あ、もし足らなくても後で追加で他にも頼んで良いからな(弟の選んだパスタに頷き返してはそれを頼もうとするもふと思い出したようにもし量や肉などが足りないなら追加注文もサラダ系統だろうとグリル料理だろうとお高いメニューだろうとデザートだろうと弟の好きにして良いと伝えては一度店員を呼びパスタの注文をして)
うん、ありがとお兄ちゃん。
(此方に気遣いつつも注文を済ませる兄にお礼を伝え。兄の店内での振る舞いはとてもスムーズ。尊敬の籠った視線を向けて)
お兄ちゃんはこういうお店慣れてる感じがするね、凄いなぁ……。
はは、大学に通ってる時に友人と外食とか、仕事の時にあった人と仕事の話ついでに食事とかも少なくなかったからな(弟からの尊敬の眼差しに嬉しげに笑っては幸いにも交友関係には恵まれていた事もあり今でもたまに食事を共にすることがある人たちがいる事を伝えては「まぁ、慣れていけば良いさ」と笑って付け加え)
そうなんだ……あ、来た来た
(自分の知らないところで兄にそんな付き合いがあったとは。仕事中の兄の様子なんかが垣間見得た気がして少し嬉しくなった。そうこうしていると、ウェイターが二人分のオムライスを運んで来て)
(/大丈夫ですよ、お気になさらずー)
よし…そんじゃ食べるか(弟と談笑しながら待っていればパスタが運ばれてきてそれらがそれぞれ頼んだ方の前に運ばれればフォークを手に取りながら共に食べようと促して)
いただきます
(フォークを手に取って兄と自分の前にパスタが置かれたのを確認してから、食べ始めようと挨拶を済ませ。くるくるとうまい具合にパスタを一口分を巻き取ると、そのまま一口。どうやら自分好みの味付けだったらしく)
……、このパスタ美味しい!
いただきます(食べ始めの挨拶を共にすればどうやら相手の好みの味だった様子に良かった、と安堵しつつ自分も一口パクリとパスタを口にすれば、自分の好きなパスタだからこそ満足げに「うん、旨い」と呟いて)
……ん、お兄ちゃんにも一口あげるよ
(もぐもぐ、何口かパスタを咀嚼した後、もう一口分新しくパスタを巻き取ると、兄の口許まで持ってきて)
ほら、あーんして、お兄ちゃん。
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