常連さん 2020-09-23 07:17:25 |
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舐めてんの?俺悪魔だよ。暗い方が落ち着くに決まってんじゃん。
(ルキアーノは撫でられて不貞腐れたような、無愛想な表情でそう返して)
そう怒るなって。(相手の態度に臆する事なく笑い飛ばせばスイッチを切り「おやすみ」と部屋を後にして。)……参ったな。(相手のコロコロと変わる態度やあまり自分には懐いてはいない様な仕草などが愛猫と似ておりついつい撫でまわしてしまう事を反省しながらリビングへ。濡れた髪をかきあげソファーへと座り。)
(しばらくソファーで本を読んでいるも相手の様子が気になりベッドルームへ。穏やかな寝息をたてる相手の顔を窓から月明かりが照らす。キラキラと柔らかく照らされる相手の額にそっと口付ければベッドルームを後にし。)……調子狂う。(ガシガシと乱暴に髪を乱せばソファーに倒れ込んで。)
…ん"っ……老体には応えるな。(ソファーで眠った為か身体が軋み腰を摩りながら起き上がれば辺りがすでに明るい事に気づき。).
(こちらも目覚めたばかりの為、髪は下ろしたままの状態で欠伸をしながら振り返れば顔を見せた相手に「おはよう」と挨拶をそのままキッチンへ向かい湯を沸かし始め。)…コーヒー、紅茶、ハーブティー…どれにする?
(ポットへ茶葉を入れ、お湯を注げば室内に柔らかな香りが漂う。茶葉が開く間にフライパンを火にかけ、卵とベーコンを焼き始めればジュワッと軽快な音をたてる。皿にライ麦パンとレタスを数枚並べ、そのレタスの上に焼き上がった目玉焼きとベーコンを乗せれば相手の前に出して。)…朝ご飯、食えそうか?
他に食いたいとんあったら作るぞ?(皿を見つめたまま動かない相手に声をかけつつ悪魔は何を食べるんだろうかと眉を寄せるもの頷く様子にホッとして。相手の皿の横にフォークとナイフを並べて「召し上がれ」と目を細め。「な?ん」と甘ったるい鳴き声を聞けば慌てて別室へ。飼主の姿を見るなり不機嫌そうに鳴きながら足元をうろうろする愛猫の口元にペースト状の餌を持っていき。)…そう怒らないで…ほら、お食べ。
(大人しく朝ご飯を食べる様子を横目に餌を食べる愛猫に擦りつけば餌を取られると勘違いした愛猫に頬をかじられ。)…ッい"!(鈍い声を上げれば頬を押さえながら相手の向かいの席に座り両手を合わせ。)…いただきます。
………………。
(ルキアーノは何の変化もない表情のまま料理を食べ終わると「…ごちそうさまでした。……美味しかった。」とだけ小声で呟いて玄関の扉を開くと翼を広げ、「じゃあね。」軽く手を振ってばさりと空に飛び立ち)
…え、あぁ…またな。(相手の少し冷たくも感じる表情の動かなさに驚きつつも止める間も無く相手は飛び去ってしまい、先程まで相手が座っていた席をぼんやりと見つめて。)…弱ったな……調子を狂わされっぱなしだ。
…………。
(ルキアーノは珍しく不貞腐れたような表情のまま街灯の上に腰掛けていた。「いつもの元気はどうしたんだよ、ルキアーノ。」同僚はからかい口調ながらも心配そうに声を掛ける。「…別に?」)
…のんびりもしていられないな。(食器を片付け、身支度をすれば訓練所へと向かい。同僚と挨拶を交わせば自分の席へ。相手の朝の態度が気になり、席につくも終始ぼんやりしており同僚から心配そうに声をかけられてしまい。「何でもない」と返してはキーボードを叩いて。)
……そういえば、連絡先を聞いていなかったな。(相手との連絡手段がない事に気づけば溜息を一つ、「女の子ですか」とニヤニヤしながら話しかける同僚を無視し再びキーボードを叩いて。)
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