△ 2020-09-24 18:42:18 |
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~~…っ。( 実は寝た振り / 不意なスキンシップに頬紅潮 )
あんたのロルこそ読みやすいし、情景とかあんたの表情とか鮮明に想像できてすげーって思ってた。( ぽそり )
わざわざ書置きありがとな、俺も今日は時間取れなかった。
明日は返事出来たらいいな、あんたこそ俺が居ないからって浮気すんじゃねーぞ。( 想像だけで嫉妬して表情むすり / ぷい、 )
……あら、寝たフリをしていたの?悪い子ね。( 揶揄うようにくすくすと笑い )
そんな風に思っていてくれたのね。遅筆だからいつも待たせてしまって、その上ロルもあまり上手くはないから…と思っていたのだけど、貴方のその言葉を聞けて良かったわ。( 双眸を緩め )
まだ始まったばかりだけれど、とても楽しませてもらっているの。貴方以外の人間になんて興味は無いから。( そっぽ向いた頬を撫で、にこ )
……それじゃあ、手が空いたから貴方からの返事をゆっくり待つ事にするわね。この返事はしなくても大丈夫よ。
待たせてごめんな、( しゅん )
お言葉に甘えて会話の方は一旦蹴らせてもらうけど、俺もあんたと話すのすげー楽しいと思ってるから。それだけ。( そっぽ向く振りで手に頬擦り寄せ )
( 目の前できちんと新品のシャンパンがグラスに注がれるのを確と視認して、バーテンの差し出したトレイを受け取ろうと手を出した瞬間、獲物を捕える蜘蛛のような俊敏さで手首を捕まれ。そのまま“血を吸わせてくれたら褒美をやる”だか何だかの条件を提示されるがハッと吐き捨てるように短く笑って「 俺の血を吸いたいなら先にご主人様に直談判するのが筋ってモンだろ? 」口元には笑み、しかし目元は全く笑っておらず怒りや不快感を露わにしたまま掴まれた手を振りほどいてロゼのグラスの乗ったトレイを手に主の元へ。喧騒の中で見つけた一際美しい彼女へ近寄れば不機嫌な表情に気付き、近寄って耳元へ唇を寄せ「 あんたはそんな短気な女じゃねえだろ?…それとも他に不快な事でも? 」少し待たされたくらいで怒るなよ、そう冗談ぽく言えばくすりと笑う。しかし、自分が席を外している間に同族にちょっかいでも出されたのだろうか、ならそいつをぶん殴りに行かねばなんて物騒な思考回路で心配そうにヒソヒソ声で問いかけ )
大丈夫よ、会話があったからそんなに待っていた気はしないわ。……伝えに来てくれてありがとう、同じ気持ちである事が分かって嬉しいわ。( 柔和な表情を浮かべながら、指の腹でもう一度優しく撫で )それじゃあ、続きを楽しみましょうか。
……貴方を連れて来るべきではなかったわ。
( 心配そうに耳元で密やかに言葉を紡ぐ彼、自然と首元との距離が近くなり吸血欲や独占欲が自身の中でふつりと湧き上がるのを感じて。他の吸血鬼との会話している中、何を話していたかは聞き取れなかったがバーテンダーに動きを止められていた事は遠巻きから見ていた。私のものなのに──。相手を連れて来た事への後悔をぽつりと零すと、己の中に黒い気持ちを閉じ込め普段の表情を繕えばトレイに乗ったグラスを手に取り薄暗いフロア内を見渡して。いつもは直ぐに声を掛けてくる筈の主宰の姿が先程から見えない、もしかしたら上の階で休んでいるのだろうかと階段の方に視線を遣りながら見当を付ければ「 ……主宰が見当たらないから上を見て来るわ。挨拶だけ済ませてあとは帰るつもりだから、貴方は階段下で待っていて。 」 あまり一人にさせたくはないものの、一定の人物しか入る事の許されないフロアに使用人は連れて行けない。仕方無く待機を命じると彼を残して大階段を上がりその先の一室へと向かい。)
――ミラ?
(表情こそ動かずとも、声の大きさや調子から異変を感じ取る程度の芸当はこなせるようになった、それもこれも誰よりも近くで主の世話をしてきたからだという自負もある。なのに連れてくるべきではなかった、その言葉には使用人としての振る舞いが成っておらず同族たちに嫌味でも言われたのだろうかと邪推すれば、先ほどの彼女の不機嫌な表情にも合点がいって。けれど素直にごめんなも言えず「 ……ああ、解った。気を付けてな、 」なんて場違いにも彼女の身を案じる言葉を心から華奢な背中へ送って階段を上がってゆく姿を見守る。やはり自分はまだまだだったようだ、周りに誰も居ないのを良いことに大きな溜息を吐いて立ったまま壁に凭れ掛かり、腕を組み目を閉じて彼女の帰りを待とう)
【 リザ 】
はぁ……もういいわ、下がって!
( ──満たされない、渇望している。美食家で有名なミラの事だから、ああして連れて歩きたいほどの人間なんてとびきり質が良いに決まっている。あの二人と別れてからフロア内のとある一室で、用意された食事用の人間を吸血していたが一向に満たされず、青い瞳の人間への欲求は募るばかりで。確か名前はレノと言っただろうか。血に塗れた唇を拭いワインを流し込んで乱暴にグラスをテーブルへ置けば、苛々の理由が分からない人間達はビクッと怯えてそれがまた苛つきを煽り。鏡でルージュを塗り直してから再びフロアへと出ようと扉を開けると、階段下の壁に凭れるその彼を見付けてついニヤリと口角が上がり。ミラが何処に行ったのかは知らないが今がチャンスだと言わんばかりに、お酒の匂いを纏わせ相手の元へと近寄って『 ねェ、ボク……私飲まされちゃってェ…ちょっと手ェ貸してくれない…?うう…… 』気分が悪そうにふらふらり、か弱げな自分を演出しながら縋るように見上げて )
――あ?
(唯一であり至上である主の機嫌を損ねたかもしれない、そんな不安がぐるぐると胸の中を占めているのだから虫の居所が良い筈もなく、不意に声を掛けられては片目だけぎろりと開いて思わずガラの悪い生意気な一声を。主以外の吸血鬼は眼中に無い為、彼女の名もミサかリサか忘れたが先程何言か交わしたという事だけは思い出し「 それは大変ですね。ヒトの手を借りなければ儘ならないほど御気分が優れないのなら、フロアには出ない方が宜しいかと。 」主以外に親切に接するつもりなどなく、言葉遣いこそ丁寧に取り繕うが声音は淡々と抑揚もなく。我が主なら気分を害するほど呑んでこんなみっともない姿を人前に晒すなんてことしない、そんな優越感から口角には哀れなものを見るような笑みすら浮かぶ始末で、結局こちらから手を差し伸べる事はせず先程主が上がって行った階段を指し示してにっこりと愛想笑いを返そう)
【 リザ 】
──!
そ…ッそれなら、部屋まで連れてってよ!そこの部屋でも良いわ……ねェ、お願い。
( 低い声に鋭い眼光、先程とは違う雰囲気にヒヤリと背筋が冷えるような感覚に襲われツゥと冷や汗が頬を伝い。やんわり手を貸す事を拒否されて相手にされない事に対してプライドが傷付けば、一向に差し出されない手を自ら強引に取りに行きぎゅっと相手の服の裾を掴みながら凭れ掛かって離さず、階段下にも並ぶ控え室のような部屋を指差して。『 ……それとも、ミラのとこの使用人はこの程度の手助けもできないのかしらァ? 』去り際を見誤ったのに気付くのはもう少し後の事。主人の程度が知れると言わんばかりに、真っ赤な唇の口角を上げて挑発するようにひっそりと囁き )
――――。
(美しい女性に頼られるのだから男冥利に尽きるはずのこの状況も、相手が麗しの主でなければ塵屑ほどの価値もなく。体重をかけられてしまえば額に青筋が浮かびそうになるのを必死に堪え、睨みつけない代わりに無表情を維持するのが精一杯で「 彼女の事を侮辱するな。八つ裂きにされたいか? 」自分の格の低さを主のそれに投影されれば温度のない視線と声で脅し紛いの威嚇を。この女性を相手取るのは些かエネルギーの消耗が激しすぎる、いなせないまま長期戦に持ち込まれるくらいならさっさと望みを叶えて失せよう、と決意の溜息を。そして丁寧とは言えない手つきで彼女の首と膝裏を支えるように抱き上げ、示された部屋の扉を片足で蹴破るようにして強引に開いて部屋の奥にあったベッドへ寝かせ「 …これで御満足ですね? 」形だけの問い掛けの返答は待たず、すぐさまくるりと踵を返し部屋を後にしようとして)
──ええ、どうも……それじゃあ使用人を待たせているから失礼するわ。
( ペラペラとよく舌の回る主宰の相手はどうも苦手だ、すっかり質の落ちたこの社交界に顔を出す事もこの地を踏む事も無いだろう。空のグラスを側近に返し部屋を後にして階段を降りて行く…が、指示した場所に彼の姿が見当たらない。一番下まで降り辺りを見回すがやはり姿は無く「 レノ?……レノ、何処にいるの? 」吸血鬼が蔓延るこの館で誰かの餌食になってしまったのか。まさかとは思いつつも焦燥を孕んだ声で彼を求めて辺りを彷徨い。──その声はリザとレノの二人が居る部屋にも聞こえてきて。いくら媚を売ろうとも、縋っても、全く靡く事のない彼の瞳は最初は晴天のようにも思えたが、今は氷のようでリザの肝を震え上がらせ。しかし醜いまでの強欲さは彼女の性格のようにしつこくまだ消えておらず、表情を引き攣らせ震えた声で『 ま…待ちなさいよッ!満足するわけないでしょ……アンタの血を吸うまでは! 』逃がすものかと去ろうとする彼の腕を掴みグイッと引っ張って。──聞き馴染みのある女のギャアギャアとした声が、無理矢理開けられたであろう蝶番が壊れて半分開いたままの扉の向こうから聞こえる。レノの姿が見当たらず、ざわ、と落ち着かない心を鎮めるように胸に手を添えつつ訝しげに眉を顰めながら、その扉の部屋を覗き込み )
……何をしているの?
ミ――ッ?!
(キィ、キィと中途半端な開閉を繰り返す扉の隙間から大好きな声に名を呼ばれた気がして、思わず背筋がしゃんと伸びる。自分が犬の獣人であったなら耳もぴんと立ち尻尾をふわりと揺らしたかもしれない。彼女が心配している、たったそれだけの事に全神経を根こそぎ奪われて呼び掛けに応えようとその名を呼ぼうとした瞬間、もはや意識の外だった紅い彼女に腕を引っ張られ体勢を崩し、彼女を横たえたベッドに馬乗りになられるような形で組み敷かれてしまい。思わず舌打ちをして「 てめぇッ、いい加減に――! 」額に青筋を浮かべて堪えきれなくなった怒りをぶつけようとした瞬間、主の登場にそちらへ首を回して。怒りに歪む表情のまま、この一連の騒ぎをきっと聴いていたであろう主に向けて口許だけいびつに笑いを描いて「 …だってよ、ご主人サマ。どーする?俺の血をこいつに恵んでやるか? 」己は彼女の使用人、ならば命令に従うのが道理。使用人の血を吸う権利も、他に吸わせてやる権利も偏に彼女の手中にあると理解しており、尚且つ彼女が自分を譲るはずはないと自惚れた信頼に賭けて獰猛な笑みを保ち)
良かった……無事ね。
( 一歩、部屋に足を踏み入れては幸い彼の血の匂いはしない事に安堵の息が漏れ。必死の形相で気品の欠片も感じられない彼女の馬乗りになった姿が、窓辺から差す月夜の光でぼうっと浮き上がるとその滑稽さに嘲笑が込み上げ「 ……今の貴女はとても見苦しいわよ、リザ。生憎譲れるものは何一つ無いわ……譲る気も更々無いのだけど。」静かな憤りが言葉の一つ一つに刃物を含ませるように、彼女を突き刺しながら一切の譲渡を拒み。深紅の奥に滾る憤怒に焼かれ、温度の無い突き刺す青に、命が脅かされている事に漸く気付かされた彼女は指先一つ動かせず、ただ奥の歯を恐怖で振るわす事しか出来ないでいた。戦意を喪失しきった彼女にはこれ以上何も出来ないだろう、平手の一つ見舞う程の価値も無い。「 ……帰るわよ、レノ。」コツリと踵を返す音が部屋に響き )
――っつーわけだから退けよ。
(気品溢れる我が主は声を荒らげて怒鳴るなどはしたない真似はしない。その分、眼差しと言の葉に凝縮された怒りは自分に向けられたものでは無いと理解していても、脳とは関係なく本能的に肝が冷える心地がして。まさに蛇に睨まれた何とやら、動かなく…否、動けなくなってしまった彼女を乱雑に振り解こうとして躊躇う。命の危機に怯える姿があまりに哀れで、これ以上の罰は要らないと判断し腕の間からするりとすり抜けるように身を離し。部屋から遠ざかってゆく跫音を背後で聴きながら、今少し部屋に留まり紅い彼女の耳元で「 今度ちゃんと謝っとけよ。このままじゃその…モヤモヤすんだろ、色々とさ。 」余計な世話と分かっているゆえのひそひそ声で耳打ちし、今度は取り繕われた愛想笑いではなく自然な笑みをニカリと向けて「 じゃあな! 」と残し駆け足で主を追い掛け。その背に追い付きおずおずと肩を並べ「 ミラ、……御免な。 」謝りたい事が余りに多過ぎて、普段は天邪鬼な口も今夜ばかりは素直に謝意をぽつり落として)
───、
( 罵声の一つや二つ浴びせられてもおかしくないというのに最後に彼の優しさに触れ、恐怖から解放された彼女は堰を切ったようにぽろぽろと涙が零れ出すと、漸く動かせるようになった指先で涙を拭いながら何度もこくこくと頷く事しか出来なくて。毒気の抜けた彼女のぐずぐずと泣く声を背後に感じながら、洋館の扉を自ら開くと新鮮な夜風が入り込みふわりと髪が靡く。正面に用意された帰りの馬車へ向かいながら、隣に追い付いて重たげに口を開く彼を横目で見ると、宛らしゅんと耳が垂れた大型犬のようで。悪いのはこんな場所に連れて来て、危ない目に遭わせてしまった私だというのに。彼の健気さに胸が締め付けられると馬車の前で足が止まる。向き直って相手の頬をするりと撫でると「 謝るのは私の方よ。……ごめんなさいね、こんな場所に連れて来てしまった事を悔やむわ。大事な人を危険に遭わせてしまった…。 」負い目を感じており眉尻を垂らしながら、失望してしまっただろうかと不安気に瞳を揺らし見つめ )
(結果的に使用人として不甲斐ない姿を晒してしまった事、僅かな間であろうと主に心労をかけてしまった事。失望されるとしたら絶対に自分の方、そう信じて疑わず悲しげに眉間を寄せたまま肩を下げ。しかし思いがけない滑らかな温もりが頬に触れた瞬間、表情はそのままに瞳だけを僅かに輝かせてゆっくりと顔を上げ「 大事な、人って…… 」不意に落とされたワードにトクトクと胸の奥が高鳴り、腹の奥から湧き上がる熱は彼女の揺れる瞳を視界に捉えた瞬間に溢れ出し、気付けば筋張った腕で一方的に抱き締めて「 ――そんな顔すんなよ。俺だって滅茶苦茶不安だよ、アンタに愛想尽かされたらどうしようって 」滅多に見られない主の姿に引きずられるように、いつも以上に素直な口は心からの言葉を紡ぐ。抱き締める腕にはきゅぅと力がこもり)
──……レノ、
( 青く清らかな瞳と視線が交わったと思うと、不意に強い力で引き寄せられて気が付けば彼の体にすっぽり収まる己の体躯、驚いて僅かに双眸を見開きながら思わず名を口にして。トクトクと間近に彼の心音が聴こえ心地良く、その温もりに浸るように次第にゆったりと双眸を伏せる。──が、少し苦しい。それが少し不器用な彼らしくて、くすと小さく笑みが溢れ。愛想なんて尽かすはずが無いのに、不安で苦しそうな彼の姿がなんとも愛おしくて頬が緩んでしまう。その上こうも密着していると吸血欲求が沸かないはずもなく牙の疼きを覚え。彼を見上げながら「 知っているでしょう、私は貴方無くしてはいられない事を。 」無粋な事は言わずそれが全てであるように伝えれば数拍の間を置いてから )
ただ……少し、苦しいわ。
(名を呼ばれるだけで背筋が震えるほど嬉しい。すっかり彼女の虜になってしまったのだと図らずも思い知らされてしまい、同時に自分ばかりが彼女に迫って一向にハグを返されない事に不安も拭い切れず。こちらを見上げる彼女の表情はアングルも相俟ってくらくらするほど美しく、頬が熱を持つのを誤魔化すようにそっぽを向き「 ……じゃあ、アンタからもハグしろよ。 」ぽつり吐き捨てると同時に、顔を逸らす事で覗く首筋と男らしい喉仏が幽かに動き。苦しいと言われても面倒な心はさらに渇きに掻き立てられ「 うるせえっ 」小さな声で言うが早いか、もう少しだけきゅっと腕の力を強めて)
───……っ。
( 含羞を誤魔化すように顔を背けた彼の首筋、その皮膚の下で血管が誘うように脈打ち震えているのが見て分かり己の視線を奪い。ハグの要求は子どものようで愛いのに彼の成熟した体付きは己を魅了し、生み出される差異に益々惹き付けられる。少しだけ強まる力と高まる己の欲求に浅い吐息を漏らすと、踵を浮かせて背伸びをしながら彼の首元に腕を回して。そのまま目前の首筋に顔を埋めれば、はむ…と唇で柔く喰んで。お屋敷に着くまで耐えようとしていた吸血欲求が据え膳をくらっては抑えられなくなり、このままかぷりと噛み付いてしまいたいが此処は洋館の前。「 今……貴方が欲しいのだけど 」せめて、馬車の中で。二人だけの空間で。首筋から唇を離すと濡れたような瞳を向けながら直球な言葉を紡ぎ )
……ハッピーハロウィン。
貴方が居ないと悪戯さえ出来ないじゃない。……貴方が作ったパンプキンタルトが食べたいわ。こんな我儘さえもう叶わないのかしら?
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