褒めてるだけなのにな。( くつくつと愉しげに喉を鳴らす。拒絶はしない。かと言って靡くわけでもない。そんな絶妙な距離感が、彼女への興味を更に駆り立てる。……うん、決めた。次はこの子にしよう。誰に言うでもなく、静かに心を決める。砂糖の有無にははっきりと「いらないよ」と答え、カウンターにゆったりと頬杖をつくと、紅茶を口に運ぶ彼女をじっと見つめて。 ) >> 知里ちゃん( >>378 )