共依存性（〆）

フリーって事は、聖也が土日ずっと家に…、へへ…。…偉い幼馴染みへのご褒美は言葉だけ？

( 2人の時間を貰うには最低でも一週間は我慢しないといけないと予想していた為に、この週末が休みだという返答を信じられない様子で。しかし心底嬉しそうな相手な顔を見ればそれが夢でも嘘でも無い真実なのだと、思わず釣られてふにゃりと柔らかい笑みを浮かべ。髪への口付けと一緒に過ごせる喜びを受けた事で堪えていた自制心の枷が外れたのか、再び相手の背中に両腕を回してソファに座らせ、体格差を活かし向き合うように前から顔を覗き込んで。1人で家にいる間、相手は自分の知らない時間を過ごしている。その事に感じる不満と寂しさを溶かすには言葉だけでは全然足りないと、自身の顔を相手の口元へと近付けて何よりも分かりやすい素直な愛情を求めて。)