おとうとくん 2020-10-05 06:22:11 |
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……そうなの?初めて聞いた。
でも、ずっと昔からお兄ちゃん大好きだもん
(母からそんな話をされた覚えはなく、きょとんとした顔で湯船から顔を上げて兄の方を見。そんなことがあったんだ……となんだか恥ずかしいような、昔から兄に気に掛けてもらえているようで嬉しいような……。満面の笑みでそう宣言すると照れくさそうに笑って)
あぁ、俺も輝の事好きだからな。だからいっぱいお世話してあげてたんだし…ま、俺にとってすれば大切な弟であることに変わりはないんだからな(弟の反応にクスクスと笑いながら弟への兄弟愛を改めて伝えれば、身体の正面が弟に向くよう身体を上手く向き直し、弟の頭に手を伸ばしては優しくポン、と撫でて)
えへへ……お兄ちゃん、僕もだよ……
(きゅっと嬉しそうに目を細め兄の方を見て。身体も温まってきたため眠気も襲ってきたらしく、大きな欠伸を溢せば目を擦って)
おっと、ほらほら風呂ん中で寝るなよー(弟のアクビをする様子に流石に風呂の中で寝られても困ると感じては弟の頬を軽くペチペチと力を込めず手の甲で叩きながらそう声をかけ)
……!大丈夫だよお兄ちゃん……
(半分眠りに落ちるところだった。ハッとして眠気を吹き飛ばすように首を左右に振って。しかし数秒後、再び眠気が襲ってきたのか目がとろんとなると、兄の方へもたれ掛かるように身体が傾き)
っと……ったくしょうがないな、ほら上がるぞ(一度は起きた弟だったがすぐにまた自分に凭れるように寝そうになればそれを抱き受け止めてはため息混じりに相手の身体を抱き締めたまま共に上がろうと立ち上がり)
うん……ありがと、お兄ちゃん
(自分で立ち上がるほどの力はもう無いらしい。兄に凭れ掛かったまま立ち上がると、こうやって世話を焼いてもらえている事が嬉しいらしく、へへへと笑みを浮かべて)
ったく、しっかり自分で立てよなぁ?じゃねーとお互いに身体しっかり拭けねぇだろ?(嬉しげにしている弟を見るとしっかりしろと怒る気力も無くなってしまい、ため息混じりに返しては弟の身体を抱き締めたまま何とか脱衣場に到着し)
じゃーねぇ……、お兄ちゃんがキスしてくれたら、僕自分で立つ
(自分が兄から離れなければ着替えられないのも事実。脱衣所に移動すると、まだぐでんとだらしなく兄に寄りかかったままそう持ち出して)
ったく…輝は甘えん坊だな…(弟から寄り掛かりながらのキスのおねだりにヤレヤレと肩を竦めながらそう呟いては弟の顔に自分の顔を近付け頬にキスを1つ落としては「ほら、シャンとしな」と微笑みながらそう言い聞かせるよう声をかけ)
よし、……これで大丈夫!
(力を入れてよいしょと自分で立つと、まだ残る眠気を吹き飛ばすようにぺちんと自分の頬を叩き。これで眠気も幾らか軽くなった。「お兄ちゃんありがと」なんてにっこりお礼を伝えて)
はい、どういたしまして(自分に依存しているような感覚を覚える弟だが、そんな弟のことが兄弟として好きだからこそ、突き放して自立させたいと思えど甘えさせてしまうもので。そんな自分の甘さにやれやれと肩を竦めながら弟の身体を離しては自分のタオルを手に取りそのまま身体の水滴や濡れた髪を拭き始め)
(どんなお願いをしても大抵は快く許可してくれる兄が嬉しくて。少なくとも両親と暮らしていたときは自分でやっていたこともつい兄に頼ってしまっている部分がある。依存なんて考えが巡るも、自分的には依存してようがしていなかろうが兄が好きな気持ちは変わらなくて。兄がやるように一通り身体を拭き終えると、準備してあった下着、パジャマと着替えていき。しかし、まだ髪は濡れたまま。まだ水滴が垂れている中、バスタオルを被って兄の方へ行き)
おにーちゃん、頭拭いて
ったく、そんくらい自分でやるようにしろよ……(頭を拭いてとおねだりをしてくる弟に突き放さなくては、なんて考えるもすぐにこのままだと風邪を引いてしまうかもしれない、という心配が勝ってしまい溜め息混じりにそう呟きながら弟の頭に掛かってるタオルで頭を拭いてあげ)
へへ~、ちゃんと自分でも出来るから大丈夫だよ
(希望通り髪を拭いてもらい、満足そうに目を細めると兄を安心させるようにそう言って。口では拒否されるような事を言われても、今のように最終的には「仕方ないな」なんて許可してくれる兄。だから自分は心置きなく甘えられる、完全に兄を信頼しきっているからこその態度で)
それなら良いんだがな(弟の言葉にやや突っ慳貪な言葉で返すも、その声色は別段呆れ等は含まれておらず。流石に高校生にもなって1人で頭を拭けないなんて事は無いとは思っていたからこその安心感もあり、それでいてここまで甘えん坊で可愛い弟を果たして突き放せるのか、なんて自分への疑問に思わず苦笑いを浮かべながら弟の髪を拭き終われば「ほい、終わったぞ」と声をかけながらタオルを弟の頭から外して自分のタオルも投げ入れた洗濯機に追って投げ入れて)
ありがとー
(髪を拭いて貰ったことに対してお礼を伝え、兄の洗濯機へのナイスシュートにおお……!と尊敬の眼差しを向け。これであとは寝るだけになった、ということで一つ欠伸を溢して、布団に行こうと兄の服の袖を引っ張って。)
ほら、一緒に寝よ?
っ…あぁ、そうだな(眠たげな弟からの誘いの言葉とその仕草を見てしまえばドクンと心臓が大きく跳ね上がり、顔を赤らめながら頷き弟と共に現在唯一のベッドのある自室に向かい)
(兄の部屋に入ればぼふんと音を立ててベッドにダイブし、そのままごろごろと転がって。何故か顔が赤くなった兄を不思議そうに見上げ、「お兄ちゃんも早く」と手招きして)
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