常連さん 2020-09-23 07:17:25 |
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…………。
(同僚が去った後のルキアーノはまた無言に戻り、街灯の上で足をぶらつかせていた。と…「……あ。忘れてた。」思い出したように自分の羽根を一枚毟り取り、後ろに白い文字で「願えば会える」とだけ書いた黒い羽根を街灯の上からひらりと落として)
(資料作り行った後、教習所の運動場へ。倉庫内の備品のチェックに向かうと途中に落ちている黒い羽根。カラスの物とも違う美しい艶やかな羽根に覚えがあり、駆け寄り拾い上げれば文付きの物で。綺麗な字だなと目を細めては倉庫内へ。「願えば会える」という文を読んだ後、そっと羽根を両手で挟み。)ルキアーノに会えますように。(と一言、辺りを見渡して。)
…うわっ!………本当に現れた。(突如現れた相手に驚きつつも自分が願ったからかと眉を下げつつ、相手の笑いに誘われるように此方も笑顔になって。)…不思議だな、願うだけで会えるなんて。
…それが以前言っていた奴隷契約の事か?私が呼び出していたらどっちが奴隷かわからないな。(「システム」と聞けば、ルキアーノとして初めて出会った際に発していた言葉を思い出しククッと喉を鳴らして笑えば悪戯に口角を上げて。)
………。つれないな、何が気に入らないんだ?(朝の態度といい、今回の態度といい扱いに困り果てれば眉を下げ相手の隣を通り過ぎ倉庫内の備品を数え始め。)
…っ!ルキアーノ…(相手が再び背を向ければ咄嗟に手を掴み少々乱暴に此方を向かせようとその手を引き。)
(ルキアーノ、すまない。何度やっても此方のサイトにアクセスできなくてようやく顔を出せた。連絡ができなくて申し訳なかった。またお相手お願いできるかな?)
………上手く説明できないんだが………ルキアーノには此方を向いていて欲しい。(不貞腐れたような表情を浮かべる相手の目を真っ直ぐに見つめそう続けるもジリジリと羞恥心が湧き上がり耳元まで赤く染める。血が上り顔が熱くなってくるのがわかれば「と、特別意味はないが」と口にしながら掴んでいた手を離し)
(これからも、よろしく頼む。)
(よろしくね~。)
……ふ~ん?
(そう聞けば笑顔になり、同時にその笑顔は悪戯っぽさを帯びたかと思うと、ぐいっと相手の手を引いて顔を近付け)
…っ、わ!なんッ…(離した手を掴まれ引かれれば相手との距離が縮まり心臓が跳ねる。間近にある綺麗な顔に居心地悪そうに視線を逸らしてはそのまま目を閉じて。)
…あはっ!ヴェルナーさん、真っ赤になっちゃって可愛い~。
(ルキアーノは口許に手を当ててくすくすと笑い始め、「…口にキスしてあげよっか?」と悪戯っぽく問いかけて)
…や、やらんでいいッ!(相手の言葉に慌てて相手の方へと視線を向けるもあまりの顔の近さに驚き一歩後ろに下がるも此方を意地悪げに見つめる瞳を見つめ返しては「からかうな」と眉を寄せて)
ちぇ~…つまんないの。…じゃ、無理やりやっちゃお。
(呆れたような表情を浮かべるものの、すぐに悪戯っぽい笑顔に戻って相手にずいっと近付いて相手の顎を持ち上げ、唇を奪い)
…んッ!…ふ…(離したはずの距離が縮まり、防ぐ間も無く相手と唇が重なれば柔らかな感覚と脳が溶けるような熱い初めての感覚にギュと目を閉じ唇を震わせて。)
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