君の愛は、哀の色。

 君の愛は、哀の色。

名無しさん  2020-09-21 17:57:58 
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   痛々しいほどに綺麗だ


 >1 概要
 >2 提供
 >3 募集
 

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  • No.5 by 一途な女の子  2020-09-22 01:24:55 






名前/ 夏川 陽菜( なつかわ ひな )
学部/ 数学科3年

容姿/ 亜麻色の柔らかな髪は揺れる度にふわふわ動く。長さはセミロングで軽くパーマを。前髪は長いので編み込んだり流したりとその日の気分による。奥二重の目じりがやや下がった目元は柔和な印象が強い。日頃から健康を意識して毎日ランニングやストレッチにて体型をキープ。本当の理由は親友であったまゆりが細い為、彼女と同じ様に細くありたい。まゆりの彼氏であり、通して親友になった片想いしている彼の隣に居ても恥ずかしくない様に。それが細くあり続ける一番の理由。細身でも軽く筋肉がついていたりと健康的な細さ。肌は白く日焼けしにくい。髪や肌からは毎日女性らしくフローラルやシャボン系の優しく爽やかな香りがほんのりと。メイクは自然に優しく見せる為にナチュラルな感じ。私服はファッション誌や流行に左右されやすく、流行りのコーデを自分なりにアレンジしたり。シンプルで清潔感のある服装が多く、そこに女性らしさも忘れない。膝丈のフレアなど露出控えめなふんわりとしたスカート姿でいる事が多い。手先が器用で手足のネイルはプロ並み。

性格/ 好きになると一途に相手を想い続け、その人の力になりたいと切に願うような優しさがあり、一歩下がって歩くタイプ。表に出ることはあまりなく、影で相手を支えたり。お日様みたいに明るい親友のまゆりが隣にいる時は自然と笑えて明るくなれた。彼の前でも最近笑えるようになり、可憐でお淑やかが似合う。料理は苦手だったがまゆりのおかげで上達する。お菓子作りの方が特に上手くなり、マフィンやクッキーをよく作って二人にプレゼントしていた。

備考/ 一人称は『私(わたし)』。亡くなった彼女、花館まゆりとは高校時代からの親友で学部も一緒。大好きなまゆりを通して彼とも親しくなる。ずっと好きで彼を見てきたからこそ“振り”をして心ここに在らずの姿が痛々しく見え、そんな彼を放っておけなかった。好きであっても彼の支えになりたいという一心で、最初はまゆりのこともあり告白など考えもしなかった。しかし、親友として接していると気持ちが溢れてしまいそうになる。最近はその気持ちを必死に堪えている様子。まゆりを悲しませたくない、裏切ることなんてできない。だけど彼にはまゆりの分も幸せになって欲しい。






(/どこまでも純粋に彼女を想い続ける彼に感動し、彼を一途に想い彼女の身代わりになる決断をする募集キャラの女の子。一筋縄ではいかず、時に傷つき傷付け合うも純愛な物語に参加できたらと、恐れ多くもこうして声にしてしまい。背後様に比べたら繊細な心理描写は劣りますが、長さは中~長可能ですので。もしもの時はなるべく早く連絡したりと、報連相は怠りません。>1>3を読み当方なりに考えた募集の女の子は、こんなキャラクターになりました、如何でしょう!提出はプロフィールとしか触れていませんでしたので、サンプルとしてロルも必要でしたでしょうか?)




  • No.6 by 名無しさん  2020-09-22 12:38:18 




 ( / まずは、こんな精神状態ギリギリトピックに参加希望してくださってありがとうございます。誰も来てくれない可能性もあるなと思っていたので本当に嬉しいです……
 キャラクターですが、陽菜ちゃんドストライクでびびりました ( トピックに相応しくない言葉遣い )。プロフィールを見る限り大丈夫だとは思うのですが、念のためサンプルロルもご提出いただいて良いですか? )

 >> 夏川 陽菜ちゃん本体様

 

  • No.7 by 一途な女の子  2020-09-23 17:46:38 






サンプルロル/


( 今日は朝から大粒の雨で湿度も高めなのもありヘアケアは念入りに。長傘に雨粒が当たる音が響き、講義を終えて外に出るとトートバッグの中に入っている携帯電話が電話の着信を伝える。この着信は彼女──まゆり用に設定しているので画面に表示されている応答を笑顔で押す。音声が繋がり聴こえてきた声は彼女ではなく、彼女の母親の声であった。通話を終えてからの記憶が曖昧で、頭が真っ白になり何も考えられない。だってお日様のようにあたたかく、大好きなまゆりがこの世からいなくなった? 昨日の夜珍しく彼女の方からまゆりへ電話し、ついつい長電話になってしまった。大好きな親友との会話が昨日の夜で最後になってしまうなんて、信じたくない。しかし、それが現実。今辛いのはまゆりの両親だ。そして、彼氏である彼にもまゆりのことを伝えられているであろう。家族の次に今辛いのは彼だ。『会いに、行かなきゃ──』俯いていた顔を上げ前を向くとまゆりに連れられて何回かお邪魔したことのある、彼が住んでいるマンションへ走って向かう。きっと今誰かが傍に居てあげないと壊れてしまいそうで怖く、雨だという事を忘れ無我夢中で走り部屋の前へ到着する。一度深呼吸して気持ち落ち着かせてからインターホンを押し、扉が開いてくれるのを切に願った。 )





(/ お返事とロルが遅くなり、申し訳ございません!キャラクターもドストライクという泣いてしまうほどに嬉しいお言葉もいただき、感謝しかありません。
 上記のサンプルとして考えたロルは如何でしょうか?大好きな親友の訃報を聞き、彼氏であり片想い中の彼が心配になっていてもいられず部屋まで行ってしまい。この様な流れになります。情景や心理描写はトピ主様に劣りますが、大体こんな感じです。ロルを見て相性が心配になりましたらごめんなさい! ) 




  • No.8 by 名無しさん  2020-09-23 20:20:56 




 ( / サンプルロルのご提出ありがとうございます! 問題ありません。相性が心配になんてなるはずもありません。これからよろしくお願いいたします!
 サンプルロルについてですが、自分より他人を優先するような優しい陽菜ちゃんだからこそのロルだなあと思いました。自分の悲しいという思いより先に、彼が心配で走り出す。颯真が立ち直るまで、陽菜ちゃんは颯真の前ではまゆりの死について泣けなかったりするのかなあ、とか想像してちょっと切ない気持ちになりました。強くて優しくて健気な陽菜ちゃんが大好きです……
 ここではキャラクターの心情をメインに描いていきたいので、展開は無理に進めなくても大丈夫です。サンプルロルの展開からそのまま「私を身代わりに……!」とか言っちゃうと陽菜ちゃんがとてつもなく嫌な女に映ってしまうし、きっと颯真も怒り狂うので。キャラクターを曲げるような展開は無しで行きましょう。『自分を犠牲にしてでも想い人を支えたい』『でも自分のことを見てほしい』に加えて、陽菜ちゃんは『亡くなった親友の彼氏』という罪悪感もあり、どの場面でどの感情を優先するのかが相当難しいキャラクターではあると思いますが、丁寧に丁寧に、痛みも苦しさも愛しさも諦めも紡いでいけたらいいなあと思っております。
 長々とごめんなさい。改めて、これからよろしくお願いいたします……! )

 

  • No.9 by 一途な女の子  2020-09-23 23:19:11 




(/ ロルの方も問題なく相性に関して安心しました。こちらこそどうぞよろしくお願いいたしますね!
 陽菜は好きな人の前で恥ずかしい姿は見せられないという理由からきっと悲しくても泣けないのかもしれません。その分自宅でちょっと泣いたり。大好きな親友がもういないなんて。とまだ気持ちの整理ができていなく、性格的に受け入れるまで時間が掛かりそうですが、颯真くんの前では笑顔で元気に振舞ったり献身的に支えるイメージを抱いております。好きな人の前では強がって無理するタイプかもしれません!
 展開や物語の進め方についてもお気遣いありがとうございます。陽菜は性格から推測し勢いで『私を身代わりに!』とは言えないと思います!なのでその心配は初期段階では問題は無いと思われますね。多分、陽菜の発言や行動次第で物語が大きく変わりそうなので発言や行動は慎重に頑張ります!傷つき傷付けあって互いの気持ちを理解し、ゆっくりと距離を縮められたらと。痛みや苦しさを経て、最終的に颯真くんが再び愛する尊さを思い出し儚くも幸せなハッピーエンドに!
 こちらこそ長々と熱く語ってしまいごめんなさい!他に事前に話し合って決めておくことなどございますか? )



  • No.10 by 名無しさん  2020-09-24 00:03:30 




 ( / そうですね、陽菜ちゃんが身代わりになる過程くらいは決めておいた方が良いかもしれません……! 痛々しい颯真を見かねて「私をまゆりだと思ってもいいんだよ」と言ってくれるのか、壊れて陽菜ちゃんをまゆりだと思い込んでしまう颯真を否定せずに受け入れるのか……
 颯真側からすると、陽菜ちゃんがまゆりの身代わりなんかじゃないことも、傷付けていることも最初から分かっていた。けれど心に空いた穴があまりに大きすぎて、その優しさに縋ってしまった。身代わりとして接するうちに陽菜ちゃんに惹かれて行って、まゆりへの罪悪感で拒絶することもありつつも、最終的にはまゆりが居なくなった穴を陽菜ちゃんが埋める形でハッピーエンド。という流れを考えています。長い……
 陽菜ちゃん本体様のご意見も聞かせていただきたいです。開始まで時間がかかってしまって申し訳ありませんが、よろしくお願いします! )

 

  • No.11 by 一途な女の子  2020-09-24 00:37:17 






(/ 陽菜として考えると多分後者の颯真くんが受け入れられず心が壊れてしまい、陽菜をまゆりちゃんだと思い込んでそれを受け入れる。陽菜はそんな颯真くんの姿を見ていられず、どんな状況でも颯真くんと繋がっていられるのなら快く受け入れそうです。
 縋られ、求めて来る姿を見て陽菜はまゆりちゃんに対しかなり罪悪感を抱きながらも颯真くんの縋るように伸ばされた手を掴んでしまいそうです。時に拒絶されたり傷付けられても好きな人になら、という域まで達してしまったら異常ですよね。ですが、二人の関係はそんな感じかもしれません。陽菜は陽菜で颯真くんに縋っていそうなので。最終的に颯真くんが幸せならどんな結果になっても味方だからとか言い出したり。最終的にはまゆりちゃんが居なくなった穴を陽菜が埋める形でハッピーエンド。という流れは賛成です!
 仮初の恋人期間は様子みて普通に手を繋いでデートしたり、キスもアリですか?颯真くんは最初、手を繋ぐのも躊躇いそうですね。

 しっかり話し合いたいタイプですのでお気になさらずに! )




  • No.12 by 名無しさん  2020-09-24 12:27:16 




 ( / なるほど、そうなると颯真の心が決壊するきっかけが必要ですね。
 「大丈夫?」って気遣ってくれる陽菜ちゃんに対して、颯真が「もう疲れた」と返し、それを聞いて颯真まで居なくなると思った陽菜ちゃんが繋ぎ止めるようにぎゅって抱きしめる。それによってギリギリで保っていた理性やら何やらが吹き飛んで、錯乱した颯真が抱きしめたままの陽菜ちゃんのことを「まゆり」と呼んでしまい、陽菜ちゃんも身代わりになる決意をする。
 ……という流れを考えてみたのですがいかがでしょうか? キャラクターのイメージに合わない等ありましたら遠慮なく!
 仮初の期間は、颯真は陽菜ちゃんのことをまゆりとして扱う……と言うか、もう完全に自己暗示状態なので、まゆりに見えています。なので、手を繋ぐのもハグもキスも全く抵抗はなく、むしろ彼女にしか見せないような優しい顔をして陽菜ちゃんを傷つけてしまうかもしれません……

 ありがたいお言葉! じっくり話し合えるお相手様で本当に嬉しいです。 )

 

  • No.13 by 一途な女の子  2020-09-24 13:13:15 





(/ 陽菜はまゆりちゃんの訃報からある程度察していたのかもしれません。まゆりちゃんが大好きで、彼女を愛する颯真くんの姿を隣で見てきたので、その彼の心が壊れてしまうと安易にわかってしまったのかも。錯乱し、自己暗示状態の颯真くんに抱き締められながら、“まゆり”と呼ばれたら悲しくもそれで颯真くんが幸せならと強く決意し。想像された流れは正にこちらの想像通りでしたので是非そのままで!イメージ通りでしたので大丈夫ですよ! まゆりちゃんは颯真くんに対しどんな呼び方をしていたのか気になりまして、まゆりちゃんになりきる為参考までに教えてください!
 暗示が解けるまでは陽菜の事をまゆりちゃんに見えるという事ですね!なるほど。まゆりちゃんと颯真くんの二人が大好きなので、まゆりちゃんとして接してくる颯真くんの見たこともない笑顔を見られて悲しくもあり、嬉しさもあって複雑な心境ですが、陽菜ならきっと傷付いたという気持ちにはならないかもしれません。基本的に颯真くんが幸せならという女の子なので!

 いえいえ! やはり納得がいくまで話さないと気がすまないと言いますか、こうやってたくさん話すのが好きなのでいつの間にか長々となってしまい。始まる時はこのシーンから始まるなど決まっていたりしますか? )








  • No.14 by 名無しさん  2020-09-24 20:45:39 




 ( / あー、よかった!です! じゃあ最初はそんな感じで行きましょう。わたしのイメージとしては、まゆりが亡くなって少し経った頃、家に閉じこもっていた颯真が大学に出てくる辺りから始めようかなと思っております。
 まゆりの颯真の呼び方は『颯真くん』で考えていましたが、陽菜ちゃんも同じ呼び方をされる予定でしたら『颯くん』とかで差別化を図ってもいいかもしれませんね! 一応、大学に入ってから付き合いだした想定で、幼馴染みとかではありませんとお伝えしておきます!
 うう、健気……せつない……  陽菜ちゃんもまゆりとして扱われるうちに、自分をまゆりだと自己暗示をかけてメリーバットエンド、みたいな展開も考えましたが、駄目ですねこれはちゃんと幸せにしないと。

 わたしも色々と話せて楽しいです。ロルはサンプルロルのような書き方で行くか、もしくは書籍のように台詞だけを「」で囲む形式か、どちらが良い等ありますか? 無ければせっかく改行が出来る場所なので、後者で行こうかなあと考えていますが! )

 

  • No.15 by 一途な女の子  2020-09-25 00:06:17 





(/ 始まり方について把握しました! その間はメッセージでやり取りしていたという設定を入れても宜しいでしょうか? 陽菜はきっとメッセージして励ましたり、ごはん作りに部屋へ行ったりと甲斐甲斐しく接しそうでして!
 ではでは、交際するまでは『颯真くん』にして、仮初の交際後は『颯くん』呼びにしようと思います。まゆりちゃんと颯真くんの付き合い始めもわかりました!
 ハッピーエンドありがとうございます!  メリーバッドエンドもこの二人にはハッピーエンドになりそうですが、最終的には陽菜を愛して欲しいので…!

 何方も好みでして迷いましたが「」で囲む形式の方で表記お願いします! )




  • No.16 by 名無しさん  2020-09-25 00:38:25 




 ( / もちろん大丈夫ですし、陽菜ちゃんらしくて素敵ですが、颯真はほとんどメッセージを返さなかったり、インターホンを鳴らしても出て来なかったりと放っておいてくれオーラ全開で突き放してしまいそうですが大丈夫でしょうか……?
 呼び方りょうかいです! あ、颯真からの陽菜ちゃんの呼び方は『陽菜』と呼び捨てにしようと考えているのですがいかがでしょう?
 そうですよね、陽菜ちゃんみたいな子は報われなきゃですよね……!!

 ありがとうございます! そろそろ出だしのロル作成に取り掛かるので、少々お待ちください! )

 

  • No.17 by 一途な女の子  2020-09-25 11:40:48 





(/ 大学に戻るまではショックからメッセージも殆ど返信はなく、部屋へ行っても高い確率で応答は無いがたまに開けてくれて、中へと通され。会えて嬉しくたくさん会話したいが、放っておいてくれオーラにぐっと堪えてその時は食事を作るだけですぐに帰り。突き放される事は覚悟していたと思うので、陽菜なら大丈夫ですよ!好きな人の顔を見られただけできっと喜ぶような女の子ですから!
 颯真くんから名前の呼び捨ては大歓迎ですので!多分、今までずっと颯真くんからは苗字で呼ばれていたと思うので、名前で呼ばれただけで大喜びしそうです!
 純粋な颯真くんには今度こそ幸せになってもらいたいので、ハッピーエンドに喜びが止まりません!

 初回についてありがとうございます! お待ちしておりますね! )





  • No.18 by 名無しさん  2020-09-26 04:35:11 




 ( / 始める前に、改めて颯真のと、まゆりのプロフィールをば! 変更可能ですので、要望等あれば仰ってください。 )




名前/ 柊 颯真( ひいらぎ そうま )
学部/ 文学部3年

容姿/ 夜を溶かしたような黒髪。前髪が少しだけ長めだけれど、清潔感を損なわない長さに整えられている。目尻がすっと切れ長になった目元は憂いを帯びて、アンニュイな表情をつくっている。鼻筋は通っていて、唇はやや薄め。体格は細身で、がっしりというよりは、しなやかな筋肉がついている程度。身長174cm。全体的に、『綺麗』『繊細』という言葉が似合うような風貌だが、肩幅の広さや手の大きさ等にはしっかりと男性らしさが顕れている。ただ、最近は彼女を亡くしたショックで食欲も無く、不健康な域まで細くなっているよう。服装は、飾り気のないシンプルな服装を好み、柄物よりも基本は無地。アクセサリー等も腕時計以外は身につけていない。

性格/ 一般的な大学生よりも、少し落ち着いていて、大人びていて、皆の中心でワイワイ騒ぐより、一歩引いて物事を俯瞰するタイプ。かと言ってノリが悪いのかと言われればそうでもなく、わりと付き合いは良い方。冗談もよく言うし、ちょっとした揶揄いも皮肉も親愛の表現として用いている。比較的どんな人とも上手く付き合っていく事ができ、他人と程良い距離感を保つことが得意。周りをよく見ていて、小さな事にも気がつく気配り上手。文学部に所属しているだけあって、ニュアンスにまで気を遣うほど言葉の使い方には慎重。他人の感情を読み取る事も得意で、感受性豊か故に無意識に寄り添ってしまいやすい。そんな繊細さが彼を優しい人にしているのだが、裏を返せばそれは脆さにもなってしまい。彼女を亡くしてからは何もかもが投げやりで、笑うのも怒るのも “振り” をしているだけ。心ここに有らず。追い掛けるよりも追い掛けられる恋愛をすることが多く、事実、花館まゆりとの交際も彼女からのアプローチによって成立していた。誰にでも優しい彼だが、彼女には特別優しく、そして誠実。恋愛面でもそれ以外でも、他人の感情には敏感なくせに、自分の感情や自分に向けられる好意には鈍感という、何とも狡い人。


 、


名前/ 花館 まゆり( はなだて ーーー )
学部/ 数学科3年

容姿/ 肩甲骨の下辺りまである、香染の滑らかな髪。前髪は眉下まで下ろしてふんわりと巻いている。その下から覗く瞳は、髪より少し深い色で、綺麗なアーモンド型。通った鼻筋に、桜色の唇は上品な大きさ。白く柔い肌をしており、身体つきも女の子らしく華奢なために、容姿だけ見れば何処かのお姫様のよう。身長は162cm。服やメイクにこだわりがあるタイプではなかったため、似合うと言われた服やメイクを突き詰めた結果、性格とは正反対な儚げな容姿を完璧に作り上げてしまった。

性格/ 儚げな風貌に反して、さっぱりとした性格。決して愛想が悪いわけでも、誰かと積極的に衝突するわけでも無いが、思ったことはある程度正直に言ってしまうし、嫌だと思ったことははっきりと拒否する。自分の芯がしっかりとしていて、周りに流されるだとか、誰かに貶されて自信を無くしてしまうなんて事とは無縁。そんな堂々とした姿が我儘に映り、彼女のことを毛嫌いする人も一定数居るが、また憧れの対象とする人も一定数居て、好き嫌いの分かれるタイプ。実は研究者気質で、一つのことに没頭すると周りが見えなくなってしまう節があり、そんなところも彼女の評価を両極端に分けていた。誰にでも気さくに声を掛けられるために顔は広いが、本人は狭く深くの付き合いを好み、親友や彼氏との時間を何より大切にする。そんな彼女も、好きな人の前では恋する乙女で、相手の言動に一喜一憂したり、可愛らしく甘えてみたりと柔らかな一面を覗かせる。それでも芯の部分は変わらず、四六時中べたべたとくっつくようなことは無い。適度な距離感が、二人の交際を上手く進められた要因なのかもしれない。

備考/ 酷い雨の日、彼氏の家へサプライズ訪問しようとしていた道中に、スリップした車に轢かれてこの世を去った。その車の運転手も、打ちどころが悪く亡くなってしまったらしい。

 
 

  • No.19 by 柊 颯真  2020-09-26 04:38:03 




 踏切の前で足を止める。不快な警報音が鳴って、赤色が明滅を繰り返す。……今、ここに飛び込めば**るのだろうか。起きているはずなのに、まだ眠ったままのような、ぼんやりとした頭でそんなことを考えていた。目の前を電車が通り過ぎて行く。俺はそれをただ見つめて、ようやく遮断機が上がった道を、一歩踏み出す。死ぬ気力すら、今の俺には残っていなかった。
 『そろそろ大学に出てこないか。花館のことは残念だったけれど、柊には柊の人生がある。花館だって、君がこのまま萎れていくことなんて望んでいな』──昨日の夜、電話で教授から言われた言葉がふいに頭に蘇る。最後が途切れているのは、俺が通話終了のボタンを押したからだ。あんたにまゆりの何が分かるんだ、と言ってやりたかった。けれど、教授の言ったことはきっと真実だ。引きずるような足取りで大学構内に入る。講義に出る前に、教授に昨日のことを謝りに行かなければ。そして、大学を休んでいた間、ずっとメッセージをくれていた彼女のところにも。そう思ってはいるものの、足が鉛のように重い。もう、何もかもが色褪せて灰色なのに、彼女との思い出だけが色鮮やかにこの場所に残っている。惰性だけで動き続けていた足が、前に出なくなる。立ち尽くす。
 ──君が居ないと、俺は一人で歩くことも出来ないみたいだ、まゆり。


 

  • No.20 by 夏川 陽菜  2020-09-28 16:01:03 





 スマートフォンに内蔵されているアラーム設定機能にて指定した時間に音が鳴り、瞼が開かれた。
 朝起きて先ず初めに、ベッドのヘッドボードに置かれたスマホへ触れてメッセージを確認する。それが彼女、夏川 陽菜の日課になってしまった──あの日を境いに。
 『今日もメッセージはなし、か。既読になるだけでも嬉しいことなのだから!』心の内側へ言い聞かせる様に口を動かす。
 今日は朝早くから講義があるため早起きして身支度整える。メイクもバッチリ、ドレッサー前にて洋服へほんのりと桜香るフレグランスをひと吹き。甘い香りが室内へゆったり充満していく。充満された香りが薄れゆくのと同時にトートバッグを持ち部屋を施錠した後、大学へと向かう。
 学校の敷地内に内へ入り、建物へ近付くにつれて学生の声が増していく。何時もなら隣には大好きな親友のまゆりが居て、お喋りしながら歩いている筈。その親友がもうこの世には居ないという現実を受け入れられずにいる。まだ信じられないよ──まゆり。周りの声を遮断する様にひとりぼんやりと足を動かし、構内へ入るとその途端足が止まる。
 周りの景色は全てモノクロに映っていたのだが、其れが一瞬にして彩られた。後ろ姿だけだが陽菜には誰だかわかり、目の前に居るのは彼女が現在片想いしている柊 颯真だ。彼だけが鮮やかな色彩を放ち、陽菜を魅了する。
 どんな言葉で話し掛けようか。
 颯真を傷つけては駄目だという制限掛かり、陽菜は直ぐに言葉が出なかった。戸惑いながらも彼女の身体は自然に動き出す。ただひたすら一直線に颯真へと向かって歩き、視界へ映り込むよう目の前まで移動すると、足が止まる。
 『颯真くん、おはよう!久しぶりに今日、食事作りに行っても良いかな?』彼女は屈託の無い笑顔で颯真に話し掛けた。 『だいぶ上達したから今度こそ美味いって言ってもらえるはずだよ!』 楽しげに意気込みつつ陽菜は彼の隣へと並ぶ。
 





  • No.21 by 柊 颯真  2020-09-28 19:50:29 





 目の端で、柔らかな髪がふわりと揺れて、微かに春の香りが漂う。色鮮やかな思い出の中に、彼女が現れる。──一瞬、まゆりが帰って来たのかと思った。しかし、そこに居たのはまゆりではなく、彼女の親友の夏川陽菜だった。『……陽菜』、ぽつりと彼女の名前を呼ぶ。その声には、落胆の色が混じってしまっただろうか。陽菜は今日も変わらず、清楚で、可愛らしく、そして健気だ。まゆりが居なくなって辛いのはきっと彼女も同じなのに、俺を気遣って努めて明るく話しかけてくれる。それが分かるから、俺も笑った顔をつくる。けれど、俺が今一番会いたいのは、愛しいのは、彼女ではない。

「 ……ごめん。今はあまり食欲が、 」

 最初は断ろうと思った。まゆりが居なくなってから食欲も無く、まともに食べ物の味なんて分かる気がしなかった。しかし、大学に来て、押し潰されそうな程のまゆりとの思い出に触れたからだろうか。またあの一人きりの部屋に帰り、まゆりのことを考え続けるのは、辛いを通り越して怖い気さえした。『……やっぱり頼んでもいいかな』。一度切った言葉の後に、訂正するように続ける。陽菜と二人並んで歩く講義棟への道程は、先程よりほんの少しだけ足取りが軽くなった気がした。




  • No.22 by 一途な女の子  2020-10-01 12:50:22 




(/ お世話になっております。そしておまたせしておりまして申し訳ありません。
 諸事情によりあと二日程かかりそうでして、もう少しお待ちいただけたらと。すみません! )




  • No.23 by 名無しさん  2020-10-01 20:09:39 




 ( / こちらこそお世話になっております。そして、わざわざご連絡ありがとうございます。
 お相手をしていただけるだけで有難いので、返事は余裕のある時で大丈夫ですからね。お待ちしております! )


 

  • No.24 by 名無しさん  2020-11-09 19:52:38 




 ( / んー、再募集! ここで話し合いをして、決まったらトピックの作り直し、になるかな……? )

 

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